「ロケフリTV」カテゴリーアーカイブ

米ソニスタにバイオブランドのロケフリベースステーションの情報が…

久々のロケフリネタなんですが、asamiさんからこんなお便りを頂戴しました。(毎度毎度、感謝でございます!)

日本での展開はわかりませんが、次期ロケーションフリーLF-V30がバイオブランドで販売されるようです。既に幾つかのウェッブサイトで紹介されていますが、米国ソニースタイルのロケーションフリーの販売ページでバイオロゴ入りのロケーションフリーの画像が見れると思います。

lfv30.jpgということで、米ソニスタのサイトをチェックしにいったら、こんな(→)製品画像が…。確かにVAIOロゴがうっすらと…。丸みをおびた本体フォルムが今までのベースステーションとは異なりますね。サイズもコンパクトになったのかな…。ただ、この画像をクリックしても現行の製品情報に飛ばされるだけで詳細は見あたらず…。バイオのアクセサリーページを見ても見あたりません。ということで、サイト全体で検索かけてみたら…出てきました!

LF-V30 LocationFree® Base Station

英文の詳細をざっと読んだ限りでは、現行のラインナップとの違いはなさそうな…。サイズの記述も無いし…。自分の英語読解力に問題があるかもしれませんので、何か気がついた人がいたらつっこんでください。

ちなみに、バイオブランドを付けたのは米国で発売しているバイオにロケフリプレイヤーがバンドルされているからですかね。そうすることで販促がしやすくなるのかもしれません。

さて、日本でも同様の展開はあるのでしょうか…。

lfv30_1.jpg

【追記1】米ソニーにプレスリリースが掲載されていました。価格は250ドルで9月発売とか>Media Alert: Sony to Market LocationFree “Place-Shifting” Products Under VAIO

【追記2】AV Watchでもニュースとして取り上げられました。現行品と違いはないものと思っていたら、コンポーネント入出力端子が追加されHD映像の入出力(ストリーミングはSD画質)にも対応、テレビチューナー無しというスペックのようです>米Sony、コンポーネント入力装備のロケフリ用ステーション

新型PSPで真のPS3版ロケフリがいよいよ実現か~PSPに直接動画をダウンロード可能なSIDE TUBE最新版にも注目

昨日、E3のプレスカンファレンスを皮切りに、日本でも電撃的に発表された新型PSPですが、SCEの今後のビジネスを占う意味でも、ライバル各社の動向にも注目しておきたいですよね。ということで、わかりやすい解説記事がインプレスWatchにあるのでブックマーク。

PSPは薄型へ、Xbox360ではディズニー映画配信開始 E3 2007から見る「ハイデフ世代」ゲーム機のAV
Wiiとホームを意識し始めたMicrosoftのXbox 360戦略後
任天堂、「E3 Media Briefing」Wii向けの新作をメインに展開 「任天堂=未来」が今後のコンセプト

全部インプレスの記事ですが、上から順に、AV Watch(西田宗千佳さんのRandomTracking)、PC Watch(藤弘茂さんのWeekly海外ニュース)、GameWatch(編集部)の順とということで、同じインプレスの中でも取り上げられるメディアが違うのがこれまた面白いです。

マイクロソフトの動きはともかく(日本人なので軽くスルー)、勢いに乗る任天堂はまさに我が道を行くですね。リビングの中心にWiiを置いてもらうため、毎日電源を入れてもらうため、あの手この手で攻めてます。フィットネス用のコントローラーの開発を含め、もはやゲーム機の範疇を超えちゃってますよね。

それはさておき、西田宗千佳さんのRandomTrackingではPSPのUMD Videoの現状についても触れられていますね。新型PSPにビデオアウト機能が付加された理由について、UMD Videoビジネスが相対的に弱体化していることと無縁ではないとおっしゃってます。

UMDビデオのビジネスが小さくなっている以上、そのコピー防止に必要以上に神経質になるのではなく、ユーザーの希望を重視しよう、ということになったのであれば、まことに喜ばしいことである。ちょっと回りくどいやり方ではあるが、PSPをテレビにつなぎ、さらにPS3とリモートプレイでつなげば、世界中どこからでも、自宅内の映像や音楽、写真をみんなで楽しめるわけで、旅行時などに威力を発揮しそうだ。

UMD Videoをテレビに出力して見るならDVD買った方が幸せなんじゃないかという話は別にして、PS3に蓄積したコンテンツをリモートで大画面で楽しめる、いわゆるPSP+PS3の組み合わせによるロケフリの実現が視野に入っているということなんですね。新型PSPの発売に合わせて、リモートでPS3を起動できるようになるんでしょう、きっと。となると、次はPS3側にため込む、もしくはリアルタイムでストリームするコンテンツですね。eyeVioとの連動なども視野に入っているのかもしれませんよね。

動画配信といえば、通勤ドットコムさんのメディア専用ブラウザ「SIDE TUBE」がバージョンアップしました。このバージョンから、動画共有サイト(Youtube、Dailymotion、Stgae6、eyeVioなど合計16サイト)から、連続的にダウンロード・エンコードできる機能が追加されています。さらに、PSPでは直接動画を保存可能とか。なお、エンコード・転送には別途エンコーダの入手が必須とのこと。いやー、素晴らしい。SCEももたもたしていられませんよ~っ!

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ロケフリTVボックスの画質について

ハイビジョンスゴ録やBRAVIAの20インチ導入を機に、ロケフリ環境を再構築したSPA家でございますが、前回のエントリーから早3ヶ月。各クライアント機器の再生画質や設定について、別途個別にエントリーするなどと予告しておきながら全く手つかず状態。ていたらくというか、おおまかというか、いい加減というか…。

ということで、若干反省(若干かよ)。今さらではありますが、久しぶりのロケフリネタとして、主にLF-BOX1をBRAVIA20インチに繋いでみた場合の画質について書いてみたいと思います。

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ソースはスゴ録「RDZ-D900A」のテレビ録画。素材はSPA家では今クールNo.1の「帰ってきた時効警察」のワンシーン。左がBRAVIAにS端子で接続しているLF-BOX1で、画面はフルにしています。右がリビングの32インチWEGAでD4接続のスゴ録映像。いずれもスクリーンショットではなくデジカメで撮影した画像です。LF-PK20→LF-BOX1は無線LANで最高のクオリティ(MPEG2)が出ているはずですが、VHSビデオのクオリティに近いという印象。

画面にぐっと近づいて撮影してみるとよくわかります。左がBOX1/S端子/BRAVIAの画像で右がスゴ録/D4端子/WEGA。BOX1経由の映像は赤みが失われているのと、全体的にもやーっとした感じがしますね。でも個人的には十分許容範囲。20インチクラスのテレビでの視聴ならそれほど気になりません。

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あと、これはロケフリベースステーションの仕様なんでしょうね。外部入力の映像がオーバースキャン気味に表示されます。上の画像を見ていただければおわかりいただけるかと。気になる人は気になるかもしれません。参考までに、X5とPSPでも比較してみましたが、BOX1同様にオーバースキャン気味に表示されていることがおわかりいただけると思います。

lfblog_070527_5.jpg(X5)

lfblog_070527_6.jpg(PSP)

いずれも微妙に違うのがなんとも気持ち悪くもあり面白いですね。ちなみに、我が家のテレビはどれもフルHD対応でないので、ドット・パー・ドットもなにも関係ないのですが…。

そんなこんなで、3ヶ月ぶりのロケフリ体験レポートになりましたが、本エントリーを最後にSo-net Blogのサマリーサイトについては終了させていただきます。なお、So-net Blogの方は後ほど、サマリーのサマリーじゃないですけど、過去のエントリーの見出し一覧を作る予定です。今までおつきあいいただき、ありがとうございました!

それから、RBB Todayにロケフリに関する増田和夫氏のコラムが掲載されています。GW中に公開されていたようですが今の今まで気がつきませんでした。開発秘話も載っていますのでロケフリファンは是非ご一読を。

ロケフリはどこまで家電になったのか?ロケーションフリーベースステーション「LF-PK20」の進化をチェックする

初号機の開発は電話機部門のスタッフが担当して、当時社長だった出井さんからのリクエストで始まったプロジェクトだったんですね~。リモコンコードの手作業による追加も驚き。地味な作業だけど立派です!また、「ハイビジョンのワイヤレス伝送にも課題はありますが、時代の要請であり、お客様のご要望としても多いことは十分に理解していますので、検討は進めています」というコメントから今後のロケフリの展開が読み取れますね。

ロケフリプレイヤーMac版がソニスタで買えるようになっていたのね…

ロケーションフリープレイヤー Mac用icon

iconicon今の今まで全く気がつかなかったのですが、3月末からソニスタでMac版のロケフリプレイヤー「TLF-MAC」のダウンロード販売が始まっていたのですね。価格は税込2,973円とWindows版同様にパッケージ版と同等の価格。ちなみに、PK20を認識可能なバージョン1.0.3です。

Windows版の「LFA-PC20」はとっくにAVC対応を果たしましたが、Mac版は相変わらずというのが悲しいですね…。お願いしますよ、加賀電子さん。また、参考までに、以前書いたMac版関連のエントリーもご紹介しておきます。

【関連リンク】
Mac版ロケフリプレイヤーを試す
ロケフリ「LF-PK20」にMac版プレイヤーとX5のモニターを登録

デジタル放送時代のロケフリのあり方は?

テレビ局を震撼させた「まねきTV裁判」の中身

小寺信良氏が「まねきTV裁判」でテレビ局側が勝てなかった理由を考察。ロケフリの製品コンセプトが今回の判決結果に大きく関わっていることがよくわかります。また、放送機器メーカーとしてのソニーと放送局側の関係についても書かれていて興味深いです。まさに小寺さんならではですね。また、次の課題はデジタル放送として、「ソニーとしては、デジタル放送対応ロケフリの開発にも意欲的」とのコメントもあります。ただ、いまだデジタル放送の外部伝送は、「誰も踏み込んだことがない領域」とか。

TV局公認!ロケフリ+YouTube的な番組共有サービスの衝撃

こちらは江口靖二氏のコラム。ソニーのロケフリのライバル米Sling Media社の「SlingBox」を使う米国の番組共有サービス「Clip+Sling」について解説。番組を「みんなで弄る」という新しい楽しみ方で、違法という発想がそもそも存在しないのだそうです。なにより局が自ら主導している点が日本とは大きく異なるとして、業界に与えるインパクトがとても大きいとしていました。

また日本では、「スカパー!」をケータイやゲーム機などの小型端末向けに配信したり、P2Pを使って低コストに多彩なコンテンツを配信する個人向けサービスの開発計画なんてのも出てきているようです>携帯端末やP2Pでも「スカパー!」

以前はデジタル対応のロケフリを!なんてことを口にしていましたが、最近はちょっと考え方が変わってきました。ロケフリの神髄は場所だけでなく時間にも縛られないことであって、実際にはアナログとかデジタルをあまり意識しなくてすむことなんじゃないかなあって思います。現行のロケフリでも、間にアナログ変換が入りますが、外部機器として接続したデジタル放送対応機器の番組を問題なく視聴できますからね。なので、デジタル放送時代はクライアント機器を含めた画質のクオリティ勝負の時代なんでしょうね。

それはそうと、2台のロケフリをテレコで繋いだら、1つのソースを同時に2つのクライアント機器で視聴できるのですが、もしかしてこれって違法なんですかね。なんだかわけがわからなくなってきました…。

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FOMAでも高画質な動画をリアルタイムに伝送するロケーションポーターサービス

高品質映像のリアルタイム伝送で簡易中継の世界を広げる“LocationPorter(ロケーションポーター)”サービス開始(Sony Japan)

ソニーは、FOMA回線やブロードバンド回線を利用し、安定した高品質映像をリアルタイムに伝送するシステム、“LocationPorter(ロケーションポーター)”サービスを3/15より開始すると発表しました。緊急性、即時性が求められるシチュエーションで、ロケーションポーター・ソフト搭載のノートPCとDVカメラという必要最低限の機材で高品質な映像伝送による現場中継が可能になるそうです。

ロケーションポーターの伝送映像は、H.264/AVCによる映像圧縮方式を採用。これにソニー独自開発の高画質アルゴリズムと、QoSを組み合わせることで、FOMA回線の帯域でもハイクオリティを保ち、また変動するIPネットワーク伝送環境においても安定した映像伝送が可能とか。また、同サービスは専用アプリ搭載PCなどをレンタル方式で提供、価格はサービス利用期間により異なるとか。

ロケフリで培った技術がプロ用の放送機器にも応用されるということでしょうか。FOMAの帯域で使えるということは、ゆくゆくはドコモの携帯電話でもロケフリが使えると考えて良いのかも。もちろんその場合はパケット定額が適応されないと大変なことになっちゃいますが…。ちなみに略すと「ロケポー」ですが、やっぱり商標取るんですか、ソニーさん。

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