「ロケフリTV」カテゴリーアーカイブ

Sony Dealer Convention 2007 視察レポート(3)~ロケフリ編(前編)

Blu-layディスクレコーダーに続く、映像系最後の展示はロケフリコーナー。待望のハイビジョン対応ということで、さぞやスペースを割いて紹介しているのかと思いきや、意外にあっさり。テレビとレコーダー(もちのろんでBlu-ray新製品)を含む送信と受信のセットが2組、それも隣接の展示となっておりました。一組は壁面をしょわせ、グラフィックの助けを借りて部屋が違っていることを視覚的に表現していました。

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今回のロケフリ Home HDの最大の売りは、MPEG-4 AVC採用もさることながら、ハイビジョン映像を安定してワイヤレス伝送するために搭載したセクターアンテナであります。しかも6本。外観からはそれだけの数のアンテナを内蔵しているようにはとても見えないのですが、入ってるらしいんですねコレが。

sdw2007_14.jpg実際、中身は上部がほとんどアンテナのパーツでそれだけでもかなりのスペースを占めるそうです。そして、それだけのアンテナを内蔵するがために、今回のようなデザインになったとも言えそうです。前面のパネルこそRがかってますが、全体的には四角四面で、PK20と比較すると凝ったデザインとは言い難いのですが、ロケフリは送信機も受信機も隠そうと思えば隠せるものだし、普段はあまり意識しないもの。変な主張が無いからこそ、どんな環境にもマッチするのかもしれません。

さておき、実際のハイビジョン転送は非常にキレイでした。以前、PK20とTVボックスの組み合わせで、リビングにあるスゴ録のハイビジョン映像を寝室のBRAVIA20インチに飛ばして、どんな映像になるかというのを体験レポでお伝えしましたけど、それはもう段違いの美しさ。んなこと説明するまでもない。当たり前ですね。

で、今回のHome HDで最も気になるのが先述のセクターアンテナの感度であります。これもまあ当然といえば当然ですよね。送信機と受信機が対になった排他のシステムですし、ネットワーク非対応なのでワイヤレス以外の伝送手段を持たないからです。家の中で実際に使う場合、間取りによっては壁や床が障害物になるでしょうし、それ以外にもPC用に無線LANのアクセスポイントやPS3などの無線LAN対応ゲーム機、そして電子レンジなどの電波障害・混信を引き起こす機器が混在した環境で果たして安定した伝送が可能なのだろうかという疑問がわいてきます。

ただ、上に書いたとおり、展示では2組のセットの送信側と受信側を隔てる障害物が用意されておらす、それぞれの距離も非常に近いという状況。事業部予算の関係から、スペースが確保できず、そういう展示方法が実現できなかった・・・かどうかは定かではないですが、その辺のことを聞くべきなんだろうと思いつつも、写真を撮ってるうちにその会場の制限時間(13時)となってしまい、その場で詳しい話を聞く時間が全くとれなくなってしまいました。

ということで、ロケフリコーナーは実質的に、説明員の方にご挨拶して、テレビに映る画像を確認しつつ、本体の写真を数枚撮っただけで終わってしまいました。もうダメダメじゃん、オレ・・・。

sdw2007_15.jpg幸い、14:30からロケフリ関連セミナーが受講できるので、詳しい話はそこで聞けるだろうということで、ロケフリコーナーを飛び出し、ソニーのサッカー日本代表応援プロジェクト”project Blue(プロジェクトブルー)“コーナー(右の写真)を素通りして、カメラ/VAIO/オーディオが展示されている次のコーナーへと足早に移動しました。

とここまで書いて思い出しました。コーナーを立ち去る間際、説明員の方に確認したことがひとつだけありました。

Blu-layディスクレコーダーの映像を送信機のD端子に、その送信機からD端子の返しを受けたテレビと、ロケフリHDの受信機にHDMI(Dかも?未確認です。すいません)で繋いだテレビで同時に同じ画音が出るのかということ。それが一番上の左の画像なんですが、結論から言うと写真そのままの通り、出てました。メーカーまたは機器の設定によってもポリシーが変わるようなのですが、ソニー的にはOKらしいです。著作権うんぬんの話も問題ないみたいです。ロケフリHDが家庭内という閉じた環境下で使われるからなんでしょうね。

ということで、あまりこういう使い方をする人はいないと思うのですが、ここまでのダメダメな自分の視察過程の中で、HD版のロケフリでも録画した番組などを2つの部屋(2台のテレビ)で同時に楽しめますよ、と皆さんにお伝えできることだけが救いです。

(次回カメラ/VAIO編に続く予定。また、ロケフリ Home HDについてはセミナー編を後編として詳しく紹介予定です。にしても、撮影OKってのは結構痛し痒しですねー。撮影だけなら問題ないのですが、実機に触る、またはデモしてもらう、そして説明員さんの話を聞く。なんて流れだとあっという間に時は過ぎてしまいます。結局それが後々大変な事態を引き起こすのですが、その顛末については次の次ぐらいで明らかになります。)

MPEG-4 AVC/H.264伝送に対応したロケフリプレイヤーMac版が登場

加賀電子、Macintosh専用ロケーションフリープレイヤーソフト「TLF-MAC2」をTAXANブランドで発売(加賀電子のプレスリリース・PDF)
ロケーション フリー プレイヤー Macintosh版のページ(オフィシャルサイト)

本家のWindows版に遅れること半年以上、加賀電子さんがMPEG-4 AVC/H.264対応のMac版のロケフリプレイヤー「TLF-MAC2」を発表。9月中旬発売予定で、価格はオープン(3,500円程度らしいです)。動作条件は、MacOS X(10.3.9~10.4.x)でQuickTime 6.5.3以降がインストール済みのCPUクロックスピードが1GHz以上のMac。

TLF-MAC2.jpg新ソフトの主な特長は、LF-PK20でのMPEG-4 AVC伝送以外に、ビデオ入力時の16:9 画面対応、学習リモコン機能、画質調整機能などで、Windows版の「PC20」と比べても遜色のない内容となっています。

なお、プレスリリースを読む限り、ダウンロード版についてのアナウンスは特に行われていません。初代のこともあるので、そのうちソニスタからもダウンロードできるようになるのでしょう。

いやー、自分はてっきりもう出ないものかと思っていましたから、加賀電子さんに拍手を送りたいです。でも、オフィシャルサイトのデザインは相も変わらず・・・。改行ぐらいちゃんとしましょうよ。

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リビングのHDコンテンツを他の部屋で楽しむハイビジョンロケフリが登場

いよいよ、ハイビジョン映像も家庭内ワイヤレスで飛ばして別の部屋で楽しめる時代に! 機器をつなぐだけの簡単設置「ロケフリ Home HD」発売(ソニードライブ)

ソニーは、「ロケーションフリー」の新商品としてハイビジョンワイヤレスリンクセット”ロケフリ Home HD”『LF-W1HD』を12/1に発売すると発表。あらかじめ、送信機と受信機がセットになっていて、リビングにあるHDDレコーダーやCATVチューナーなどのハイビジョン映像をワイヤレスで送信し、別の部屋のテレビでハイビジョンのまま受信・視聴できるというもの。また、送信機と受信機それぞれを機器と接続して電源を入れるだけの簡単設置で、ハイビジョン映像のワイヤレス環境が整うとしています。オープンプライスですが、市場推定価格は50,000円前後。

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今回の「ロケフリ Home HD」は、業界初のハイビジョン映像をワイヤレス伝送するシステムということで、送受信機上部それぞれにアンテナを6本も搭載。使用環境に合わせて最適なアンテナを自動選択し、ハイビジョン映像をワイヤレスで安定伝送できるそうです。高速・複雑な信号処理を必要とするハイビジョン信号のMPEG-4 AVCエンコードを可能にしたソニー独自のLSIを搭載。1080iのハイビジョン信号を高画質のまま圧縮しワイヤレスで安定伝送するそうです。

また、付属のリモコンを使って、送信機に接続されている機器のリモコン操作ができるほか、リモコンスルー機能で送信機に接続するビデオ機器などに付属しているリモコンを使って、そのまま受信機から遠隔操作することも可能とか。入出力端子は、送信機側にD端子の入力(D4)と出力(D4まで)がひとつずつ、受信機側にHDMIとD端子(D4まで)出力をそれぞれひとつずつ搭載しています。

現行のロケフリで好評を得たTVボックスとベースステーションを一組にしてハイビジョン化したようなイメージですね。ただ、著作権保護のこともあるのか、家庭内LAN経由で伝送するのではなく、受信機と送信機が一対一でつながる閉じたシステムを採用しているのが大きな違いですね。だからこそロケフリのHD化が実現できたとも言えそうです。

ということは、今回の送信機(ベースステーション)に対応したPC用とPSP用のプレイヤーソフトは出てこないという可能性がありますね。というか、特に記載がないので実際にそうなのかもしれません。ちなみに、今回の「ロケフリ HD Home」の発表により、現行のネットワーク経由で伝送する仕組みの商品が「ロケフリ Network」という名称でカテゴライズされたようです。

発売が12/1とまだまだ先ですが、個人的には非常に楽しみな商品であります。ただ、送信機に繋ぐ機器のケーブルのやりくりはかなり面倒なことになりそう・・・。

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無線LAN搭載のソニー製品をフル活用

簡単! 便利! 「無線LAN」でデジタル機器をフル活用

BCNランキングが無線LAN搭載のデジタル機器を特集。ソニー製品では、サイバーショットG1、Wi-Fiオーディオ「WA1」、ロケフリ+PSP、myloが取り上げられました。ちなみに、myloは「無線LAN対応機器の変り種」として取り上げられてます。

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紹介されている商品の半数以上がソニー製品という事実にも驚きですが、ビジネスとして終わってしまったものの、クリエがどの機器よりも先んじて無線LANやBluetoothを搭載してきたという事実も忘れてはいけないっすよね。

Wi-FiとHi-Fiに強いソニーだからこその製品にも大いに期待。今後については、ウォークマンや国内向けソニエリケータイへのWi-Fi搭載を期待したいです。あ、その時はBluetoothも忘れずに!

WA1といえば、Gyao MusicとOngenが、WA1のOngen3周年記念モデルを1,000名にプレゼントするキャンペーンを実施中です。期間は10/9まで。いまひとつ購入に踏み切れていない人にはうってつけのキャンペーンですね。

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ケーブルレスでランランLAN~ロケフリ新製品もそろそろ?

DSもWiiもPSPも手軽に接続できる無線LANアクセスポイント ゲーム機に特化したバッファローの「Wi-Fi Gamers WCA-G」
さらば、グチャグチャLANケーブル - AV機器のネット接続は「無線LANコンバーター」で

前者は無線LAN搭載のゲーム機に特化した無線LANアクセスポイント、後者は有線LAN用のイーサネットポートを持つ無線LANコンバーターの紹介記事。

昔の家庭内LANといえば、ほとんどがPC用でしたが、最近は、テレビやらレコーダー、ゲーム機なんかもネットワーク接続が必須になりつつありますよね。家庭内と一口に言っても、実に様々なシチュエーションがあるわけで、物理的な制約などからLANケーブルを敷設できないケースも多々あると思います。それ故、無線LANアクセスポイントや同コンバーターのような製品が重宝がられることになるわけですね。

ちなみに、我が家ではゲーム機の大半をロケフリベースステーションに繋いで活用中です。というか、ソニーファンの人なら圧倒的にそういう使い方が多そうですね。ロケフリで思い出したのが、米国でバイオの周辺機器として発表された新製品。日本では音沙汰無しですが、発表はディーラーコンベンション開催、もしくはバイオ秋モデル発表のタイミングなんでしょうか。

というか、ロケフリブランドのハイビジョン対応ベースステーションの発表とかはあるんですかね?バイオの周辺機器として新製品が発表されたり、日本でもオフィシャルサイトの更新がほとんど無いのでちょっと心配だったり…。

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ネットKADEN2007の一般投票がスタート~ソニー製品はBRAVIA JとTP1がノミネート

2005年度に創設され、初年度にロケフリが、06年にはXビデオステーションと、ソニー製品が2年連続の大賞を受賞している「ネットKADEN大賞」。今年も第3回目として「ネットKADEN 2007」が実施されてますが、7/30から一般投票がスタートした模様。今回、ノミネートされたソニー製品は以下の通り。

・「アプリキャスト」搭載ハイビジョン液晶テレビ J5000icon/J3000iconシリーズ
・テレビ接続型コンピューター テレビサイドPC TP1icon

BRAVIAとTP1はテレビCMでもなじみがあるから認知度は高そうですね。このラインナップで果たして、3年連続の大賞受賞はあるでしょうか…。一般投票には個人情報の記載は必要ありませんので、興味のある方は是非!(もしかして、myloも立候補していたんですかね…)

タイミング良く、BRAVIA Jの開発者インタビューも掲載されています。「アプリキャスト」と「ソニールームリンク」についての解説もあります。投票の際のご参考に…>ソニー「BRAVIA KDL-40J5000」──ウリは「高画質」「ネットワーク機能」「使いやすさ」

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