「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

ソニー、東京国税局の214億の申告漏れ通知に異議申し立て

ソニー(株)と製造子会社との移転価格更正について(ソニーのプレスリリース)

ソニーは、1998年から2002年の5年間、同社と複数の海外子会社間におけるCD/DVDディスク事業に関する取引について、日本側の収益が低く配分されているとの判断を理由として、東京国税局より移転価格課税に基づく更正処分の通知を受けたことを発表しました。通知による更正所得金額は214億円で、それに対する追徴税額は、法人税その他を含め合計約 45億円。

これに対しソニーは、処分の対象となった関係各国における収益の配分はあくまで適正であり、各国において適正な納税を行ってきたとして、遺憾の意を表明すると同時に当局に対し異議申立てを行うとしています。また、二重課税防止の観点から、日本が各国と締結している租税条約に基づき、政府間協議の手続きを行うとしています。なお、今回の更正処分による連結業績への影響はないとのこと。

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ソニー、家電メーカーで初めてICタグ標準化団体理事に

ソニーがICタグ標準化団体EPCglobalの理事に,家電メーカーで初めて

ICタグ標準化団体米EPCglobalの理事会に、ソニーが加わるそうです。家電メーカーとして初めてとか。同理事会はICタグのスペックやコード体系を決定する最高の意思決定機関。今回ソニーがメンバーに加わることで家電メーカーの要望を伝えやすくなるとみられているとか。

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ソニー、新経営陣就任会見を開催~「モバイルとITの融合」という新領域も視野に

ソニー、ハワード・ストリンガー氏らの会長就任会見を開催――「最初にやるべきことはエレクトロニクスの復活」

ソニーは、新経営陣の就任会見を6月23日に開催、ハワード・ストリンガー会長兼CEO、中鉢良治社長兼エレクトロニクスCEOの会見の様子が様々なメディアで取り上げられていました。両氏の発言に共通するのは、“エレクトロニクスの復活”と“コミュニケーションの徹底”で、

“TV事業”を核としてそのTVを構成する電子部品を開発・製造する中鉢氏の“エレクトロニクス事業”が緊密な連携を取りながら、ソニーの新たな“強み”を模索していく姿勢をストリンガー氏は繰り返し発言していたのが印象的

とASCII24のニュースはまとめています。質疑応答ではソニーが9月までにまとめるという計画への質問が集中したようで、具体的な戦略こそ明らかにしなかったものの、集中(撤退)する事業としては中鉢氏が、

TV”、次世代DVDを含む“ビデオ(AV機器)”、“ウォークマン(携帯AV機器)”が既存領域では重点目標と考えている。もちろん、今後モバイルとITの融合もあり、新たな領域も視野に入れている。撤退領域については、過去に(社内で)話したことはないが、R&Dの中でいくつかの領域を定めて検討している

とコメントしていました。注目したいのは、「モバイルとITの融合」という新領域。他社のニュースでは、「コミュニケーションとモバイルの融合領域」とありますが、ある意味クリエが担うはずだった領域とも言えるだけに、どんな製品が出てくるのか楽しみです。個人的には、それはPSPでもソニエリのスマートフォンでもなく、全く新しいカテゴリーの製品であって欲しいです。(昔のソニーのようにOS含めすべてスクラッチで作られたものが理想ですが、さすがにそれは厳しいかな…。)

ソニーにとっては暑い夏になりそうですが、そこは夏バテすることなく乗り切って、秋に新生ソニーを大いにアピールしていただきたいと思います。

【追記】「ソニー、音楽プレーヤーに衛星ラジオ機能を搭載?」というニュースが飛び込んできました。衛星ラジオサービスの提供会社とソニーとの音楽デバイスに関する話し合いについて書かれています。日本は地デジの1セグがあるので蚊帳の外の話かもしれませんが…。

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So-net、ブロードバンドアクセス網とモバイルの融合サービスの検討へ

So-net 、ブロードバンドアクセス網とモバイルの融合サービスの検討へ~イー・アクセスとMVNOとして事業化の共同検討で基本合意~(SCNのプレスリリース)

So-netは、イー・アクセスの高速ワイヤレス通信事業におけるインフラを活用し、So-netとしてのMVNOビジネスの事業化について、イー・アクセスと共同検討することで基本合意したと発表。モバイルブロードバンド環境の進展により、AVコンテンツ配信の更なる拡充や様々なコミュニケーションサービスなど、ビジネス規模の一層の拡大が予想される携帯電話市場環境に向け、現行のブロードバンドアクセス網とモバイルブロードバンドの融合事業の実現を視野に、ビジネスモデル及びマーケティング、サービスの可能性について、様々な角度から検討を行っていくとしています。このことから、So-netブランドの携帯電話が登場する可能性も取りざたされているようです。

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ソニー、新経営陣が正式に選任される

ソニー株主総会、ストリンガー氏ら新経営陣を選任

ソニーは本日、都内で開催した株主総会で、ハワード・ストリンガー氏が会長兼CEO、中鉢良治氏が社長に就任するなどの新経営陣を正式に選任したそうです。また、中期目標が達成できなかったことについて、出井氏は「エレクトロニクス事業の環境変化で読みが甘かった。責任を痛感している」と説明したそうです。

【追記】以下のプレスリリースがソニーの報道資料に掲載されていました。また、関連ニュースを追加しました。

当社 取締役および執行役 ならびにコーポレート・エグゼクティブ、グループ・エグゼクティブの選任について(Sony Japan|プレスリリース)

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nikkeibp.jp、「ソニースピリットはよみがえるか」の緊急出版特集

設立趣意書に記されたソニースピリットの原点

sspirits.jpg書籍版「ソニースピリットはよみがえるか」の宣伝をnikkeibp.jpがやっと始めました。遅いよ!新規に書き起こした部分の触りだけ紹介して、後は本を買って読んでねってことらしいです。

自分は購入したもののまだ読めていないんですが、同書籍を読んだ感想を「株新撰組」のヒジカタさんがエントリーしていました

そもそも、「スピリット(精神)」というのは企業に宿るものではなく、人に宿るものである。そして長い月日をかけて人から人へと伝播し、それが企業の文化となり、色となる。そこには計画もなければ意識もなく、ましてや強制もなく、ただあるのは感動である。

今後、誰もが「ソニースピリット」なんて口にしなくなった日。その日こそが、本当の意味でソニーが復活したか、もしくは再起不能にまで凋落しているかのいずれかであろう。

さすがヒジカタさん。いや、もう、全く持ってその通りだと思います。そして、ファンとしては再起不能ではなく、もちろん「復活」して欲しいと願っています。

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