「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

2005年の世界ブランド好感度~ソニーは総合で10位、アジア太平洋地域でトップ

世界のブランド好感度調査、GoogleがAppleに競り勝つ

ブランドコンサルティング会社が運営するサイト「brandchannel.com」が発表した2005年の世界ブランド好感度調査の結果に関するニュース。アジア太平洋、ヨーロッパ・アフリカ、中央ラテンアメリカ、北米の4つの地域で投票が行われ、全世界の集計結果でGoogleが首位を獲得したそうです。なお、2位はAppleで、ソニーは10位。ちなみに、アジア太平洋地域ではソニーが首位で、北米ではAppleが首位とか。

PS3、2006年に最も期待される商品に

2006年に期待するIT関連サービス、新商品、業務提携は?

CNET Japan ITランキング調査団が調査した、2006年に期待するIT関連サービス、新商品、業務提携への期待度の結果に関するニュース。ソニー絡みでは、2位に「ソニー、プレイステーション3を発売(30.8%)」が、直接ソニーの名前は出てきませんがFelicaを採用したSuica関連サービスが4位と5位にランクインしています。ちなみに、1位は「携帯電話の番号ポータビリティ開始(49.0%)」、3位は「マイクロソフト、Windows Vistaを発売(26.2%)」。

PS3の2位ランクインに関しては、任天堂レボリューションが9位にランクインしたことと合わせて、「据置型はプレステ、携帯型はDS、というのが今後の潮流」だろうかとコメント。ランキングには登場しませんが、次世代DVD規格戦争ではBlu-ray陣営の急先鋒として市場創出の重大な役割を担っているだけに、業界筋からの期待も大きいのではないでしょうか。

また、「どんなIT企業が2006年に躍進するか」については、1位がソフトバンク(17.8%)、2位がヤフー(16.5%)、3位がApple(16.0%)、4位はなんとウィルコム(15.9%)だそうです。

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ソニーのカメラ事業とテレビ事業の動き

ソニー、デジタル一眼レフ世界シェア20%を目標に

ソニーは、コニカミノルタからのカメラ事業の譲渡を受け、デジタル一眼レフの世界シェア20%以上を目指すことを明らかにしたそうです。「ソニー内部の幅広い技術を生かして、新しい切り口の製品を出す。カメラメーカーとしての地位をしっかり確保していきたい」とはソニーの中川裕氏のコメント。中川氏は先日の人事でコネクト事業部門の担当執行役に就任し、デジタルイメージング事業本部長を兼務することになっています。となると、オーディオとカメラの融合みたいな動きも出てくるのでしょうかね…。

ソニー、北米のブラウン管生産終了へ・アジアに集約

米ソニーは、サンディエゴ工場でのブラウン管生産を6月に終了すると発表したそうです。これにより、先進国でのブラウン管生産からの撤退が完了するとか。今後は、シンガポールと中国に拠点を集約。需要を見込める国向けに生産を続けるそうです。

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焦ったソニーの見切り発車がCONNECT Playerのバグの原因に

ソニー、携帯音楽部門を再編 iPodの牙城崩せず

コネクトカンパニーに関するソニーの1/20付け人事発表を受けたニュース。なんと、asahi.comにまで取り上げられました。ウォークマンAシリーズについて、「デザインを一新した昨年4月にiPodを追い上げた時ほどの勢いは感じられない」という量販店の声が取り上げられたほか、

発売直後からソフトウエアのバグ(欠陥)が頻発。これまでにソニーは計5回ソフトを修正し、インターネットで配信した。アップルは、新ウォークマンより2カ月早い9月に超小型の「iPodナノ」を発売してヒットさせており、焦ったソニーの見切り発車がバグの原因との見方もある。

との記述も。販売店側にとっては、iPodよりもウォークマンを売る方が遙かに儲けが期待できるみたいな話がありましたよね。ところが、CONNECT Playerのせいで薦めるに薦められない事態に陥ったのかもしれません。

復活をうたいコンセプト先行で進められたAシリーズは、出来の悪いソフトが原因で結果的にブランドの評判を落とすことになってしまいました。新体制では「おもてなし」などという余計なことをわざわざ口にすることなしに消費者を納得させるだけのものづくりをして欲しいものです。

第12回:「iチューンズ」以降の日本のミュージック・ライフスタイル

こちらはNIKKEI NET、日本ポップカルチャー委員会委員の小野打恵さんによる「数字で読み解くコンテンツビジネス」というコラムの第12回。ウォークマンに関しては以下のような記述もあります。

かつてソニーの「ウォークマン」がヒットし、世界中の若者たちが街中でヘッドホンステレオで音楽を聴くようになったのも、ファッション的な価値を表現する「ツール」となったからだ。音楽文化が多様化し、一人一人の趣味に合わせた音楽が簡単に入手できるようになったいま、音楽コンテンツ提供のメディアやシステム、サービスに求められているのは、それ自体が革新的な「ミュージック・ライフスタイル」を提案し、ユーザー同士のコミュニケーションという新たなコンテンツを生み出す仕組みではないか。

先だって発表されたauの音楽配信サービスが注目されるのかもしれませんが、独自規格で48kbpsという低ビットレートなので自分は始めからスルー。iTMSにしても最近はほとんど利用しておらず、10,000円のミュージックカードも3,000円以上残高がある状況。Moraもバイオ購入でおまけでもらったクーポンの利用止まり。コアな音楽ファンが納得できる品揃えと高音質が売りの音楽配信サービスって、やっぱり難しいのかなあ。まあ、それならそれでCD買うだけなんですけど、廃盤になってしまってどうやっても手に入らないタイトルとかは音楽配信に期待するしかないんですよね…。

そんなこんなで、音楽配信がたいして期待できないので、興味は映像配信の方にシフトする一方。こっち方面ならソニーにもまだまだチャンスが残されているのでは…。NHKもサーバー型放送を来年度に開始する方向で検討し始めたようです>サーバー型放送、2007年度開始へ・NHKも課金検討

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ソニー、コネクトカンパニーがコネクト事業部門に

2006年1月20日付 人事(Sony Japanのプレスリリース)

ソニーが2006年1月20日付の人事および機構改革を発表。「コネクトカンパニー」が「コネクト事業部門」に名称変更し、担当執行役に中川裕氏が、事業部門長に吉岡浩氏が就任したことが明らかになりました。

ソニー、デジタル携帯音楽プレーヤー開発組織見直し

これを受け、NIKKEI NETは、デジタル携帯音楽プレーヤーのテコ入れに向けた開発体制の見直し人事と報道。ウォークマン新製品が「ソフトの不具合などで伸び悩んだため立て直す」と説明していました。開発責任者の解任と、昨年末にアップルからヘッドハントした技術者を起用などで開発力の底上げを狙うとか。

ウォークマンAシリーズとCONNECT Playerは失敗とソニーが認めたって事ですね。独立した組織だったコネクトカンパニーにしても、まともに機能しなかったということでしょう。機構改革で再出発となるようですが、ウォークマンAシリーズオーナーへのサポートはおろそかにしないで欲しいものです。(お知らせ感謝です!>YGさん&mondoさん)

こんな発表があった日に、こういうモデルを発表しても逆効果なような気も…>ウォークマンA「フランツ・フェルディナンド」モデル-NW-A1000がベース。ソニースタイルで100台限定販売

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ソニー復活の原動力は内製にこだわらないオンリーワン技術の積み上げ

ソニー復活の原動力は何か—誰も使っていない小さなオンリーワン技術の積み上げ

これまでソニーは斬新な製品をいくつも世に出してきた。その際,内製のコア技術ばかりに世間の注目が集まったが,実際には,中小企業と手を組み,オンリーワン技術を採用したり,一緒になって開発したりしながら多くの「ソニーらしい製品」を作り上げてきたはずだ。

「日経ものづくり」、近岡裕さんのコラム。質感の高いアルミニウム合金製のスリムな筐体を身にまとい、世界初となる2.0kgを切る軽量化に成功したソニーのプロジェクタ「VPL-CS20/CX20」が生み出された背景には、ソニーのプロジェクタ設計者の徹底的なこだわりによって採用された中小企業(大成プラス)のオンリーワン技術が活かされているそうです。内製のコア技術だけでなく、優秀な技術を持つ中小企業とも手を組むことで、小さなオンリーワン技術を積み上げ、世界初や斬新な製品を生みだす。そうした製品がヒット商品になり、ヒット商品の積み上げがソニーを復活へと導くのではないかとまとめていました。

ソニー設計者の情熱が伝わってくるエピソードですね。近岡さんもおっしゃってますが、ソニーにこのプロジェクタ設計者のようなエンジニアが多くいるのならソニーが復活する日も近いと感じます。がんばれ、ソニーのエンジニア!(お知らせ感謝です!>TeCHさん)