「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

iPod touchの日本語入力プログラム開発者は元ソニエリ社員?

ジョブズが魅せたiPod――使うこと自体が楽しい「touch」に触って

iPod touchの日本語版用に新たに開発された日本語入力プログラムを開発したのが元ソニエリで携帯電話の日本語入力プログラムを開発していた人という噂があるようです。ソニーからAJへ移籍する人は昔から多かったように思いますが、ソニエリから転職しちゃう人もいるんですね~。

そういえば、ニコンのWi-Fi搭載カメラ向けサービス「my Picturetown」の担当さんも元ソニーで、AIBO開発に参加したクリエーターさんなんですね>ニコン、ワイヤレスLAN搭載機「COOLPIX S51c」など秋モデル8機種の発表会

まあ、探せばもっともっといらっしゃるのでしょうが、ソニーから優秀な人材がたくさん流出してしまったのだとしたら、それはそれで悲しいことっすね。

反対に、元アップルでQuickTime開発者だったティム・シャーフ氏がソニーのソフト開発部隊に来てもう随分経ちますね。「『明日にはできる』なんて勘違いするな。一歩ずつやろう」が口癖のシャープ氏。その後、お仕事は順調でしょうか?

【追記】その後、Bakuさんからこんなお便りが。(感謝です)

http://ja.wikipedia.org/wiki/増井俊之
http://japanese.engadget.com/2007/09/05/ipod-touch-first-handson/
>元ソニエリで携帯電話の日本語入力プログラムを開発していた人
元SCSLですが、この人は有名ですよね。

ああ~っ、そっかー。増井さんか~っ!ニュースで紹介されている画像もまさにPOBoxですもんね。クリエファン失格だなこりゃ。増井さんといえば、WIRED VISONでコラムを連載なさってますよね。こちらは定期的に拝見していましたが、そっかー、増井さんなのか・・・。って本当のところはよくわかりませんが。

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ストリンガー氏主導の動画配信サービスと新DRMソフトの噂

[WSJ] ソニー、ビデオダウンロード市場でAppleに対抗

PS3とPSP、BRAVIAと組み合わせてテレビ番組や映画をダウンロードできる製品もしくはサービスの開発計画がストリンガー氏主導で行われているという噂が流れているそうです。サービスそのものはすでに存在するのですが、カギを握るのは「視聴者に対し、どこが最高のハイビジョン体験を提供できるか」であり、その観点からソニーがこの分野で支配的な地位を確立することは非常に重要としています。そして、ソニーが既にこの方向への移行を進めているとして、先だって欧米で発表されたウォークマンの新製品がWMPに対応したことや、先日日本でも発表されたBRAVIAの新製品がVODに対応していることなどを例にあげています。

また、ビデオダウンロード市場でソニーに有利となるであろうポイントとして、Appleの独占を警戒するコンテンツ提供会社が自分たちの気持ちを理解してくれる企業との提携を選ぶ可能性が高いとして、その矛先をソニーに向けているようなことが書いてあります。さらに、ソニーの本格的なビデオダウンロード市場への参入は、ストリンガー氏が自由闊達なソニーの企業文化をうまく管理できているかどうかのテストでもあるとして、事業部やグループの垣根を越えた非常に密接なチームワークが必要となるとしていました。

コネクト部門の閉鎖とサービスを段階的打ち切り、ウォークマンへのWindows Mediaソフトの採用もどうやらストリンガー氏主導のもとに行われているようで、詳しい情報筋によると、「一部幹部の反対をおして、あるデジタル著作権管理ソフトウェアの採用を自ら決定した」との噂もあるようです。さらに、このソフトがゆくゆくはソニーの全製品に採用されることになるとか。

ここで言うDRMソフトはどんなソフトなんでしょうね。元アップルの人が関わっている自社製なのか、それとも他社製なのか、はたまたMS社と組んだWindows Mediaソフトの発展系なのか・・・?

そういえば、先日発表されたバイオ秋モデルには、プレスリリースでアナウンスされた「VAIO Movie Story」以外に、「VAIO MusicBox」という新しい音楽ソフトがあるんですよね。これ、バイオに取りこんだ音楽ライブラリーを自動選曲し再生するソフトウェアで、ネットジュークに採用された「12音解析」 技術が使われていること以外に、「SonicStage」「iTunes」「Windows Media Player」などで録音した音楽ファイルの再生に対応していて、それぞれの音楽管理ソフトを起動しなくても楽曲にアクセスできるのが大きな特長となっています。

で、これはとある人から教えていただいたのですが、ソフトの紹介ページの一番下にある対応フォーマットを見て驚きました。MP3、AAC、WMA、WAVの4つで、なんと「ATRAC」が無いのです。SonicStageと連携してもATRACが再生できないとはこれいかに。

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今回バイオに付属するこれらの新しいソフトがストリンガー氏がすすめているAVのダウンロードサービスとなんらかのつながりがあるのかは全くわかりませんが、MusicBoxの仕様がこのままだとすれは、ソニーが日本でもATRACを捨てようとしていることだけは間違いないように思います。動画はともかく、音楽に関しては完全にリセットするつもりなのかもしれませんね。

にしても、このやり方はどうなんでしょうね。なんだかんだとATRACを支持してきた日本のファンへはむごい仕打ちですってば・・・。

【追記】その後、eyeVioが国内の動画共有サービスとして初めてDVDクラスの高画質化対応を果たすと発表がありました。形式はFLV ストリーミング。画面サイズは16:9(640×368)と4:3(480×360)、ビットレートは1.5Mbps>ソニーの映像ネットメディア”eyeVio:アイビオ”国内の動画共有サービスで初めてDVDクラスの高画質化を実現

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先週個人的に気になったニュースをまとめて紹介

わざわざ取り上げるまでもないとは思ったのですが、先週の間に取りこぼしていたソニー関連ニュースと、個人的に気になる話題をまとめてピックアップ。(ネタがないとも言う)

ソニーが新BRAVIAに国内初のRFリモコンを採用,無線規格は802.15.4
新BRAVIAに採用され、日本国内のテレビ製品向けの本格的RFリモコンとなる「おき楽リモコン」の詳細について解説。無線伝送規格は「IEEE802.15.4」、無線周波数は2.4GHz帯。信号が届く距離は赤外線リモコンと同じ「7m」とか。

iconicon写真で解説する「ブラビアユニット」
同じく新BRAVIAの専用オプションを写真で解説。個人的にはVODサービスを可能にする「BRX-NT1icon」に注目したいのですが、我が家のADSL環境ではアクトビラビデオすら使えそうにありません。ロケフリの今後と共存についても気になるところ。

新オフィスビル建設について(Sony Japan)
ソニーが、旧大崎西テクノロジーセンター跡地に、新オフィスビルを建設。グループ社員約4000名規模の入居が見込まれるとか。地上24階、地下2階って結構デカイですね。アナログ停波な2011年2月竣工予定だそうで、その頃のソニーがどうなっているのかは正直わかりません。

ソニースタイル、テンプレート追加が可能になった「x-ScrapBook Ver.1.5」
ソニスタが「体験空間icon」という新コーナーでx-ScrapBookの最新版を無償公開。ただしVistaでは使えません。スゴ録版使ったことあるけど、写真の読み込みが遅いんですよね・・・。

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シャープ、2本の指での操作や画像入力も可能な薄型タッチパネル液晶
ソニー以外のニュースでは個人的に最も注目したニュース。iPhoneを連想してしまいますが、実はこれ、次世代PSPにうってつけなんじゃないでしょうか。たしか、現行のPSPやネットジュークに使われている液晶がシャープ製でしたよね。

東京の携帯通話料、世界7都市の中で3番目に高い――総務省調査
2010年のモバイル関連産業全体の経済波及効果は2006年比1.7倍の14.2兆円に,情報通信総合研究所が予測
モバイルビジネス研究会、各キャリアが意見を述べる
やっぱ高いんだ。高いから経済波及効果も大きいんだ。でも、「電池も時々火を噴くようなものはダメ」だそうです。

新iPod? ビートルズ? Appleが9月5日に発表会
秒読み開始。ビートルズの楽曲配信は大きなトピックでしょうが、気になるのはやはり新型iPod。特にHDDタイプは期待大。「Appleに対抗したいならプロセスを簡素化して、音楽の購入だけでなく、コンシューマーが求めるデバイスへの転送を簡単にしなくてはならない。それこそが、Appleが他社の先を行っている点だ」とするコンサルティング会社社長のコメントもあります。

eyeVio TVは動画共有サイトを広告媒体としての活用するための布石

ソニー、動画サイトに番組配信――広告媒体に活用

ソニーがeyeVio上で各種商品を紹介する体験型情報番組を配信するサービスを始めるというニュース。以前、eyeVioの夏ムービーキャンペーンを紹介した際に触れた「eyeVio TV」というユーザー参加型のテレビ番組のことですね。eyeVioでは、ユニークな「人」や「体験」にスポットを当て、サイトに寄せられるビデオの中から厳選して紹介すると説明していますが、日経の報道はビジネスより。番組スポンサーを集め、短時間番組を制作。投稿動画以外のコンテンツを増やし、動画共有サイトを広告媒体として活用すると解説しています。

eyeVioをしっかりとビジネスにしていくということなんでしょうね。すでにサイトではソニー以外の広告も表示されていますしね。思惑どおりにいけばよいのですが…。

【追記】その後、Sony Japanにもプレスリリースが掲載されました。基本料金(番組制作費+媒体費)は1ヶ月400万円~だそうです。>企業・商品メッセージを込めた動画コンテンツを複数のメディアへ配信するクロスメディア型媒体 “eyeVio TV :アイビオ ティービー” 開始

さて、eyeVioといえば、Rollyのプロモサイトで公開されている動画の一部をまとめて閲覧できるRolly-Showチャンネルがあるのをご存じですか。プロモサイトのFlashギミックがうるさいという人はこちらの方が見やすいかもしれません。じっくり気が済むまで繰り返して見るも良しです。にしても、Rolly、盛り上がってるのか?

Good Design Presentation 2007でノミネートされたソニー製品一覧

Good Design Presentation 2007

グッドデザイン賞の一次審査を通過した作品を展示するデザインフェア「グッドデザイン・プレゼンテーション 2007」が昨日で終了しましたが、ノミネート製品の閲覧は同イベントのサイトからも可能ということで、ソニー製品を検索してピックアップしてみました。

・W52S
・SO903iTV BRAVIA ケータイ
・パーソナルコミュニケーター mylo
・Cyber-shot DSC-G1
・Cyber-shot DSC-T100
・Handycam HDR-SR7, SR8
・Handycam HDR-CX7
・CineAlta F23, SRW-1(デジタルシネマカメラ, HDCAM-SRレコーダー)
・VAIO VGX-TP1S, TP1DT, TP1
・VAIO Type C, VGN-C51/C61/C71/C90
・VAIO Type T, VGN-TZ50/TZ90
・VAIO Type U, VGN-UX71, UX91 series
・ICD-SX67.SX77
・WALKMAN A800 series
・WALKMAN E010series
・SS-AR1(スピーカー)
・RDZ-D700/D800/D900A(スゴ録)
・CECH-10000(PS3)

このほか、x-ScrapBookやアプリキャストといったアプリケーションソフトやαのブランディングを含む合計22点のソニー製品がノミネートされていました。さてさて、どのプロダクツが大きな賞を受賞するでしょうか。

メディアの露出量を考えて、バイオ10周年モデルの「type Ticon(TZ)」あたりがかなーり票を伸ばすのではないかと予想してますが、皆さんはいかがでしょうか。

オーディオ部門では今年アップル製品のノミネートが無いので、是非ウォークマンに大賞を取ってもらいたいです。

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トヨタがソニーのロボット部門を買収ってホント?

トヨタ、ソニーの開発要員受け入れ・ロボットに活用
トヨタ、ソニーのロボット部門買収自動車が拓く成長新地平

トヨタがソニーからロボットや次世代車両の開発要員を受け入れたと日経が報じています。ソニー開発陣のうち5人程度を受け入れたほか、関連する知的財産権も買い取ったとか。トヨタはソニーの研究成果を引き継ぎ、開発中のロボットなどに活用するとのこと。

夏休み明けの日経ビジネスのスクープ記事みたいですね。本件に関しては匿名設定さんから、こんなお便りをいただいています。

更新:「トヨタ、ソニーのロボット部門を買収」報道、ソニーは否定
ちょっと意外なニュースです。個人的にはホンダのもとでアシモファミリーとしてアイボに復活してもらいたかったです。トヨタではソニーのような面白みが薄れてしまう気がします。まだ公式発表は無いようですが、今後に注目ですね。

お知らせ感謝です。すでにEngadget Japaneseでも追記として記載されていますが、今回の報道に対してソニーの広報が以下のようにコメントしています。

8月27日号 日経ビジネス「トヨタ、ソニーのロボット部門買収」について
弊社は、AIBOやQRIOなどロボットの研究開発成果、組織を譲渡しておりません。プロジェクトレベルで進めていた一人乗りのトランスポーターに関わる研究開発成果を2007年3月末にトヨタ自動車へ譲渡しました。弊社で研究開発を行っていた人員は、一部がノウハウをお伝えする意味で、一定期間、トヨタ自動車へ出向しています。ソニーで行った研究開発の詳細に関しては公表していません。

iconiconプロジェクトレベルで進めていた一人乗り車両に関わる研究開発成果は譲渡したけどAIBOなどのロボットの研究開発成果や組織は譲渡してないよってことみたいです。

ということは今後Rollyがトヨタから発売されることも無いってことですね、という冗談はともかく、ソニーのロボット事業って今後復活する可能性はあるんでしょうかね。土井さんがソニーCSLを去った時点で終わってしまったような気もしないでもないですが…。

関係ないけど、土井さんといえば90年代、ソニーのUNIXワークステーションを事業化した立役者でもあるわけですが、最近のPS3というかCellを取り巻く動きを見ているとかつての「NEWS」を思い出してしまうのは自分だけでしょうか。実際、SCEにはかつてNEWSビジネスに携わっていたエンジニアも多いと聞いています>【レポート】SIGGRAPH 2007 – 一般展示セクションレポート(後編) (1) PS3のようでPS3じゃないCellワークステーション(1)

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