どうしてソニーはPCから撤退しなければならなかったのか?
VAIO誕生前、NEWS、Quarter L、PalmTopなど、ソニーのコンピュータ系ビジネスに関わった塩田紳二さんがソニーのPC事業撤退理由を分析。「全世界という市場で台数を大きく伸ばすことができなかった」「ソニーが自社工場を持つ家電メーカーだった」の2つ。「PCもタブレットでまた新しい時代を迎えるはずなのですが、その前の撤退は残念なところです。8インチディスプレイのタブレットなど、いかにもソニーが得意そうな分野だとおもうのですが」とのコメントも。ソニーのNEWSについてはこちらのコラムが参考になります>【IT】日本のITの歴史―SONY『NEWS』の戦略(1)(1989-03-20)
ソニーを苦境に追い込んだ本当の理由は「データマネジメント」の不在!?
あるIT企業のトップは「メモリーデバイスをはじめとする電子部品の調達の巧拙、それに起因する価格(収益性)が問題」と解説。「今日のテレビも中身はコンピュータ。今、収益が得られないからという理由で分離するのは、マイナス面が大きい」と同じ人。
ソニーのVAIOはどこへいく? 日本での影響を考える
日本セキュリティ・マネジメント学会常任理事の萩原栄幸氏のコラム。「一部には、これ(PC部門の別組織への譲渡)によってもっとVAIOらしい製品が出てくると期待する専門家もいるが、筆者は若干疑問を持っている」とのこと。ちなみに、ソニーのVAIO切り捨ては想定外でソニー精神を入魂したVAIOをずっと提供して欲しいというのが荻原氏の今の率直な想いとか。