ソニーの13年度第1四半期連結業績は円安と金融の好調で35億円の黒字に

fy13_1q

2013年度第1四半期 連結業績のお知らせ(PDF)
Sony Japan|2013年度 第1四半期連結業績概要

ソニーが2013年度第1四半期の連結業績について発表。

売上高は、前年同期比13.0%増の1兆7,127億円。増収は主に為替の好影響、金融ビジネス収入の増加、スマートフォンの販売台数の増加によるもの。前年同期の為替レートを適用した場合、売上高は3%減少。この減少は、主にケミカルプロダクツ関連事業売却の影響、ビデオカメラ及びコンデジの減収によるもの。

営業利益は、前年同期比301億円増の364億円。主にスマートフォンが好調なモバイル・プロダクツ&コミュニケーション分野での大幅な損益改善、金融分野での大幅増益、及び為替の好影響によるもの。なお、同四半期の営業利益には、SPEが保有していた音楽出版カタログの売却益103億円などが含まれるとか。

ゲーム分野では「PS4」の導入に向けた研究開発費の増加により大幅な損失。当四半期の構造改革費用(純額)は、前年同期に比べ66億円減少して47億円。税引前利益は、前年同期に比べ368億円増加して463億円。株主に帰属する四半期純損益(非支配持分に帰属する四半期純利益を除く)は、前年同期の246億円の損失に対し35億円の利益。

円安と金融の莫大な利益に支えられたという印象。スマホビジネスはまだまだ利益出てないっすね。2Qでどうなるか…。

【関連ニュース】
ソニー、’13年度第1四半期は増収増益。テレビ黒字化 スマホ販売台数増や為替の影響で35億円の純利益
ソニー最終黒字34億円、円安でテレビ黒字化 4~6月 スマホ販売も好調
ソニーが円安で売上高を上方修正、米ファンドの提案は「議論中」
Xperiaのヒットが業績をけん引――ソニーの第1四半期は増収増益