MM総研が2012年度の携帯電話とパソコンの出荷概要を発表~ソニーは携帯4位でパソコン6位

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2012年度通期国内携帯電話端末出荷概況
2012年度 国内パソコン出荷概要

MM総研が2012年度の国内携帯電話端末出荷概要と同年度の国内パソコン出荷概要を発表。先週のニュースですが、興味深い内容だったので改めてクリッピング。

携帯電話総出荷台数は前年度比2.2%減の4,181万台。2011年度上期から4半期連続で2,000万台規模を維持。スマートフォンへの買い替え需要に加え、スマートフォンユーザーの買い替えも好調とか。通期のスマートフォン出荷台数は前年度比23.0%増の2,972万台で、総出荷台数に占めるスマートフォン出荷台数比率は71.1%。

2012年度通期のメーカー別出荷台数シェアは、Appleが通期の総出荷台数としては初の首位を獲得。出荷台数は1,066万台(前年度比47.0%増)、シェア25.5%(前年度比8.5ポイント増)。2位は富士通で出荷台数は601万台(21.5%減)、シェア14.4%(3.5減)。3位はシャープで出荷台数585万台(18.6%減)、シェア14.0%(2.8減)。

ソニーモバイルは、ドコモ向け「Xperia AX(SO-01E)」「Xperia Z(SO-02E)」と冬春モデルが連続ヒット。au「Xperia VL(SOL21)」も存在感を示したとありますが、出荷台数408万台(7.1%増)、シェア9.8%(0.9増)で健闘むなしく4位。

国内パソコン出荷台数は前年度比1.6%減の1,505万7,000台で6年振りの減少。下半期は、Windows8が登場したものの、個人市場でふるわず。機種が充実した7インチタブレットとの価格差が結果的に広がり、個人ユーザーがタブレットに流れたとみているそう。出荷金額は前年度の1兆1,053億円から9.5%減の1兆4億円。出荷平均単価は前年度の7.2万円から6,000円減少の6.6万円。

メーカーシェアは、首位のNECレノボ、2位の富士通、3位の東芝と順位は変わらず。東芝、ソニー、エイサーといった個人市場を得意とするメーカーは 苦戦したが、アップルはシェアを0.5ポイント上げたとか。

さりげにどちらも2位に入った富士通の安定感が印象的。携帯電話は2012年度のペースが維持できれば3位いけそうかな。パソコンではソニーがそのうちアップルに抜かれそうで怖い…。

ちなみに、MM総研では今後もスマートフォン出荷台数が堅調に推移すると予測しており、2013年度の総出荷台数4,220万台(前年度比0.9%増)、うちスマートフォン出荷台数は3,240万台(9.0%増)で、スマートフォン出荷台数比率は76.8%になると予測。さらに、2014年度以降の総出荷台数は、2014年度 4370万台、2015年度 4,330万台、2016年度 4,380万台、2017年度 4,400万台とも予測。

ということで、今年はスマホ出荷がが3,000万台の大台にのるらしい。周辺グッズやサービスとあわせるととてつもなく巨大な市場になることだけは間違いなさそう。

デジタル一眼が伸びているワケ――スマホでユーザーの裾野が拡大

こちらのニュースも興味深い内容。キヤノンマーケティングジャパン担当曰く「スマホの普及で、デジカメ市場は縮小すると言われてきた。しかし、撮影する楽しさを多くの人が体験した結果、よりキレイに撮影したいと考えるユーザーが増えて、デジカメの良さが改めて認識された」とか。携帯ゲーム機も同様のストーリーになると良いのだけれど…。

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