ソニーとサムスン、液晶パネル事業で新たな提携~S-LCDは合弁解消

ソニー、サムスン電子、液晶パネル事業について新たな提携関係へ

ソニーとサムスン電子が液晶パネル事業について両社の新たな提携関係への移行に関する契約を締結。ソニーが保有するS-LCDの全ての株式はサムスン電子が取得しS-LCDはサムスン電子の100%子会社に。この取得の対価として、約1.08兆ウォンがサムスンよりソニーに全額現金で支払われると同時に両社は、両社の競争力強化を目的として、サムスンからソニーへ供給される液晶パネルの取引に関する戦略的な契約を締結。

今回の取引により、ソニーは、S-LCDにおける保有株式を現金化するとともに、生産工場の運営に伴う責任や費用を負担することなく、液晶パネルをサムスン電子から市場価格をベースに柔軟かつ安定的に調達することが可能とのこと。

また、2011年度第3四半期において、保有するS-LCD株式の再評価により、約660億円の現金支出を伴わない減損損失を計上する見込み。現時点においての削減額は2011年度の費用(見込み)比で年間おおよそ500億円。当該連結業績の見通しについては、その他の要因も含めて、現在精査中とか。

7月の噂では、ソニーとサムスンが液晶パネル合弁からの撤退=S-LCDの解消だったのでニュアンスが微妙に違うけど、ソニー的には撤退のようなものか…。

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