ソニーにとって2011年はアヌス・ホリビリス

ソニーのストリンガーCEO、続投して「災厄の年」克服する決意

4年連続の赤字になる見通しになったソニー。ストリンガーCEOが米ニューヨーク・ポストが報じたストリンガーCEOの今年度末辞任を否定し、「女王はある年を『アヌス・ホリビリス(災厄の年)』と呼んだが、わたしも同じ思いだ。今年はほとんど全てのCEOにとって困難な年だったと思う。われわれも本当に色々と考えさせられた」「来年末までにはわが社の接続機器は3億5000万台に到達する。その全てでコンテンツを届ける。人びとが最もほしがっているのは音楽、テレビ、映画、ビデオゲームだ」として、「そういった機器がつながれば、SENがiTunesと同じくらいスムーズに、グローバルにコンテンツを提供するようになる。同じことができる会社は他にないはず」などとコメント。

ソニーは、テレビの新しい形を作りたがっている

こちらの記事では「ソニーが独自の何かを発明しなくてはならなくなってから、長い時間がたっている。独創的アイディアは殆ど生まれていない。Sonyにはいろいろな顔があるが、サプライズは含まれていない。彼らのパワーはあまりにも広く分散され、Appleのような、一台のデバイス、価格、インターフェース、そしてプラットフォームに全力投球できる会社の電撃戦に対しては脆弱だ」との記者のコメントが深く胸に突き刺さる。

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