VAIO Z2のような製品が流れを作る~追いかけてくるならその先を行けばいい


VAIO Z開発者インタビュー 新VAIO Zを実現した独自性の高いハードの秘密に迫る

西田宗千佳さんが聞き手のVAIO Z2開発者インタビュー。ソニーサイドは見慣れたお顔の金森氏と井口氏。既出の話題も多いですが、とりあえずおさらいの意味でラインナップの整理。VAIOのモバイルノートはX、S、Zという3モデルで構成してきたが、今回からはSとZでしっかりとカバー。これまでのZの路線はSシリーズの進化によって手頃な価格で実現できるようになったとのこと。XやPのような超小型・薄型の流れはSony tabletへと受け継がれていくのでしょうね…。

注目はインテルのUltrabookのような動きについてどう感じているか?についての回答。このサイズに標準電圧版CPUを入れられる技術は一歩、二歩先に行っていると考えているし、ドックのソリューションや、シートバッテリーも用意しているとして、

「追いかけてくるなら、その先を行けばいい。Z2のような製品が、流れを作るかもしれない」「危機感は今に始まった話ではない。足を止めたら追いつかれる。これまで同様、それ以上に危機感を持ちつつも、着実に階段を登っていけば、難題もクリアできる」「ここからは、発想の転換が必要になってくるかも。歩みを止めることなく、挑み続けないと……」

と金森氏はコメントしています。“量産力に優れたメーカーに飲み込まれないために、ソニーは「ソニーにしかできないこと」をアピールし続けるしかない”は西田さんの弁ですが、とにかく走り続けるしか道はないということなんでしょう。VAIOはテレビ同様、ソニーの重要な戦略商品。何があっても立ち止まるわけにはいかないのですよね…。

ちなみに、この手のインタビューや製品レビューでほとんど出てこないのがソフトウェアとサービスの話題。実際、みんぽすのイベントでも全くその辺の話は出てきませんでした。今に始まったことではないですが、今後はハードやデザインではない部分で磨きをかけていかないですね。

ソニーが次の一手を考えている間に、こちとらZ2でばりばり仕事して30万の元取らないとってな具合か…。てことで、お互いがんばりましょう。