ソニーが10年度連結決算を発表~本業が大きく改善、ゲームも黒字化


2010年度 第4四半期 連結業績のお知らせ(Sony Japan)
ソニー、’10年度決算発表。PSN 5月内復旧目標は変えず-ゲーム黒字化で業績に寄与。’11年度TVは2,700万台

ソニーが2010年度連結業績決算を発表。売上高は7兆1,813億円(前年度比0.5%減)、営業利益は1,998億円(同528.9%増)、税引前利益は2,050億円(同661.8%増)。エレクトロニクスとソニエリという本業の部分が大きく改善。円高という厳しい環境の中、成果を上げることができたとか。

なお、震災による10年度の業績への影響は、売上高への影響額が約220億円、営業利益段階で170億円の見込み。11年度における影響額は、営業利益段階で約1,500億円と試算。

細かい内容はAV Watchのニュースに詳しいですが、ゲームハードの販売台数で10年度にPS2が640万台も売れている事実に驚き。ちなみに、11年度の売上目標は400万台とか。まだまだ商売できるんだなあ…。あと、「NGP」についても、「年末の導入に向けて準備を着々と進めている」らしいです。こっちはこっちで楽しみ。あと、PSNの再開については5月中の再開目標は変えていないとかで日本も近日中に再開したいとのこと。土日で再開するといいなあ。また、PSN絡みでは以下のようなニュースも。

ソニー、“想定内”の攻撃を防げず 一部再開も、専門家は対策不足を疑問視
セキュリティ対策に詳しいコンサルタント曰く、「ログを二重化していなかったとすると、セキュリティ対策が稚拙だったと言わざるを得ない。思いつきで通販サイトを営むのと同じレベル」とか。

SCEA、米国 PSN ユーザーに ID 保護サービスを無償提供
SCEAがPSNおよびQriocityの米国ユーザーを対象としてID保護サービスの利用申込受付を開始。サービスは米Debix の「AllClear ID PLUS」で、流出した個人情報の不正使用の監視が可能。1年間限定で無償提供するとか。日本向けはどうなるんでしょね。

台北市、PSNの情報漏えいでソニーに情報提供を要請
台北市政府の法規委員会が、PSN情報漏洩事件の影響を受けたユーザーに対する支援を強化するよう要請。ソニーが10日以内に回答しなければ、同委員会から3万ないし30万台湾ドルの罰金が科されるとか。

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