ソニーが中国で4万円の液晶テレビを投入する理由

【いざ新興国2】なぜ,ソニーは4万円の大画面テレビを投入したか

昨年暮れに中国で約4万円(約3000元)の32型液晶テレビを発売したソニーチャイナで薫事・総裁を務める永田氏が語るテレビ戦略。以下、4万円のテレビを出す言い訳、もとい注目のコメント。(右下画像は国内で現行最安値の<ブラビア>32インチ)

iconicon・製品ラインを拡充する中でソニーが持っていない機種を追加しただけで、その価格帯の商品が欲しいと思っている顧客がたくさんいるから
・初めてソニー製品に触れる生活者に「ソニーブランドは無縁」と思われない価格帯で製品を提供する必要がある。購買力に合わせた価格帯を用意することでソニー商品を扱う販売店が増える効果も大きい
・低価格帯の商品を出すとソニーのイメージが崩れるという見方もある。でも,実際はそうではない。崩れない。高価格帯と低価格帯の商品では購入する顧客層が異なるから

色々言ってるけど、結局は数優先なような…。オールオアナッシング。売ってなんぼの世界。

てか、ソニーブランドなんて日本の一億総中流みたいな幻想と同じだってば。ちょっとだけとんがってるとか、ちょっとだけかっこいいとか、ちょっと背伸びすれば買えるのがソニーブランドのステータス(だった気がする)。

みたいなことがわかっててもちょこちょこ買ってしまうのが悲しい性なんでふが。ただ、日本では高級品は売れないし、誰も高級品をソニーに期待してないとは思いまふ…(特機は別)。

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