立ち上がるネットトップ/ネットブック市場(笠原一輝のユビキタス情報局)
ASUSTeKのEee PC発表以来、低スペックながらもインターネットを楽しむには充分な低価格ノートPCが注目を集めているとして、PC業界がネットブック、ネットトップと呼ばれる、インターネットに接続することに特化した低価格な新しいPC市場を創造しようとしており、その胎動がいま確実に起きようとしているとか。
ライバルは工人舎:「2008年、UMPCは最も重要な事業に」――台湾GIGABYTE「M704」担当者インタビュー
こちらは、九十九電機が明日(3/12)から79,800円で発売するUMPC「M704」の製造元、台湾GIGABYTE社担当者へのインタビュー。キーボードはバイオ「type Uを意識したとのコメントが。
2006年、MS社がPCとケータイ/PDAの間に位置するというUMPC(Origamiなんて言われてましたね)発表があり、ソニーのtype Uは高すぎたと発言。その後、色々なUMPCが実際に発売されるも、type Uニューモデルの衝撃発表。初代UMPCの影が一挙に薄まるどころか、失望の声も多かったように思います。
あれから2年。液晶の解像度は上がり、キーボードも標準搭載され、ストレージにSSDを採用していながら、恐ろしいまでの低価格なPCが続々登場。UMPCというカテゴリー分けはもはや意味をなさず、Windows OSを搭載した低価格なネットトップ・ネットブック市場が新たに立ち上がりつつある2008年。国内では工人舎やソーテックが奮闘中のこの市場にソニーはなんらかのアクションを起こすつもりなのでしょうか。ちなみに、そのカテゴリーはmyloにおまかせ、ってのは無しでお願いします。
【追記】寿方さんからtype U経由でこんなお便りをいただきました。(感謝です!)
いまType-UX で書込みしてますが、大容量バッテリーがへたってきていて、そろそろ限界っぽいです。バッテリーを買い換えるか、後継機を待つか、それとも価格が下がりきった現行機に買い換えるか、悩むところです。実はTZ91を所有していますので、それを持ち歩くという選択肢もあるのですが、ウエストバッグに放り込んで持ち歩けるサイズというのは、病み付きになります。夏モデルでU後継機の発表はあるんでしょうか?あるといいなあ…。
現行機は確かに安くなりましたがさすがに10万は切れないですかね。後継機にはもちろん期待したいのですが、上述にあるような新しいカテゴリーのウルトラモバイル機にも果敢チャレンジして欲しいですー。
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