ウォークマンA820シリーズ開発者インタビュー~08年はBluetoothがブレイク

ウォークマンA820シリーズ開発者インタビュー(ソニスタ)icon

iconiconウォークマンA820シリーズの開発者インタビューがソニスタに掲載されました。オーディオ事業本部の木野内敬さんと寺井孝夫さん、クリエイティブセンターの志水曜介さんが、A820シリーズの企画開発背景やBluetooth採用の理由などを熱く語ってます。以下、個人的に注目した内容の箇条書きです。

  • A800シリーズの良さを継承しながら、ビデオ対応機としての強化を考え、画面の大型化、再生の長時間化、ビデオの削除機能、机上でビデオを楽しめる「スタンドチップ」の同梱などを盛り込むと同時に、市場の急拡大が予想されるBluetoothにも対応した。2008年はBluetoothが一気に普及すると考えている。
  • Bluetooth接続の検証部分でたくさんのエネルギーと時間が必要になった。バイオtype Uのアクセサリー「Bluetoothオーディオコントローラー(VGP-BRM1Dicon)」を開発した志水氏の経験と同氏がBRM1でもっとこうしたいと思っていた部分がA820シリーズには活かされた。

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    icon専用のBluetoothボタンは必要かについてはかなり議論し検討した。デザインとしてもボタンがついているほうがユーザーに対して親切だと判断。一番使うBluetooth機器にはボタンを押したらすぐに繋がる。他の機器に繋げたいときは、メニュー操作で繋ぐというハイブリットスタイルを採用した。
  • 相手側の機種が対応していれば、ウォークマンからリモコン感覚でボリューム調整が可能なほか、の曲名を送信して表示することもできる。
  • Bluetoothボタンを押すとそこから入力をイメージしたグラフィックがあらわれ、接続が完了すると右上のLEDを通してそのグラフィックが放たれていく感じを表現。ボタンと連動した意味のあるインターフェースがこのモデルには必要と考えた。
  • Bluetooth内蔵内蔵の場合はデジタルのまま転送する、アナログ変換が一度も無いため音質の劣化やノイズが少なく、電池寿命という点でも有利。
  • なによりも、ワイヤレスでいろいろな機器から“ウォークマン”の音が出る。その楽しさを体験して欲しい。

ソニー初のBluetooth内蔵ウォークマンとなるA820シリーズ。いよいよ来週発売ですね。A820シリーズは外観こそA910に近い印象ですが、細部で随所にソニーらしいこだわりが感じられますね。インタビューが掲載されたということは、そろそろ先行予約販売もスタートでしょうか…。