変わりゆくモバイルコンピューティングの概念

モバイルコンピューティング10年の変化

本田雅一さんの「週刊モバイル通信」。デバイス、ネットワークインフラ、ユーザー自身の意識が同時並行的に変化。IntelのATOM戦略などがモバイルコンピューティングの多層化を生み、これから数年でモバイルコンピューティング自体の概念が最も大きく変化すると予測なさってます。

  • 求めるアプリケーションの内容に応じて、コンテンツのリッチさ、画面サイズ、ユーザーインターフェイスの充実度などは異なる
  • モバイルPC、UMPC、MID(Mobile Internet Device)など、ユーザーの利用スタイルに合わせた多層化された市場が成功し、ユーザーの獲得に成功すれば、今よりもモバイルコンピューティングという使い方にスポットライトを当てることができるだろう

モバイルPC市場の閉塞感を憂う本田さんのメッセージは、「小型軽量化を得意とする日本のPCベンダーに、今後も元気に新しい製品提案を行って欲しい」とのこと。

バイオはカラバリ展開に閉塞感。ソニエリも国内市場へのコミット縮小。クリエはとうの昔に撤退。ソニーのMID、「mylo」は新しいユーザー層を獲得できるのか。はたまたATOMベースの新製品がでるのか。これからのソニーのモバイルコンピューティング戦略はどうなるのでしょうね…。

ついでといってはなんですが、匿名設定さんから読売新聞によるソニエリのドコモ撤退報道についてお知らせいただきました(感謝です)。「やっぱり本当だったんでしょうか」とのこと。906を最後に開発を取りやめ、700番台シリーズも705が最後の機種にあるとあります>ソニー・エリクソン、ドコモ向け携帯・定番機から撤退


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