メーカーとユーザーの間の溝を埋めるマニアの存在

「携帯市場でマニアを作れ」――スマートフォン対談(第27回)

日経パソコンオンライン、伊藤浩一さんの「モバイルライフ応援記」27回。スマートフォン対談とのことで、モバイルメディアに対して非常に造詣の深いという東京大学大学院情報学環 准教授の水越伸氏と、日本の若者の携帯電話利用の研究をしているという東京大学外国人研究生でスペイン人のネルバ・テラデス氏、そして伊藤さんが日本の携帯電話事情やスマートフォンの未来について語り合ってます。

「スマートフォンは、ケータイに対してオルタナティブな存在」、「プロダクトの場合、メーカーとユーザーの間にマニアが存在することが大事(中略)ケータイには、そのマニアがいないため、メーカーとユーザーの間に溝ができてしまっています」など、ビビっとくるコメント多数。

日本の場合、メーカーとユーザーの間に溝を作り出しているのが正にキャリアなんでしょうね。そりゃ、ためいきもでるわな・・・>Mobile Weekly Top10:いくつかの決意と深いため息、そしてあきらめ――ドコモ/KDDI/Ericssonが考える「iPhone」


(今から考えると、クリエほどマニアに支えられてきたプロダクツは無いような気がします。そして、ソニー側もそれに応えようとしていたように思います。反対にmyloやRollyはマニアに対してのソニー側のアプローチが足りないような・・・というか逆にマニアックな要素が無さすぎるのか?PSPは別な意味でマニアックになりすぎるところもあって微妙。キャッチボールは強すぎても弱すぎてもダメだし、投げるタイミングも重要ってことなのか?)

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