Wi-Fi/Bluetooth接続のワイヤレスHDD技術でモバイル機器はどう変わる

シーゲイト、無線/Bluetooth接続のワイヤレスHDD技術-1.8型HDDを内蔵。携帯機器との連携を想定

日本シーゲイトが携帯電話やポータブルプレーヤーと無線LAN(IEEE 802.11b/g)やBluetooth(v.2.0)で接続するワイヤレスHDD技術「Digital Audio Video Experience(DAVE)」を発表。機器開発メーカー向けに2007年第2四半期より提供開始するそうです。

HDDに映像、音楽、画像ファイルなどを保存して対応携帯機器からワイヤレスで利用可能。内蔵HDDは1.8インチサイズの低容量モデル(10~20GB)を推奨。1.8インチ/10~20GBのHDDを内蔵の同社のリファレンスモデルでは、リチウムイオンバッテリーでネット利用時の連続駆動時間が約10時間、Bluetooth接続での連続待機時間は14日間前後とか。対応プラットフォームは携帯電話用「Symbian OS」で、Windows Mobileなどの他プラットフォームへの対応についても要望に応じて順次行なう予定とのことです。

バッテリライフも申し分ないんじゃないですか~。ワイヤレスのサーバーを持ち歩き、クライアントはTPOにあわせてチョイスできるってことですよね。「Symbian OS」とのことですのでソニエリが対応製品を出してくれると面白くなりそうですが、日本では期待できないのかなあ…。

ワイヤレスといえば、モノマガジン2007.3.16号(No.557)は「Bluetooth&ワイヤレス」特集。ソニー製品ではワイヤレスの傑作品としてロケフリPK20が紹介されていま~す。

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メモステマイクロ対応のメモカリーダー/ライター

メモリカードなんでも来い! の最強カードリーダー/ライター

ケータイWatchの本日の一品にバッファローのメモカリーダー/ライター「MCR-C30H/U2」が取り上げられているのですが、なんとこの製品、メモリースティック マイクロ(M2)を含む30通りのカードに対応するそうなんです。しかも、M2は専用スロット。

ただ、ドコモのソニエリ機(BRAVIAケータイ)からはmicroSDに対応ということで、国内でMS対応携帯電話が発売されるという予兆もなく、「当分(永久?)に自己満足で終わるかもしれない」とまとめていました。

いつ発売されるかもわからないのに対応しているのはすごいですね。しかも、この製品は昨年発売だったんですね。

ソニーや日本の一番良いところを守っていく~ストリンガーCEO

先週土曜日(2007.3.3)の朝日新聞土曜版「be on Saturday」の「フロントランナー」ソニーのストリンガーCEOが登場していました。同氏の笑顔を見るのは久しぶりのような…。

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“ソフト重視で「神話」復活を”というコピーが印象的です。裏面にはインタビューも掲載されており、SCEの役員人事の狙いの他に、同氏のベトナム戦争従軍時代のエピソードなども取り上げられていました。

SCEには、「他部門とのコミュニケーションの経路を拡げる」、「創造的ビジョンを維持する」の二つが必要があり、それがあの役員人事に繋がったようです。ソニーから見るとSCEはまさに巨大なサイロだったということなのですね…。

また、ソニーは米国流の会社になるべきではないとする発言もありました。「変化を押しつければ、会社の魂を損ないます」、「ソニーや日本の一番良いところを守っていきます」とのこと。先だって出井氏がインタビューで語った考え方にも通じるものがありますね。

また、一面の最後には「負けるのは嫌いだ」という言葉が引用されていました。それは社員の皆さんも同じでしょう。がんばれ、ソニー!

【追記】ソニーの株価が2006年12月以降、ほぼ一貫して上昇を続けているとか。金融持ち株会社のソニーフィナンシャルホールディングスの新規上場(早ければ2007年夏ごろ)が市場関係者のあいだで取りざたされており、上場に伴う株式売却益や保有株含み資産の評価が株価上昇の支援材料になるのではないかとの思惑が増幅しているとのこと>苦難続きのソニー、株価上昇の背景に金融会社上場のうわさ

デジタル放送時代のロケフリのあり方は?

テレビ局を震撼させた「まねきTV裁判」の中身

小寺信良氏が「まねきTV裁判」でテレビ局側が勝てなかった理由を考察。ロケフリの製品コンセプトが今回の判決結果に大きく関わっていることがよくわかります。また、放送機器メーカーとしてのソニーと放送局側の関係についても書かれていて興味深いです。まさに小寺さんならではですね。また、次の課題はデジタル放送として、「ソニーとしては、デジタル放送対応ロケフリの開発にも意欲的」とのコメントもあります。ただ、いまだデジタル放送の外部伝送は、「誰も踏み込んだことがない領域」とか。

TV局公認!ロケフリ+YouTube的な番組共有サービスの衝撃

こちらは江口靖二氏のコラム。ソニーのロケフリのライバル米Sling Media社の「SlingBox」を使う米国の番組共有サービス「Clip+Sling」について解説。番組を「みんなで弄る」という新しい楽しみ方で、違法という発想がそもそも存在しないのだそうです。なにより局が自ら主導している点が日本とは大きく異なるとして、業界に与えるインパクトがとても大きいとしていました。

また日本では、「スカパー!」をケータイやゲーム機などの小型端末向けに配信したり、P2Pを使って低コストに多彩なコンテンツを配信する個人向けサービスの開発計画なんてのも出てきているようです>携帯端末やP2Pでも「スカパー!」

以前はデジタル対応のロケフリを!なんてことを口にしていましたが、最近はちょっと考え方が変わってきました。ロケフリの神髄は場所だけでなく時間にも縛られないことであって、実際にはアナログとかデジタルをあまり意識しなくてすむことなんじゃないかなあって思います。現行のロケフリでも、間にアナログ変換が入りますが、外部機器として接続したデジタル放送対応機器の番組を問題なく視聴できますからね。なので、デジタル放送時代はクライアント機器を含めた画質のクオリティ勝負の時代なんでしょうね。

それはそうと、2台のロケフリをテレコで繋いだら、1つのソースを同時に2つのクライアント機器で視聴できるのですが、もしかしてこれって違法なんですかね。なんだかわけがわからなくなってきました…。

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マルチプレイヤー対応音楽ソフト「BeatJam 2007」の実力は

ウォークマンから携帯電話まで対応、さらに使いやすさを高めたオーディオソフト「BeatJam 2007」

ジャストシステムのオーディオソフト「BeatJam 2007」のレビュー。ATRACだけでなくWMAにも対応しており、フォーマットの違いを吸収してしまうマルチプレイヤー対応ソフトとして注目されているようです。ATRAC Advanced Losslessにも対応しており、自動変換機能を利用してWMA対応のオーディオプレーヤーに転送できるとか。

無償のSonicStageと違い、税込1,980円と有償のソフトではありますが、複数のオーディオプレイヤーやケータイを使い分けている人にとっては最良の選択肢かもしれませんね。自分も試しに購入してみることにしました。使ってみた感想は後日お伝えします。

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PSPの「MAPLUSポータブルナビ」は自転車ナビに使えるか

“PSP+GPS”でお手軽ナビ!「MAPLUSポータブルナビ」で知らない道を走ってみた

デジタルARENAがPSPの「MAPLUSポータブルナビ」をレビュー。米国製のRAMマウントシステムで自転車にPSP本体を固定、自転車ナビに使えるかを試しています。PSPのバックライトの仕様から昼間は画面が見づらいものの、音声ナビで移動し信号待ちなどの間に地図を確認するという使い方で問題は無かったとか。反対に夜は画面が見やすくなるが、逆に明るすぎると感じるとかで、地図の色を反転してくれるナイトモードがあると良いのではとのこと。また、案内ルートからはずれた時に行われるリルートが連続して行われるのが煩わしく思えることもあったようです。

自分も購入はしたものの機会が無くてなかなか使いこなせていないのですが、この手の地図ソフトって必要なデータだけをメモステに切り出して持ち歩けるようにできないんですかね。それならゲームディスクを入れっぱなしでも必要に応じて地図を確認したりナビとして使えると思うんですけど…。

ちなみに、RAMマウントシステムはPDA工房でも扱っていますので興味のある方は是非。それと、今アマゾンで「MAPLUSポータブルナビ(GPSレシーバー同梱版)」が定価の30%引きの7,350円と安いです。ちなみに、「みんなの地図2」の発売は4/19でレシーバー同梱版は8,479円ソフト単体版は4,284円。いずれもPSPケースの特典付き。