辺り一面雪景色、コレがホントのホワイト・デー

東京に戻って参りました。12日に千歳空港に到着したときは快晴だったのですが、札幌市内に入る頃は一面大雪。以後、帰るまでのほとんどの時間、降り続いておりました。同居人の実家から見える景色も辺り一面、雪、雪、雪。河原の石の上にも雪が降り積もっておりました。

sapporo_070313.jpg

芽吹きが待ち遠しいのか、雪が小降りになるとベランダの目の前にある木にはちょくちょく野鳥が飛んできておりました。腹を空かせているのではないかと気遣った義母が物干しにリンゴを置いておいたのですが、さすがは野生の動物、めざとく見つけてついばんでおりました。

今回の義父の一周忌法要は実家で行ったのですが、お経を上げてくださるお坊さんが、到着するなりテレビをつけてくれませんかと言うのです。で、テレビをつけると例の飛行機トラブルの中継映像が。なんというタイミングでしょう。皆が皆、テレビに釘付けになりましたが、無事着陸できたことを見届けたので電源オフ。その後は何事もなかったように法要が執り行われたのでした。いやはや…。滞在中は大雪続きでしたが、昨日の午後千歳に着いた頃は再び快晴で、飛行機も飛び、前輪も出て、無事羽田に降り立つことができました。まさにホッと一息…。

jagairo.jpgそうそう、千歳といえばお約束の「じゃがポックル」。もちろんゲットしました。一人3箱までだから6箱まで買えたんですが、そんなにあるとありがたみが無くなるので2箱だけ買ってきました。また、ナチュラルローソンに売っていると情報をいただいていた「じゃが彩」ですが、同居人が札幌市内のスーパーで見つけ、初ゲット。早速食してみましたが、たいへん美味しゅうございました。

結局、法要以外は特にドタバタすることもなく、飲んで食べてと、かなりのんびり過ごしてしまいました。さあ、今日からまた気合いを入れて更新、もとい、食事制限せねば…。

#ソニーからはひとつだけ新製品発表があったようですね。別エントリーで取り上げますが、ひとまずお知らせ感謝です>かつぽんさん&匿名設定さん。

Robert Randolphのペダル・スティールにTKO 【ちょっとしたお知らせと私信あり】

先週、ウォークマンA800シリーズの先行展示目当てで銀座ソニービルとお台場ソニースタイルに行きましたが、どちらにも近くにCDショップ(HMV)がありまして、なんとはなしにいつも立ち寄ってしまいます。

rycooder_cd.jpg7日の銀座はRy Cooderの「My Name Is Buddy(輸入版)」を購入。約2年ぶりのニューアルバムで、放浪の赤猫「バディ」の物語全17章を音楽で表現したとか。ヴァン・ダイク・パークスやフラコ・ヒミネスなども参加しているとのことだったので、もしかしたら久しぶりにブリブリのスライドギターが堪能できるのではないかと思ったのですが、全般的にアコギ中心のアーリーアメリカン的なサウンドで、少々期待はずれ。昔のようにギタープレイヤーとして前に出てきてエモーショナルでブーミーなスライドを聞かせてくれるアルバムはもう出してくれないのでしょうかね…。

と、そんな気持ちを察した神様がいたかどうかはわかりませんが、8日のお台場ではその不満を一挙に吹き飛ばしてくれるアーティストに出会えたのです。その名はRobert Randolph(ロバート・ランドルフ)。ペダルスティールの神童と呼ばれている人で、クラプトンやサンタナなど数々の大物との競演を果たしているだけでなく、グラミー賞に2年連続出演。カテゴライズできない音楽が魅力、的なことが視聴機に書かれていました。ちなみに、アルバムは「Colorblind」というタイトルで輸入盤は昨年の秋頃にリリースされていたようです。ちなみに、日本版は今ならボーナストラック入りで1,980円とお得ですよん。

robert_randolph_cd.jpgペダル・スティールギターはカントリーやハワイアンミュージックでは当たり前というか、ある種カナメの楽器でもあるわけですが、反対に使えるジャンルを限定してしまう楽器という先入観があったわけです。で、聞いてみたらそんな固定観念などポーンと吹き飛ぶ実にカッコイイアルバムでした。こんな風にガツーンと来る音楽に出会ったのも実に久しぶり。なんでもっと早く彼らの音楽と出会えなかったのかと悔しさまでこみあげてくる始末。バンドの演奏も録音も素晴らしく、タイトながら非常にぶっといリズム隊にRandolph氏のエモーショナルたっぷりのギターが絡むのがなんとも気持ちよい。あまりの衝撃に、セカンドファーストアルバムをネットで注文。今日は届いたばかりのセカンドを聞きまくっております。

彼らの音楽をどう説明して良いのかわかりませんが、歌詞などわからなくとも魂を揺さぶられるようなそんな音楽です。そして、自然にカラダが動いてしまう。そんなパワーに満ちあふれたカッコイイ音楽です。ちなみに、クラプトンは5曲目の「Jesus Is Just Alight」にボーカルとギターで参加。この曲は言わずとしれたドゥービー・ブラザーズの名曲ですが、はっきり言ってクラプトンの存在感は無きに等しいっす。Randolphの悶絶ペダル・スティールソロのほうが百倍スゴイ!

単細胞人間の自分は、彼らの音楽を聞いて一挙にペダル・スティールの虜になってしまいました。最近は音楽は聞くばかりですが、演奏してみたいなんて気持ちになる音楽に出会えるというのもなかなか無いです。ペダル・スティールって高いんだよなあ。どうしようかなあ…って買うのか?

【お知らせ】明日から三日ほど義父の一周忌行事の関係でサイトの更新が滞ります。何とぞご了承ください。その間、できれば新製品発表はしないでくださいね、ソニーさん。って、そんなの無理か…。

【私信】金曜の晩はありがとうございました。遅くなりましたがこの場を借りまして御礼申し上げます>関係者の皆様。また、変なものをお見せしてしまってごめんなさい。コレに懲りずにまたご一緒させてくださいませ。今度はバッテリ充電して持参しますので…。

サイバーショットG1の開発にはバイオ元開発者が携わっていた 【追記あり】

先週末に電撃的に発表されたサイバーショット「DSC-G1icon」ですが、その開発にバイオの元開発者が関わっているとのお知らせをアラゴロクさんよりいただきました。ソニードライブに開発者インタビューが掲載されており、そちらで詳細を確認できます。

http://www.sony.jp/topics/cyber-shot/g1-interview/it06.html
Cyber-shot G1の開発者インタビューです。
VAIO typeUなどの元開発者が関わっているとか。
どおりで何かVAIOっぽいCyber-shotだと思いました。

なるほど、G1は「写真を楽しむ道具」であり、「デジタルスチルカメラ×PC」でもっと何か楽しいことができないかと考え、開発チームが一丸となって作り上げられたってことなんですね。

実は、G1発表当日、daiyaさんからお便りを頂戴したのですが、素晴らしい考察にもかかわらず、掲載不可とのことなのでその内容をかいつまんでご紹介させていただきます。

G1は今までとは明らかに異なる方向性で、差別化や新提案が出来ていると思う。内蔵の大容量メモリに写真を入れて持ち歩く発想はなかなか興味深い。ただ、各種認識、画像検索などに必要な画像解析は、PCのアルバム編集ソフトを使う必要があり、カメラ単体では出来ない。パワーの必要な処理をPCに任せる辺り、iPodとiTunesの関係にも似ているが、例えばWalkmanなども纏めて管理できるソニーデバイス用のオールマイティなクライアントソフトウェアがあると、もっと利便性があがる(ソニーファンが喜ぶ)のではとも思う。また、2GB内蔵メモリーも、仕様に関する注釈が多く、実際にG1で撮影した写真はそんなに貯めておけない模様…気が早いが、次機種では思い切って20GB位あればかなり思想どおり使えると思うので今後に期待したい。

iconiconとのこと。「ソニーデバイス用のオールマイティなクライアントソフトウェア」というくだりは諸手を挙げて賛成です。「ソフト重視で神話復活」を掲げるソニーに一番必要なものなんじゃないでしょうか。ソニーの場合は、G1のようなデジカメからのアプローチ、ウォークマンのようなポータブルオーディオ製品(かつてのHMP-A1しかり)から、myloのようなコミュニケーターからの、PSPのようなゲーム機からの、かつてのクリエのようなPDAから、それぞれがマルチビューワー的なアプローチをしており、ユーザーの嗜好に合わせてチョイスできるようにしてくれているともとれますよね。かつては付属のソフトもバラバラでしたが、myloやウォークマンA800シリーズにランチャーを付けるなど、ソフトウェアにも統一感を持たせようと努力しているようには見えます。音楽ソフトではコネクトの解体や元アップル社員のヘッドハンティングもありますし、ゲームで培った豊富な開発力を持つSCEとの連携(ストリンガー氏的にはサイロ解体)も今後は期待できるのではないでしょうか。これらの要素がソニー全体のソフト開発力を押し上げ、iTunesを超えるユニークな総合エンタメソフトウェアを世に送り出してくれるものと信じております。

(改めまして感謝です。またこんな形でご紹介してしまって申し訳ありません。問題があるようでしたら修正削除しますのでご連絡くださいませ>daiyaさん)

【追記】その後、daiyaさんから上記の件に関して以下のようなご返事を頂戴しました。

DSC-G1の件でコメントを寄せたdaiyaでございます。私の拙い文を褒めて頂き、うれしいやら恥ずかしいやらです(先の文も恥ずかしいので掲載×にしたのですが…)。でも「総合エンタメソフトウェア」欲しいですよね!欲を言えば、walkmanやCyber-Shotに限らず、PSPやHandycam、スゴ録などもクライアントとしてぶら下がると凄い事になるかなと。コンピュータと組み合わせる事でハードウェアに無い機能を実装したiPodとiTunesの様に、統合されたクライアントがあれば、デバイス(とそのコンテンツ)同士を組み合わせた楽しく便利な使い方が出来るのではと思います。デバイス毎に別々のソフトウェアをインストールし、使い方もそれぞれ覚えるよりずっと利便性も上がりますし。
また、AppleがiTunes Music Storeを成功させたポイントの一つ(と思っています)として、クライアントとなるiTunesを既に普及させていた様に、ハードを買った「その先」の窓口をユーザーに提供する(そして新しいビジネスを作り出す)為にも、単一の強力なクライアントが必要じゃないか、と考えます。OSをMicrosoftが、Webブラウザをgoogleが、iTunesでappleが自社とユーザーを直接結び付けようとしています。そう言う意味では、それが出来る強力なクライアントとして、PC上のソフトウェアも必要ですが、PS3がその役割を担う事にも期待したいです(十分な性能もある事ですし)
話変わって(戻って?)サイバーショットG1かなり魅力的ですよね。自分はDSC-T100と一緒にGPS-CS1Kを買い、写真と地図の組み合わせの面白さに目覚めたのですが、G1には是非GPS機能を内蔵して貰って、”場所”と言う分類も出来ると更に魅力的だな、と思います。
長文・駄文失礼致しました。SPAさんの記事、これからも楽しく読ませて頂きます。

実質的な掲載許可、ありがとうございました。PS3が担うべき役割についても全くの同感でございます。GPS搭載はG1のみならず全機種に載せてもらっても良いぐらいです。今度ともdaiyaさんならではの鋭い考察を期待しておりますので、どうか気兼ねなくお便りしてくださいね。それでは、今後ともよろしくお願いします!

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IT系メディアがウォークマンA800シリーズをこぞってレビュー

ウォークマンA800シリーズiconのレビューが続々と公開され始めました。

【新製品レビュー】ソニーの底力を感じる新ウォークマン。「NW-A800」

iconiconこちらはAV Watch。イメコン3のウォークマン用設定についても詳しく解説してくれてます。PSP用のH.264ファイルでも、著作権保護無しならイメコンでウォークマン用に変換して転送できたそうです。MPEG-4 SPファイルは、解像度がQVGA以下でビットレートが2.5Mbps以下のファイルであれば、iPod/PSP用問わずほとんど再生できたとか。総論としては、「完成度が高く、サービスの今後にも期待したいが、それ以上に「ウォークマン」、オーディオプレーヤーとして完成度がぐっと高まったことが印象深い」と高評価。あとは音声PodcastやWM DRM 10への対応ができれば言うこと無しみたいです。

高まった完成度、動画も楽しめる高音質ウォークマン――「NW-A805」

ITmedia +D。動画再生に関しては液晶サイズから没頭感に欠けるとの評価。総論としては、「NW-A1000のレビューの際に感じた、操作時の“もっさり”感は完全になくなっており、キー入力にあわせてキビキビと動作する。これはよい」、「nano/第5世代iPodという強力なライバルにも十分対抗しえる製品」とこちらも高評価。

【番外編】ソニーのビデオ対応・新”ウォークマンAシリーズ”を速攻チェック

Phile-web、鈴木桂水さんの「ケースイの次世代AV NAVI」の番外編として登場。「動画対応の携帯音楽プレーヤーとしての完成度はかなり高いという印象を受けた」とこちらもまた高評価。ただ、残念なこととして、「おでかけ・スゴ録」に未対応なことをあげておられました。

みな、思うところは一緒なんですね。かゆいところに手が届かないのが今のソニー。もうひと踏ん張りです。にしてもホワイト良いなあ…。8GB版のホワイト出しましょうよ、ソニーさん。あ、ついでに赤も!

あと、アマゾンでもウォークマンA800シリーズの予約受付が始まりました>ビデオ対応ウォークマン&おすすめアクセサリ

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MHP2効果でPSP絶好調~PS3はGame3.0の世界へ

ゲームソフト販売本数 TOP30( 【ゲームハード販売台数、ハード別ソフト販売割合】 集計期間:2007年2月19日 ~2007年2月25日 )

ファミ通.comのゲーム機販売台数とハード別のソフト販売割合ランキングなんですが、PSPが2004年12月の発売以来、最高となる39.5%のシェアを獲得して、初めて首位に立ったそうです。それもこれも「MHP2」のおかげ。同日発売の「シャンパンゴールド」モデルも「MHP2」に引っぱられて売れたようです。

なんたら無双も店舗によっては品切れになっているとかで、SCE的にも万々歳といったところでしょうか。>週間ゲームソフト販売ランキング【速報版】 (2007年2月26日~3月4日)

西川善司の3Dゲームファンのための「ソニー“Game3.0”」講座 GDC 2007特別編 フィル・ハリソン氏基調講演によって明らかにされた「Game3.0」の世界

こちらはGDC 2007でSony Computer World Wide Studiosのフィル・ハリソン氏が基調講演で明らかにしたというソニーが考える「Game3.0」の世界を詳細に解説してくださってます。先だって発表された「Home」以外に「Little Big Planet」というユーザー自身がゲームを制作できるツールも紹介。

Webやらゲームをどうこう言う前に、ソニー自身が「ソニー3.0」にならんといかんだろうという話もなきにしもあらず。にしても、西川善司さんがおっしゃるとおり、PS3はマジで欧米化というか洋ゲー化が進行してますね。Homeの世界もリアリティがありすぎて日本人的にはなじみにくい印象を持ちましたです。

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Wi-Fi搭載でDLNA対応のサイバーショット「G1」はデジタルアルバムカメラ

大容量約2GB内蔵メモリーに最大約20,000枚の写真をデジタルアルバムとして持ち歩ける、新“サイバーショット”『DSC-G1』発売 ~世界初、約92.1万ドット、写真画質の3.5型液晶搭載~(ソニードライブ)

ソニーは、約2GBの大容量内蔵メモリーに最大約20,000枚の写真を保存し、世界初、約92.1万ドット、3.5型の「エクストラファイン液晶」を搭載したサイバーショット『DSC-G1icon』を4/6に発売すると発表しました。「撮る」楽しみに加え、PCに保存してあった写真をカメラ本体に転送し、見たいときにアルバムとして持ち歩き、「見る」「見せる」楽しみを広げるデジタルアルバムカメラとのことです。米国から遅れることわずかで正式発表ですね。

サイバーショット『DSC-G1』の主な特長
iconicon1.大容量約2GBの内蔵メモリー搭載
2.世界初、写真画質の3.5型「エクストラファイン液晶」を搭載
コンパクトデジタルスチルカメラでは世界初となる、3.5型約92.1万ドット液晶を採用。230ppiのきめ細やかさに加え、色数1,677万色を実現。
3.“サイバーショット”として初めて無線LAN(Wi-Fi)搭載
無線LAN(Wi-Fi)通信機能とホームネットワークの標準規格DLNAに対応

これ以外にも、撮影したオリジナル画像とは別に、VGAサイズ(640×480)の画像を本体内蔵メモリーに自動的に記録する「アルバム機能」やアルバムに保存された画像にラベルとコメントをつけることが可能だったり、見たい写真をすぐに探し出す管理機能と検索機能など盛りだくさんですが、注目はやはりWi-Fi搭載とDLNAへの対応。コラボショット、ピクチャーギフトなどWi-Fiを活かしたユニークな機能が目をひきます。また、カバーを開くと、カメラ本体の右側に、撮影時に必要な操作ボタンが現れ、カバーを閉じるとフォトビューワーとして必要な液晶だけになるという、2面性をコンセプトにしたというデザインも面白いですね。

おしむらくはその値段。市場推定価格が70,000円前後(ソニスタで69,800円)と従来のラインナップよりも頭二つぐらい飛び抜けてしましました。好きなデザインだし非常にソニーらしいユニークな機能が満載ですが、ちょっと手が出しにくい微妙な価格設定なんだよなあ…。

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