HDD、大容量化とワイヤレス化によるアクティブストレージに注目

【CES続報】2007年,0.85インチ型HDDは10Gバイト,1インチ型は15Gバイトに(Tech-On!・要登録)
フラッシュメモリに追い越されそうなHDDですが、その容量は2006年も拡大を続けるだろうというニュース。東芝が2007年に10GBの0.85インチHDD投入すると発表。1インチ型HDDを手掛ける米Cornice社は、8GBと10GBの製品を発表。8Gと10Gの1インチ型HDDを量産している米Hitach Global Storage Technologies,も後継機種として15G程度の容量を目指している模様。

【Seagateブース編】世界初のワイヤレスUSB対応HDDをデモ
CESのSeagateブースでは世界初のワイヤレスUSB対応HDDが展示され、ポータブルHDD側の動画ファイルをワイヤレスUSB経由で転送しノートPCで再生というデモを行なっていたそうです。ストレージに記録されている情報を、いつでもどこでも気軽にアクセスできるようにしようというコンセプト「アクティブストレージ」もユニーク。ストレージのユビキタス化と言い換えても良いそうです。

HDDも小型化と大容量化が進み、そこにワイヤレス対応がプラスされるとなれば、ポータブル性能に磨きがかかるというもの。まだまだフラッシュには負けないぞという意気込みが伝わってきます。ポータブルAVプレイヤーへの応用も期待されますね。

HDDといえば、ソニーが発表した「DCR-SR100」は同社初のHDD搭載機。30GB HDD搭載で、高画質モードで7時間、長時間モードで21時間録画可能。USBでパソコンにつなげば録画した内容を簡単にDVDに保存できるそうです。日本での正式発表が待たれますね~>【CES続報】ソニーはHDD,Samsungはフラッシュ,記録媒体を内蔵するビデオ・カメラ(Tech-On!・要登録)


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