米国ではソニーはクールな存在ですが、東京では違います

ソニーはふたたび「クール」になれるか

CNETによる、米ソニーCEOでヘッドクオーターで副会長も兼任するHoward Stringer氏へのインタビュー。

コンテンツを開発していない本社が開発した技術で、優れたソフトウェアソリューションを構築できるのかという懸念がありました

かつて、これからはコンテンツだ、ソフトだと息巻いていたソニーが、自らそのコンテンツを軽視していたことをはっきりと認めています。音楽分野で出遅れた同社ですが、ビデオ分野ではサービス内容を改善し、短期間で成長するための時間は十分に残されているとして、Connectによるテレビ番組やゲーム配信サービスを示唆しています。


また、ニュースタイトルになったクールになれるかどうかについては、「米国ではソニーはクールな存在ですが、東京では違います」と、はっきりとコメント。米国市場へのコミットが最重要なんでしょう。実際、日本では叩かれまくりですからね。比較対象になるアップルにしても今でこそ好調ですが、96年頃にはどん底だったわけで…(自分もアップル社の仕事に一時期関わったことがあるのでその時の状況は身をもって体験済み)。

ブランドの力だけで皮一枚でつなぎ止められた状態ではありますが、1ファンとしては、持ち前の技術力とモルモット精神を取り戻し、これぞソニーといわれるような製品を世に送り出してくださいとしか言いようがありません。

最後に、個人的に印象に残ったのがHoward Stringer氏の以下のコメント。

引退したらブログを始めて、言いたかったことを全部ぶちまけたいと思うこともあります

思いっきりぶちまけてください!