「なにわバタフライ」を観て

昨晩、同居人と一緒に三谷幸喜さん作・演出による戸田恵子さんのひとり舞台「なにわバタフライ」を渋谷パルコで観てきました。予備知識無しで行った芝居でしたが、同居人から「みやこ蝶々」さんの自伝がベースの舞台と聞き、一体どんな芝居なんだろうと思っていたんですが、実際に観てみて納得。終わってみれば笑いあり涙ありのとても感動的な芝居でした。


天真爛漫やピュアという言葉が似合う主人公の性格を戸田さんは見事に演じきってました。それはもう素晴らしい演技でした。内容についてはネタバレになっちゃうのでこれ以上は書きませんが、蝶々さんってすごい男性遍歴だったんですね…。でも、なんてやさしい人柄だったんだろう…。また、開演直前の三谷さん自身のアナウンス、戸田さんが使う小道具の妙や、音楽・音効担当の女性お二人(パーカッション&マリンバ)の生演奏も効果的で良かったっす。

実は途中、寝オチしそうになりました。内容がつまらなかったからと言うことではなく、ひとり芝居というスタイルだと戸田さんばかりを注視する時間が長くなってしまって、頭がぼーっとする変な感覚に陥ってしまうんですよ。去年、トリビアの泉で、漢字をずっと観ているとその文字の意味がわからなくなってしまうみたいな、う~ん、なんて現象だったか忘れたけど、そんと同じような感じなんです。

ちなみに、渋谷まであと二駅というところで、舞台のチケットを忘れたことに気が付いた同居人の慌てぶりも見物でした。