・ソニー、ドコモ向け撤退――開発・生産中止、国内事業を縮小
・ソニー、ドコモ向け携帯電話から撤退・国内事業を縮小
ソニーがドコモ向けの携帯電話機事業から事実上撤退すると日経が報じています。年内に開発・生産を打ち切り、国内事業を大幅縮小、主力の海外事業に注力するそうです。国内ではすでに三洋電機と三菱電機は撤退を決めており、市場淘汰の流れが大手にまで波及してきたとか。
ワタボーさんからもお知らせいただきましたが(感謝です!)、Engadget Japaneseでは、“国内向け端末の開発から全面撤退する計画であったものの、「音楽配信ビジネスのため」KDDI向け新規端末の提供は 「当面」継続、またドコモ向けには他の国内メーカーから供給を受けてソニー / ソニエリブランドでの販売を続ける”との具体的な記述があります>ソニー・エリクソン、ドコモ向け携帯の開発・製造から撤退へ
キャリア主導の国内市場で、経済的にも人的にも疲弊を続けてきたのでしょうね…。ギブアップというより、キャリアにNo!を突きつけた感じもしないでもないですが、これもひとつの選択と集中なのでしょうか。ちなみに、自分はドコモ時代の最後の端末がソニーの503iでした。当時はまだソニエリ無かったんですよね。あの頃はなんとも平和な時代でした。
にしても、驚きです。今後は国内携帯電話事業も大幅縮小とのことで、今まで同様にキャリア支配が続けば、ゆくゆくはau向けの撤退もあり得るのかも。反面、今後はアップルのような立ち位置で、ソニエリがキャリアを選べる時代になっていくのかもしれません。X1のような端末が日本で普通に使える時代が来ることを祈ります。
(ソニエリのドコモチームはどうなちゃうのでしょうか。auチームに統合されるのか、海外端末の企画開発に移動するのか。ソニエリには元クリエ開発陣も多数在籍しているので、人ごとではありますが心配であります…)
【追記】IT系メディアでもニュースになり始めました。「ドコモ向けの商品化計画を見直しているのは事実だが,撤退は考えていない。『国内の携帯メーカーから製品を調達して自社ブランドでNTTドコモに端末を供給する』こともない。見直しの内容はNTTドコモとの関係があるので話せない」というのが広報のコメントだそうです。その後、ソニエリジャパンも正式リリースを発表しています。
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