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SDC2008は早退しました 【感想を追記】

昨日(9/13)、品川高輪グランドプリンスホテルで開催された「Sony Dealer Convention 2008」。昨年同様、カレンさん経由で開発者セミナーを拝聴できるブロガー枠にてお誘いをいただきましたが、今回はセミナー二つを聴講し、コンベンション会場の自分の興味のある製品(ついてくる有機ELテレビ)を中心に視察して、早々に会場を後にしました。

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ソニー、Bluetoothオーディオレシーバー新製品「DRC-BT15P」を08年1月に発売

Bluetooth機能を搭載した携帯電話などの音楽をワイヤレスでリスニング。お持ちのヘッドホンと使えるワイヤレスオーディオレシーバー「DRC-BT15P」

ソニードライブのヘッドホンオフィシャルサイトにBluetooth対応アクセサリーの新商品「DRC-BT15P」の情報が掲載されました。Bluetooth対応の携帯電話やオーディオプレーヤーをバッグなどに入れたまま、ワイヤレスで音楽を再生可能なレシーバーで、ステレオミニジャックには好みのヘッドホンを接続できます。AVRCP対応機器ならレシーバーのジョグスイッチから音楽の再生・停止などの基本操作が可能で、ワンセグ音声も再生できるSCMS-Tにも対応するほか、HSP/HFP対応の携帯電話のハンズフリー通話にも対応。レシーバーはクリップとストラップの2ウェイによる装着が可能で、乗せるだけで充電可能な充電スタンドも付属。価格はオープンで、2008年1月下旬発売予定とのこと。

ちなみに、auの「W54S」と同機の購入でEdy最大4,000円分をプレゼントするGEAR-UPキャンペーンも実施予定とか。4色のカラバリ展開もW54Sとのコーディネートを考慮してカラーリングが決定されているような雰囲気です。このタイミングでの情報公開もW54Sの年内発売が難しくなったからなのかもしれません。

なんか、ビクトリノックスの十徳ナイフみたいなデザインですね。SDC2007で期待していてくださいと言われたのはコレのことだったのかなあ・・・。何はともあれ、Bluetoothレシーバーオタ(?)の自分にとっては今年最後の嬉しい話題になりました。来年1月の発売が今から楽しみです。

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隠れたソニーのヒット商品はスピーカー?

クリクラ時代から当サイトをお昼休みのお供としてご愛読いただいているというK太さんからのお便りです。

ソニー製品としてスピーカー関係はあまり目立っていませんが、10月に発売した「SS-F6000」「SS-CN5000」「SS-B1000」「SA-W3000」のシリーズ(?)がバカ売れらしく、ソニスタでは入荷未定、某大型電気店では「SS-CN5000」「SS-B1000」「SA-W3000」は12月下旬、「SS-F6000」に至っては最悪1月下旬ごろまでの入荷待ちになるそうですよ。「SS-F6000」はペアで2万円台、音は値段以上に良く、安くて良いホームシアター環境を構築したい人からは注目されているようです。宣伝などをしなくても注目されている製品はあるんですよね、ソニーさん・・・。

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おおー、そうなんですか!改めて、ソニスタ取り扱いスピーカー一覧iconを見てみましたが、4ウェイも2ウェイもこれまた随分とリーズナブルなんですねー。4ウェイのスピーカーシステムが2本で23,625円、2ウェイが7,560円ですって。スピーカーってこんな値段でしたっけ・・・?

おそらくSDC2007でも展示されていたのでしょうが、時間が無くてピュアオーディオコーナーは完全にスルーしてしまったんですよね。当然、実物は見たこと無いし、音も聞いたこと無いのですが、それだけ売れているということは価格以上の性能があるのかもしれません。まさに隠れたヒット商品ですね。これはソニービルでチェックしてこなくては・・・。ということで、お知らせ感謝です!>K太さん。

ソニーのスピーカーといえば、はるか昔にDTM用途で買った「SMS-1P/B」を長い間ほったらかしにしたままです。これって、1台18,000円もしたんですね。もったいないので復活させてみようかなあ・・・って、すでに机の上はスピーカーだらけなんですよね。

極私的有機ELテレビ「XEL-1」体験レポート(2)~説明するのが難しい画質編

繰り返すようで申し訳ないんですけど、有機ELテレビ「XEL-1icon」、素晴らしいです。前回の最後に書いたように、見慣れちゃうと液晶パネルでテレビを見るのがつらくなってきます。自慢したいとかそう言う事じゃなくて素直にそう思うのです。今年のSDC2007のレポートでも書いたように、理屈じゃない何かが有機ELテレビにはあるんです。だからこそ、この素晴らしさをどう説明してよいのかと悩んでしまいます。

以前も紹介しましたけど、AV評論家の麻倉怜士さんがソニーの有機ELテレビについてこんな風に語っておられます。(ITmedia +D LifeStyleの「CEATECで見つけた3つの次世代トレンド」より引用)

有機ELの凄さとしてはまず、100万対1のコントラストが挙げられますが、数字に表せない絵的な凄みもまた、自発光という構造からもたらされているのです。コントラストだけならば、液晶でもシャープのメガコントラスト液晶のように二重パネルなどの手段で高めることができるので、100万:1という数値自体はさほど驚くべきことではありません。発光原理に起因する、黒の沈み・再現性が有機ELの本当の凄さなのです。XEL-1の画素数は約50万画素(解像度は960×540ピクセル)で、これはフルHDのちょうど4分の1です。画素数としては少ないですが、精細感もあって造形力が高く、繊細な映像を作り出しています。これこそが、高コントラストが演出する有機ELのパワーです。

iconicon自分はこの解説を読んでXEL-1を買う決意をしたわけですが、テレビは決して解像度だけで決まるものではないのだという事を学べたことは大きいです。今まで液晶テレビで自分が見ていた黒は黒じゃなかったんですね。麻倉さんの言う「数字に表せない絵的な凄み」は、(実際は微妙に違うのかもしれないけど)絶対的な黒の表現力にあるということでもあるのでしょうか。いまだに有機ELの原理を理解できないSPAですが、現物を見ると黒がキレイなのが本当によくわかります。

で、現物をご覧になったことのない皆さんに、この黒がどれぐらいキレイなのかを見ていただきたいと思い、デジカメで実際の画面を撮影してみました。自分はカメラのこともよくわかっていないのでこの方法が正しいやり方かどうかはわからないのですが、こんな方法しか思いつかなかったんですよね。比較対象は我が家のリビングにある液晶ベガの32インチ(KDL-L32HVX)で解像度は1366×768。有機ELテレビ「XEL-1」は960×540。いずれも、PS3をHDMI接続して、信号は720pまでに制限しています。

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PS3にダウンロードしたスパイダーマン3の予告編(MPEG4 AVC)、マトリックスのDVD、冨田ラボのBlu-rayビデオの3つを素材に使いました。テレビが置いてある部屋は違いますが、部屋の電気は消してカーテンを閉め、他の光が画面に映りこまないようにし、映像にポーズをかけた状態でα100+マクロレンズで三脚を使ってほぼ同じアングルで撮影。加工ははトリミングと縮小のみ行いました。

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スパイダーマン3は黒と赤のコントラストが印象的なシーンを抽出。微妙にフレームが異なりますが、XEL-1の方が黒味にツヤがあるように思えるのですが、どうでしょう。また、コスチュームの赤が黒い影によって素材感を増しているようにも思えます。気のせいか?

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こちらのシーンでは、上から降りてきた黒いスパイダーマン(よく知らないんですけど)のコスチュームの黒にツヤがあるような無いような・・・どっちだ。ちなみに、上の2点の画像のみ有機ELテレビ側が消費電力が「減(暗)」の状態のまま撮影してしまいました。これを「標準」にしたらもっとコントラストがあがったのかもしれません。

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マトリックスは、トリニティーの黒いスーツが映えるシーンを抽出。解像度はWEGAの方が上ですが、こちらもスーツの黒にツヤを感じます。また、有機ELの高コントラストからか、背景のコンクリートの柄がはっきり見て取れます。

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冨田ラボコンサートはキリンジとの競演シーン。縮小しすぎてあまり違いが感じられないですかね。ペイントソフトのスポイトツールなどを使うと黒の深みがわかりそうなわからなそうな・・・どっちだ。でも、実物を見ると明らかに違いがでるんですよ。このコンサートのステージは赤が基調のデザインなのですが、この赤が本当にキレイなんです。

いやー、やはりデジカメ画像で有機ELの画質を説明するのは難しかったです。そして言葉で説明するのはさらに難しいです。ソニーが700台を店頭展示するのもそういうことなのかもしれません。液晶やプラズマがポピュラーな日本市場で、有機ELのテレビCMを流すというのも、これまた矛盾してしまうというか・・・。まあ、自分のボキャブラリーがないのが一番の原因かもしれませんけど。まあ、とにかく難しいと思いましたです。

ということで、こんなレポートでもしも興味が沸くようでしたら、是非是非、お近くの電気店やソニーのショールームで現物を見てみてください。普段、液晶テレビを使っているとわかりやすいと思います。

それと、日経BPのTech On!にも「XEL-1」のレビューが掲載されてます。11/29現在は以下の記事がアップされており、入手から開梱までを3回に渡りレポート。次回からはいよいよ本題のバラシレポートになるようです。

【有機ELテレビ分解その3】電源を入れ,地上デジタル放送を視聴してみる
【有機ELテレビ分解その2】中身を確認,箱の中にはさらに箱があった
【有機ELテレビ分解その1】あの有機ELテレビを入手

蛇足ですが、このエントリーを作成中に、ソニーマーケティングさんからXEL-1のカスタマー登録特典が届きました。ティーザー広告同様のデザインの箱がプレミアム感をそそります。中身はオリジナルリモコンホルダーで、XEL-1とマッチするデザイン。ただ、鉄製でめっちゃ重いです。プラスチッキーなリモコンには少々不釣り合いかも・・・。

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ロケフリ Home HD 体験レポート始めます

昔から当サイトをご覧いただいている方はおわかりかと思いますが、エアボード時代に購入した「LF-X1」から始まり、ロケフリはSPA家にとって無くてはならないアイテムであります。また、ソニーマーケティング(SMOJ)さんの体験レポートを通じて、「LF-X5」「LF-PK1」「LF-PK20」をモニターさせていただく機会にも恵まれ、公私(?)ともにロケフリと縁深い生活を送ってきました。

先日、世界初となる有機ELテレビ「XEL-1icon」を購入し、その映像美に酔いしれる日々が続くSPAでございますが、実はXEL-1が出荷された11/22はロケーションフリーの新製品「ロケフリ Home HD」の出荷日でもあったんですよね。

自分は、SDC2007のセミナーを通じてロケフリ Home HDの性能と実力を体感し、ワイヤレスでハイビジョン伝送が可能になった事実に驚愕しました。ロケフリ愛好家のSPAとしては、当然の如く関心の高い製品となるわけですが、周知の通り、有機ELテレビを購入する計画(実際にもう購入してますが)もあり、予算の関係からしばらくは静観していようと思っていたところ、思いがけない福音が訪れたのです。

過去のロケフリ体験レポートつながりで、SMOJさんからロケフリオフィシャルサイトに掲載予定の新製品の対談企画に参加しないかいう打診があったのです。しかも、その対談相手は、なんと!あの!小寺信良さんだというではありませんか。話を聞いて思い切り舞い上がってしまいましたよ、もう。自分ごときが小寺さんの対談相手で良いのかと悩みましたが、短い人生の中でこんな機会はメッタにないだろうということで、思い切って参加させていただくことにしました。

iconicon今回の対談企画は新製品がメインになるということで、小寺さんと自分にSMOJさんからサンプル機の貸し出しがありまして、対談のために実際に「LF-W1HDicon」を使わせていただいたんです。対談自体はすでに終わってましてですね、今はまだSMOJさん側で編集中で正式公開はもう少し先(12月上~中旬)になるそうです。なので、今もまだ貸出機が手元に残っている状態が続いているんですが、実機への感想や意見があればサイトで取り上げても(取り上げなくても)構わないとのお話しをいただきました。

ちなみに、対談は小寺さんが終始リードしてくださったおかげで滞りなく終了。舞い上がっていたせいか、何をしゃべったのか今ひとつ記憶にないのですが、色々な意味で有意義な時間を過ごすことができました。

幸か不幸か(?)、対談が終わってから有機ELテレビが到着。XEL-1との接続を試してみたのですが、これがもう相性ぴったりなんですよ。で、この際、有機ELテレビと同時進行でロケフリ新製品の体験レポもお届けしちゃおうかなと思った次第です。どんどん自分の首を絞めているような気がしますが、どちらも使っていて楽しいし、エポックメイキングな商品なので、モチベーションも維持できることでしょう。そんなこんなで、前置きが長くなりましたので、次回からが本番ということで・・・。

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SPAの極私的有機ELテレビ「XEL-1」体験レポート始めます

iconicon2007/11/22、世界初となるソニーの有機ELテレビ「XEL-1icon」の発売が開始されました。11型(960×540ドット)で200,000円。現行の液晶やプラズマテレビと比べ、インチあたり18,000円は相当高価ですが、3年前に発売されたクリエVZ90は3.8型(480×320ドット/65,536色)搭載で当初の市場推定価格が95,000円。1インチあたりの単価は25,000円ですから、深く考えずに比較すると、この3年で3割ほど値下がりしたことになります。いやー、技術の進歩ってスゴイですね。

ちなみに、年内の出荷は2,000台でそのうちの700台が展示機用としてディーラー向けに出荷されたそうです。ですので、差し引き1,300台が一般販売されたことになりますが、事前の予約でほぼ完売とか。ちなみに、来年からは月産2,000台のペースで製造されるそうです。

sdc07_el11.jpgSDC2007で見た有機ELテレビには本当に感動しました。ブラウン管を彷彿とさせるコントラスト、ビビッドな赤と絶対的な黒。美味しそうに見える食べ物、奥行きのある景観、等々。液晶テレビでは感じることのない、見るものを圧倒する臨場感がそこにありました。本当は10月の正式発表当初は、実はさほど興味が沸かなかったんですよ。それが、CEATECの報道や、AV評論家さん達の評価などを拝見していくうちに、徐々に関心が高まっていきました。

ソニーの今後を左右する戦略商品であること、そして、そんなソニーを応援したい気持ち。さらに、クリエに続くモバイル製品への採用などへの期待を込め、購入する決意をしたのが10月末。数年前に購入した型落ち液晶ベガの32インチですら20万しなかったですからね。11インチで200,000円のテレビを買ってしまう自分にある意味驚きます。実際、生活は苦しいけど、こういうモノは勢いですから・・・(<同居人に言わせると全くの意味不明)。

10/30にソニスタでメール登録をしてからおよそ2週間後となる11/14の11:51:08に受注スタートのメールが到着。気がつけば、12:05:02には注文確認メールが届いておりました。発表時の出荷日は12/1でしたが、量販店への展示機納入に合わせたのか、早めに出荷が始まり、晴れて11/22の午後に商品が到着。翌23日(祭日)にセットアップして本格的に使い始めました。

xel-1_071123_1.jpgXEL-1はサイズも小さく、比較的持ち運びしやすいということもあって、個人的にはソニーのモバイルプロダクツの今後を占う意味でも重要な製品だと思っています。そんなこんなで、これから「XEL-1」を使ってみて感じたことを、あまり力を入れずにレポートとしていこうかなと思っております。どうかヨロシクおつきあいくださいませ。

ということで、大変前置きが長くなりましたので、今回はご挨拶のみって事で。まあ、連休中ですからまったりと。ちなみに、右上画像は本日のJリーグ浦和・鹿島戦っす。いやー、赤が映える映える!

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