PocketPC対応のGPSシステムの発売実績を数多く持つPDA工房がGPSレシーバーの単体販売を開始しました。販売するレシーバーはGPS機器として標準的なPS/IIコネクタ仕様ですが、シリアル変換ケーブル・USB変換ケーブルが用意されているので手持ちのPCに簡単に接続が可能。SuperMappleDigitalなど、GPSからの入力に対応したデジタルマップを使用すれば、ノートPCをモバイルGPSとして使用することも可能とのことです。
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モバイル機器の世界市場に関する調査結果
・「2005年Q2のデータ対応モバイル機器市場,世界出荷台数は前年同期の倍以上」,英調査
2005年第2四半期のデータ対応モバイル機器の世界市場に関する調査結果に関するニュース。ハンドヘルド、無線ハンドヘルド、スマートフォンを含むデータ対応モバイル機器の世界出荷台数は1220万台で前年同期比105%増加。上位3メーカーはNokia、Palm、RIMとなってますが、Palmのシェア低下が目に付きます。
・PDA出荷減少続く、GPS内蔵モデルのメーカーが上位に浮上
こちらはIDCが発表した統計に関するニュース。4~6月期の世界PDA出荷は170万台で、前年同期比20.8%減(前期比24.9%減)。前年比の出荷減少は6四半期連続とか。こちらもPalmのシェア低下が目立ってます。なお、GPSレシーバ内蔵モデルは出荷を伸ばしているとか。欧州ではGPSが内蔵していないと売れないそうですからね…。
いずれもソニーの名前はありませんね。その他に入っているのか消えちゃったのか、見る影もありません…。クリエといえば、こんなコラムが…。
ハギワラシスコム、Bluetooth対応GPSレシーバーを法人向けに販売
ワイヤレスGPSレシーバーの発売について(ハギワラシスコムのプレスリリース)
ハギワラシスコムは、Bluetooth搭載のスマートフォン、PDA等と連携したGPSソリューションを実現できる、「ワイヤレスGPSレシーバー」を法人向けに8月上旬より販売すると発表しました。ドコモのビジネスFOMA M1000などと接続して、運行管理、第三者検索などの位置情報連動型ソリューションの構築に最適なレシーバーとのこと。本体サイズも62mm×47mm×18mmと小型で、ポケットに入れたままでも高い位置精度を実現したほか、リチウムイオン充電池内蔵により約9時間の連続測位が可能とのこと。Bluetoothのバージョンは1.1で搭載プロファイルはSPP。
ウォークマン スティック「NW-E507」レビュー(2)
ソニスタオリジナルケース&付属品雑感
上は、ソニスタオリジナルケースを装着した状態の画像です。このケースと一緒に吉田カバン(PORTER)のカラビナ付きストラップ(税込2,625円)も販売していましたが、値段が高いと感じたのと、自宅にはカラビナがゴロゴロしているので必要性を感じず、結局購入しませんでした。オリジナルケースも吉田カバン並みに縫製はしっかりしていますが、さすがに1,260円というのはちょっと高いですね。
さておき、このケースですが、本体を入れるのに結構一苦労。使い始めだからなんでしょうけど、結構キツキツなんです。また、出し入れ時は手指がボタン類に当たってしまい、誤動作の元となります。なので、出し入れ時はHOLDモードにしておくといった注意が必要かもしれません。ちなみに、ケース装着時はUSBケーブルは接続できません。
短所は、透明のカバー越しの操作になるのでボタン類にアクセスしにくくなること。特に背面のボタンはベルクロを剥がさないとアクセスできません。また透明カバー越しの有機ELディスプレイも若干ですが見にくくなる感じ。長所は、シャトルスイッチ部以外の本体の保護性能ぐらいでしょうか。ちなみに、本体に付属するプラ製クリップはなんともたよりなく、常用するにはちと厳しいかなという印象。意外に本体の重量があるのでシャツの胸ポケットなどに挿すとポケット自体がへしゃげちゃいます。そんな状態ですから、前屈みになったらあっという間に落下してしまいそうです。これを使うぐらいなら1,260円だしてもソニスタオリジナルケースを使う方が安心できるのではないでしょうか。
それと、キャリングポーチですが、小寺さんもおっしゃってましたが、なんでこんなに大きいのというぐらいのサイズです。ヘッドホンも一緒に収納してといったことなんでしょうけど、自分にとってはあまり使い道が無いものになりそう・・・と思ったら、なんと3G iPodの収納にぴったりでした(<おい!)。その他、手持ちのサイバーショットやルプラン用のGPSユニット用にも流用するつもりです。
次回はiPod suffleとの比較など。
【4/24追記】ソニスタオリジナルケースの価格が間違っていたので修正。1,500円→1,260円の間違いでした。
ソニスタ、クリエ用Bluetooth GPS ユニット『GU-BT1』を値下げ
表題の通りです。4月8日(金)17時までの期間限定キャンペーンが終了してお買い物クーポンの1万円分のプレゼントは無くなりましたが、今回の値下げで事実上は変化無しということのようです。
クリエ用Bluetooth GPS ユニット『GU-BT1』
旧販売価格)31,290 円(税抜 29,800 円)
新販売価格)20,790 円(税抜 19,800 円)▼10,000円ダウン
『GU-BT1』とハギワラシスコム社製クリエ用Bluetooth アダプター『HNT-BT1』のセット
旧販売価格)40,530 円(税抜 38,600 円)
新販売価格)30,030 円(税抜 28,600 円)▼10,000円ダウン
【関連リンク】
・クリエ対応Bluetoothアダプター「HNT-BT1」レビュー
クリエ対応Bluetoothアダプター「HNT-BT1」レビュー(4)
その他、「HNT-BT1」でできないこと、できたこと
ハギワラシスコム社の製品情報によると、HNT-BT1は、Bluetooth Specification Ver1.2に対応しており、Generic Access (GAP)、Service Discovery Application (SDAP)、Serial Port (SPP)、Dial-Up Network (DUN)のプロファイルが実装されていますが、同一プロファイルを搭載する他のデバイスとの接続を保証するものではないという記載があります。また、付属するクリエ用ユーティリティー「BT Ada Utl」では、Serial Port (SPP)、Dial-Up Network (DUN)の切り替えしかできない仕様になっているようです。
このことからも、HNT-BT1は、SPPではルプラン、DUNではBluetooth内蔵ケータイまたはモデムの接続のみ動作保証するということになり、それ以外の機器との接続は動作保証の対象外となり、サポートの範疇からもはずれることになります。以下に記載する内容もハギワラシスコム社が動作保証していない内容ですのでくれぐれもご注意ください。(といってもたいした内容ではありませんが…)
<できなかったこと>
※Bluetooth経由でのPCとのワイヤレスHotSyncは不可
SPP対応ということで、Bluetooth経由のHotSyncが期待されましたが、ハギワラシスコム社の製品情報に記載されているとおり、Bluetoothを使用したワイヤレスHotsyncはできません。自分も色々試してみましたが、できませんでした。
※Bluetooth内蔵キーボードの利用は不可
読者の岡野さんから、StowawayまたはDELL製のキーボードでの動作はどうですか?というお問い合わせを頂きましたが、あいにく両製品とも所有しておらず、動作確認はできませんでした。そこで、知人の協力でBluetooth内蔵キーボード(Smart Keyboardという製品です)の利用ができるかどうかを試してみました。キーボード側に付属するユーティリティーでペアリングを行うのですが、ユーティリティー側からHNT-BT1が見つからず接続できませんでした。知人曰く、StowawayやDELL製のキーボードも基本的な作りは同じだと思うので結果も同じなのではないかということです。30日の発売後は、該当製品を所有するユーザーの方が動作確認をしてくださるのではないかと思われますので、もしかしたらということもあるかもしれません。
<できたこと>
※Bluetooth内蔵(または専用アダプタ)のPC+MochaPPPでネットワーク接続可能
前回の最後に書いたとおり、「Mocha W32 PPP」を使ってBluetooth経由でワイヤレスのネットワーク接続ができました。Mocha W32 PPPは、本来、クレードルやHotSyncケーブル等でWindowsPC経由でネットワークに接続可能なソフトですが、かねてからBluetooth経由での接続例もあり期待していた方も多いのではないかと思います。自分で試したところ、Bluetooth内蔵のバイオTR2/P(WinXP SP1)と、ハギワラシスコムさんが先月末にリリースしたばかりのBluetooth USBスティック「HNT-UB03」とデスクトップバイオ(Win2000)の組み合わせなどで動作確認できました。
接続方法はここでは詳しく書きませんが、クリクラ時代の過去ログ「log(5/12-5/18)」の5/12~13あたりを参考にしていただければと思います。なお、Bluetooth USBスティック「HNT-UB03」での接続に関しては、自分のPCの固有な環境の影響もあると思うのですが、認証作業を自動に設定すると繋がらなくないという現象が起きました。Bluetooth USBスティックは色々なメーカーから発売されていますし、ユーティリティーも異なることがありますので、利用するに当たっては何らかのコツが必要なものも出てくるかもしれませんので、その点はご承知おきください。
また、専用ユーティリティー「BT Ada Utl」ですが、先にご紹介したBluetooth搭載携帯電話とのペアリングを行ったあとに、上記のPCとのペアリングを行うと、先に設定していた携帯電話とのペアリング情報が消えてしまうようです。その場合は、「BT Ada Utl」で再度携帯電話側とのペアリングを行い、表示されるデバイス名を携帯電話のそれにする必要があるようです。ちなみに、ルプランは再設定の必要が無く、「BT Ada Utl」で最後にペアリングした機器に関係なく使うことができました。
その他、気がついたこと
数日間使っていてその他に感じたことは、意外にバッテリーを消費するということでしょうか。通信をしているときはいうまでもありませんが、アダプターを取り付けたままですと通信以外のアプリを操作していてもバッテリーを消費しているようなので、使わないときは取り外しておくというクセをつけた方が良いみたいです。
まとめのようなもの
HNT-BT1は、対応するプロファイルが少ないながらも、ルプランサービスの利用やBluetooth内蔵ケータイでのワイヤレスによるインターネット接続を可能にするソリューションをBluetooth非搭載のクリエユーザーに提供する現状で唯一の製品ということになります。
パワーユーザーの中には欧州版のTH55を購入して同様のことを実現している方もいらっしゃいますが、なによりクリエ本体の価格や輸入コスト、日本語化などのハードルがあることも事実です。約1万円という追加投資は必要ですが、使い慣れた日本版クリエでBluetoothの恩恵が受けられるのは大きいのではないかと思います。
なんとなくプラスチッキーな本体の質感、ロック機構が無い点など、個人的にはもう一歩踏み込んで作っていただきたかったと感じるところもありますが、それ故の軽量化や手軽さも存在することも事実です。値段もMSB1と比較すれば約半分の値段ですしね。すべてのクリエユーザーに必須のアイテムではありませんが、機能として欲しいと思っていた人にとっては絶対に買いのアイテムだと思います。
ソニーが7月にはクリエの生産を終了してしまうことがわかっていながらも、この製品を市場に投入しようとしたハギワラシスコムさんには本当にありがとうといいたいです。なお、同アダプターはこのタイミングでの投入になるため生産数も限られているような話も噂で聞いています。欲しいと思ったときが買い時ととらえたほうが何かと幸せになれるようです。
以上、4回に渡ってお届けしてきたHNT-BT1のレビューを終わります。今後も何か気がついたことがあれば随時ご紹介するつもりですが、アダプター購入予定の方で発売後に何か気がついたことがあれば、本エントリーにコメントをお寄せいただければ幸いに思います。
また、最後になりますが同製品の試作品をご提供くださったハギワラシスコムさんに改めまして感謝いたします。ありがとうございました!