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iPod専用のソニー製Bluetoothオーディオトランスミッターを試す

突然ですが、今日は最近ゲットしたiPod関連の小物をご紹介したいと思います。for iPodやMade for iPodのコピーが燦然と輝く、iPod専用のBluetoothオーディオトランスミッター(Wireless Transmitter)「TMR-BT8IP」でございます。しかもソニー製です。ただ米ソニー扱いの北米市場向けで、日本では普通では買えない商品です。ということでプチレビューと行きたいのですがその前にちょっと前置きを。

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実はコレ、「明日は明日の風が吹く」主宰のかつぽんさんからお譲りいただいたものなんです。マクセルのiPod用ドングルが発表され、個人的にもiPodとBluetoothの組合せに興味津々だったところへのお申し出。かつぽんさんにはこの場を借りて厚く厚く御礼申し上げます。なお、「BT8IP」については元々の持ち主であるかつぽんさんがすでにご自身のサイトでレビュー(なんと3ついっぺんに個人輸入!その一つが我が家に里子に来たわけです)を公開なさってますので、そちらを先にご覧いただいてから読み進めていただく事をオススメします。

てなことで、ここからがプチレビューです。上の画像のようにパッケージはブリスターパックで大ぶりですが、中身はいたってシンプル。本体と取説と保証書の3点のみです。取説は英語、フランス語、スペイン語のマルチ表記でしたがまったく目は通していません。対応製品はiPod(4G-5G)、nano(1st-2nd)、mini(1st)との記載があります。手持ちのiPodで試したところ、5Gと1st nano以外にtouchでも使えました。先日かつぽんさんがclassicで使っていたので、3rd nanoを含む最新機種でもおそらくは問題ないのでしょう。

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さてさて、BT8IP本体ですが、もう見た目そのままに、ウォークマン専用のBluetoothオーディオトランスミッター「NWB1」のiPod版と言って差し支えないと思います。Bluetoothのバージョンは2.0ですが「+EDR」なのでNWB1よりも多少高感度なのかもしれません。外観もほとんど「NWB1」と同じ。違いは縦方向の長さと、MODEスイッチの有無程度。MODEスイッチが無くなったのも2.0+EDRの恩恵か?ペアリングも簡単。受信機(レシーバー)側はBT50、BT15P、BRM1、Rollyで試しましたが、全ての機器がお馴染みの「7秒長押し」でOKでした。ソニーのBluetooth製品の場合、ペアリングは万国共通で「7秒長押し」(パスキーは「0000」)なんですね。これからソニーのBluetooth製品を買う予定の方は是非覚えておいてくださいませ。

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繋がってしまえばあとは音楽を聴くのみ。ちなみに、自分はiPod用の洋楽ファイルは全てAACの128kbpsでエンコードしてます。この手のiPod用ドングルは初体験なので比較対象できませんが、出てくる音は素直に良いと思いました。なんたってソニー製品ですからね。驚いたのはその感度。これも2.0+EDRの恩恵なのかもしれませんが、ちょっとやそっとじゃとぎれません。また、AVRCP対応なのでウォークマン+NWB1同様、受信機側から再生/停止、曲送り/戻しなどの操作が可能です。受信機側をBluetooth携帯とHFPで接続した状態での音楽再生も問題なし。携帯に着信があった場合は、再生を一時ストップしてくれます。あと、Rollyとの接続もまったく問題なし。ホイール操作での曲送り/戻しや内部解析モーションもOKっす。

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なお、受信機の仕様の差に伴い、BT8IPを接続したiPodの挙動に微妙に差がでました。BT50やBRM1のグループ送り/戻しボタンではプレイリストの送り/戻しが可能。というか、どのモードで再生していても強制的にプレイリストを再生してしまいます。また、再生、曲送り/曲戻しは大差ないのですが、BRM1のみが停止ボタンでiPodの電源が落ちてしまいます。こうなるとBT8IPへ電源が供給されないのでおのずと受信機との接続が解除されてしまします。あとこれはどの受信機でも同じなのですが、再生をストップした状態が続くと、iPod(5Gの場合)がスリープしてしまい、これまたBT8IPへ電源が供給されず、受信機との接続が解除されてしまします。ちなみに、ウォークマン+NWB1の場合は、ウォークマンがスリープしていてもNWB1は動き続ける(接続を継続する)ので便利なんですよね。全部を検証していないので確かなことは言えませんが概ねこんな感じです。(追記:再生停止中の挙動ですが、touchのみスリープ状態でもBT8IPへとの接続が継続されました。ただ、接続中はバックライトが定期的に点灯して少々気持ち悪いです。なによりバッテリーの減りが心配っす。)

にしてもDAPとBluetoothの組合せは便利ですねー。コードから解放されるのがこんなにも気持ちが良いものかと再確認。かつぽんさんもおっしゃってますが、なんでソニーはこれを日本でも売らないのでしょう…。iPodとソニー製品と組み合わせるとこんなに楽しい音楽ライフが送れるよというメッセージが消費者に伝わればソニーのオーディオビジネスもより大きくなるでしょうに…。マジでもったいないです。米国でBluetooth内蔵のウォークマンの噂が報じられたし、次世代iPodにBluetoothが内蔵される可能性だって無いこともないです。まあ、そうなったらそうなったでソニーには高音質が売りの受信機を世に送ることができますしね。変に意地を張らずに仲良くやっていくのもありだと思うのですが…。なにはともあれ、ウォークマンに続きiPodでもワイヤレスで音楽を楽しめる環境が手に入り個人的には大満足。改めてかつぽんさんに感謝感謝でございますー。

【追記】mg3さんからBT8IPに関する質問を含むお便りをいただきました。質問以外の内容と質問への回答を分けてご紹介。

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オンキヨーのポータブルスピーカー「LX-1J」を試す~持ち運ぶための工夫が随所に

2/2のエントリーでお伝えしていたオンキヨー製のポータブルスピーカー 「WAVIO ル・シータポータブル(以下、LX-1J)」が届きました。1年前に発売されたものですが、なかなか面白い商品でしたのでプチレビューをばお届けします。購入元はアマゾンで価格は2,950円。ONKYOダイレクトではいまだに7,980円で販売されているので半額以下で買えたことになります。

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パッケージは、えっこれだけ?ってなほどシンプルなもので、箱を開けると取説と黒いキャリングケースのみ。このキャリングケースの中にあらかじめ本体とACアダプターが収納されておりました。ケースはナイロン製でセカンドバッグ(懐かしい…)ぐらいのサイズ。DAPと一緒にスピーカーも持ち歩こうという提案なんでしょうが、それにしてはちょっと大きすぎるかも。(余談ですが、このケース、Lバッテリ付きのtype Uの持ち運びにグッドかもです)

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本体ですが、LX-1Jは持ち運びを想定したユニークなアイデアとオンキヨーがスピーカー開発で培ったサウンドテクノロジーがうまく融合されたコンパクトな1BOXタイプのパワードスピーカー。メインは独自の3次元形状を持つSDホーンと名付けられた2Wayスピーカーなのですが、持ち運び時にこのSDホーンを保護するアコーステックキャップを、本体の底に取り付けるとキャビネットが2重構造になり、低音がさらに強調されるそうです。(詳しくはオンキヨーの製品情報にてご確認ください)

なかなかユニークなデザインですよね。スピーカーカバー(アコーステックキャップ)がバスレフキャビネになっちゃうというギミックがオトコゴコロをくすぐります。実際、このアコーステックキャップで音の印象は随分と変わります。よくもまあこのサイズでこれだけの低音が出るなあと思います(Rollyでこれぐらい低音が出たら最高なんだけど…)。音源によっては低音が前に出てくるような気もしますが、色々と聞いてみたところではどんなジャンルでも比較的そつなくこなしているように思いました。あと、3cmのドライバー の割に音量もあります。デスクトップや床など、置く場所が安定しているとよりダイナミックに楽しめます。

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スピーカー保護と低音キャビネの役割を果たすアコーステックキャップですが、表面のシリコンラバーをはがすと、あらまあなんと、ステレオミニプラグコード(0.5m)が収納されています。これも持ち運びを想定した上でのアイデアですね。これを忘れちゃったらプレイヤーとスピーカーが繋げないですもんね。実にナイスです。

また、このスピーカーは「Free Layout for Free Lifestyle」というコンセプトの元、聴く人のスタイルに合わせ、立てた状態でも寝かせた状態でも音楽を楽しめるように、本体底部の切替スイッチでスピーカーのLRを反転できます。ちなみに、スピーカー部を壁などに向け、反射音を楽しむことも可能とか。また、本体の操作部は右側面に集中しており、上からスイッチ兼ボリューム、ステレオミニのラインイン、電源アダプターのコネクタとなっています。

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ウォークマン専用クレードルのオーディオアウトとの接続もまったく問題なし。この手のクレードルはAVアウトの出力が大きすぎて再生できないスピーカーが良くありますがこいつは大丈夫。しかも、ボリューム付きなので繋ぐ機器を選びません。さすがオンキヨー。それと、画像にはないのですが、LX-1Jの電源は2Wayで乾電池でも使えます。持ち運びがコンセプトですから当然ですね。単三乾電池4本分重くなりますが、真ん中の画像のように、DAPとLX-1Jの組合せだけでいつでもどこでも低音の効いた音楽が楽しめます。

ちなみに、右の画像は有機ELテレビ「XEL-1icon」との組合せです。XEL-1のスピーカーは貧弱で音量も少なく低音もほとんど出ませんが、LX-1Jと組み合わせてみたら結構迫力のある音声が楽しめました。スピーカーの収まりもなかなかグッドでしょ。あと、この手のポータブルスピーカーには「DRC-BT15Picon」のようなBluetoothレシーバーを組合せるのもありですね。置き場所の制限から開放されますし、何より付属のコードが短いので。

ということで、またもやこの手のスピーカーが一台増えてしまいましたが、LX-1Jは今まで買った中で、汎用性と低音再生能力が最も高い、なかなかに優秀なポータブルスピーカーでございました。7,980円で買ったら評価は変わったかもしれないけど、約3,000円でこの性能なら十分すぎるぐらいの内容です。Rollyiconとは違ったスタイルですが、アウトドアでの音楽ライフを充実させてくれるアイテムのひとつとして、今後も有効活用していきたいと思います。

【参考】ONKYO WAVIO ル・シータポータブル ポータブルスピーカー 1W+1W LX-1J(W) /ホワイト(Amazon)

盛り上がるモバイルPCや高性能携帯端末市場で名前が出てこないソニー

「MacBook Air」は45.6%、「Eee PC」は14.7%の認知度~モバイル機器に関する調査

iconiconモバイル機器に関する意識調査結果。機器を選ぶ際の重要ポイントは、「重量」61.3%、「サイズ」53.0%、「パソコンと同じソフトが動作すること」28.7%の順。スマートフォンやPDAでは満足できないユーザーが3割近く存在することから、モバイルPCの話題が盛り上がるのもうなずけるとしています。そのモバイルPCの認知度は「Eee PC」が14.7%で、「MacBook Air」が45.6%とか。ちなみに、Bluetooth欲しい人はたった一人でした。あれれ、ワイヤレスWAN搭載バイオiconは…?

「iPhone」、世界スマートフォン市場でシェア3位–Canalys調べ

「高性能携帯端末」市場の2007年第4四半期でアップルの「iPhone」が世界市場の6.5%のシェアを占め、53%のNokia、11.4%のRIMに次ぐ第3位に入ったとか。「高性能携帯端末」に関する定義は明確化されていませんが、人によっては満足できないスマートフォンやPDA、ワイヤレス通信機能を搭載するハンドヘルドデバイスの総称だそうです。あれれ、本家ソニエリは?

どちらの調査も日本発の製品やメーカーじゃないのがなんとも…。ソニーだけに限った話ではないにしても、ちょっと悲しいというか残念というか。

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ウォークマンA910/S710/S610シリーズの本体ソフト改善プログラム

ウォークマンAシリーズ 「NW-A916/A918/A919」、ウォークマンSシリーズ 「NW-S615F/S616F」 「NW-S715F/S716F/S718F」 本体ソフトウェア アップデートプログラムのご案内

ソニーがウォークマンA910シリーズS710シリーズS610シリーズの本体ソフトウェア最新版を提供開始。アップデートの内容は、「機器でATRAC Advanced Losslessファイルを再生後、MP3ファイルを再生したとき、まれに正しく再生されない」という症状の改善とその他改善とのこと。対象機種ユーザー(登録者)にはメールで案内が届いていると思いますが念のため。(お知らせ感謝です>akkiさん

ワンセグといえば、東芝がワンセグのムーブを強化した「gigabeat V」や無線LANで「GyaO」を視聴できる「gigabeat T802」を発表しましたね。ウォークマンA910シリーズもアップデートでムーブやサクッと対応して欲しいものですね。あ、HDDレコーダーのお出かけ機能も…。

(よくよく考えてみると、ワンセグは東芝に、無線LANは東芝とアップルに、Bluetooth“内蔵”はSamsungや松下に、高音質ではケンウッドに先行されている印象が強く、ソニーの新提案で思い出せるのはノイキャンぐらい。新提案なんて自分も簡単に言いますが、実際の企画開発の現場はケンケンガクガクとしているのでしょうね。ホントにすいません。そしてお疲れ様です。なにはともあれ、ウォークマンチームにはこんな風潮を吹き飛ばす勢いでがむばっていただきたいと思います>iPodが携帯音楽プレーヤーのセグメントを決める

【追記】ここまでやって欲しいとは言いませんが、HMP-A1後継機は見てみたいです。って中国向けには似たようなの出てましたかね…>MPEG-2、DivX、AVC対応の強力なHDDビデオプレーヤー-DivXは720pまで対応。コウォン「COWON A3」

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ウォークマンA910シリーズが値下げ~間もなくニューモデル発表か?

寿方さんからウォークマン絡みで以下のようなお便りを頂戴しました。(感謝です!)

今日気づいたことがありましたので、お知らせします。ウォークマンA910シリーズiconですが、SonyStyleの販売価格が値下げされていますね。今日現在、A919(アイスブラック)が42,800円になっています。(以前は47,800円だったはず。)
これは、うわさの新機種の発表も近いということでしょうか。ちなみに、去年のA800シリーズ発表が3月7日でした。そのあたりから考えると、3月4日か5日あたりが怪しいと踏んでいるのですが。

iconicon実は自分も昼休み中にアマゾンを覗いていてA910シリーズが妙に安くなっているなあと思っていたのですが、本家でも値下げされていたんですねー。変更後の価格は、BIが42,800円、ノーマル16GBが39,800円、8GBが29,800円、4GBが24,800円。

元々の価格は、BIが47,800円、ノーマル16GBが44,800円、8GBが34,800円、4GBが29,800円でしたのでそれぞれ5,000円の値下げということになりますね。この価格変更に伴い、New Life New Musicキャンペーンのソニーポイント還元額にも変更があったみたいです。

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ということで、3/31までにソニスタでスタメンが15%オフクーポンを使ってelioで決済すれば、限定モデルモデルが36,380円の3%オフで購入できて、なおかつ4,500beatのソニーポイントが付くってこと?これはかなりお得っすねー。(吉田カバン製オリジナルケースはいつ買えるかもかわかりませんが…)

とはいえ、寿方さんが予想されているように、春商戦に合わせる形での新製品投入も当然の如くありそうなので、買うタイミングを考えないといかんですね。ちなみに、来るとしたらやっぱり、ディスコンしたA800シリーズの後継でBluetooth内蔵のA820シリーズになるんですかね。ひなまつり後のソニーの動きに注目しましょう。

ソニエリ製au「W54S」の発売日が全て決定~9日には全国発売

未発売地域での「W56T」「W54S」発売日確定

KDDIが、ソニエリ製「W54S」の関東・沖縄以外の地域での発売日を公開。2月6日に北海道、7日に北陸、8日に東北・中国・四国・九州、9日には関西・中部で発売されるそうです。

そういえば、月曜日に地元のauショップでW54Sのモックを触りました。見た目は上品で、ぱっと見も大変シンプルですね。ソニエリ最後のCDMA端末からそろそろ機種変したいと考えている同居人に「これどう?」と聞いてみましたが、「重いしワンセグいらねー」と、速攻却下されました。なんか、京セラの新しいのがコンパクトで良いみたいです。ちなみに、W53Sは機種変でも0円になってました。

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