「スマートフォン」タグアーカイブ

ケータイはボイスマシンからデータマシンへ

ソフトバンク、22日に新端末・新プラットフォームを発表へ2006年度連結決算は過去最高の実績に

ソフトバンクが2006年度連結決算を発表。同時に、新端末の投入と新プラットフォームを発表することを明らかにしたとか。決算内容はともかく、

これまでの携帯電話は、ボイスマシンだったが、これからはデータマシンになってくる。つまり、ソフトバンクが持つインターネットの総合力が活かされることになる。野球で言えば、これまでは守りだったが、これからは攻めの時代に入る

というコメントが印象的。ソフトバンクといえば、ボーダフォン時代の「802SE」以降、すっかり縁遠くなってしまった感のあるソニエリ。発売が確か2004年末でしたから、2年半も前の話になるんですね(発表自体は2004年9月)。新プラットフォームの開発表明もあったことだし、これを機にソニエリ再参入みたいなことにならないでしょうか…。海外でヒットしているBluetooth搭載のスマートフォンやウォークマン/サイバーショットケータイあたりを是非!

そういえば、4年前のエイプリルフールにこんな端末を妄想していましたっけ…

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日本で開発されたウォークマンケータイ「W880」の開発者インタビュー

開発陣に聞くウォークマンケータイ「W880」:厚さ9.4ミリのウォークマンケータイ──ソニエリ「W880」が生まれた理由(前編)

本家ソニエリが2月に発表した、厚さ9.4ミリのストレート型ウォークマンケータイ「W880」は日本で開発され、発売と同時に世界中に展開されたプロジェクト。その背景が開発者インタビューを通じて明らかになるようです。

・日本国内はどちらかというとキャリア主導。グローバル向けの端末開発は完全にメーカー主導(メーカー提案型)
・W880のすごいところは、薄さを実現するために変わったことはあまりしていないこと
・新しいものを作るために、すべて最新のものを採用しているのかと思われるが、そこを目指すために突き詰めていくと“後戻り”の決断もあり

といったコメントが目をひきますが、ソニエリのそれも日本の担当者がBluetoothについて語っているのが何ともいえず…。もう、日本でも出してくださいよ~。ちなみに後編ではデザインや開発コード名の秘密、苦労話などが予定されているようです。楽しみですね。

こういう動きが活発化すれば、私たち日本のソニーファンもウォークマンケータイが使えるようになりますかね…>次世代携帯開発へ特区――諮問会議、電波規制見直し

スマートフォン絡みですが、米Palmの今後の動向に関するニュースで、米国の市場にあまり浸透しなかったとしてmyloの名前が出てきます…>エンタープライズ:Palm、LinuxベースのOSで巻き返しへ

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ノイキャンヘッドホンの最高峰「MDR-NC60」を使ってみたけど…

少々時間がかかってしまいましたが、ソニーのノイキャンヘッドホンの最高峰といわれる「MDR-NC60icon」のインプレをお届けします。昨年度の下半期分で最後まで残っていたソニスタのAV商品15%オフクーポンとA800購入で獲得したソニーポイントなどを使ったので、定価のほぼ半額の12,000円強で購入できました。

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パッケージには、ヘッドホン本体以外に、取り外し可能なステレオミニタイプの接続コードの1.5mと0.5mが一本ずつ、ステレオ標準プラグアダプター、航空機用プラグアダプター、そしてそれらをひとまとめに収納できるキャリングケースと動作確認用の単4乾電池が1本付属します。

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付属のキャリングケースは結構良くできていて、本体以外に付属品一式を収納できるポケットがついてます。本体のハウジング部が90度反転するスイーベル式なのは、このケースや航空機の座席ポケットなどへの収納を考慮してのことらしいです。

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ノイキャン機能を使うためにはバッテリーが必須ということで、NC60は右ハウジングに乾電池を収納するような設計になっています。ハウジングの下にある円いボタンを押してカバーを開いて乾電池を入れるだけ。ノイキャン機能を有効にするにはは、右ハウジングにあるPOWERスイッチをONにします。ノイキャンが有効な状態ではスイッチ上部のPOWERランプが赤く点灯します。ちなみに、乾電池の持続時間はソニーのアルカリで約30時間、マンガンで約15時間だそうです。なお、電池が消耗してくると同じく右ハウジングにあるPOWERランプが暗くなります。

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ヘッドホン本体の作りは非常に丁寧で、メディアのレビューにも書かれていましたが質感はそこそこ高いです。イヤーパッドもD777SL同様にソフトでしっとりしており、装着感も非常に良いです。長さ調節の金具は平板タイプでメモリ入り。ヘッドバンドも非常に柔らかく頭が締め付けられる感覚はありません。この辺は金具の曲げが絶妙なんでしょうね。これもひとつの職人芸なのかもしれません。

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一応、手元にある「MDR-D777SLicon」と比較してみました。サイズ的にはNC60の方がひとまわり大ぶりですが、パーツの構成が似ているため、設計思想そのものは非常に近いと感じました。SONYロゴが入っている部分も色こそ違いますが、3次曲面のヘアライン仕上げになってます。曲面はD777SLよりは緩やかで平面に近いですが…。

デザイン的には、非常にオーソドックスというかおとなしめ。カラーリングも、ハウジングのヘアラインパーツの円周部分とヘッドバンドの金属の平板を除き、大半がブラックなんです。出張が多いスーツ姿のビジネスマンが使っても違和感がないというところを狙ったのでしょうかね。個人的には好きなデザインですが、荒川静香さんは使ってくれなさそうな、ある種男性的なヘッドホンといえそうです。もちろん自分個人の先入観ですが…。

で、肝心要のノイキャン性能と音質についてなんですけど、正直、え~こんなもんなのという感じです。ノイキャンオフの状態では、音圧もなくフィルターがかかったような、音が奥に引っ込んでしまっているような印象です。ノイキャンオンでは、音質が一転。全体がブーストされたかのように定位や音像がくっきりするのですが、高域~中域が強調され、反対に低域が引っ込み気味なるのが気になりました。ちなみに、インピーダンス値がノイキャンオン時に40Ω、オフ時に100Ωだそうですが、これが何か関係しているのでしょうか。知識がないのでよくわからないのですが…。

D777SLと聞き比べてみましたが、NC60のノイキャンオン時に音量的にほぼ同等という印象。メディアのレビューにもあったとおり、NC60の場合はノイキャンオン状態で使用することをすすめていたのもうなずけました。ちなみに、以前購入した「MDR-NC32NXicon」はインナーイヤータイプということもあるのか、ノイキャンがオンでもオフでもさほど音量に変化は無いです。NC60の場合はノイキャンオンとオフであからさまに音量が変わるので少々とまどいましたです。NC32Xで感じた音質の変化は、「あれ、変わったかな?」というレベルなんですが、NC60の場合ははっきりと変化します。

必ずしも音が悪いとか聞きにくいというわけではないのですが、ハウジングにノイキャン回路が入るだけでこんなに音って変わるんだということを認識させてくれるのがNC60です。アナログの権化のようなD777SLと比べること自体間違っているのかもしれませんが、あまりの違いに少々驚きました。

また肝心のノイキャン機能ですが、先週末にウォークマンA808とNC60とNC32NXをもって渋谷までお出かけして検証してきました。NC60は1/6、NC32NXは1/4のノイズ低減効果があるようですが、移動中の地下鉄車内でも街中でも、ぶっちゃけ性能の違いを体感できませんでした。NC60は密閉イヤーパッドを採用しているのでその分ノイキャン効果も高いのかなあと思っていたのですが、必ずしもそうではなかったです。

あと歩行時に足から伝わってくる振動音がかなり気になりました。NC60は正直街歩きには向かないですね。もちろん、履いている靴によっても違うでしょうし、ノイキャンヘッドホンをしたままの歩行自体がある意味危険行為なのであまりやる人もいないとも思うのですが…。それと、これはノイキャンの宿命だと思うのですが、機能オン時はやはりそれなりにホワイトノイズが出ます。このヘッドホンが使われる環境を考えれば個人的には十分許容範囲です。

iconicon以上が購入後数日間使ってみた感じたNC60の印象です。ほんの数日間しか使っていなくて結論を出すのもどうかとも思いますが、正直なところ自分にはこのノイキャン最高峰と言われるヘッドホンの良さが理解できませんでした。好みの問題はありますが、ぶっちゃけNC32NXの方が自分には合っているというか、良いじゃんぐらいの勢いです。半額で買えたから良かったようなものの、もしも定価で買っていたらかなりがっくりきたかもしれません。当初は「DR-BT50icon」を買うつもりだったんです。ただ、そうすると使える機器が限られちゃうし、なによりデザインがD777SLとそっくりだったこともあって、汎用性を重視してNC60に決めたのですが、正直自分には必要なかったかもしれません。

ということで、少々厳しい評価になりましたが、これはあくまでSPA個人の感じた印象です。人によっては全く印象も異なります。なので、購入を検討しているという方は、絶対に視聴した方が良いと思います。高い買い物ですから、ポータビリティ性能についても見定めないとですね。

(やっぱり、ヘッドホンにも相性ってあるんですよ、きっと…。)

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ソニエリ、CeBIT2007で新型ウォークマン携帯「W660i」を初公開

【CeBIT 2007】 ソニー・エリクソン、新型ウォークマン携帯などを展示
【レポート】CeBIT 2007 – Sony Ericssonブースレポート、主力はウォークマン携帯
日本とちょっと違った欧州のスマートフォン

CeBIT2007のソニエリブースで、新型のウォークマン携帯「W660i」が初公開されているようです。イコライザーやDJ機能を搭載した「Walkman player」がインストールされているとか。このほかに、薄さ9.4mmを実現したハイエンドモデルの「W880i」や、「CPF-NW001」と同型の2.1chのスピーカーシステムやウーファー無しでカジュアルなカラーのスピーカーも展示されているようです。

ウォークマンケータイの次世代機はAVCの動画再生にも対応しちゃうんでしょうかね…。ちなみに、日本ではケータイを音楽プレイヤーとして使っている人が26.3%だそうです。しかも6割近くは携帯電話の音楽再生機能に満足しているとの結果が。専用機危うしといったところでしょうか…>携帯電話を音楽プレーヤーとして使っている人は26.3%

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日本でのスマートフォンの定義とは

日本のケータイ、世界から見ると実はスマートフォン?

「スマートフォン」の定義を考察するコラム。日本では普通の携帯電話でもカメラ、音楽プレーヤー、ゲーム、ウェブ、メール、PIM機能を実装していますが、海外ではスマートフォンは少数派で多機能かつネットワーク通信が可能でPDAのように使える携帯という説明で通用するのだとか。スマートフォンが日本で厳密に定義できないのは、この内外差が影響しているのではと推察していました。

数年前ならスマートフォンといえば、米PalmのTreoしか頭になかったんですけどね。そんな米Palmに身売り話があるんですね。真偽の程はわかりませんが何があっても存続し続けて欲しいっす…>[WSJ] Palm、身売り含めた選択肢を検討

個人的にはスマートフォンの定義などもうどうでもいいです。一度で良いからクリエフォンを使ってみたかった。ただただ、それだけっす…。

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ウォークマンブランドはソニエリとの提携で蘇ったのだ

ソニーエリクソンの挑戦(32)~3GSM World Congress 2007レポート 『トップ3をめざす』
「SO703i」のファッションショー開催、押切もえも登場

どっちもソニエリ絡みのコラムやニュースなんですが、同じ会社の話題でもどうしてこうもギャップを感じるのでしょうね…。それはそうと、前者にソニーとソニエリの偉い人たちの興味深いコメントが掲載されていますね。

『ウォークマン』のブランドは、ソニーエリクソンとの提携により、蘇ったと言えます(ストリンガー氏)

いまや携帯電話に音楽プレイヤーがつくのは、当たり前のことになりました。専用のMP3プレイヤーである必要は、なくなりました。また、いくつかのコンバージェンス・デバイス(スマートフォン)は、コンピューターと携帯電話を融合したものです。この傾向は、今後2、3年は、注目し続ける必要があります(フリント氏)

ウォークマン=ソニエリのケータイという時代がもうすぐそこまで来ているのかもしれませんね…>携帯音楽プレーヤー、10年ピークに減少へ・JEITA予測

ソニエリジャパンには日本の業界の慣行破りを期待。そして是非日本にもコンバージェンス・デバイスとやらの投入を!>[WSJ] iPhoneが成し遂げた携帯業界の「慣行破り」

ということで、存在意義が問われないように気合いを入れてがんばれ!>A800

【追記】昨年の下半期にauで最も売れたのはウォークマンケータイW42Sだったようです。2007年2月現在もいまだランキングに登場しているとか…>2006年、最も売れたケータイは? au編

また、匿名設定さんからドコモ904iシリーズの噂についてお知らせいただきました。(感謝です!)

こんにちは。早くもNTTドコモの904iシリーズのうわさが流れ始めています。しかし、どこを見てもSO904iは出ないとの見方ばかりです。1月に発表されたSO903iTVがその代用となり、904iシリーズと同じタイミングで発売されるのかもしれません。だとすれば、902iSシリーズが発表されたときにソニエリがSO902iWP+を発表してSO902iSを発売しなかったのと同じ手法と思われます。フルスペックモデル化が決まった905iシリーズにはSO905iがラインナップされるでしょうから、そちらに期待するのが賢明かもしれませんね。

ドコモの903iTVシリーズではSOだけが6月発売なんですよね。これをある種の慣行破りととるべきか、開発力の差と取るべきなのかはわかりませんが、905iが横並びで発表されるのであれば、今までにないソニエリ(ソニー)らしさを期待したいですよね。

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