ポケットビットに息づくソニーデザインのDNA

POCKETBIT USM-L/LX series(Sony Design|Activity|Feature Design)

iconiconSony DisignホームページのFeature Designコーナーで「ポケットビットicon」USM-L/LXシリーズが取り上げられています。USBメモリーのデザインの難しさ、スライドアップスタイルの生みの親がノックスライド方式に辿り着く過程、ストラップホールへのこだわりなど、汎用製品におけるソニーの差別化手法がかいま見られる面白いインタビューだと思います。

USBメモリーのデザインを突き詰めた結果生まれたノックスライド方式。これをソニーのスタンダードにしてもよいのではないかというコメントも出てきます。個人的に注目したのは、岡さんのこのメッセージ。

コストやサイズの制限がいかに厳しくても、デザイナーのアイデアが宿ることで、これだけ違うプロダクトが生まれる

やっぱこれでしょ。低価格PCにだって同じことが言えるんじゃないでしょうかね…。

SCEJがPS Network経由の国内向けビデオ配信サービスを正式発表

PS3のビデオ配信が9月開始。「亡念のザムド」を独占配信-HD解像度、5.1chサラウンドで配信。400円
オリジナルアニメーション『亡念のザムド』PLAYSTATION®Storeにて2008年9月より配信開始(PS.com)

本日の別エントリーで紹介したPS Network上での国内向けビデオ配信サービスについてSCEJが発表会を開催。最初に独占配信されるアニメ「亡念のザムド」の概要を明らかにしたそうです。

9月のゲームショウ開催前をめどにサービス開始予定で映像はHD版とSD版が用意されるとか。価格はHD版(720pのMPEG-4 AVC/H.264)が400円、SD版が300円で、3日間再生可能とか。PS3向け配信ではPSPへのチェックアウトサービスも開始予定。DRMにはMarlinを採用。なお、先述の「ザムド」のPSPへの転送はムーブ扱い。また、PSP転送が可能なのはSD版のみ。時期未定ながらPC向けにも同作品の配信が予定されているそうです。

独占アニメはともかく、他のコンテンツラインナップがどうなるかですね。発表会の詳報を待ちましょう。

【追記】その後、AV Watchの記事が更新されましたが、国内向け動画配信サービスの概要についてSCEは別の機会を設けてお知らせするとしていらようです。10月のゲームショウで具体的な内容が発表されるらしいです。残念。ともあれ、日本は色々と調整が難しそうですね。ラインナップの内容いかんではおおこけする可能性も出てきそう…。

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全てをあきらめず一切妥協の無く生まれたのがバイオ「tyep Z」

type Z 解体天国:軽さとデザインの秘密は?(前編)
type Z 解体天国:妥協なきモバイルの真髄(後編)

iconiconASCII.jpにバイオ「type Zicon」の開発者インタビューが掲載されています。全てをあきらめず、妥協のない製品を作る。そんな想いの伝わってくるインタビューです。ノートOCだからこそできる価値観をしっかりと提示して勝負したいと、ノートPC開発者の立場として低価格PCへの嫌悪感をあらわにする場面も。13インチ級のモバイルノートが日本でもっと評価されてもいいというコメントを含め、注目したい内容です。

世界中の人全てがエグゼクティブならともかく、特定の機能や高スペックを一切必要としない人もいる中で、うちの価値観を共有できない人は他社の安いPC買ってくださいみたいなことは言えないだろうし言って欲しくもない。ハイエンドからローエンドまで、ソニーなりのポリシーを貫けば良いだけのことなのでは。実際、ビジネス全体で見ればtype Nのような低価格の機種が売り上げに大きく寄与しているのではないかとも思えたり…。独自の価値観分、少し高くなるぐらいなら誰も文句は言わないのでは?というか、ソニーっていつもそういうやり方してきてないか…。以上、エグゼクティブとは縁のないオヤジのひがみまじりの独り言でした。

(どうでも良いけど、バイオオフィシャルサイトはホント重くなりましたねー。type T(XP)がひいひい言ってます。Webコンテンツをリッチにするのも、新しいPCを買わせるためにひとつの方法なんでしょうか…。って、こんな事ばかり書いてたら一生クチコミクリップにひろってもらえないんだろうなあ)

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日本向けPS3/PSP映像配信サービスはやる~他のソニー製品との連携も必然

E3 2008特別編3 SCE 平井一夫社長インタビュー- 「PS3 10年計画」は順調、今年は「ノンゲーム」が大切

AV Watch、西田宗千佳さんのSCE平井社長単独インタビュー。欧米でのマルチ展開が決定したFF13の影響、米国でスタートしたPS3向け映像配信の詳細など、ソニーグループを巻き込んだノンゲームビジネス展開を含めたPSプラットフォームの今とこれからを平井社長が熱く語ってます。個人的に注目したいのはやはりPS Networkを介した映像配信サービス。以下は、その部分に関する平井社長のコメントの抜粋。

  • PSNは大きなグループ戦略の一環(=「ソニー・ユナイテッド」なサービス)。プレステだけで閉じた世界ではなく、ソニーの機器を接続することで、広げていけるようにしたい。ゲーム以外のコンテンツについては、他のソニー製品に対し積極的に配信、デリバリーするのは当然、というか自然なこと
  • 映像配信はソニー・メディア・ソフトウエアアンドサービスが前面に立ってスタジオとの交渉を行なった。ソニー・アメリカが協力してくれたところもある。SCEAとSCEI含め、全社が力をあわせて実現した
  • 各マーケット・地域においてビジネス状況が異なるため、配信の内容については同じではないが、世界展開はプラットフォームとしてやらなければいけないこと。日本向けサービスインのタイミングは今まさに検討しているところ

日本向けの映像配信サービスは確実と見て良さそうですね。また、後半では価格重視のゲーム機ビジネスモデルの見直しや「LIFE with PLAYSTATION」についても言及。「ソフト・サービス。コンテンツ」に重きを置き、PS3の可能性を広げていくことがSCEの大きなミッションということのようです。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、ソニーやMicrosoftのゲーム機向け映像配信サービス参入の背景に、カジュアルゲーマーをターゲットにした任天堂の成功があるとみているようです>[WSJ] ソニーとMSも照準をカジュアルゲーマーに

一方、日本ではWii向け電子コミック配信事業が始まるようです。WiiからニンテンドーDSに持ち出す機能なども検討するとか>角川・講談社・集英社・小学館、Wiiに電子コミック配信へ 共同で新会社設立

日本への上陸を果たしたiPhoneもゲームプラットフォームとして世界各国のゲームソフト会社から熱い視線を注がれています。アップル一社との契約でいきなり世界を相手にできる。ゲームに限らず、ソフト開発者にとって魅力に写るのも当然ですよね。SCEの敵はもはや任天堂とMSだけにあらず…>ゲームソフト会社から見たiPhoneの魅力–「ここまで整ったプラットフォームは世界初」iPhoneのApp Storeはケータイアプリを変える流通革命

(江島健太郎さんのこちらのコラムを読むと、iPhoneがいかにエポックメイキングなプロダクツなのかがよくわかります。もしも、ハードとOSの分裂がなかったら今頃Palmプラットフォームは…なんてことも考えさせられますです…>iPhoneという奇跡

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大手15社がTransferJetの相互接続仕様を確立するためのコンソーシアムを設立

新たな近接無線転送技術「TransferJet」の相互接続仕様を確立するためのコンソーシアム設立(Sony Japan)

ソニー、キヤノン、Kodak、日立、ビクター、KDDI、ケンウッド、松下電器、ニコン、オリンパスイメージング、パイオニア、SAMSUNG、セイコーエプソン、ソニエリ、東芝の計15社が、近接無線転送技術「TransferJet」の相互接続仕様の確立に向けたコンソーシアム「TransferJet Consortium」を設立することで合意したそうです。

TransferJet搭載機器が、相互接続性を確保するための規格・ガイドラインの策定、ライセンススキームの確立、ロゴマークの運営管理等を行いながら、TransferJetの利点を業界や一般消費者に伝える広報活動などを通して、TransferJetの普及と市場形成を目指すとか。

おー、大手家電メーカーが名を連ねてますね。これは普及に弾みが付きそうだ。7/12にもお伝えしましたが、Sony TalkでTransfer Jetの実際のデモを動画で確認できます。こちらも是非ー>Transfer Jetでできることを動画でチェック

VAIO Experience Meetingに行ってきた~新定義でバイオはどこへ行く

バイオ再定義と新製品発表があった昨日(7/16)の夜、六本木で開催された「VAIO Experience Meeting」のソニスタ招待枠に参加してきました。19時開場とのことでしたが、その前から受付は始まっており、多くのロイヤルカスタマーが続々と会場入りしておりました。

イベントはソニスタ杉山社長のご挨拶に始まり、同副社長によるバイオ再定義並びに新製品の概略説明後、展示コーナーで実機に触れるというパターン。シアターステージにピアノがあったのでCMキャラの松下さん登場かと思いきや、それはプレス向けだけのサプライズだったようです。

限られた時間ゆえ、ステージプレゼンは短め。杉山社長の挨拶も一刻も早く実機に触れたい来場者への配慮が感じられました。プレゼン終了後、自分もご挨拶させていただきました。杉山社長と実際にお会いするのは今回が初めて。当サイトもご覧いただいているとかで恐縮してしまいました…。

展示は再定義されたコンセプトによるコーナー展開。スタメンとはいえ、基本的には一般来場者だったわけですが、しっかりとバイオ開発・セールス陣がアテンドしておりました。偉い。でもって人気は中央の島展示「デザイン」コーナーにある「type Z」に集中。入れ替わりの立ち替わりの触りまくり。「クオリティ」コーナーのZを構成するパーツ展示がこれまた大人気。開発者の方の熱弁に来場者も興奮しておられました。

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反対にあまり人気がなかったように感じられたのが、バイオ再定義のカナメとも言える「インテリジェント」コーナー。VAIO Movie Storyやギガポ、笑顔検出や12音解析といった、コンピューターが人に近づくためのソフトや技術を紹介しているわけですが、どれも既知のものばかりだからでしょうかね…。個人的にはこのインテリジェンスの部分、ニュアンスは違うかもしれないけど、精神論的な部分をもっと掘り下げて欲しかったっす。メディアの報道もなんだかんだでスペック中心なので…。

会場では知り合いの映像クリエーターさんに遭遇。type Zには興味津々だそうで「買います」とおっしゃってました。お仕事柄、あちこち飛び回るのでモバイルにはうるさい人です。動画編集が出来て即Blu-rayに焼ける環境をコンパクトに持ち運びできるtype Zがお眼鏡にかなうのも当然。こうしたクリエーターさんの場合はむしろ「人と同じ(スペック)じゃ、仕事にならない」んでしょうね。ある種、ソニーにとっては理想のカスタマーなんじゃないでしょうか。

自分もtype Z触りましたが、モノ(ハード)としてはホントに良くできてると思いました。。type Tよりもひとまわり大きい程度で、モバイル性能も十分。なによりあのサイズで1600×900の液晶解像度は魅力。それだけで仕事がはかどりそうな気がしてきます。type Fも良かったっす。デザインも良いし、液晶もキレイ。宅内での使い方ならZよりも遊べそうな気がしました。

これで中身がVistaじゃなかったらなあ。というのも、何をするにも違和感を感じるから。なんか直感的じゃないんですよね。もちろん、いまだにVista搭載PCをまともに使ったことが無いということもあるのですが…。ソニーがいくらインテリジェントなソフトを作っても、それはあくまでVistaの上で動いてるんですよね。言い方が変ですが、見た目がどんなにセレブでも、服を引っぺがすとふんどしはいてるみたいな…。他人のふんどしで相撲を取ってる限り、真のオーガナイズは難しいんじゃないか…なんてことをふと感じました。

細かい話ですが、ギガポもPSP(メモステ)とケータイ(SDカード)のモバイル書きだしには対応するけどウォークマンには現時点で未対応。普及度から優先順位が決まったようですが、同じソニー製品ですよね。そんな事言わないでサクッとやりましょうよ。しかも編集後のモバイル書き出しはNG。これでPCが人に近づくと言えるのか…みたいなツッコミをしたくなってしまいます。ま、いずれはバイオの持つインテリジェンスによってオーガナイズされると思っていて良いのでしょうが…(なんのこっちゃ)。

「ひとと同じじゃ、つまらない。」というコピーは「競合他社と同じじゃ、つまらない。」というソニーの思想と表裏一体なんだと思いますが、同じ土俵でどれだけ勝負できるかも是非追求して欲しいなとも思います。「押しつけのインテリジェンスはいらない。シンプルで安くて、コンパクトでデザインも良い、ウルトラモバイルを作って欲しい。オーガナイズは自分でやるから。」という人も少なからずいる(オレだ)わけですんで…って結局そこか。あと、他の家電製品と違って、PCの価値って加速度的に下がっていくじゃないですか。高値で買ったPCが値下がりしていくのはなんとも寂しいものです。

毎度の支離滅裂ですが、なにはともあれ2008の夏モデルはこれでひとまず打ち止めっぽいです。ということで、秋以降のモデル、とりわけtype Tとtype Uが再定義でどう生まれ変わるのか。モバイル好きな皆さんと一緒に注目していきたいと思います。また、最後に今回のイベントに招待してくださったソニスタ関係者の皆さんににこの場を借りて御礼申し上げます。

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(にしても一兆円は大変だーね…)

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