エクストリームリミットは、既発表のPSP用超軽量モバイルスーツのプロトタイプに改良を加え、正式に予約受付を開始しました。フリップタイプはプロトタイプよりもスーツの蓋が大きくなり、メモリースティック用ポケットも2個に増えています。オープンタイプは光線の反射をきらい、プロトタイプにあった液晶部分の透明ビニールを取り外したそうです。また、フリップタイプ、オープンタイプともに液晶用クリーニングクロスが同梱されるとか。価格も税別でフリップタイプが2,980円、オープンタイプが1,980円に正式決定。値段もお手頃かと。なお、発売開始は今月末~来月初旬頃を予定しているそうです。
『スイスアーミーナイフ』型のアプローチはやめなさい
市場調査会社iSuppliの調査によると、デジタル音楽プレーヤーの出荷が2004年の2倍以上になる見通しとか。全体では、2004年の3680万台から2009年には1億3200万台に増え、中でもHDD搭載プレーヤーは2004年の980万台から2009年には5620万台になり、市場全体の43%を占めるとの予測も。また、同社はメーカーに対して製品に多くの機能を詰め込みすぎないよう警鐘を鳴らしているとか。
ディズニー、PSP向けUMDビデオタイトルを今春リリース
Walt Disneyのホームビデオ部門は、PSP向けUMDビデオタイトルを今春に米国でリリースすると表明したそうです。「ナショナル・トレジャー」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「サラマンダー Reign of Fire」「キル・ビル Vol.1」「HERO」の5本で価格は未発表。年内にさらにタイトルを増やす予定とか。Sony Pictures以外のハリウッド大手映画会社でUMDのサポートを表明したのはDisneyが初めて。なお、日本での発売は未定だそうです。
Palm OS Cobalt、8ギガビットのフラッシュメモリにも対応(修正・追記有)
サムスンは、Palm OSがサムスンの大容量フラッシュメモリーに対応すると発表したそうです。米PalmSourceが最新OS「Cobalt」に、サムスンのメモリー管理ソフトを組み込むことで合意したとか。これにより、将来的には8ギガビットのNAND型フラッシュにも対応可能になるそうです。
大容量メモリがPalmに搭載できるとなれば、その先には無限の可能性があるのではないでしょうか。オーディオビジュアル系のデータもハンドリングしやすくなるでしょうし、そういう意味ではクリエが生産完了してしまうのが本当に残念です…。
【追記】8GBではなく8ギガビットでしたね。勘違いも甚だしいっす。ごめんなさい。でも、「サムスンは昨年9月に8ギガビットのNANDフラッシュを開発。技術的には、1枚で16GBのメモリーカードも実現できるようになった」そうなので、Palmのメモリが飛躍的に大きくなることには間違いないようです。ご指摘感謝です!>はせがわ(あ)さん。
PDA絡みではこんなニュースも。
【CTIA速報】「触るだけでOK」,Bluetoothを簡単につなぐNFC(要登録)
近接無線規格「NFC(Near Field Communication)」のデモで、Bluetooth対応のヘッドホンとPDAを接触させるだけで、認証などの面倒な手順を自動的に済ませるのだそうです。Bluetoothによる無線接続を意識させずに手軽に音楽再生を楽しめるというのはまさに自分の理想です。
Palmも本体メモリが増えれば、オーディオプレイヤーとしての活用度も上がろうというもの。無線技術と大容量メモリで、面白いデバイスが作れると思うんですけど、ソニーがいないからなあ。
欧米では音楽ケータイがトレンド
CeBIT 2005 – Walkman携帯でモバイル音楽市場リードを狙うSony Ericsson
CeBIT 2005、Sony Ericssonブースの詳細リポート。話題になったWalkmanブランド携帯を中心に、「K750」、「K300i」、「J300i」などの新機種を画像入りで紹介。欧米でも音楽携帯がトレンドになっていることなどもあわせて紹介しています。
3/17のつぶやき~最近お気に入りのCD2枚
サイレントフライト サノトモミ 2,205円(税込)
クリクラ時代につぶやきで紹介したことのある「流線形」というバンドでゲストボーカリストを務めていたサノトモミのソロデビュー作。プロデュースは元流線形の林有三氏というだけあって、70年代のジャパニーズ・シティ・ソウルのエッセンスがたっぷり詰まっております。歌声も透明感があって自分好みなんですよね。タイトル曲は70年代のユーミンテイスト全開で、ワウがかかったギターカッティングとフェンダーローズの音がなんともたまりません。7曲収録ですが、なかなかバラエティに富んでいて、曲にあわせて微妙に声色を使い分けているところも面白いっす。Paris Matchとかボッサな原田知世あたりが好きな人でもすっぽりとはまれるのではないでしょうか。
そういえば、「流線形」ってクニモンド瀧口氏ひとりのプロジェクトになってしまったんですね。でも、別のレーベルで今年発売予定の新作のレコーディングも進めているとかで、こちらも楽しみです。
Night buzz 高田みち子 2,940円(税込)
こちらはSMEのSONY JAZZレーベルがプッシュするシンガーソングライター高田みち子。「70-80s PopsとJazzのテイストをミクスチャー」というだけあってジャズ・ボーカルアルバムという範疇では収まりきらない内容です。歌唱力もさることながらとにかく声が良い。ボキャブラリーがないのでうまく表現できないのですが、とにかく艶っぽいのです。ファルセットになるかならないかあたりのところがなんともたまりません。また、レコーディングメンバーがこれまた強者揃い。松木恒秀(Arranges, Guitars)、 岡沢章(Bass)、渡嘉敷祐一(Drums, Percussion)、野力奏一(Arrange, Piano, Keyboards)ときたもんだ。彼女のボーカルを引き立たせることに徹しながらも、ツボを押さえた素晴らしい演奏を聴かせてくれます。ベストトラックはその艶っぽいボーカルが思いっきり堪能できる「雨は優しく」とタイトル曲。後者なんてヘッドホンで聞いたら背筋がゾクゾク来ますよ。
そうそう、松木さんといえばザ・プレイヤーズ。CD再発しないかなあ…。
ということで、この2枚はかなりのヘビーローテーション状態です。両方とも共通するのはナチュラルとかオーガニックと表現したいほどの自然な歌声。前者はコンポーザーが本人ではないこともあって、声自体が楽曲の素材となっている感じがしますが、ボーカルに気負いが無くリスナー側はとても聞きやすいんです。後者はほとんどの曲が本人オリジナルで、抑揚のつけかたがとにかく素晴らしい。まだ若いそうですが、年を重ねてからの歌唱力がどう変化していくかにも注目したいところです。