ウォークマン スティック「NW-E507」レビュー(3)

「iPod suffle」との比較

最もソニーがライバル視していると思われる、アップルの「iPod suffle」との比較画像です。見た目からして全く違うように見えますが、操作系のボタンやスイッチ類がどちらも片手操作を意識した位置にあるのは一緒ですね。ボタンの数や配置方法の違いもそれぞれの製品コンセプトの違いからくるもので、実際に操作してみるとどちらもよく考えているなあと感心します。(操作性の具体的な感想については次回に書く予定です)

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今回こうしてまじまじと見比べてみると、iPod suffleがカジュアル、ウォークマンの方はフォーマルといった印象で、前者はラフに扱えるイメージがありますが、後者はなんとなく丁寧に扱わなくてはならないような印象を持ちました。デザイン的には、3次曲面が多いウォークマンに対して、スクエアなイメージが強いのがiPod。素材はどちらもプラスチックが多用されていますが、ウォークマン スティックは塗装に工夫を凝らし、透明カバーなどを使い独特の質感を実現しているのに対して、iPodの方は見た目もそのまんまプラスチックとなっている点が大きく異なっています。

本体のサイズは表面積的にはそれほど違いはありませんが、ボタン類の数および、厚みと重さが大きな違いとなっています。重さの違いは、ウォークマン スティックが質感を重要視した結果採用した素材によるものなのか、2倍近く開きがありますが普段持ち歩く分にはその差はそれほど気になるものではないと思われます。

また、ウォークマンスティックは、データや曲転送にUSBケーブルが必要なのに対して、iPod suffleはUSBコネクタを本体に内蔵しています。本体をパソコン用データを持ち歩くUSBメモリとして利用する場合は、ケーブルを持ち歩かなくていいiPod suffleの方が取り回しがしやすいですが、利用が音楽再生だけで、頻繁に音楽ファイルを入れ替えたりしない使い方であれば、ウォークマンスティックのケーブル接続もそれほど苦ではないといったところです。

次回は、iPod suffleとの違いを含めた、本体の操作性について書いてみたいと思います。

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iPod shuffle

現場に息づくソニースピリットによって作り上げられたウォークマンスティック

ウォークマンスティックに息づくDNA

ソニースピリットはよみがえるかの第29回。先週21日に発売され売れ行きも好調らしい、ウォークマンスティック開発の舞台裏に迫っています。ウォークマンスティックは、「技術的優位性を発揮できる製品であること」と、「音楽の新たな楽しみ方を常に提案すること」という二つのウォークマンのDNAをしっかりと引き継いだ製品でありながら、「経営トップや本部長などの意見はほとんど反映されることがなかった」製品であり、「現場に息づくソニースピリットによって作り上げられたもの」なのだとか。

なお、ウォークマンスティックの開発に携わった市村さんは、3年以上もクリエの開発を担当されていたとかで、昨年夏に再びウォークマン開発に携わることになったそうです。市村さんが3年間クリエチームで経験したことが、今後のウォークマン開発にどう活かされていくのかも楽しみなところです。

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メモリースティックPRO High-Speed版、やっと発売?

ソニー、「メモリースティックPRO(High-Speed)」を本日発売

過去2度に渡って発売が延期されていた、メモリースティックPROのHigh-Speed版が先週4/22に発売されたそうです。

ちなみに、ソニスタでもアマゾンでもまだ発売開始にはなっていないみたいですね…。にしても、なんでこうも販売価格に差が出てしまうのでしょう。PROのノーマル版(こう呼んでいいのかなあ…)を含め、メモステ買うなら還元付きのアマゾンの方がお得っぽいですね。

【Amazon】
ニュー・メモリースティックPROデュオ(Hi-Speed)[MSX-M1GN] 16,800円
ニュー・メモリースティックPRO (Hi-Speed) 1GB[MSX-1GN] 18,172円
ニュー・メモリースティックPROデュオ(Hi-Speed)[MSX-M512N] 10,707円
ニュー・メモリースティックPRO (Hi-Speed) 2GB[MSX-2GN] 45,197円

ソニエリ製「W31S」、販売ランキング初登場でトップ獲得

「W31S」が快挙達成~ドコモは「N」の牙城が崩れる

4月11日~4月17日の携帯販売ランキング。auではソニエリ製のW31Sが初登場でトップに立つという快挙を達成したとか。いきなりトップはITmediaモバイルがランキングコーナーを始めて以来初めてのことらしいです。同じくソニエリ製の「A1404S」はそのあおりをうけてトップから2位へ順位を下げてますが、ソニエリのワンツーフィニッシュもなかなか珍しいことなんじゃないでしょうか。

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4/24のつぶやき~投稿をまとめてご紹介

今日のつぶやきは最近頂戴した投稿による情報をまとめてご紹介します。まずは、pocketbookの章仁さんからいただいた情報です。

デジタルブックのある生活(7)にてCLIE NX80Vを使って読書されている方が紹介されていました チョット褒め過ぎでない?という気もしますけど 実際NX、THの縦長画面は読書向きですよね

とのこと。確かにクリエのワイドハイレゾはテキストが読みやすいですね。欲を言うなら、もう少しフォントのバリエーションがあればというところなんですが、まもなく生産完了ですもんね…。ホント残念です。ところで、そんな章仁さんご自身も「デジタルブックのある暮らし(5)」でクリエNX73Vでの読書術を披露なさっているだけでなく(Thanks!>かねやんさん)、「社長賞営業マンのシェアリング手帳術」という連載をスタートなさっています。紙の手帳とクリエとケータイを駆使して『社長賞』を獲得した章仁さんの手帳術、これからも楽しみです。投稿ありがとうございました&連載頑張ってください>章仁さん。

続いて、クリクラ時代からもソニー関連の情報をお知らせくださっているmondoさんからの情報です。

明日のNHKスペシャルは「トップの決断」ってテーマでソニーの出井さんが出ますよ~。

と、随分とはしょってしまいましたが、ここでの明日は今日4/24(日)夜の「NHKスペシャル」のことで、番組にソニーの現CEO出井さんが登場するそうです。タイトルは「日本の群像 第1回 トップの決断 ~継続か撤退か~」で、ソニーのコロンビア、三菱地所のロックフェラーセンター買収が生んだ大赤字に苦しむ2人の企業トップの再起への格闘を軸に、「日本企業がかつての自らのあり方を変え、グローバルビジネスの世界でどう勝ち残ろうとしているのかを見つめていく」とか。これは楽しみというか必見ですね。予約、予約と…。毎度お知らせ感謝です&見落としていたので助かりました>mondoさん。

また、ここ数日レビューをお届けしているウォークマン スティックについて、TAKEさんから情報を頂きました。

ウォークマン スティック「NW-E507」「NW-E407」ですが、昨日一昨日とあちこち探し回りましたがどこにもありませんでした(色によってはあるのですが)。ところで、この製品の生産国ですが、たまたま現物を見せてくれたある家電量販店のものはマレーシア製でした。色々な国で作っているのですね。

とのこと。自分のNW-E507は中国製だったんですが、マレーシア製もあるんですね。50xシリーズと40xシリーズで違うとか、色で違うとか、あるんですかね。どういう理由で振り分けているんでしょうね。製造国が違ってもソニー製品にかわりないのはわかっていても、気持ちとしては盛田さんの著書のタイトルにもなった「メイド・イン・ジャパン」になんとなくこだわってしまうんですよね。モノづくり復権をかけるソニーだけに、「メイド・イン・ジャパン」にはこだわり続けて欲しいという気持ちもあります。ちなみに、思い立ってまわりのソニー製品を調べてみたら、クリエもハンディカムもサイバーショットもHMP-A1もPSPもエアボードも、すべてが「メイド・イン・ジャパン」でした。なんかうれしかったっす。ということで、お知らせ感謝です>TAKEさん。

以上、3つの情報投稿のご紹介でした。
そうそう、当サイトも先週で開設3ヶ月となりました。いつも訪問してくださる皆様に感謝いたします。

ウォークマン スティック「NW-E507」レビュー(2)

ソニスタオリジナルケース&付属品雑感

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上は、ソニスタオリジナルケースを装着した状態の画像です。このケースと一緒に吉田カバン(PORTER)のカラビナ付きストラップ(税込2,625円)も販売していましたが、値段が高いと感じたのと、自宅にはカラビナがゴロゴロしているので必要性を感じず、結局購入しませんでした。オリジナルケースも吉田カバン並みに縫製はしっかりしていますが、さすがに1,260円というのはちょっと高いですね。

さておき、このケースですが、本体を入れるのに結構一苦労。使い始めだからなんでしょうけど、結構キツキツなんです。また、出し入れ時は手指がボタン類に当たってしまい、誤動作の元となります。なので、出し入れ時はHOLDモードにしておくといった注意が必要かもしれません。ちなみに、ケース装着時はUSBケーブルは接続できません。

短所は、透明のカバー越しの操作になるのでボタン類にアクセスしにくくなること。特に背面のボタンはベルクロを剥がさないとアクセスできません。また透明カバー越しの有機ELディスプレイも若干ですが見にくくなる感じ。長所は、シャトルスイッチ部以外の本体の保護性能ぐらいでしょうか。ちなみに、本体に付属するプラ製クリップはなんともたよりなく、常用するにはちと厳しいかなという印象。意外に本体の重量があるのでシャツの胸ポケットなどに挿すとポケット自体がへしゃげちゃいます。そんな状態ですから、前屈みになったらあっという間に落下してしまいそうです。これを使うぐらいなら1,260円だしてもソニスタオリジナルケースを使う方が安心できるのではないでしょうか。

それと、キャリングポーチですが、小寺さんもおっしゃってましたが、なんでこんなに大きいのというぐらいのサイズです。ヘッドホンも一緒に収納してといったことなんでしょうけど、自分にとってはあまり使い道が無いものになりそう・・・と思ったら、なんと3G iPodの収納にぴったりでした(<おい!)。その他、手持ちのサイバーショットやルプラン用のGPSユニット用にも流用するつもりです。

次回はiPod suffleとの比較など。

【4/24追記】ソニスタオリジナルケースの価格が間違っていたので修正。1,500円→1,260円の間違いでした。

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