欧州PSP販売は9月に、米市場は携帯ゲーム機が牽引、日本は…

PSPの欧州での販売、9月1日から開始=ソニー◇ロイター

ソニーは、3月末までに欧州、アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、ロシアでの発売開始を目指してたPSPの発売を、5カ月延期となる9/1に開始すると発表したそうです。価格は、「スパイダーマン2」のUMD Videoを含むバリューパック的な内容で、249ユーロ(325.30ドル)と179ポンド(342.80ドル)。

1~3月期の米ゲーム販売は携帯ゲーム機が牽引

また、先月からPSPの発売が開始された米国では携帯ゲーム機のセールスが市場を牽引したようで、「携帯ゲームソフトは金額ベースで69%増、携帯ゲーム用アクセサリも23%増と好調な伸び」とか。

ゲーム・ユーザーは減少傾向、CESAが2004年のゲーム利用動向を発表

反対にPSPが一番速く投入された日本ではゲームユーザーが減少傾向との調査結果も。

au、1.5MBアプリやネット対戦ゲームなどビッグタイトルを続々追加

そんな日本では、KDDIが大容量でネット対戦も可能なゲームなどを、EZアプリ対応ゲームを続々とリリースするとか。どのゲームも既存のタイトルの焼き直しばかりですが、かつてのファミコンブームを体験した大人達にはある意味魅力あるタイトルなのかも。

KDDI竹之内氏、個人ユーザー向けBREWの新展開を語る

そんな、KDDIは「音」「連携」「シナリオ」をスローガンとして掲げ、「携帯電話で何でもできる」ことをアピールしていくようです。

なんか、“手のひらで何でもやろう”ってキャッチコピーを思い出してしまいました。

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ウォークマン スティック「NW-E507」レビュー(4)

本体の操作性

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ウォークマン スティックは、上の画像のように片手で包み込むように持つことで、親指と人差し指でほぼすべての操作が可能です。個人的には左手で持つほうがディスプレイを指で覆うこともなく、一番使いやすいと感じました。シャトルスイッチのみ、親指と人差し指で挟み込まないと操作しにくいですが、残りのボタンはすべてどちらか一方の指で操作できます。そのシャトルスイッチですが、プルダウン(上下)と回転(左右)の操作時に微妙に持ち替えが必要ですが、コツさえつかめればなかなか快適に操作できます。おしむらくは、透明カバー側に付いている「Search/Menu」と「Disp/FM」ボタンの操作性。ちょうど3次曲面っぽところについていることもあるのですが、ボタンも小さく、ちょっと自分には操作しにくいかなあという印象です。

ウォークマンの場合、SonicStageとの相性もありますが、楽曲をアルバムまたはプレイリスト単位で複数持ち歩くというスタイルが標準と考えられているようで、ハードウェア側で自分が聞きたいと思う楽曲に素早くアクセスすることに重点を置いているのでしょう。
「アーティスト」「アルバム」「グループ(プレイリスト)」の3つのカテゴリーを起点に楽曲を検索する手法はNW-HD1から大きな変化はありませんが、シャトルスイッチの採用でNW-HD1よりも少ない動作で楽曲検索ができるようになっています。(NW-HD1ではさらにジャンルからの検索ができるという違いはありますが…)

ちなみに、iPod suffleの場合は、シャッフル再生がメインのコンセプトになっているので、楽曲の検索は機能として持っていません。ですから、操作系のボタン類もいたってシンプル。前後の曲への移動とボリューム調整がひとつになったホイールスイッチと再生・一時停止ボタンしかありません。背面にあるスイッチの切り替えでシャッフル以外にアルバムやプレイリストを順番通りに転送・再生もできますが、転送した順番通りに記録されているため、検索性能は低いと言えます。

また、本体裏側にある「Repeat/Sound」スイッチは、短押しが再生モードの変更、長押しが2種類のイコライザー切り替えとなっています。個人的にはiPod suffleのような一発で全曲シャッフルが欲しかったんですが、そもそものコンセプトが違うようなので少数意見になってしまうのでしょうね。

それと、驚くのは起動のスピード。「ソニースピリッツはよみがえるか」では0.1秒と記載がありましたけど、ホントに速いです。まさに一瞬で起動します。ちなみに、NW-HD1でも数秒、iPod suffleでもスリープモードから復帰して再生が開始されるまで数秒かかる感じなので、これだけ比較したらウォークマンスティックはそれらと比べて数十倍速いということになります。

#操作性とは関係ありませんが、右上の画像は手持ちのライターとの比較画像です。ソニーはデザインコンセプトが香水瓶とか言ってますけど、我が家では同居人もライターというイメージが強かったようです。実際にこうして並べておくと、無意識に手にとってタバコに火をつけたくなっちゃうから不思議です。

NW-E50xシリーズのみ搭載のFMチューナーについて

関連して、FMチューナーの起動についてですが、「Disp/FM」ボタンの長押し一発でFMラジオモードに切り替わります。長押しといいつつ実際の時間は約0.5秒ほどで、これもまたかなり速いです。なお、同モード時にはシャトルスイッチの切り替えでプリセットとマニュアルによる選曲が可能になります。ちなみに、音楽再生に戻る場合は「Play/Stop」ボタンを押すだけ。こちらは体感約1秒程度で切り替わる感じですがそれでも充分速いレスポンスです。参考までに、ラジオの受信感度については、アンテナ代わりになるとされるヘッドホンのコードの長さや受信する場所に影響されますが、見渡しの良い屋外なら普通に聞けます。

ソニーのウォークマンスティック、オーディオプレイヤー市場で好スタート

ウォークマン大逆転、ついにiPod Shuffleを抜き一躍トップに

BCNランキングの売れ筋速報。4/21に発売が開始されたソニーのウォークマンスティックが猛烈なスタートダッシュを切ったそうです。3月には市場全体でのソニーの販売台数シェアはわずか6.1%だったのが、4/21以降の5日間の集計だけでなんと26%まで伸びたそうです。また、カテゴリーごとのメーカーシェアでは、1GB以上の大容量シリコンで59%とダントツのシェアを獲得(アップルは23%)。1GB未満の小容量タイプでも、ソニーが22%と首位(アップルは19.1%)。HDDカテゴリの10GB以上ではアップルが51%と首位をキープしているもののソニーが39%と肉薄中とか。

ソニーにとっては、久々にうれしい悲鳴って感じじゃないでしょうか。HDD搭載のスクエアはソニスタでもオープン販売が行われているぐらいですからスティックとくらべてもまだまだなのかもしれませんが、出だしでも何でもシェアトップを取って世間へアピールできたことはソニーにとって大変意味あることだったと思います。あとは、この流れを維持していけるように、ソフトと音楽配信をもっともっと利便性の高いものに仕上げていってくれればいいですよね~。

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メモリースティックビデオフォーマット対応のメディアレコーダー

ロックリッジ、PSP/プレイやん用動画が作成可能なレコーダ-ステルス戦闘機をイメージしたデザイン

ロックリッジサウンドジャパンは、SDカードやメモステへのMPEG-4録画が可能なビデオレコーダ「メディアレコーダ VRX-02」を加賀電子を通じて7月に発売するそうです。価格はオープンですが、店頭予想価格は15,000円前後の見込み。

テレビやビデオデッキなどとAVケーブルで接続、録画ボタンを押すだけでメモリーカードに録画できるほか、入力信号検知によるタイマー録画も行なえます。ファイルフォーマットは、3GPP/3GPP2/ASP MP4/モバイルムービー。携帯電話のほか、PSPやプレイやん搭載のGBASPやNDS向けのファイルも作成可能。録画モードはスーパーファイン(320×240ドット/30fps)、ファイン(320×240ドット/15fps)、ノーマル(176×144ドット/15fps)の3モード。

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デジオン、PSP対応MP3変換/転送ソフト

デジオン、PSP向けのMP3変換/転送ソフト

デジオンは、PSP独自のフォルダ構成に対応したポータブルオーディオ向けのMP3変換/転送ソフト「MusicWalkin’」を発売するそうです。価格はダウンロード版が2,499円、5パッケージ版が4,179円。対応OSはWindows 2000/XP。

無償配布されているSonicStage最新版ではMP3のリッピングならびにATRAC3ファイルのPSPへのダイレクト転送もサポートされているので、ジャストシステムの製品同様、独自の機能に魅力を感じなければわざわざ購入する必要性はなさそうです。

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4/26のつぶやき~NHKスペシャルを見て

4/23のNHKスペシャル「日本の群像・再起への20年」の第1回「トップの決断」を見ました。興味深かったのが、コロンビア映画(現ソニー・ピクチャーズ)の買収にまつわるエピソードが中心になっていることでした。元社員が書いた「ソニー本社六階」でもこのことは「大借金会社への転落」のきっかけとなったとしてスキャンダラスに語られていましたからね。ソニーアメリカ社長だったのミッキー・シュルホフ氏やソニー・ピクチャーズ幹部らの暴露本「ヒット&ラン」の話もでてくるあたり、「ソニー本社六階」の影響もあるのかなと勘ぐってしまうところがありますが、どちらにせよ、現在のソニーが直面している様々な問題の根底にあるのは、バブル崩壊前の大賀社長時代に行われたコロンビア映画(現ソニー・ピクチャーズ)の買収に端を発しているのだろうなということをこの番組を見て実感しました。

最終的には出井さんが陣頭指揮を執り、映画事業を継続した結果、スパイダーマンがソニーを救うとまでいわれるほどにソニー・ピクチャーズが成長をとげたということになってますし、同じ轍は踏まないという意味でMGMの買収もリスクの少ない手法で行われたみたいですが、買収した真価が問われるまでにはまだまだ時間がかかりそうな雰囲気です。

結局、出井さんって、ITとAVの融合とかハードとソフトの融合みたいなことを目指してきたのが表側とすれば、社長就任後ほどなくしてから今までの間、前の経営陣が生み出した莫大な負債処理のしりぬぐいを裏側でずーっとさせられてきたんだなあみたいな印象が強くなりました。特に番組の最後で見せたクルマの後部座席での遠くを見るような目がそれを物語っているような気がしてなりません。あと、出井さんがクルマででNYのオフィスに向かう途中、右に見えたアップル「iPod」の屋外広告が何かを象徴しているようで印象的でした。

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