電車の中や街角で,PDAやハンディ・ターミナルを使っている人を見たときには,「仕事で使っている」というイメージを持つ人が多いだろう。ところが,普通の携帯電話に向かって一生懸命に文字を打ち込んでいたら……。見る人によっては,「勤務時間中にメールを打っているのか」「ゲームでもしているのだろうか」と思ってもあながち不思議ではない。携帯電話が業務用のツールとしてよりも,パーソナルな端末として進化してきた“文化”がこの国にあるからだ。
ドコモ「FOMA M1000」やウィルコムの「W-ZERO3」など、利用時のイメージ問題をクリアした端末が出てきたものの、タダ同然のコンシューマ向け携帯電話を流用した方が導入企業のコストは格段に低くなるとして、携帯電話で文字入力している姿が「仕事をしている」と認識されるような世の中になればよいということらしいです。その抜本的な解決策は、著名なタレントがテレビドラマなどでケータイをビジネスに活用する役を演じることでイメージを激変させることかもしれないとまとめていました。タイミング良くこんなコラムもNIKKEI NETに…>W-ZERO3は「ビジネスモバイル」を切り拓くか?