「mylo」カテゴリーアーカイブ

ウォークマンよりもmyloのアプローチのほうが競争には有効?

ソニー「mylo」ハードウェアレポート

iconicon塩田紳二さんのmyloiconバラしレポート。国内販売が決まったmyloですが、塩田さんがバラしているのは米国で購入したモデルです。素人が読んでも何がなにやらですが、注目したのはメインCPU「i.MX21」に関する内容。「i.MX21」はARM9コアを内蔵したCPUで、PalmのPDAなどに採用されて有名になり、「DragonBall」と呼ばれていたシリーズの1つなのだとか。それだけのことでもクリエファンにはなんとなく嬉しかったり…。

また、採用されているデバイスなどを総合すると、myloは「贅沢な作り」らしく、「あまりコストを下げられそうにもない」とか。日経BPのバラし記事では工夫次第でコストダウンがはかれるみたいなことが書いてあったのとは対照的ですね。以下は、塩田さん的な締めのコメント。

これで、Javaのプログラムでも動いたら筆者的にはPSPよりも魅力的。あえて不満を言わせていただけば、ワイヤレスのヘッドセットやステレオヘッドフォンをつなげるBluetoothがないことぐらいだ。ソニー的には、音楽用プレーヤーの本命は、ウォークマンブランドなのだろうが、こういう違う方向からのアプローチのほうが競争には有効な気がする。

まさに本質をついているように思いましたです。myloにはさすがにH.264をぶん回せるパワーは無いようですが、DRM対応WMA対応といったAV再生の懐の広さ、キーボードという入力装置内蔵、持ち運びやすいサイズなど、PSPやウォークマンよりも優れた点を持ち合わせているのが魅力ですよね。これにBluetooth対応が加わればと思うと…。発売までまだ期間があるので、前向きに検討して欲しいものです。

それと、毎度毎度取り上げるのも何かと思いご紹介していませんが、ソニスタのイイジマさんによる「mylo blogicon」も盛り上がっているようですね。直近のエントリーではアンケートの実施について告知していますが、先週末に開催された大阪ソニスタで実機展示についてもそのうち公開されるのではないでしょうか。東京での展示も間もなく。楽しみになってきました。

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ソニーのオーディオビジネスはNapster対応がブレイクスルーに?

昨日のネットジューク絡みのエントリーに関連して、KELLYさんから以下のようなお便りを頂戴しました。

こんにちは いつも楽しく拝見させていただいてます。ナップスター、ほんとにいいですよね。僕も先日、新しいウォークマンNW-S700シリーズiconを購入したのですが、WMAのDRM10対応してないのが残念でなりません。他のMUSIC PLAYERを買うのもなんだかなという感じで、仕方がないので、DOCOMOの903でも買ってしのぐかと考える今日この頃です。ところでMYLOはWMAのDRM10に対応してるとのことですが、転送ソフトはSONICSTAGE CPですよね?はて、ということは2月のMYLO発売の頃、その辺り、何か変化があるのでしょうか?

iconiconMP3、WMA、AACと立て続けにATRAC以外のフォーマットに対応してきたソニーですから、ウォークマン自体のWMA DRM10対応はそれほど難しくないのではないでしょうかね。レーベルゲートだって、mora winを立ち上げているわけですから…。myloについては、Napsterアプリ側でmyloが認識できればSonicStageは必要ないのではないでしょうか。理想はSonicStageからmora winやNapsterといった複数のサービスへダイレクトにアクセスできることなのでしょうが、それだとユーザーが混乱しそうですからね…。

iconicon自分の理想は、Napster対応のネットジュークiconを母艦にして、ポータブルオーディオ(対応ケータイ含む)はその時々の状況でメーカーに縛られることなく使い分けられるようになること、です。ネットジュークもNapsterのようなサービスと組み合わされて初めて、真のジュークボックスが実現できるのではないかと…。で、レーベルにとらわれない音楽が楽しめてこその“エニー”ミュージックでしょう。様々なオトナの事情があるとは思いますが、ソニー自らが率先して殻を破って欲しい。と、思う今日この頃です。

iconiconそういえば、myloの体感イベントが11/3~4の大阪ソニースタイルストアを皮切りに、11月中旬に東京・銀座 ソニービル、12月上旬に東京・お台場ソニースタイル ショールームで開催されますね。期待と不安が入り交じるmyloの日本展開ですが、実機に触ってみないと何とも言えないので、是非足を運んでみたいと思います。とはいえ、大阪までは行けないので関西在住のソニーファンの皆様からのレポートを心待ちにしております。見に行けないという方は、mylo blogiconの更新をチェックですね。

それと、以前のエントリーでBluetooth対応のオーディオ製品への反応がないとい書いたところ、かつぽんさんから以下のようなお便りをいただきました。

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mylo自身がかかえる不安が死角に

myloの死角

現時点では“つながる”ことにmylo自身が若干の不安をかかえている。価格やコンセプトよりも、その不安がmyloの死角

iconiconITmedia +D、LifeStyle Weekly Access Top10の結果を受けた渡邊宏氏のコラム。1位と3位の新ウォークマン、2位と4位のiPod nano Redに混じって、6位と9位にmyloがランクインしたようです。コラムでは、「“IM+音楽”のコミュニケーションツール」と表現するのが適切とした上で、myloには弱点があると指摘。カメラ機能の非搭載もそうですが、もっとも大きな弱点を、ネット経由のコンテンツ追加やソフトのアップデート/追加が不可能なこと、としていました。

自分はWebブラウズができるウォークマン程度にしか考えていないので、IMとかプレイログとの連携とかは二の次なのですが、それよりなにより、40代以上がターゲットにされていないことも弱点にあげてください!

ちなみに、myloの出発点は、「コミュニケーションができるポータブルオーディオ」なんだそうです。日刊myloの「“mylo”誕生秘話 座談会」・第一話に書いてありました。

myloにBluetoothを!~欧州も視野に入れれば必然なのでは…

なんの前置きもなく突然発表されたパーソナルコミュニケーター「“mylo” COM-1icon」。お台場メディアージュでマスコミ向けに開催された体験会のレポートが各所であがっています。

ソニー、新しい小型コミュニケーション端末「mylo」を公開
ソニー、小型携帯端末「mylo」の体験会を開催-WMA DRM10に対応し、Napsterも利用可能
ソニー、PSPとも携帯ともPCとも違う「パーソナルコミュニケーター」発売
ソニー、無線LANやSkype内蔵の携帯端末“mylo”を発売 - 端末間で音楽共有も可能
myloを見てきたのだ
ソニー期待の新コミュニケーションツール「mylo」を写真でチェック!
2時間ほどこってり触って来ちゃいました――“mylo”体験会レポート
Skypeや音楽でつながるコミュニケーション – ソニー「mylo」

細かいですがこれらを読んで個人的に気になった内容を箇条書き。

【製品コンセプト関連】
・myloは、米国で9月末に発売した製品で、VAIO事業部の中に担当部署を作り、開発を進めた
・ターゲットは20~30代で、「mixiなどのSNSサービスを頻繁に使っているような層を想定
・myloはネット中心でPSPはゲーム中心。スマートフォンはビジネス端末だがmyloは個人のためのエンタテインメント端末」(VAIO事業部門PCD事業センター企画部・鈴木直也統括部長)という棲み分け
・PCやPDAとは異なる全く新しいコミュニケーションに特化した新しい情報機器。時代の半歩先を行っている製品ととらえており、今回のように発売前に製品を公開することでコンセプトなどを理解してくれる人を増やしていきたい
・ネットユーザー向けの端末なのでネットコミュニティーで話題にしてネットで購入してほしい

【製品スペック関連】
・バックグラウンドで音楽を再生しながら、Webブラウザや静止画表示機能が利用できるため、ジョグレバーを利用することで、他の機能を利用している時でも音楽機能の操作が行なえる
・平型ヘッドセット端子には、別売の携帯電話用イヤフォンやヘッドセットが利用できるほか、付属の3.5mmステレオミニ変換ケーブルを利用することで通常のヘッドフォンを使うこともできる
・メモステスロットは、メモステIOには対応していないため、後からモデムなどの追加は行なえない
・ミニUSB端子はPCとのUSB 2.0接続にのみ対応し、USBデバイス接続には対応しない
・Napsterの定額配信サービスでの利用の可否について確認してみたところ、問題なく利用ができたという。Napster対応機種として公式の認定取得を行なうかについては現在検討中
・テキストエディタは日本語入力にも対応し、予測変換機能を備えた同社独自のIMを搭載
・ソニー側からソフトのアップデートは行なえるものの、ユーザー自身では新しいソフトをダウンロードしてインストールすることはできない

iconicon時代の半歩先を行く製品ながら、米国から約半年遅れで投入されるわけなので、日本の通信事情と欧州での展開も視野に入れてBluetoothを搭載すべきなんじゃないでしょうかね。こちらのバラシ記事で「コスト削減の余地があちこちに残されている」とありますし、コスト削減分でBluetooth搭載が吸収できればと淡い望みをいだいてます。個人的には、プレイログとの連携、音楽データ共有機能の必要性は全く感じないのと、ケータイと同じ平形コネクタ採用で音質にどれだけ影響が出るのかが若干心配ですが、それ以上にユーザー自身で新しいソフトをインストールすることはできないというのがかなり残念。Linux採用ということでACCESSのALPとの連携まで期待したのですが…。ただ、myloの日本展開はソニー(バイオ事業部)でなく、ユーザーに近いソニスタ主導で行われているようなので、どんどん要望を出せば動いてくれる可能性もあるのではないかと勝手に期待してます。

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パーソナルコミュニケーター“mylo”の国内発売が決定!

小型軽量ボディにフルキーボード搭載 ワイヤレスLANでインターネットコミュニケーションが楽しめる パーソナルコミュニケーター“mylo(マイロ)”発売icon(ソニスタ)

iconiconソニーは、ワイヤレスLAN環境下でインターネットにアクセスし、Webサイトの閲覧や、チャット、インターネット電話などによるコミュニケーションを楽しむことができる小型携帯端末、パーソナルコミュニケーター“mylo” COM-1iconを、ソニースタイルおよびその提携店で12月中旬に発売予定であることを発表しました。色はブラックのみで販売価格は税込で約45,000円(送料別・10/18時点)。なお、商品のお届け開始日は、2月上旬を予定しているとか。

myloは、増加するワイヤレスLANスポットで、手早く端末を取り出してインターネットに接続。そのときの気分に合わせたコミュニケーション手段で、知人・友人とつながることができる新ライフスタイル「My Life Online(mylo)」を叶える提案商品。同商品の市場導入により新しいコミュニケーション・スタイルを創造。ワイヤレスLAN環境の整備・普及度合いに配慮しつつ、将来的な販路の拡大を目指すとか。

バッテリー駆動時間は、音楽再生時で約45時間、「Skype」/「Google Talk」待ち受けが10時間、動画再生時が約8時間、Web閲覧が約7時間と申し分なし。動画再生はMPEG-4(メモリースティックビデオフォーマット準拠)対応で、イメコンの使用を推奨してます。音楽再生はMP3、ATRAC、WMA(Windows Media DRM対応)ということなので、Napsterでも使えるかも。

iconiconなお、myloの展示に関しては、11月上旬より、順次、東京および大阪にてタッチ・アンド・トライ形式のイベントを開催する予定で、イベント詳細は、mylo blogiconでお知らせするとしています。

クリエの後継でもなんでもないかもしれないけど、この手の端末を日本で出すという英断に拍手。何はともあれ、めでたい!ということで、何はなくともメール登録を!icon

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