「オーディオ一般」カテゴリーアーカイブ

ソニーの無線電送式ワイヤレスヘッドホン「MDR-DS6000」レビュー

iconiconソニーのワイヤレスヘッドフォンは無線伝送 強力サラウンドと円盤デザインが魅力 ソニー 「MDR-DS6000」

伝送方式に2.4GHz帯の無線を採用したワイヤレスヘッドホン「MDR-DS6000icon」のレビュー。到達距離は最大30mで、50人近くが勤務するフロアのどの地点でも問題なく再生できたそうです。サラウンド機能を省いた下位モデル「MDR-RF5000Kicon」もありますが、DVDを見るなら差額1万円以上の価値があるとか。

Yahoo!のPodcastingは時短再生で時間節約?

米Yahoo!、倍速で聞ける「Yahoo! PodCasts」のベータテストを開始

米Yahoo!が、「Yahoo! PodCasts」のベータテストを開始したそうです。テスト期間中、個人の傾向に応じたコンテンツを推薦するパーソナライズドレコメンデーション機能や、Podcastingを配布するための簡易ツールなどの新機能も追加予定とか。

視聴用のPC向け簡易プレーヤーソフトには、0.5倍速から2倍速までの再生機能搭載とか。時間の節約にも有効ですね。ACIDなどのPCソフト同様にピッチを変えずに再生できるのかなあ。デジタルだからできそうなもんだけど…。そのうちiPod側でも対応しそうですね。

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新NetJuke同等品がビクターからも?今後のAny Musicの動きに大注目

「高音質配信」を進めるAny Music――ビクターも参入?

iconicon昨日から開催しているAVフェスタのソニーブースとAny Musicブースに、先だってソニーディーラーコンベンションで初披露された新NetJuke(右画像は現行製品)が参考出展されているそうです。さらにびっくりしたのは、同コンセプトの端末がビクターブースにも展示されていたということ。「製品化も含めてすべて未定」ながら、販売されれば、ソニー、シャープ、オンキヨー、パイオニアに続く第5のメーカーとなるそうです。Any Musicの担当者によれば、「ソニー製端末が年末、その他各社も年末から2006年春にかけて新世代機を投入する予定」だとか。てっきりソニー以外のメーカーはAnyMusic対応オーディオ製品から手を引くのではないかと思っていただけに驚きました。さらに驚いたのが、Any Musicの次のステップに「高音質配信」が検討されていること。長い引用で恐縮ですが、

日本ビクターの「net K2」やオンキヨーの「HD24/96」、ソニーの次世代ATRAC「ATRAC Advanced Lossless」(AAL)、ケンウッドの「Superme」、シャープの高速スイッチ1ビットデジタルアンプ、ヤマハの「AudioMaster」などの高音質化技術も同時に紹介されている。(中略)AALは名前に“Lossless”の文字を含むとおり、ATRACにおける可逆圧縮の符号化方式で、ベースとなっているのはATRAC3plus。CDからの音楽情報をまったく損失することなく、30~80%の圧縮率を実現している。AALは基本層(ATRAC3plus/ATRAC3)に拡張層(原音とATRAC3plus/ATRAC3の差分をロスレス符号化した部分)の2層構造となっており、AAL形式のファイルからATRAC3plus(ATRAC3)の音楽データ部分だけを取り出して、対応ポータブルブレーヤーなどに転送することができる。また、AAL対応製品には高音質なAAL形式のままで転送することも可能だ。

とのことで、これで先だっての新ウォークマンのカタログに記載されていた「ATRAC」のみのロゴの意味がわかりました。色々な意味での互換性に不安はあるものの、高音質化の流れは必然だと思うので動きとしては大歓迎。でも各社各様の規格が機器にどう反映され、ポータブルオーディオとどう連携するのかという点も大いに気になります。一番わかりやすいのは、CDからHDDに取り込む際には一つの共通規格が使われ、使うポータブルオーディオにあわせて適切な規格で転送するなんてことができればユーザーがフォーマットを意識しなくてすむと思うのですが…(あくまで音楽配信のみに使われる規格なら話は微妙に違ってきますね)。詳細は今ひとつ理解できませんが、iTunes&iPodというPCベースのソリューションの対抗馬としてAny Music対応製品がその存在感を増したことは確か。個人的には今後の展開に大いに期待しています。

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ソニーディーラーコンベンション視察リポート(3)~NetJuke編

今回のディーラーコンベンションでウォークマンと並んで興味の対象だったのがNetJukeの新製品「NAS-NEW」。ソニードライブからは正式発表はありませんでしたが、メディアの報道で取り上げられて初めてその存在が明るみに出ました。

従来のNetJukeは外部モニターが必須でしたが、新機種では4.3型の液晶ディスプレイが搭載されました。また、カタログに「MD搭載ハードディスクコンポ」と紹介されているとおり、MDデッキの搭載によりユーザーが持つMDライブラリー資産の有効活用ができるようになりました。録音(転送)機能も、従来のCD→HDDだけでなく、CD→MD(HDD経由らしいです)、MD→HDD(アナログ等速らしいです)、HDD→ウォークマン/メモステと活用のバリエーションが一気に広がりました。MDは、MDLP対応でHi-MDには非対応。HDDへの録音は従来のATRAC3オンリーから、ATRAC3plusとMP3の両対応になり汎用性が一気に高くなりました(対応ビットレートは未確認)。さらに、なんとネットワーク経由でパソコンからMP3ファイルを取り込んだりすることもできるようです。もちろん、AnyMusic対応でMoraで配信されている楽曲の購入もできます。これぞ真のオールインワンコンポなのではないでしょうか。(新ウォークマンとの連携については確認し忘れましたが、基本的には現行機と同様のマニュアル操作による転送のみに対応で、完全同期やConnect Playerのようなインテリジェンス機能は持ち合わせていないと思います。)なお、初代NetJukeに搭載されたS-Masterは現行機同様、今回の新製品でも見送られてしまったようです。で、気になる価格についてお伝えしたいのですけど、メディアの報道にも出ていないのでここでいってしまうと守秘義務契約に違反するおそれがあるので控えておきます。イメージ的には一般的なミニコンポ2台分はいってしまうようです。

以下、個人的な感想ですが、現行機で感じていた楽曲の検索性に関する不満は解消されておらず残念でした。新ウォークマンと同様のイニシャルサーチとジュークボックスならではの豊富な再生バリエーション(全曲一発シャッフルとか)が実現すればノンPCジャンルの製品としてより完成度が高くなるのではないかと思います。幸い、NetJukeは従来機からネットワークアップデートが可能な仕様なので、段階的な機能向上は期待できるんですよね。それと、液晶モニター内蔵はうれしいのですが、リスト表示など、情報量が多い画面だと離れた場所からでは確認しづらいかもしれません。なので液晶が見やすいかを考慮して置く場所を検討する必要がありそうです。今の段階で次世代機を語るのはなんですけど、ラジオのタイマー録音(エアチェック)機能の充実と、CD-Rへの書き出し対応ができるようになれば相当面白いことになるのではないかと思ってます。

そういえば、AnyMusic対応機器ってパイオニアやシャープといったメーカーからも出ていたんですけど、今ではソニーしか対応製品出していないんですよね。ONKYOのはソニーのOEMだし…。前にも書いたんですけど、オーディオメーカーが協力しあって新しい市場を作っていかないとPC中心のデジタルオーディオにみんな持って行かれちゃうんじゃないでしょうか。それでなくとも、DVD/HDDレコーダーやシアターシステムなどによって純粋なオーディオ製品がどんどんリビングから押し出されている感じがするし、DVD/HDDレコーダーなどが高度な音楽再生機能を取り込む可能性もないこともありません(PSXなどにそれを期待していたところもあります)。昔のようにオーディオシステムが飛ぶように売れる時代では無いので、商品訴求は大変でしょうけど、ソニーには頑張って欲しいと個人的には思っています。

(一番のネックはやっぱり価格でしょう。あの価格では爆発的ヒットは相当難しいだろうなあ…。)

【当サイトのNetJuke関連エントリー】
ネットジューク「NAS-A10」を試す(1)~導入までの我が家のオーディオ事情
ネットジューク「NAS-A10」を試す(2)~セットアップからCDを聞くまで
ネットジューク「NAS-A10」を試す(3)~HDDにCDを録音
ネットジュークでエアチェック
※レビューが中断したまま、新製品が発表されちゃいました。折を見て再開できればと思いますが、あまり期待しないでください。

キター!NetJuke次世代機~4.3インチカラー液晶・MDデッキ搭載

ソニー、ディーラー向けの商品説明会場にNET JUKE新製品を参考展示

ソニーおよびソニーマーケティングが開催中のディーラー向けの製品展示会(ディーラーコンベンション)で未発表のNetJukeの次世代機の展示が行われているそうです。

11月以降に発売を予定している「NET JUKE」シリーズのオーディオシステムコンポ新商品も参考展示された。価格は未定。 本機は「NET JUKE」シリーズの第三世代モデルに位置づけられ、40GBのハードディスクを搭載する。CD再生機能のほかにもMDデッキ部も搭載され、HDDとMDの連携機能も付加している。 またMP3フォーマットに対応し、先日同社が発表した「ウォークマン Aシリーズ」との連動機能も充実させているという。本体前面には4.3インチの大型カラー液晶ディスプレイを搭載し、操作性も高めている。

おお~、自分が望んでいる機能がそのまんま形になったような…。ディスプレイとMDデッキ搭載!これぞ、真のデュアル対応。レガシーと言われつつもまだまだMDの愛用者は多いし両対応であればユーザー自身が用途に応じて使い分けられますからね。個人的には中身の操作性がどれだけ向上したのかと、新PCソフト「Connect Player」が売りの新ウォークマンとどう連携するのかも気になるところ。正式発表はありませんが、一連の新製品の中でバイオtypeTとならんで個人的に最も興味ありなプロダクツになりそうです。

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ソニー、受信範囲が広く、高音質を実現したワイヤレスヘッドホンシステム

「2.4GHzデジタル無線伝送方式」採用、受信範囲が広く、高音質を実現したワイヤレスヘッドホンシステム2機種 発売(ソニードライブ)

ソニーマーケティングは、「大型機材を置くスペースはないが、家の中で気軽に映画や音楽を高音質で楽しみたい」というニーズの高まりに対応するとして、「2.4GHzデジタル無線伝送方式」採用し、受信範囲が広く、高音質を実現したワイヤレスヘッドホンシステム2機種(ドルビープロロジックII搭載の『MDR-DS6000』と非搭載の『MDR-RF5000K』)を10/10に発売すると発表しました。

「2.4GHzデジタル無線伝送方式」は、従来からの赤外線伝送方式と比べ、送信ユニットとヘッドホンの間に遮断物があっても音が届き、16bit非圧縮デジタル伝送の採用によりCD同等の高音質で音楽を楽しむことができるというもの。価格はオープンですが、市場推定価格は『MDR-DS6000』が30,000円前後、『MDR-RF5000K』が20,000円前後とか。

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