「NetJuke」カテゴリーアーカイブ

ビクターのAnyMusic対応コンポはNetJukeのカスタム仕様?

ビクター、「エニーミュージック」対応マイクロコンポ-40GB HDD/4.3型液晶搭載。PC内楽曲のストリーミングも

日本ビクターは、40GB HDDと4.3型ワイドカラー液晶ディスプレイ搭載のエニーミュージック対応マイクロコンポ「UX-HD1-M」を来年1月下旬に発売すると発表。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は90,000円前後の見込み。

ATRAC3の音楽ファイルに関して、同社のポータブルオーディオ「alneo」などのATRAC非対応プレーヤーへはライン入力でのダイレクト録音になるという以外はNetJuke「NAS-M7HDicon」と機能は全く同じみたいです。ATRAC非対応ならMP3ベースで運用すればよいということなんでしょうね。アンプやスピーカーはビクター独自のものかもしれませんが、ワイドカラー液晶を含むシステムまわりはソニーがOEMしたのかもしれません。となるとウォークマンに対応するはずですが、ビクターのサイトではその手の記述が一切無いんですよね…。

HD対応AVネットワーク実現を目指す「HANA」が設立

その日本ビクターや三菱電機、Samsungなど家電/IT企業6社がHD対応の次世代AVネットワーク規格策定を目的とした業界団体「High-Definition Audio-Video Network Alliance(HANA)」を設立。ケーブル1本で機器の接続が可能となり、5ch以上のHD映像の視聴や録画を同時に行なえるほか、著作権保護機能を保持したままファイルの共有が可能。また、全ての機器を1つのリモコンで操作でき、1台のセットトップボックスで家庭内のどの場所でも利用できるそうです。来年前半には、著作権保護技術に対応したホームネットワーク接続型のポータブルビデオプレーヤーなどを提供する計画も進めているとの記述も。

実現したらうれしい規格ですが、団体にはソニーの名前はありません…。

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新NetJuke「NAS-M7HD」レビュー

MP3対応“ネットジューク”はミニコンポ未来形? DLNAやPC共有対応などネットワークも強化 ソニー 「NAS-M7HD」

週刊 デバイス・バイキングに、本日発売となった新NetJuke「NAS-M7HDicon」のレビューが掲載されてます。外観と主な操作方法の他、最大の特徴である様々な音源をHDDに取り込む方法やDLNAクライアント機能についても解説しています。

全部試すのも大変なほど、さまざまな機能を搭載しているが、その全てが“HDDに貯めて、その楽曲をどう扱うのか”というコンセプトに、さまざまな選択肢を用意した結果ということがよく分かる。そうした意味ではPC以外にはできなかった様々な機能を統合した製品といえる

iconiconとはまとめのコメントですが、個人的にはもう少し「Jukebox」たらしめるだけのハンドリング性能(検索性や豊富な再生機能など)が実現できているのかについてが知りたかったです。それと、録音コーデックでATRAC Advance Lossless対応でないのが残念です。NetJukeの様な製品こそ採用すべきコーデックだと思います。まあ、ネットワークアップデート機能もあるようですので、いくつかは改善される余地はあるのでしょうが…。また、HDD増量タイプをソニスタ限定で提供すればよいのにとありますが、スピーカー無しの単体販売もあると良いなと思いました。

ソニー、カラー液晶搭載の新NetJuke『NAS-M7HD』を正式発表~11/19発売

パソコンを使わず、ハードディスクに音楽を手軽に「貯める」「聴く」「持ち出す」ことができる世界初MDスロット搭載ハードディスクコンポ“ネットジューク”発売(ソニードライブ)

ソニーは、HDDコンポとして世界で初めてMDスロットを搭載したMDスロット搭載ハードディスクコンポ“ネットジューク”『NAS-M7HD』を11月19日に発売します。市場推定価格は『80,000』円前後。『NAS-M7HD』は、パソコンを使わずに音楽CDやMDなどの楽曲を内蔵HDDに貯めて高音質で楽しんだり、MDや「ウォークマン」などのデジタルミュージックプレーヤーなどに手軽に楽曲データを転送して持ち出すことが簡単にできます。4.3型フルカラー液晶画面を内蔵し、音楽CD・MD・ラジオ放送・エニーミュージックからの録音や、「ウォークマン」などのデジタルミュージックプレーヤーやMD、メモリースティック デュオなどに転送する操作性を、飛躍的に向上。併せて検索や編集、管理などの快適な操作性も実現し、大容量HDDならではの音楽の連続再生の楽しさを追求したそうです。

やっと正式発表されました。が、いくつか気になる点も。ウォークマンAとの連携は、楽曲の転送・削除のみだし、メモリースティック PRO Duoには未対応なんですよね。なんとか足並みそろえて欲しかったなあ…。

個人的には現行機への不満がどこまで改善されているのかを知りたいのですが、このリリースだけだとわからないんですよね…。ちなみに、改善要望は以下の通りです。

・CDのリッピング中でも他の操作を可能にして欲しい。(他の楽曲を再生したりラジオを聞いたり…。)
・HDDジュークボックスのプレイリスト機能並びに検索性能向上。(楽曲が増えるとリストのスクロールだけでも時間がかかるのです。イニシャルサーチは必須かと。)
・ボタン一つで全曲シャッフルみたいな再生バリエーションが欲しい。
・「ネットワークメディア」機能は逆方向(NetJuke→PC)も可能にして欲しい。というか普通ににミュージック・サーバーになって欲しいんだけど…。
・スピーカーは別売りで単体販売でも良いのでは。
などなど。

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新NetJuke同等品がビクターからも?今後のAny Musicの動きに大注目

「高音質配信」を進めるAny Music――ビクターも参入?

iconicon昨日から開催しているAVフェスタのソニーブースとAny Musicブースに、先だってソニーディーラーコンベンションで初披露された新NetJuke(右画像は現行製品)が参考出展されているそうです。さらにびっくりしたのは、同コンセプトの端末がビクターブースにも展示されていたということ。「製品化も含めてすべて未定」ながら、販売されれば、ソニー、シャープ、オンキヨー、パイオニアに続く第5のメーカーとなるそうです。Any Musicの担当者によれば、「ソニー製端末が年末、その他各社も年末から2006年春にかけて新世代機を投入する予定」だとか。てっきりソニー以外のメーカーはAnyMusic対応オーディオ製品から手を引くのではないかと思っていただけに驚きました。さらに驚いたのが、Any Musicの次のステップに「高音質配信」が検討されていること。長い引用で恐縮ですが、

日本ビクターの「net K2」やオンキヨーの「HD24/96」、ソニーの次世代ATRAC「ATRAC Advanced Lossless」(AAL)、ケンウッドの「Superme」、シャープの高速スイッチ1ビットデジタルアンプ、ヤマハの「AudioMaster」などの高音質化技術も同時に紹介されている。(中略)AALは名前に“Lossless”の文字を含むとおり、ATRACにおける可逆圧縮の符号化方式で、ベースとなっているのはATRAC3plus。CDからの音楽情報をまったく損失することなく、30~80%の圧縮率を実現している。AALは基本層(ATRAC3plus/ATRAC3)に拡張層(原音とATRAC3plus/ATRAC3の差分をロスレス符号化した部分)の2層構造となっており、AAL形式のファイルからATRAC3plus(ATRAC3)の音楽データ部分だけを取り出して、対応ポータブルブレーヤーなどに転送することができる。また、AAL対応製品には高音質なAAL形式のままで転送することも可能だ。

とのことで、これで先だっての新ウォークマンのカタログに記載されていた「ATRAC」のみのロゴの意味がわかりました。色々な意味での互換性に不安はあるものの、高音質化の流れは必然だと思うので動きとしては大歓迎。でも各社各様の規格が機器にどう反映され、ポータブルオーディオとどう連携するのかという点も大いに気になります。一番わかりやすいのは、CDからHDDに取り込む際には一つの共通規格が使われ、使うポータブルオーディオにあわせて適切な規格で転送するなんてことができればユーザーがフォーマットを意識しなくてすむと思うのですが…(あくまで音楽配信のみに使われる規格なら話は微妙に違ってきますね)。詳細は今ひとつ理解できませんが、iTunes&iPodというPCベースのソリューションの対抗馬としてAny Music対応製品がその存在感を増したことは確か。個人的には今後の展開に大いに期待しています。

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ソニーディーラーコンベンション視察リポート(3)~NetJuke編

今回のディーラーコンベンションでウォークマンと並んで興味の対象だったのがNetJukeの新製品「NAS-NEW」。ソニードライブからは正式発表はありませんでしたが、メディアの報道で取り上げられて初めてその存在が明るみに出ました。

従来のNetJukeは外部モニターが必須でしたが、新機種では4.3型の液晶ディスプレイが搭載されました。また、カタログに「MD搭載ハードディスクコンポ」と紹介されているとおり、MDデッキの搭載によりユーザーが持つMDライブラリー資産の有効活用ができるようになりました。録音(転送)機能も、従来のCD→HDDだけでなく、CD→MD(HDD経由らしいです)、MD→HDD(アナログ等速らしいです)、HDD→ウォークマン/メモステと活用のバリエーションが一気に広がりました。MDは、MDLP対応でHi-MDには非対応。HDDへの録音は従来のATRAC3オンリーから、ATRAC3plusとMP3の両対応になり汎用性が一気に高くなりました(対応ビットレートは未確認)。さらに、なんとネットワーク経由でパソコンからMP3ファイルを取り込んだりすることもできるようです。もちろん、AnyMusic対応でMoraで配信されている楽曲の購入もできます。これぞ真のオールインワンコンポなのではないでしょうか。(新ウォークマンとの連携については確認し忘れましたが、基本的には現行機と同様のマニュアル操作による転送のみに対応で、完全同期やConnect Playerのようなインテリジェンス機能は持ち合わせていないと思います。)なお、初代NetJukeに搭載されたS-Masterは現行機同様、今回の新製品でも見送られてしまったようです。で、気になる価格についてお伝えしたいのですけど、メディアの報道にも出ていないのでここでいってしまうと守秘義務契約に違反するおそれがあるので控えておきます。イメージ的には一般的なミニコンポ2台分はいってしまうようです。

以下、個人的な感想ですが、現行機で感じていた楽曲の検索性に関する不満は解消されておらず残念でした。新ウォークマンと同様のイニシャルサーチとジュークボックスならではの豊富な再生バリエーション(全曲一発シャッフルとか)が実現すればノンPCジャンルの製品としてより完成度が高くなるのではないかと思います。幸い、NetJukeは従来機からネットワークアップデートが可能な仕様なので、段階的な機能向上は期待できるんですよね。それと、液晶モニター内蔵はうれしいのですが、リスト表示など、情報量が多い画面だと離れた場所からでは確認しづらいかもしれません。なので液晶が見やすいかを考慮して置く場所を検討する必要がありそうです。今の段階で次世代機を語るのはなんですけど、ラジオのタイマー録音(エアチェック)機能の充実と、CD-Rへの書き出し対応ができるようになれば相当面白いことになるのではないかと思ってます。

そういえば、AnyMusic対応機器ってパイオニアやシャープといったメーカーからも出ていたんですけど、今ではソニーしか対応製品出していないんですよね。ONKYOのはソニーのOEMだし…。前にも書いたんですけど、オーディオメーカーが協力しあって新しい市場を作っていかないとPC中心のデジタルオーディオにみんな持って行かれちゃうんじゃないでしょうか。それでなくとも、DVD/HDDレコーダーやシアターシステムなどによって純粋なオーディオ製品がどんどんリビングから押し出されている感じがするし、DVD/HDDレコーダーなどが高度な音楽再生機能を取り込む可能性もないこともありません(PSXなどにそれを期待していたところもあります)。昔のようにオーディオシステムが飛ぶように売れる時代では無いので、商品訴求は大変でしょうけど、ソニーには頑張って欲しいと個人的には思っています。

(一番のネックはやっぱり価格でしょう。あの価格では爆発的ヒットは相当難しいだろうなあ…。)

【当サイトのNetJuke関連エントリー】
ネットジューク「NAS-A10」を試す(1)~導入までの我が家のオーディオ事情
ネットジューク「NAS-A10」を試す(2)~セットアップからCDを聞くまで
ネットジューク「NAS-A10」を試す(3)~HDDにCDを録音
ネットジュークでエアチェック
※レビューが中断したまま、新製品が発表されちゃいました。折を見て再開できればと思いますが、あまり期待しないでください。

キター!NetJuke次世代機~4.3インチカラー液晶・MDデッキ搭載

ソニー、ディーラー向けの商品説明会場にNET JUKE新製品を参考展示

ソニーおよびソニーマーケティングが開催中のディーラー向けの製品展示会(ディーラーコンベンション)で未発表のNetJukeの次世代機の展示が行われているそうです。

11月以降に発売を予定している「NET JUKE」シリーズのオーディオシステムコンポ新商品も参考展示された。価格は未定。 本機は「NET JUKE」シリーズの第三世代モデルに位置づけられ、40GBのハードディスクを搭載する。CD再生機能のほかにもMDデッキ部も搭載され、HDDとMDの連携機能も付加している。 またMP3フォーマットに対応し、先日同社が発表した「ウォークマン Aシリーズ」との連動機能も充実させているという。本体前面には4.3インチの大型カラー液晶ディスプレイを搭載し、操作性も高めている。

おお~、自分が望んでいる機能がそのまんま形になったような…。ディスプレイとMDデッキ搭載!これぞ、真のデュアル対応。レガシーと言われつつもまだまだMDの愛用者は多いし両対応であればユーザー自身が用途に応じて使い分けられますからね。個人的には中身の操作性がどれだけ向上したのかと、新PCソフト「Connect Player」が売りの新ウォークマンとどう連携するのかも気になるところ。正式発表はありませんが、一連の新製品の中でバイオtypeTとならんで個人的に最も興味ありなプロダクツになりそうです。

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