「Walkman」カテゴリーアーカイブ

ウォークマン30周年~「時間や場所を問わず音楽を気軽に楽しむ」コンセプトは不変

音とデザインを追求し続けた“ウォークマン”

7/1に30周年を迎えたウォークマン。本家オフィシャルサイトがだんまりを決め込む中、My Sonyメールマガジンがやってくれました。7/2号の特集でウォークマンを大フィーチャー。メディアサイズへの挑戦、色に対するこだわり、音質へのこだわり、それぞれの歴史を解説しているほか、世に出なかったコンセプトモデルの画像もいくつか拝めます。てことでファンならずとも必読必見。先日ご紹介したクロニクル本のプレゼント企画があるようですので、My Sony IDをお持ちの方は応募をお忘れ無きよう!

w50583年の「WM-20」がもしかしたら初めて買ったウォークマンだったような。テープを入れる時に本体が伸びるやつっすよね。すぐ壊れたけど…。あと「WM505」のインパクトたるやすさまじかった。速攻飛びつきました。自分のワイヤレスオーディオの原風景というか原体験というか。

MDウォークマンが出始めた頃からソニーにおごりが見え始め、他社に世界最小最軽量のお株を奪われたりしたこともあったような。マンネリズムに陥った90年代、勘違いで的外れなネットワークの名を冠する製品に幻滅した2000年代前半。一時は見放したけど、香水瓶タイプのS700と初のビデオ再生対応A800のヒットからは、なんだかんだで快進撃。よくぞここまで持ち直しました。

2000年代で高音質追求とノイキャンやワンセグの機能追加など、ハード的なクオリティ追求は行き着いた感がありますので、次の10年で是非とも真のネットワークウォークマンリリースを。そのための新組織だと思いますんで…。

ソニー「ウォークマン」30年 生活変えた3億8500万台

そういえば、先日とくダネ!で小倉さんが紹介していた(と思われる)ウォークマンがらみの記事が公開されております。「音楽をいつでもどこでも楽しんでもらうのが基本的使命。30年前に提唱して根付いたこのコンセプトは今後も変わらない」とはソニー広報の弁。

iconiconソニー、“ウォークマン X1000シリーズ” 直販サイト限定モデルの販売を再開

あと、ソニスタで予約不可ステイタスだった予約受付停止中だったNW-X1000シリーズiconの限定アイスブラックモデルが購入可能になったとしてそのこと自体がニュースになってます。ある意味すごいですね。(Xシリーズって単価が高いから相当儲かってそうだなあ…)

ビサビ、 PDAIR製ウォークマンXシリーズ専用ケース4種類を取扱開始

ビサビが、ウォークマン「NW-X1000」シリーズ専用のレザーケースを一挙に4種類販売開始。ベーシックなポーチタイプ、装着したまま操作が可能な縦開き・横開きタイプなど、各製品ブラック、レッド、ブラウンの3色展開。全品3,780円、送料無料で7月下旬発売開始予定とのことです。

PDAIR レザーケース for ウォークマン NW-X1000シリーズ 縦開きタイプ
PDAIR レザーケース for ウォークマン NW-X1000シリーズ 横開きタイプ


PDAIR レザーケース for ウォークマン NW-X1000シリーズ ベルトクリップ付バーティカルポーチタイプ
PDAIR レザーケース for ウォークマン NW-X1000シリーズ ポーチタイプ

祝、ウォークマン30周年!~記念本「Walkman Chronicle」が7月末発売に

初代ウォークマンが発売されたのが1979年7月1日ということで、本日2009年7月1日はウォークマン30周年記念日でございます。パチパチパチ。とくダネ!のオープニングトークで小倉さんも取り上げていらっしゃいました。というか、それを見て思い出しました(<ダメジャン)。

てことで、何か大きな動きがあるのかと、ウォークマンオフィシャルサイトを見に行くも、特に変化は見られず…。ウォークマンビジネスをたばねるネットワークプロダクツ&サービスグループの本日付の組織改革報道こそありますが、特に30周年を報じる記事は見あたりません。そんな中、ようやくこんなニュースを見つけました。

iPod世代に"名機ウォークマン"を使わせてみた – 英BBCが30年記念企画

BBCの企画で、英国在住の13歳の少年がiPodと当時のウォークマンを1週間ほど交換。使ってみた感想を伝えているそうです。iPod世代の若者が30年前のウォークマンをどう評価したのか。英国メディアらしく、「小さめの本くらいの大きさだ」、「テープに両面あることが3日かかってわかった」、「シャッフル再生ができないこと」など、大きなカルチャーギャップを面白おかしく伝えています。

ま、そりゃそうでしょ的な感想。どうせ比べるなら、現行のXシリーズでお願いしたいところではありますが、ウォークマンが無ければiPodも生まれなかったであろうという事実を少年が知ってくれさえすれば…。

てことで、国内では全くといって良いほど盛り上がってないウォークマン30周年ですが、なにやらソニー・マガジンズから「Walkman Chronicle」なるムックが今月末に発売になるようです。A4変型の128頁で定価3,500 円(本体価格3,333 円+税)。内容構成は以下の通り。

Walkman Chronicle

■最新ウォークマン徹底特集
(コラム)記録メディアの移り変わり、高音質技術エスマスターの威力、デジタルノイズキャンセリング機能の秘密
■Histry of Walkman
時系列に全商品紹介
■Recommend of Walkman
各界著名人に「My First Walkman」の思い出や、これからのウォークマンに望むことをインタビュー
■関係者インタビュー
商品開発、技術、マーケティング、宣伝担当などがウォークマンにまつわるエピソードを語る
■世に出なかったWalkman
コンセプトモデルを美しいビジュアルで紹介
■思い出に残るWalkman CM
猿のチョロ松の「WM-550C 草原編」を始めとする数々の名テレビCM、ポスターなどを紹介
■another side of Walkman
携帯電話、FM ウォークマン、DAT ウォークマンなどWalkmanの名を冠する様々なポータブルデバイスを紹介
■Walkmanロゴの変遷  など
※内容は諸事情により変更になる可能性があります。

2006年にソニスタがスタメンに配布した「ソニークロニクル」に続く公式クロニクル本って感じでしょうか。ファンとしてはとりあえず押さえておかないとまずそうな感じですね。ちなみに、ソニーマガジンズのオンラインショップの予約受付期間は2009年6月8日(月)~2009年7月15日(水)まで。通販価格は送料込みで3,800円(代引きの場合はさらに別途手数料315円)。え、Amazonとかでは買えないの?にしても128ページでこの値段は高いよなあ。発売予定日の7/31は自分の誕生日。てことで、無償の献本希望!…って、どんだけ高飛車。

ウォークマンWシリーズのウェアラブル性能を様々な運動で検証

ラジオ体操からデンプシーロールまで様々な運動でテスト ウェアラブルウォークマン「NWD-W202」はどこまでウェアラブルなのか?

iconiconPhile-web編集部の小野さんが、ウォークマン「NWD-W202icon」のウェアラブル性能を体当たりで検証。ラジオ体操第一、第二、なわとび、反復横跳び、軽めのジョギング、全力疾走、階段の駆け上がり、ヘビメタを聴きながらのヘッドバンギング、鉄棒、デンプシーロールなど、かなり激しい動きにも耐えられる性能を持つことが分かったとか。“運動をしていても気にならない装着感の良さ”がWシリーズの魅力とのこと。

ヘビメタには笑いましたが、よくぞここまで検証してくださいました。自分はジョギングにしか使ってませんが、装着感の良さもさることながら、風切音が少ないのが良いです。これで防水・防滴対応だったなら安心感も違うんですけどね。せめて、USB端子にキャップつけてくれれば…。

手持ちのプレイヤーにNC300Dを組み合わせるか、トータル性能が高いウォークマンXにするか…

ウォークマン最高モデル Xシリーズを試す – ノイズキャンセリング効果とサウンド
デジタルノイズキャンセングヘッドホン「MDR-NC300D」

iconiconマイコミジャーナル、村田修さんのコラム「暮らしのサウンドビジュアル」で、NW-X1000シリーズiconとデジタルノイキャンヘッドホンの新製品「MDR-NC300Dicon」が取り上げられていました。

前者はこちらで取り上げた内容の続きで、ノイキャン機能と音質に関するレビュー。後者は「インテグレーテッドDNCプロセッサ」がウォークマンXでも使われていると言うことで、両者の比較コメントが多い点に注目。

MDR-NC300Dは、高性能なノイズキャンセリング機能と高音質を求める方向けの選択肢で、すでに何らかのオーディオプレーヤーを持っている人や航空機に乗る機会が多い人にとって、高音質なノイズキャンセリングシステムになるだろうとしていました。

iconicon一方、ウォークマンXのデジタルノイキャンの部分は、NC300Dの単なるローコスト版でなく、本体を含めた一つのシステムとしてまとまっているとか。プレーヤー込みで購入検討するならトータル性能が高いウォークマンXもお勧めしたいとのこと。

ちなみに、村田さん的にはどちらも音の傾向は似ているとのことでした。NC300Dについてはこちらで取り上げているレビューも参考になると思います。

ウォークマンWシリーズのZappin機能を支える12音解析(SensMe)の精度

ウォークマンW202のZappin機能というか、12音解析の精度についての覚え書き。

12音解析には同機発売と同時に公開されたSonicStageの最新版が必要ですが、色々と検証してみた結果、SCEが先だって公開したMedia GoのSensMeとほぼ互換性があることが判明。

mediago_tatsuroとりあえず、手持ちのCDで自分と同世代な人なら必ずや持っているであろう達郎さんのベストアルバム「Greatest Hits! Of Tatsuro Yamashita」で検証。

SonicStageはATRACの256でリッピングしたもの。Media GoはNASにあるiTunes用ライブラリ(MP3の192)を読み込んで使用。

Zappinの15秒モードで再生されるのは以下のセンテンス。ちなみに、4秒モードは出だしが同じ4秒間が共通。
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