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iPod nanoレビュー~ソニー製品とのサイズ比較

ipodnano_0911_4.jpg脅威の薄さにスパイダーマンも驚くアップル渾身の一品「iPod nano」。そのサイズをしてSteve Jobs氏自ら史上最大の革命と宣言した「iPod nano」の実力やいかに。
・・・なと大げさに書いてしまいましたが、入手した「iPod nano」についてこれから何度かに分けてレビューしていきます。

まずはiPod nanoとソニー製品とのサイズ比較。レビューと言いながら、後先考えずに書きますのであっちこっちに脱線すると思いますが、それもまた一興ってことで軽く読み流してください。

ちなみに、個人的にはiPod購入は初代から数えて6台目となります。うち2台は人の手に渡りましたが、第3世代iPod(15GB)、第4世代iPod(40GB)、iPod shuffle(512MB)は現役で使用中で、同居人も同スペックのiPod shuffleを所有しています。で、今回購入したiPod nanoは2GBのブラックモデル。なお、カラー液晶搭載のiPodの購入は今回が初めてです。

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ということで、まずはカテゴリー的に最大のライバルとなるウォークマンスティック(新製品のA6xxシリーズと筐体サイズは同じ)とのサイズ比較。縦横ではウォークマンの方が一回りコンパクトですが、奥行き(厚み)はウォークマンの139mmに対しiPod nanoが69mと半分。

重さはウォークマンが47gに対してiPodが42g。その差は5gとあまり変わらないように思えますが、実際に両方を手に取ってみるとウォークマンの方が重く感じます。iPod nanoは表面積が大きいので手に持った場合に重量が手のひらの中で分散されるのでしょうね。

そういえば、iPod nanoのプレゼンでJobs氏が他社競合製品とのサイズ比較を交えていましたが、ソニー製品で比較対象になっていたのはHDD搭載のウォークマンスクエア(NW-HD5)でした。スティックではなくスクエアを比較対象にするのは反則ではないかと思ったのですが、これも一つのテクニックですよね。スティックが比較対象だと薄さと重さでしか勝てないわけですから…。(なお、米アップルの発表会はノーカットでQuickTimeムービーで公開中なので興味のある方は是非。)

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で、Jobs氏の反則技同様、初代HDD搭載ウォークマン「NW-HD1」と比較してみました。いってもサイズを把握してもらうための比較ってことで、特に深い意味はありません。HD1の幅がiPod nanoの縦とほとんど同じで、nanoの幅がHD1の縦の3分の2ぐらい。厚みはスティック同様約半分って感じでした。

それはそうと、個人的にはいまだにNW-HD1が好きなんですよね。ウォークマン20周年という節目に初めて登場したHDDウォークマンということもあって力が入ってましたから。なにより本体の質感が素晴らしい。ボディのヘアライン採用も傷を目立たせないという思わぬ副作用があったりするんですよね。iPodは初代からHDD搭載モデルすべてが本体表面に傷が付きやすく、最新のつぶやきにも書きましたけどiPod nanoも全く同じ。裸のままで使ってるとすぐに傷が付きます。アップルのデザイン戦略と言えばそれまでですが、傷が付きやすいことで保護シートやケース市場を活性化させるという側面を持っていることも見逃せません。自分は初代iPodの使い始めこそ保護シートを貼ってましたが、ウォークマンを含め、今は傷がついても全然気にならなくなりました。

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iPod nanoのすごさは69mmという驚異的な薄さの本体に1.5インチのバックライト付きカラーLCDを搭載している点にあります。ソニー製品ではウォークマンは11月発売の新製品を含めカラー液晶搭載機は出ていませんが、ゲーム以外に動画と音楽再生機能を取り込み、久多良木氏の「21世紀のウォークマン」発言が話題を呼んだPSPがカラー液晶搭載ですね。Jobs氏も出荷台数の比較対象としてプレゼンで取り上げるなど、アップルにとってはウォークマンよりもPSPを脅威としてとらえているのかもしれません。iPod nanoはそんなPSPの液晶パネルの中にすっぽり収まってしまうサイズなんですね…。

あ、ウォークマン以外のブランドではVAIO PocketやHMP-A1がカラー液晶搭載ですが、両者ともにソニー混迷の象徴としてすでに無かったもののような扱いを受けていますが、それぞれが持つ(持っていた)個性は次世代の製品に活かされることを願ってます。

予想通り、話があっちこっちに行ってしまいました。
次回は、もう少し使い込んだ上で、使い勝手などについての感想を書いてみたいと思います。

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iPod nanoの驚異的な価格競争力~ソニーはすぐに対抗策を!

今度の“革命”は薄さ? 正常進化を遂げたフラッシュiPod 魅力的なカラー液晶と強烈な価格競争力 アップルコンピュータ 「iPod nano」

AV Watch、週刊 デバイス・バイキング。昨日国内でも発売開始になったiPod nanoのレビューは各所で掲載されていますが、このレビューが一番素晴らしいと思ったので単独で取り上げさせてもらいました。

使い勝手はiPodを継承しながら、さらなる機能の充実を図っており、iPod shuffleの高機能板と考えても、iPod miniの後継と考えても、スキがない

というコメントが裏付けるとおり、期待を裏切らない正常進化と、遊び心と実用度の高い機能の追加、そして何より驚異的な低価格。見事としか言いようがありません。

今、ギガバイト級のフラッシュメモリープレーヤーを選択するならば、競合製品を探すことすら難しい。(中略)国内メーカーをはじめとして、各メーカーの奮闘にも期待したいが、Appleは後続に追いつかれる前に、大きく引き離しにかかっている

ソニーが新製品発表のタイミングをiPodよりも微妙に遅らせているにもかかわらず、IT系メディアの報道はiPod関連ニュースの方が上位に掲載されています。どちらがインパクトが強かったのかという結果の表れなのでしょうね。危惧していたとおりの結果となりました。

先手を打ったつもりが相手はさらに先を行っていた・・・ってまるで昔のソニーみたい。

ソニーのウォークマンスティックの大ヒットは、製品投入のタイミングの良さと予想に反した低価格がユーザーに支持されたこと、なによりiPod shuffleとうまく棲み分けができたことなどの、偶然がつみ重なったものと考えるべきであると個人的には感じてます。

つかの間の成功体験におぼれている場合ではないですよ。
今も今後も求められるのは環境の変化に対応できる瞬発力。
社運がかかっているのならすぐに行動を!

(しつこいですけど、A6xxシリーズを売りたいなら今すぐ値下げの発表をすべきでは…。)

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ウォークマンAシリーズ雑感

ネットワークウォークマン改め、ウォークマンとなった今回の新製品群ですが、今までのソニーに足りなかった、とことん突き詰める、という姿勢が感じられ個人的には好印象です。

iconicon特にHDD搭載モデルはボタン類などのハードウェアと組み込みソフト含め、思い切った改良が加えられたみたいですね。(クリエを思わせるBackボタン採用には驚きました。ボタンがいっぱいありすぎてもなんなんですけどね…)
個人的には以前から要望していた再生関連の機能がかなり充実しており、音楽ファイルを放り込んでしまえば、本体だけでバリエーション豊かな再生が楽しめそうなのがうれしいです。デザインについては好みがあるし感じ方も人それぞれかもしれませんが、個人的には初見で欲しい~!という感じでは無いかなあ…。どちらかといえば新機能ありきという感じです。

iconiconスティックタイプはデザインこそNW-E4/5xxシリーズから変更はなく、容量こそ最大2GBですが、アーティストリンク機能以外はHDDタイプ同様のインテリジェンス機能を備えており従来モデルとはひと味違った音楽再生が楽しめます。ただ、見た目がほとんど変わらないこともあってNW-Eシリーズ所有者がリプレースしたいと思うかどうかはちょっと微妙かも。個人的には現行のNW-E4/5xxシリーズユーザー向けにファームウェアアップグレードをして欲しいところですが、新開発のConnect Playerと深く連携するようなのでもしかしたら難しいのかもしれません。というか、ファーム提供したらコアなソニーファンが新製品を買ってくれませんもんね…。

そのConnect PlayerもSonicStageと比較して随分とインターフェースが変わったみたいで、機能的にはどちらかといえばiTunesに近い印象。もちろん実際に使ってみないと評価は難しいです。SonicStageのようにフリーダウンロードできるようになるのかも不明ですしね…。

で、対アップルという視点で今回のラインナップを眺めてみると、HDDタイプは本体のみで実現している個性的な機能やConnect Playerとの連携によってはHDD搭載iPod対抗としてそこそこ渡り合っていけそうな感じがします。ただし、フラッシュタイプに関しては、NW-Eシリーズからデザイン的に代わり映えがしていないことと、新たに登場したiPod nanoとの価格差から苦戦が強いられそうな予感が…。対抗となる2GBモデルとの1万円の差は想像以上に大きいのではないでしょうか。そして何よりiPod nanoは本日から発売が開始されていますが、ウォークマン新製品は11月後半発売というのも気になります。先行逃げ切りされるのか、2ヶ月以上も後からのスタートで追いつけるのか…。結果は年末商戦後って感じでしょうか。

以上、まだまだ具体的な製品情報を把握し切れていない段階ですが、一ソニーファンによる今回の新製品群に関する雑感ということで…。

ところで、話がそれますけど、ソニスタではネットワークウォークマン系の製品のみを「Network Music Style」で扱って、MD/CDウォークマンの製品情報にはQuick Naviからしかアクセスできなくなってしまったんですね。もちろん、店頭では今までどおりの品揃えなのかもしれませんが、MDがレガシーになる時代にいよいよなってきた現れなのかなあなんてことをふと思ったもので…。

【追記】NIKKEI NETにコラムが掲載されましたね。自分の感想同様、iPod nanoに対抗するには価格の見直しが必要と提言しています。発売まで先があるので、今がまさに英断の時。早々に値下げの発表したほうがよくありませんか、ソニーさん。もちろん、我々消費者にとっても大歓迎っす>ソニー、ハード・管理ソフト・音楽配信の3本柱そろう――新型ウォークマン

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ソニー、ウォークマンAシリーズを11/19発売~連携用PCソフトも新開発

ソニー、ユーザーの好みにあわせる新型「ネットワークウォークマン」
ソニー、新ウォークマン発売

午後になるかと思ったんですが、ソニーのネットワークウォークマン新製品の第一報がNIKKEI NETから飛び込んできました。新製品は「ウォークマンAシリーズ」で、大型の有機ELディスプレーを搭載したHDD内蔵型が2機種、フラッシュメモリ内蔵型が3機種の計5機種で発売は11月19日。価格はオープンですが、実勢価格は20GBHDD搭載の「NW-A3000」が35,000円前後。ユーザーの好みにあわせた使いこなしが可能な設定機能を充実させており、再生機能や日本語の機能も強化されているようです。新たにパソコン用の音楽管理ソフト「コネクト プレーヤー」を新開発との記述も。詳細がわかり次第、随時更新していきたいと思います。

【追記】ということでソニーからリリースが発表されました。

「新・ウォークマン」誕生 ユーザーの好みに合わせて“進化”するウォークマンAシリーズ(ソニードライブ)

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ソニーマーケティングは、使えば使うほどユーザーの好みに合わせて“進化”し、人と音楽を深く結ぶ ウォークマンAシリーズ 全5機種を11/19に発売します。ウォークマンAシリーズは、流線形の本体に大型有機ELディスプレイと、人と音楽を深く結ぶさまざまな新機能を搭載。ソニーは、デザイン・機能・操作性・ソフトウエアまでを一新した今回の新製品群により、ウォークマンの新しい歴史がはじまるとしています。全5機種のラインナップは以下の通り。

・『NW-A3000』 (20GB HDD内蔵) カラー:バイオレット、シルバー
・『NW-A1000』 (6GB HDD内蔵) カラー:バイオレット、シルバー、ピンク、ブルー
・『NW-A608』 (2GB フラッシュメモリー内蔵) カラー:バイオレット、シルバー、ピンク、ブルー
・『NW-A607』 (1GB フラッシュメモリー内蔵) カラー:バイオレット、シルバー、ピンク、ブルー
・『NW-A605』 (512MB フラッシュメモリー内蔵) カラー:バイオレット、シルバー、ピンク、ブルー

【ウォークマンAシリーズの主な新機能】
1.再生中のアーティストに近いジャンルのアーティストを検索できる“アーティストリンク”機能(「NW-A3000」「NW-A1000」のみ)
2.よく聞く楽曲や、楽曲が発売された年ごとの「シャッフル」が行えるなどの“インテリジェントシャッフル”機能
3.日本語自動読み仮名変換と日本語の曲名・アルバム名・アーティスト名の50音順表示による優れた検索性
4.新開発した、ウォークマンと連動したプレイリストが作れるなど音楽の楽しみ方の幅を広げる専用アプリケーション・ソフトウエア「CONNECT Player」付属
5.ファームウェアアップグレードによる、継続的な新機能の追加

また、充電クレードル『BCR-NWU1』を始め、ウォークマン5機種用の別売りアクセサリーも同時に発表されました。詳細はプレスリリースにてご確認ください。

ソニースタイル限定 新・ウォークマン 4機種6カラー発売(ソニスタのPRインフォメーション)

さらに、好例のソニスタの限定モデルについても発表が行われて、すでに先行エントリーも始まっています。

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Network Music Style(ソニスタ)icon

個人的な感想は製品情報やメディアの報道をみたあとに…。

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明日(9/8)、ネットワークウォークマンの新製品発表?

アップル、シリコン携帯オーディオで1位奪還、iTMS日本上陸はどう効いた?

BCNランキングの売れ筋速報。iTMS日本上陸後のポータブルオーディオプレイヤー市場動向を探るコラム。iTMS上陸後、iPod shuffleの売れ行きが大きく伸びアップルのシェアが増大し40%を超えたとか。反対にソニーは8月に入ってからの落ち込みが激しいようで、15%台を割っています。このことから、少し前に言われたアップル対ソニーという構図が再びアップル対その他大勢になりつつあるとしています。

それはそうと、このコラムの最後に本日発表されるという新iPodの噂と一緒に、

一方、ソニーでも翌8日に、新しいネットウォークマンを発表するとしており、こちらもどのカテゴリーの製品を投入してくるかが注目されている。

という記述があります。HDDタイプなのか、スティックタイプの後継なのか全くわかりませんが、何か新機軸を打ち出してくるのでしょうか。噂が本当なら真相は明日には判明って事ですよね。新iPodの発表を含め、とても楽しみになってきましたよ~。

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ウォークマンスティック用シリコンプロテクトケース

デジタルオーディオ機器を傷や汚れから守る! シリコンプロテクトケース PDA-MP3C1シリーズ

サンワサプライがウォークマンスティック専用のシリコンプロテクトケースの情報を掲載していました。シリコンゴム素材を使ったケースで、本体にジャストフィットし装着後も操作性を損なわない設計とのこと。ストラップホールなどは無く、付属のクリップを上から装着して使うみたいです。カラーはブラックとホワイトの2色。価格は税込2,100円。

すでにアマゾンでは取り扱いが開始されていますが9/5現在のステイタスは入荷待ちですね。価格は約2割引の税込1,698円。

SANWA SUPPLY PDA-MP3C1W シリコンプロテクトケース(ホワイト)
SANWA SUPPLY PDA-MP3C1BK シリコンプロテクトケース(ブラック)