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「いーレコ2」は素性のいーレコーダーなのか(その2で最終回)【追記あり】
ハギワラシスコムさんの「いーレコ2」レビューの続きです。って言っても、その2で最終回なんですけど…。
前回のレビューで、MP4でライブラリー作りを真剣に考えていらっしゃるような方にはあまりお薦めできないと言った理由について説明します。
上記画像は液晶ベガにいーレコ2を繋いで、NHKの朝ドラを録画したものです。元のソースは地デジなので16:9のいわゆるハイビジョン放送になります。録画モードは最高画質の「H」ですが、いーレコ2は元の映像ソースが何であれ、解像度が320×240のMPEG-4ファイルを生成します。ちなみに、オーディオはAAC 128kbpsです。なので16:9の画像も4:3にされて記録されます。ですのでオリジナルはPSPですと左画像のように表示されます。で、PSP側で画面モードを「フル」に変更すれば、右の画像のように16:9に引き延ばされてPSPのワイド液晶で臨場感あるモバイルムービーを楽しめる…と思ったのですが、実際はそうでもないのです。下の画像をご覧ください。
ちなみに、上がPSPで下がクリエVZ90です。左の画像は同時刻にPEGA-VR100でNHKの連ドラを最高画質で録画したものを同時に再生して一時停止した状態を撮影したものです。右の画像はいーレコ2をPEGA-VR100のアウトに繋いでVR100側のタイマー録画機能を使いNHKのニュースを録画したものです。なんだかややこしいですが、要はNHKのアナログ放送を同時に録画しただけです。
で、じーっとご覧いただくとわかると思うんですが、PSP(いーレコ)の画面の方が微妙に横長になっているのがおわかりいただけますでしょうか。左の画像は上が16:9で下が4:3、右の画像は両方とも同じ4:3なのにもかかわらず、明らかにPSP(いーレコ)の画面の方が横に伸びているのです。なんでこうなるのかなあと思って、間違い探しのようにじっくり見ていてわかったのですが、いーレコで録画された画像は元のソースの違いに関係なく、左右の端が欠けて録画されるようなのです。
右画像の右にあるテレビカメラを見ていただければわかりやすいと思うのですがどうでしょう。左上の連ドラ画像にしても、よく見ないとわからないかもしれませんが、NHKの地デジ放送で表示される右上の「NHK G」マークの表示左上の時計表示の左右がばっさりカットされちゃってます。
このカットされてしまった部分が幅広で見えてしまう原因なんだろうなということまではわかったのですが、そもそもがなんでこんな仕様で出荷されているのかがわからないんですよね。クリエ側ではちゃんと綺麗な比率で録画できているのでどうにも気持ち悪い。MPEG-4ファイルの画が綺麗とかなんとか言う前の問題ではないかと個人的には思うのです。気にならない人は気にならないのかもしれませんが、自分は4:3の番組をワードズームで見ているようでどうにも気持ち悪いのです。「宮崎あおいちゃんの顔が太って見えるなんて許せん!」みたいなことは個人差があるのでしょうが、自分は女優さんの顔は縦横ちゃんとしたサイズで見たいわけです。
でもってですね、実は問題はこれだけじゃないのです。動画を実際にご覧いただきたいのですが、著作権の問題上許されないのでアップロードもできないのですが、元のソースに関係なく数秒間に一回程度ではありますがコマ落ちするのですよ。途中で引っかかるような感じでこれがまた気持ち悪い…。自分のゲットした製品は間違いなく初期ロットでしょうから、もしかしたら自分の製品だけに発生している問題なのかもしれませんが、これが仕様と言うことならちょっと許せないかなあという感じです。実はメモステに問題があるのかもしれないと思い、ノーマルDuoとPro Duo両方で試したのですが結果は同じでした。録画ソースも液晶ベガ、東芝RD-X5、そしてVR100と試して同じなので録画元の問題でもなさそうだし、MacとWin両方に録画ファイルをコピーしてQuickTimeで再生してもコマ落ちしているのでいーレコ2のエンコーダーに問題があるとしか思えないのですよ。
つーことで、値段もリーズナブルだし~、PCにコピーできるし~、iPodにも転送できるし~、PSPでも使えるからお得だよね~、ってな感じの商品ではあるのですが、録画ファイルのクオリティを気にする人にはお薦めできないです。特にモバイルムービーを本格的にライブラリ化しようと思っている人には特に勧められません。コマ落ちも画像の比率も全然気にならないし、見たらすぐ消すような運用しか考えていないようでしたら、問題ないのでしょうけどね…。
ちなみに、ハイビジョン放送もアナログ放送もいーレコ2の最高画質で録画してもクオリティに差があるようには見えませんでした。そもそもiPodでも録画ファイルを使いたいならハイビジョン録画してしまうと縦長画像になってしまうので不都合の方が多いです。
蛇足ですが、今回比較のために引っ張り出したVR100でしたが、今さらながらにその優秀さに感動してしまいました。今となっては画質に難ありですが、チューナーついてるし、クリエからさくっと予約できるし、使い勝手もシンプルだし、やっぱり素晴らしいですよ。その気になればMQVファイルだってQuickTimeでMP4にだって変換できちゃいますしね。やっぱり、クリエを取り巻くこの手の製品って結構先を走ってたんですね~。そして、VZ90の有機ELの美しさったら…。ソースの解像度が低くたって、ディスプレイがそれを補完してくれます。そう考えるとクリエビジネス終焉がますます惜しい…以下長くなるので省略。
話は戻りますが、結論的には今回の「いーレコ2」は自分にとってはかなり期待はずれな製品でした。クリエ絡みではハギワラシスコムさんはとても良い仕事をしてくださっていたので今回の癖のある仕様については色々な意味で残念です。仕様については後日ハギワラシスコムさんのサポートに直接問い合わせてみるつもりではありますので、結果についてはまた後日ご報告します。
てなことで、「俺はPSPだけでモバイルムービーを極めるのだ!」という人で録画ファイルにクオリティを求めるなら、今月発売になったAVC録画可能なメモリースティックビデオレコーダー「MSVR-A10」を選択する方が間違いないでしょうね。価格はいーレコの2.5倍ですが…。
(自分もお金に余裕があったら欲しいのですが、VR100を見直しちゃったのでいらないや!…と強がってみる)
【追記】いーレコで生成されるファイルのタイトルをPCで変更するツールがあるとお知らせいただきましたのでご紹介しておきます。(お知らせ感謝です!>YGさん)
PSPタイトルライター(for Windows)
http://takami.xrea.jp/psp.html
PSP Movie Utility(for Mac)
http://www.asari.jp/pspmovieutility/index.html
【再追記】でんさん(@でんの不定期日記)から、いーレコの件で以下のようなお便りを頂戴しました
ソニー、SonicStageの最新版「SonicStage CP」を5/25に無償配布~“CP”はCONNECT Playerの略?
音楽管理用アプリケーションソフトウエア「SonicStage」の最新版「SonicStage CP(ソニックステージ シーピー)」を提供開始
ソニーは、音楽管理アプリケーションソフトウエア「SonicStage」の最新版「SonicStage CP」を5/25 13:00より、「パーソナルオーディオカスタマーサポート」で無償提供を開始すると発表しました。主な新機能は以下の通りです。
1.マルチコーデック対応 ~新たにAAC形式に対応~
音楽圧縮方式として新たにAAC形式ファイルに対応。使用機器やパソコンのシステム環境によって、多様化している音楽ファイル形式を一元的に管理することができ、パソコンへの楽曲の取り込みやデジタルミュージックプレーヤーへの転送を楽しめます。(著作権で保護されたWMA及びAACファイルには未対応)
2. 「アーティストリンク」機能を搭載
ウォークマンAシリーズ「NW-A3000/A1000/A1200」に搭載された、再生中のアーティストに近いジャンルの他のアーティストや曲を紹介する「アーティストリンク」機能が楽しめます。
3.ウォークマンAシリーズ独自のインテリジェンス性の高い機能をサポート
よく聞くシャッフル、50音検索、アーティストリンク、などのインテリジェンス機能のサポートにより「SonicStage」がウォークマンAシリーズに対応となります。(対応機種はNW-A3000/A1000/A1200のみ)
以上の機能向上により、「SonicStage CP」の対応製品は、型名が「NW-xxx」ではじまる各ウォークマンシリーズ、Net MD及びHi-MD、MagicGate対応の各種メモリースティックになります。また、これに伴い、ウォークマンA シリーズ「NW-A3000」「NW-A1000」「NW-A1200」の本体ファームウエアアップデートプログラムも提供されるそうです。同プログラムで追加される主な機能は、AAC形式ファイルの転送および再生、アーティストリンクシャッフル機能、時計・カレンダー表示機能など。詳細については、パーソナルオーディオカスタマーサポートで5/25の13:00以降に案内予定とか。
あれだけ酷評されたSonicStageがこんなに幅広いフォーマットに対応するようになると誰が予想したでしょうか。ちなみに、CPはCONNECT Playerの略称に間違いありませんよね。ということはこれでCONNECT Playerの使命は終わるって事になるのでしょうか。にしても、はかない命でしたね…。
ちなみに、自分はウォークマンに関しては楽曲管理をNetJukeに完全移行してしまったので、どちらかというとNetJukeの方を同じようにアップデートして欲しいんですけど…。
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携帯AVプレイヤー市場、2010年に2億8600万台規模に
フラッシュメモリベースの音楽プレーヤーの市場規模が、2010年までに2億8600万台に達するとの予測が発表されたそうです。音楽配信サービスの増加や機能強化がその原動力になるとかで、アナリストは引き続きAppleが市場を支配するとコメントしています。なお、HDDベースのプレーヤーは動・静止画の再生が可能なマルチメディアエンターテインメントでバイスへと進化を続けると予測されています。
動画も音楽も再生可能なPSPやフォトストレージまで含まれているのかよくわかりませんが、まだまだ市場は拡大するということのようです。
昨日(5/7)でソニーも還暦&ソニー中国のこれから
ソニーは、昨日の5/7に、創立60周年の「還暦」を迎えたんですね。のんきにお祝いしていられない状況なのでしょうが、「還暦」には60年で干支が一回りして生まれた年の干支に戻ることらしいので、ある意味心機一転にふさわしい年なんじゃないでしょうか。創立70周年となる「古稀」にソニーがどんな会社になっているのでしょうね。
「おじさんブランド」にはならない・中国発デザインで勝負 山砥克己ソニー中国副総裁 <特別インタビュー第2弾>
若者がそっぽを向いてしまえば、ソニーは「おじさんブランド」になってしまう。
ソニー中国副総裁の山砥克己氏へのインタビュー。同氏が中国発デザインの旗振り役なんだそうです。中国初の国産デザインウォークマンのリリースも中国の若者の嗜好や意識してのこととか。さらに、「第2のウォークマン」と評価される、ライフスタイルを変革するほどのインパクトのある商品を中国から産み出してみたいとのコメントも。
第1弾のChina Walkmanには全く魅力を感じない自分もすでにおじさんだからなのかなあ…。ただ、世界に目を向けると意外に下手なデザインの方が受けが良かったりするのかもしれません>「外国からの客への究極の日本土産はソニーのカードラジオ」。ちなみに、ソニー自体は還暦なんだから、おじさんというより「おじいさんブランド」にならないようにがんばらないといけませんね…。
(関係ないけど、同記事のライターを努める重森さんとは昔一緒にお仕事させていただいたことがあります。しばらくお会いしてませんが、お元気でしょうか…ってこんなサイト見ているわけ無いか…。)
MZ-RH1レビュー~もはやMDは閉じたメディアではない
MDのライブラリーをパソコンで管理できる革命的なHi-MDプレーヤー MZ-RH1
ASCII24による録音再生型Hi-MDウォークマン「MZ-RH1
」のレビュー。録音用途に限れば、Hi-MDのメディア単価の安さは魅力ですよね。著作権保護のしばりも無くなり、格段に運用しやすくなったことで魅力が出ましたよね。そういえば、ソニスタ限定のブラックモデルがバカ売れしたようで、次に購入できるのは6月中旬、それも予定だそうです。アマゾンでも売れ行き好調なようで「入荷までに時間がかかる場合があります」との表示が。
そういえば、小寺さんがインタビュアーを務める開発者インタビューがやっと掲載されましたね。「MDだからできる、MDの得意とするところをきわだたせて、MDを必要とするユーザーに向けてきちんとしたモデルを作り込んでいく」ことで生まれたのがMZ-RH1ということらしいです。小寺さんの、
・使い方と、使うユーザーと、モノのデザインが一致すること。 RH1にはパッと目を引く派手さはないが、録音ツールとしてこれまでのMDにはない高い完成度を持っている
・製品化前の試作モデルには、「Professional」の文字が誇らしげに記されているところからも、開発者が注ぎ込んだ気迫を感じる
・昨今の音楽シーン、そして今のDMPの流れを見ていると、もう音質で競争する時代はやってこないかもしれないと思うことがある。そんな中で、レコーダとして、プレーヤーとしての質を極めたMZ-RH1の存在が、それを必要とする人の手に確実にリーチできることを、願わずにはいられない。
というコメントが特に目を引きます。必読です!
ああ、これが1年前に出せていたならば…>デジタル音楽プレーヤーへの移行鮮明、携帯電話との融合は盛り上がらず