「携帯AVプレイヤー」カテゴリーアーカイブ

au×Sony“MUSIC PROJECT”はau×Sony×Toshiba“MUSIC PROJECT”?

au、ウォークマンと連携できる新たな総合音楽サービス-「LISMO」を拡張。「W54S」など3機種が対応
KDDI×ソニー、着うたフルをウォークマンで楽しむ新プロジェクト

昨日、電撃発表されたソニエリの「W54S」の久々のBluetooth対応で小躍りしてしまいましたが、KDDI のニュースリリース「別紙1」を見ると、基本的なスペックや機能、筐体デザインが東芝製「W56T」と限りなく酷似していることに気がつきました。W54Sって東芝のOEMですよね。東芝がリバーシブルスタイルを、ソニエリはイルミパネルを採用していますが、違いはそれぐらいで、二つ折りを開いた状態はまさにそっくりさん状態。microSD採用もしかり。初見でなんか違和感あったんですよね。聞くところによると有機ELもソニー製ではないらしいです。

「SonicStage for LISMO」の開発やネットジュークとの連携はソニーのオーディオ部隊が関わっているのは間違いないとしても、対応端末を東芝が開発しているとなると随分と印象も変わります。これが真実なら「au×Sony“MUSIC PROJECT”」の陰の立て役者は東芝であり、「au×Sony×Toshiba“MUSIC PROJECT”」と言い直しても良いのではという気にもなってきます。サービスそのものと対応端末の開発は分けて考えるべきだと思うんですが、ソニーはコラボの当事者でもあるのでソニエリには頑張って欲しかった。まあ、本家ウォークマンに対応するサービスにウォークマンケータイを投入したら訳がわからなくなるというのもわからない気はしないのですが・・・。

あと、W54SのBluetooth採用で今後のソニエリ端末にもBluetoothを全面的に採用していくのかと思ったのですが、それも怪しい気がしてきました。そうなるとBluetooth愛好家としてはW54Sが市場にあるうちになんとか入手しておきたいという気にもなるわけですが・・・。そんなこんなで、なんとも複雑な気持ちな今日この頃でございます。

【追記】以下はW54Sの東芝OEM説に対するACMさんからのご意見です。(感謝です!)

W54Sの東芝OEM疑惑(笑)の件ですが、もしかしたらW56TがソニエリのOEMかなと思っています。キー配列を見ますと、東芝機は伝統的に十字キーを挟んで左上にアプリキー、右上に電話帳キーなんですが、W56Tに限るとソニエリ機と同じで逆の配列なんですよねぇ。同日に発表されたW55Tは従来の東芝機どおりのキー配列なんですが。でもW54SはmicroSD&Bluetoothを採用しているあたりが・・・一体どっちなんでしょうね(笑)

なるほどー、逆のパターンも考えられるということですね。実際どっちなんでしょうね。ソニエリとシャープの関係は理解できても、東芝との関係は無いに等しかったですしねー。個人的にはどっちでも良いから、ソニエリ端末へのBluetooth搭載が今後も続くことをただただ祈るのみっす。

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LISMOがウォークマンでも使える「au×Sony “MUSIC PROJECT”」対応のソニエリ「W54S」登場~有機EL&ワンセグ&悲願のBluetooth搭載

au携帯電話の新ラインナップ8機種の発売について
au携帯電話の新ラインナップ8機種の発売について〈別紙1〉
総合音楽サービス「LISMO」の拡張について〈別紙〉
KDDI au: NEW COLLECTION 2007 AUTUMN & WINTER
KDDI au: 製品ラインアップ > W54S
W54S | au | Sony Ericsson

KDDIがau携帯電話の新ラインナップ8機種を、11月中旬以降、順次発売すると発表。「au×Sony “MUSIC PROJECT”」によるLISMO「オーディオ機器連携」や、自分の好きな情報や便利な機能を常に待ち受け画面に表示できる「au one ガジェット」をはじめ、auの最新サービスに対応したKDDI統合プラットフォーム「KCP+」搭載の3機種を投入するとかで、ソニエリ製の「W54S」が正式に発表されました。

w54s.jpg

LISMO「オーディオ機器連携」とは、その名の通り、「LISMO」とソニーのオーディオ機器が連携する機能。「LISMO Port」では「着うたフル」や「mora for LISMO」から楽曲をダウンロードできるほか、楽曲の一元管理と携帯電話やウォークマンへの転送が可能。さらに、ソニーのネットジュークとの連携により、PCいらずで「着うたフル」のバックアップや再生、ウォークマンや携帯電話への転送が可能とのこと。なお、ネットジュークの連携機能は12月以降に行う予定の無償アップグレードにより実現するそうです。

W54S単体では、有機ELディスプレイとワンセグ搭載にプラスして、ついに、というか、やっとというか、BluetoothのAVプロファイルに対応しました!市販されているBluetoothレシーバーを使えば、LISMOやワンセグの音声などを高音質かつワイヤレスで楽しむことができるとしています。また、大容量の800MB(暫定)内蔵メモリを搭載しており、音楽を存分に保存できるとしています。

詳細は未確認ですけど、とにもかくにもBluetooth搭載が嬉しい。これでやっとソニエリユーザーに戻れそうです!にしても、LISMOがウォークマンやネットジュークに対応してくるとは驚きです。日本市場ならではの独自展開ですが、内容によってはSonicStageを凌駕してしまう可能性も出てくるのかもしれませんね。とにもかくにも、もっと詳細が知りたーい!IT系メディアさんの続報に期待です。

【追記】ソニーにもプレスリリースが掲載されました。「携帯電話、PCとオーディオ機器の枠組みを越えて、携帯配信、ネットワーク配信、CD等さまざまなソースからの楽曲を有機的に利用可能とすることで、もっと音楽を自由に楽しめる環境の実現と普及を目指す」ことがプロジェクトの背景とか。これもひとつの「Goes Open」なんですかね・・・。あと、「LISMO Port」=「SonicStage for LISMO」なんですね。>もっと音楽を自由に楽しめる環境づくりを目指す「au×Sony “MUSIC PROJECT”」の開始について(Sony Japan)

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アートの新しい愉しさを提供するプロジェクト「Canvas @ Sony」が始動

アートプロジェクト「Canvas @ Sony」開始のご案内(Sony Japan)

ソニーが、新進「アート」をプロモートし、アートの新しい愉しさを提供するプロジェクト「Canvas @ Sony」を開始すると発表。これから活躍が期待される新進アーティストを起用し、その作品をソニービルをはじめ、一部のソニー製品等を“キャンバス”と見立て、作品披露の機会 -表現の場-として提供していくというもの。

iconicon「Canvas @ Sony 2007」では3名の新進アーティストを起用し、10/16から3週間にわたって作品発表のイベントを開催。ソニービルでは、晴海通りに面したビル壁面全体を“アーティストの作品自体を掲出するメインキャンバス”と見立て、「アートウォール」として開設。バイオ、ウォークマン、密閉型インナーイヤーレシーバー、ソニエリ携帯のパネルもキャンバスとなり、ソニービルで実際の製品が展示されると同時に、ソニスタでも「Canvas @ Sony」限定モデルiconとして販売されるそうです。販売される製品は、バイオ type C(Pure Whiteモデル)、ウォークマン「NW-A808」(8GB、White)、密閉型インナーイヤーレシーバー「MDR-KX70LW」(W)、ソニエリ「SO704i」のSILVER×WHINE用「Style-Upパネル」。

2年ほど前にもHDDウォークマン「NW-HD5」の“digmeout”コラボモデル2機種が発売されたことがありました。そのうちの1機種は今回起用されたアーティストの3名のうちの一人大谷氏が担当しています。アートの世界も芸人と同じ。2年経っても「これから活躍が期待される新進アーティスト」に位置づけられるようです。

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ウォークマン新製品のレビューとウォークマン「Goes Open」戦略の真意

お休みを取らせていただいた先週後半、ウォークマン新製品のレビューやウォークマンビジネスを総括している吉岡オーディオ事業本部長へのインタビューが掲載されました。ソニーファンの皆さんならすでに目を通していると思いますが、まとめてピックアップしておきます。

ソニー吉岡オーディオ事業本部長に聞く ウォークマン「OPEN」戦略の真意
生まれ変わった「ノイズキャンセルウォークマン」 NC機能も操作性も向上。ソニー「NW-S715F」
ウォークマン初のワンセグ対応! ソニー「NW-A919/BI」

iconicon西田宗千佳さんによるオーディオ事業本部長の吉岡浩氏へのロングインタビューは色々な意味で必読ですねー。日本と欧米の市場の違い、日本の音楽配信ビジネスの現状、RollyへのGoサインの背景など、非常に興味深く読ませていただきました。AV WatchのウォークマンS710シリーズiconレビューの最後でも突っ込まれていますが、WM DRM系のサービスが使いたいという声が聞こえてこないからやらないというのは正直らしくないコメントだと思いました。ソニーは自ら仕掛けてなんぼだと思うんですけどね・・・。

【追記1】後で気がついたのですが、小寺さんがブログで海外モデル購入の意思表示をなさってますー>よし、アメリカでウォークマン買うぞ (コデラノブログ 3)

【追記2】ITmedia +D LifeStyleにもA910シリーズのレビューが掲載されました。概ね高評価。日本ならではの+α搭載で、その存在感を際だたせており、ソニーという国産メーカーの面目躍如といったところとまとめていました。>日本ならではの+α、ワンセグウォークマン「NW-A910」

そういえば、先日のお休み中は、札幌で結構ケータイ(W54T)とPSPのワンセグを使いました。ASCII.jpのレビューでも触れられてましたけど、確かにケータイはバッテリー切れがとっても心配になります。今回はデジカメを持たずに行ったのでW54Tのカメラ機能もバリバリ使ったったんですが、土曜の昼頃にワンセグで日ハム/ロッテ戦を観たあとにカメラ機能を酷使したら、途中でバッテリーが切れちゃいました。しかも両方合わせても正味1時間も使ってなくてです。

iconiconその後、ショッピングセンターで同居人達と別行動したのですが、ケータイが使えずに不便な思いをしました。時計代わりでもあり連絡手段でもあるだけに、突然使えなくなると本当に不便この上ないです。そういう意味で、あのタイミングでウォークマンA910シリーズiconを持っていたらさぞかし便利だろうなあという気持ちになりましたです。(PSPはナビ代わりに使っていることが多かったので、ソフトを終了してモジュール付け替えるのが面倒に感じました。)

この他、秋のヘッドホン新製品群の発売も開始されたんですね。いずれもSDC2007で展示されていたものみたいです。

ソニー、ワンセグ音声に対応したBluetoothヘッドセット
ソニー、携帯電話用のノイズキャンセルイヤフォン
ソニー、2.4GHzワイヤレス伝送の7.1chヘッドフォン

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ワンセグウォークマンA910シリーズ vs iPod nano 3rd generation

高橋敦が徹底テスト! 「iPod nano」と「ワンセグウォークマン」の実力を比較する

AV&ホームシアターNews、高橋敦氏によるウォークマンA910シリーズiconiPod nano (3rd generation)の比較レビュー。A910はソニスタ限定モデル「NW-A919/BI」が使われています。iPod nanoはスルーして、A910に関する評価で個人的に注目した箇所を以下にピックアップ。

・インターフェースはトップメニューがアイコン、それ以降がリスト形式となっており、携帯電話のそれに近い印象。誰にとってもなじみ深い構造であり、とまどいなく使えるだろう
・液晶を縦に配置するか横に配置するかは、本体全体のスタイル、持ち心地にも影響する。一般的には縦型の方が持ちやすいだろう。実際、A919は縦で持つ限り持ちやすく使いやすい
・A919とSonicStageのコンビネーションが圧倒的に優れている点が「ATRAC Advanced Lossless」の存在。PC側ではCD品質でライブラリを構築しつつ、携帯プレーヤーには大量の曲を転送できる
・機能は他のワンセグ機器と比べても、非常に充実していると言えるレベル。ワンセグは日本ローカル規格なのでiPodシリーズに搭載される可能性は皆無と思われ、この点は今後ともウォークマンシリーズの強みであり続ける
・ワンセグ機能が必要かどうかが全てであり、不要ならこのシリーズである必要はない。ワンセグケータイ以上の性能がほしいなら、A910シリーズを選ぶ価値は十分にある

iconicon本来ならiPod nano対抗はコスト的な面でもS710であるべきだと思うのですが、あえてA910を比較対象としたのはワンセグという日本独自の規格を採用した点がiPodに対しての大きな差別化要素になると判断してのことなのかもしれません。ぶっちゃけワンセグ以外はS710シリーズiconと大差ないですもんね。

録画可能なワンセグケータイは多いですが、録画番組の早見再生までできるのは無いですし、PSPは今現在録画不可。スケジュール録画もニュースや語学番組で威力を発揮するとのことで、ワンセグをバリバリ楽しみたい人にはうってつけの一台になりそう。ワンセグ中心の利用なら容量の少ない安価なモデルを選択する手もありですもんね。

ウォークマンとiPodの比較という意味で非常にタイムリーなお便りをSSDさんからいただいています。(感謝です!)

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ソニスタでウォークマンS710F/610Fシリーズの予約販売スタート

タイトル通りですが、ソニスタでウォークマンS710F/S610Fシリーズiconの予約販売が始まりました。価格は、8GBのNW-S718Fが26,800円、4GBのNW-S716Fが20,801円、2GBのNW-S715Fが16,800円、ノイキャン無しの4GBのNW-S616Fが17,800円、2GBのNW-S615Fが13,800円。なお、発売日は10/20なので手元に届くのは10日ほど後になります。

iconicon9/27に電撃発表されたA910シリーズのインパクトが強く、少々影が薄くなってしまいましたが、S710シリーズはノイキャンとFMチューナー付きのビデオウォークマンとして見たらコストパフォーマンス抜群。少々安っぽく見られていますが、実物を触ってみると印象も変わると思います。検討中の方は店頭などで是非実機を触ってみてくださいませー。

そういえば、WM-PORT専用のUSBポータブルケーブル「WMC-NWP10icon」も10/20発売なんですよね。はなっからA910シリーズ狙いの人が買う時に無くなっていたりしないですよね、ソニスタさん・・・。