「iPod」カテゴリーアーカイブ

500円のiPod用アクリルスタンドをソニー製品で使い倒す

Amazonで4/14まで開催中の「エレクトロニクス 春のメガセール」で掘り出し物がないかと物色していたところこんなものを見つけました。

targsu_istand_1.jpg

Palm用の折りたたみキーボードなどPCアクセサリーやバッグで著名なターガス社が2005年に発売開始したiPod用のアクリルスタンドです。発売当時は1,980円だったようですが、セールで500円になっていたので、他のお買い物の帳尻あわせで買ってみたのですが、これが意外に使えたんです。(ちなみに、Amazonの商品画像と実物では仕様が異なってました)

スタンドはiPod本体を置いた状態でシンクケーブルが接続可能な作りになっており、本体が触れる部分にはこすれキズ防止と滑り止めの役目も果たすパッドが付いています。ケーブルが固定できないので実際の取り回しは少々面倒なんですが、先日レビューしたソニー製のBluetoothドングルを装着したiPodを置くのに非常にグッドなんですねこれが。

targsu_istand_2.jpg

iPod用の周辺グッズですがソニー製品でも問題なく使えます。実際のところ、ウォークマンには少々大きすぎますが、PSPとのマッチングはかなりグッドです。初代も新型も問題なし。幅が小さいおかげでACアダプターやヘッドホンの端子へのアクセスも快適でした。

targus_istand_3.jpg

初代myloはキーボードを出した状態でもこの程度。アクリルの切欠きのおかげで本体下部中央にあるジョグレバーへも楽々アクセス可能。サイズ的には大きめな2代目の方がむしろ安定するかも。他のモバイル機器と比較して重量のあるバイオ「type U」もご覧の通り。PSP同様、スタンドに載せたままACアダプター接続可能でした。最後の画像はCDです。ジャケットを眺めつつ音楽再生を楽しむのも良いものです。

500円でここまで使えるとは意外でした。アイデア次第でまだまだ色々な使い方ができそうです。ということで、自分はもう一台追加で注文しちゃいましたが、皆さんもお一ついかが?(3/6の午前中では在庫はかなり少ないようでした)

iPod専用のソニー製Bluetoothオーディオトランスミッターを試す

突然ですが、今日は最近ゲットしたiPod関連の小物をご紹介したいと思います。for iPodやMade for iPodのコピーが燦然と輝く、iPod専用のBluetoothオーディオトランスミッター(Wireless Transmitter)「TMR-BT8IP」でございます。しかもソニー製です。ただ米ソニー扱いの北米市場向けで、日本では普通では買えない商品です。ということでプチレビューと行きたいのですがその前にちょっと前置きを。

bt8ip_1.jpg

実はコレ、「明日は明日の風が吹く」主宰のかつぽんさんからお譲りいただいたものなんです。マクセルのiPod用ドングルが発表され、個人的にもiPodとBluetoothの組合せに興味津々だったところへのお申し出。かつぽんさんにはこの場を借りて厚く厚く御礼申し上げます。なお、「BT8IP」については元々の持ち主であるかつぽんさんがすでにご自身のサイトでレビュー(なんと3ついっぺんに個人輸入!その一つが我が家に里子に来たわけです)を公開なさってますので、そちらを先にご覧いただいてから読み進めていただく事をオススメします。

てなことで、ここからがプチレビューです。上の画像のようにパッケージはブリスターパックで大ぶりですが、中身はいたってシンプル。本体と取説と保証書の3点のみです。取説は英語、フランス語、スペイン語のマルチ表記でしたがまったく目は通していません。対応製品はiPod(4G-5G)、nano(1st-2nd)、mini(1st)との記載があります。手持ちのiPodで試したところ、5Gと1st nano以外にtouchでも使えました。先日かつぽんさんがclassicで使っていたので、3rd nanoを含む最新機種でもおそらくは問題ないのでしょう。

bt8ip_2.jpg

さてさて、BT8IP本体ですが、もう見た目そのままに、ウォークマン専用のBluetoothオーディオトランスミッター「NWB1」のiPod版と言って差し支えないと思います。Bluetoothのバージョンは2.0ですが「+EDR」なのでNWB1よりも多少高感度なのかもしれません。外観もほとんど「NWB1」と同じ。違いは縦方向の長さと、MODEスイッチの有無程度。MODEスイッチが無くなったのも2.0+EDRの恩恵か?ペアリングも簡単。受信機(レシーバー)側はBT50、BT15P、BRM1、Rollyで試しましたが、全ての機器がお馴染みの「7秒長押し」でOKでした。ソニーのBluetooth製品の場合、ペアリングは万国共通で「7秒長押し」(パスキーは「0000」)なんですね。これからソニーのBluetooth製品を買う予定の方は是非覚えておいてくださいませ。

bt8ip_3.jpg

繋がってしまえばあとは音楽を聴くのみ。ちなみに、自分はiPod用の洋楽ファイルは全てAACの128kbpsでエンコードしてます。この手のiPod用ドングルは初体験なので比較対象できませんが、出てくる音は素直に良いと思いました。なんたってソニー製品ですからね。驚いたのはその感度。これも2.0+EDRの恩恵なのかもしれませんが、ちょっとやそっとじゃとぎれません。また、AVRCP対応なのでウォークマン+NWB1同様、受信機側から再生/停止、曲送り/戻しなどの操作が可能です。受信機側をBluetooth携帯とHFPで接続した状態での音楽再生も問題なし。携帯に着信があった場合は、再生を一時ストップしてくれます。あと、Rollyとの接続もまったく問題なし。ホイール操作での曲送り/戻しや内部解析モーションもOKっす。

bt8ip_4.jpg

なお、受信機の仕様の差に伴い、BT8IPを接続したiPodの挙動に微妙に差がでました。BT50やBRM1のグループ送り/戻しボタンではプレイリストの送り/戻しが可能。というか、どのモードで再生していても強制的にプレイリストを再生してしまいます。また、再生、曲送り/曲戻しは大差ないのですが、BRM1のみが停止ボタンでiPodの電源が落ちてしまいます。こうなるとBT8IPへ電源が供給されないのでおのずと受信機との接続が解除されてしまします。あとこれはどの受信機でも同じなのですが、再生をストップした状態が続くと、iPod(5Gの場合)がスリープしてしまい、これまたBT8IPへ電源が供給されず、受信機との接続が解除されてしまします。ちなみに、ウォークマン+NWB1の場合は、ウォークマンがスリープしていてもNWB1は動き続ける(接続を継続する)ので便利なんですよね。全部を検証していないので確かなことは言えませんが概ねこんな感じです。(追記:再生停止中の挙動ですが、touchのみスリープ状態でもBT8IPへとの接続が継続されました。ただ、接続中はバックライトが定期的に点灯して少々気持ち悪いです。なによりバッテリーの減りが心配っす。)

にしてもDAPとBluetoothの組合せは便利ですねー。コードから解放されるのがこんなにも気持ちが良いものかと再確認。かつぽんさんもおっしゃってますが、なんでソニーはこれを日本でも売らないのでしょう…。iPodとソニー製品と組み合わせるとこんなに楽しい音楽ライフが送れるよというメッセージが消費者に伝わればソニーのオーディオビジネスもより大きくなるでしょうに…。マジでもったいないです。米国でBluetooth内蔵のウォークマンの噂が報じられたし、次世代iPodにBluetoothが内蔵される可能性だって無いこともないです。まあ、そうなったらそうなったでソニーには高音質が売りの受信機を世に送ることができますしね。変に意地を張らずに仲良くやっていくのもありだと思うのですが…。なにはともあれ、ウォークマンに続きiPodでもワイヤレスで音楽を楽しめる環境が手に入り個人的には大満足。改めてかつぽんさんに感謝感謝でございますー。

【追記】mg3さんからBT8IPに関する質問を含むお便りをいただきました。質問以外の内容と質問への回答を分けてご紹介。

続きを読む iPod専用のソニー製Bluetoothオーディオトランスミッターを試す

32GBメモリー搭載のiPod touchが登場~価格は59,800円

アップル、iPhoneとiPod touchに新モデルを追加(アップル)

アップルが、「iPhone」と「iPod touch」の新モデルを発表。いずれもフラッシュメモリー増量のみで、iPhoneは16GBモデル(499ドル)を追加し、iPod touchには32GBモデルが追加されました。価格は59,800円。日本のApple Storeではすでに受注が開始されており、2/5現在で1-2営業日出荷(送料無料)ステイタスとなっています。>iPod touch32GB 59,800円

Apple Store(Japan) 日本で買えないiPhoneのことはさておき、いよいよフラッシュメモリータイプのiPodが30GBの大台を超えました。32GBもあれば、音楽もビデオもそこそこ入りますので、マニアの人以外はこれで十分という人も多いのでは。また、touchは、先日のソフトウェアアップグレードですでにその片鱗を見せてくれていますが、間もなく公開されるSDKによってDAPという枠にとどまらない機能向上が期待されており、容量アップは必然とも言えそうですね。

さあ、次はソニーの番です。メモリー増量だけなら、調達費用を抜きにすればどのメーカーでもできること。ワンセグに続く、新提案、期待してます。

【追記】iPodで思い出しましたが、こちらのヘッドホンブームを紹介するコラムにソニーでオーディオ機器のマーケティングを担当する野田万紀子さんのコメントが取り上げられていました。にしても、年率80%の伸びはすごい。まさにiPod様々。ソニーも絶対にこれを逃してはいけませんよね…>iPodが“火付け役”、アイデア合戦でイヤフォン人気

続きを読む 32GBメモリー搭載のiPod touchが登場~価格は59,800円

アップル、世界最薄ノートPC「MacBook Air」を発表

アップル – MacBook Air

アップルが世界で最も薄いモバイルノート「MacBook Air」を発表。13.3型ワイド液晶、Core 2 Duo 1.6/1.8GHz、2GBメモリーを標準装備。センサー内蔵バックライト付きキーボード。iPhoneやiPod touchと同様の操作を実現するマルチタッチトラックパッド、IEEE 802.11n、Bluetooth 2.1+EDR、USB 2.0、Micro-DVI外部ディスプレイ端子、iSigitカメラなどを装備。OSはMac OS X 10.5 Leopard。重量は1.36kgでバッテリ駆動時間は5時間。

Apple Store(Japan) 日本のApple Storeでもすでに受注が始まっており、80GB HDD搭載の1.6GBモデルが229,800円、64GB SSD搭載の1.8GHzモデルが388,400円で販売中。

ソニーのバイオ「type 505 EXTREME」よりも最薄部は薄く、重量は500g以上重いですが、アップルなりの割り切り方がソニーと違って面白いです。SSDで30万オーバーかあ。価格性能比に対するMacなモバイラーな方々の評価が気になるところです。個人的にはインテルMac第一号機としての最有力候補登場といったところなんですが、先立つものもさることながら、バイオのとりわけ「type U」新製品の動きが気になるので様子見かなあと。でも現物見たら気が変わっちゃうんだろうなあ…。

また、発表会ではAirMac ExtremeにNAS機能を合体した「Time Cupsule」の発表やiPhoneとiPod Touchのアップデートについてもアナウンスされたようです。touchのアップデートは有料で2,480円かかるそうです>Apple、iPod touchとiPhoneに新ソフトを追加するアップデート-touchは2,480円でメールソフトなどを有料追加

【追記】その後、SSDさんからこんなお便りいただきました。(感謝です)

続きを読む アップル、世界最薄ノートPC「MacBook Air」を発表

アップルとソニーが作ったポータブルオーディオ今年のトレンド

デジタル家電の2007年を振り返る(ポータブルオーディオ/デジタルカメラ編)

2007年におけるポータブルオーディオのトレンドを振り返るというITmediaの年末特別企画。ポータブルオーディオの進化の方向性を感じさせるエポックメイキングな機種という意味で「iPod touch」を本命視していますが、斬新さでいえばソニー「Rolly」がダントツであり、ワンセグ携帯のバッテリー使用量抑制という意味でワンセグウォークマンのような商品が国内向けポータブルオーディオの1つのトレンドになりそうだとか。

iconicon iconicon

また、ATRACを捨てた海外モデルについても言及。Rollyのような実験的精神溢れる商品を発売してしまったソニーのことだから来年「突然日本でも……という可能性はある」と締めくくっていました。あるのかなあ・・・。とそれはともかく、ソニーには来年はさらに攻めていって欲しいですね。防水対応でアウトドアでもガシガシ使えるRolly 2ndや無線通信機能搭載のウォークマンなど、夢はふくらみます。また、PSPやmylo 2ndはポータブルオーディオの範疇に収まらない斬新な機能アップor実装に期待ですね。

携帯オーディオはiPod touchやワンセグウォークマンのようなキャラ立ちが重要に

携帯オーディオはキャラで売る時代へ、touchが変えた個性派への流れ

iconiconBCNランキングが今年の携帯オーディオ市場を分析。今年10月までは台数こそ依然前年割れが続いたものの、販売金額は前年を上回るまで急速に回復。その火付け役がiPod touchであり、気に入れば多少値が張っても購入する昨今のユーザ心理をうまくついたと評価しています。国内勢では、唯一ソニーだけがアップルと同じような動きをしているとかで、「キャラが立っている」という意味でiPod touchやワンセグ搭載のウォークマンA910シリーズiconをその代表にあげています。

また、メーカーシェアでは6割近いアップルのダントツトップは揺るがないものの、この年末にソニーのシェアが上向いており、3割を狙うところまで来ているとか。ただ、この2社以外は鳴かず飛ばずな状況らしく、「2強を脅かすような強力な製品を繰り出すメーカーの登場を期待したい」とゲキを飛ばしていました。

先週、久しぶりに家電量販店に足を運びましたけど、昔と違ってウォークマンの販売スペースが異常に増えているのに驚きました。売り場自体がまさに上の記事にあるような状態。2社以外のコーナーには人だかりもなく寂しげだったのが印象的ですが、これもあくまで日本という狭い国でのお話し。ソニーも国内外では製品戦略に大きな違いがあるし、果たして素直に喜んで良いものかどうか・・・。