大変遅くなりましたが、ソニーマーケティングさんのご厚意でモニター参加させていただくことになったロケフリベースステーションパック「LF-PK1(以下PK1)」のレビューをこれから何回かに渡ってお届けしようと思います。ロケフリ体験ブログの一環ということで、So-net blogの「X1、X5スタイル徹底比較」とエントリーがダブりますが、その点ご承知おきください。
第一回目はパッケージ内容と他のロケフリTVラインナップとの簡単な比較についてです。
パッケージについて
PK1のパッケージはとてもシンプルで、ベースステーション本体「LF-B1」(なんと本体専用の型番があったのですね…)、スタンド、ACアダプター、AVマウス、アンテナ接続ケーブル、パソコン専用ソフト「LFA-PC2」のお試し版CD-ROMと、「かんたん準備ガイド」などの説明書のたぐいが数点となっています。
モニター付きのX1やX5といったラインナップとのパッケージとの違いは、大きくはモニター付属の有無と製本された取扱説明書が付属するかどうかといったところです。PK1はセットアップが非常に簡単になったので「かんたん準備ガイド」だけで十分と言うことなんでしょう。ちなみにPDF版の取扱説明書が「LFA-PC2」のインストール時にパソコンにコピーされます。
他ラインナップとのベースステーション比較
X1とX5のベースステーションの外観の違いはほとんどありませんのでここではX5のベースステーションと比較してみます。PK1のベースステーションはX5と比べて質量こそ80gの差しかありませんが体積では約5割も少なく、大変コンパクトに仕上がっています。
外観も白を基調としたX5と真逆の黒が基調で、一般的なADSLルーターに近い印象。シックな色遣いが本体の主張を抑える役割も果たすのでしょうね。ちなみに、正面の電源ボタンのアイコン一カ所だけに使われたグリーンカラーがいかにもソニーっぽいです。
ベースステーション背面の端子はX1/X5との違いが見て取れます。一つめはPK1のみに搭載された「Setup Mode」ボタン。詳細は後述しますが、パソコンやPSPをPK1に登録する際や詳細な設定を行うときにこのボタンを長押しして、ベースステーションをセットアップ可能な状態にします。専用モニターを持たないPK1にとってはこのボタンが大変重要な役割を果たすわけですね。
もうひとつ、PK1とX1/X5の違いに外部出力端子の有無があります。2系統の外部入力端子を持っているのは変わらないのですが、X1/X5はビデオ入力2の端子に入力した信号を出力するビデオ出力端子を持っているのですがPK1にはそれがありません。普段メインで使っているテレビに繋いでいる外部入力機器をPK1で利用する場合などは、セレクタや分配器のたぐいが必要になりますね。なお、PK1への外部機器接続については後日トライしてみようと思ってます。
次回はセットアップ編をお届けします。