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スゴ録スタンダードモデル、「x-おまかせ・まる録」搭載の『RDR-HX65』

お好みの番組を自動録画「x-おまかせ・まる録」搭載“スゴ録”『RDR-HX65』登場 ~200GBハードディスクで、快適な録画生活を今すぐ始めたい方にお薦め~(ソニードライブ)

iconiconソニーは、スゴ録シリーズに、「x-おまかせ・まる録」を搭載した『RDR-HX65icon』(200GB)をラインナップに加え、12月1日に発売すると発表しました。『RDR-HX65』は、HX50後継の入門機という位置づけらしく、ハードディスク搭載DVDレコーダーを初めて使う人が安心して選んでいただける機種としています。
高さ65ミリのスマートなデザインを採用しており、低価格ながら「x-おまかせ・まる録」機能を搭載しているのが特長のようです。また、最大約64倍速の高速ダビングで、1時間番組を約1分でDVDにダビングできるそうです。価格はオープンですが市場推定価格は約60,000円前後でソニスタでも60,000円前後の予定とか。

そういえば、11/21にはPSPへのAVC動画書き出しに対応した「RDR-AX75icon」の発売が控えていますね。これがiPodのAVCにも対応したらとんでもない売り上げにになったりして…。ちなみに、ソニスタではまだ先行予約販売は始まっていないみたいです。

iconiconそれと、スゴ録とは関係ないのですが、個人的に注目しているNetJukeの最新モデル「NAS-M7HDicon」の製品情報もソニスタに掲載されてました。発売はウォークマンAシリーズと同じ2005年11月19日。販売価格は税込79,800円。オフィシャルサイトには製品情報の他に、はやくも動作確認済み接続機器が掲載されてます。アイリバー、クリエイティブメディア、Rioのプレイヤーも含まれてますね。旧モデルは大きなネットワークアップデートが1回しかありませんでしたが、新製品ではどんどんアップデートプログラムを提供してもらって、いい意味で機能向上してくれるといいなあ…。

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ロケフリベースステーションパック「LF-PK1」レビュー(5)外出先で楽しむ編

iconicon外出先からテレビやビデオを見るためにはパソコンとPSPどちらかであらかじめ設定をしておく必要があります。なお、パソコンとPSPどちらか一方で一回だけ設定すればOKです。

<パソコン(LFA-PC2)から設定する場合>
ロケーションフリープレイヤーを起動後、LF-B1のセットアップモードにしてから「ベースステーション設定」をクリック。Webブラウザで管理画面にログインできたら「かんたん設定」モードに入り、あとは画面の指示に従うだけ。特に問題がなければ3ステップで終了します。(注)

(注)なお、「かんたん設定」を行うには、手持ちのルーターがUPnP対応でUPnP機能が有効になっている必要があるそうです。手持ちのルーターがUPnP非対応の場合や、対応していてもうまくいかない場合はルーターのポートフォワーディング設定が必要になるそうです。その際は「詳細設定」モードで設定を行うそうですが、詳細はPDF版の取扱説明書の18ページに明記してありますので、購入した方はそちらを参考にしてください。ちなみに、我が家のルーターはUPnP対応で、有効にしたらすんなり設定できました。[ロケフリのベースステーションが複数ある場合はポートNo.が重複しないようにする必要があります]

<PSPから設定する場合>
ロケーションフリープレイヤーを起動後、△ボタンで表示される「操作パネル」の「設定」にある「ベースステーション設定」を選択します。自動的にWebブラウザが立ち上がるので設定画面でログイン後、「かんたん設定」を選択します。以後の流れはパソコンと全く同じ。ルーターに問題がなければほんの数ステップで設定が終わります。(詳細についてはロケフリオフィシャルサイトにあるPSP用のPDF版取説をご覧いただければと思います。)

設定が終わったら、パソコンやPSPを外に持ち出して接続テストをしてみましょう。なお、パソコンやPSPでロケフリTVを外から見るためには以下の条件が必要です。

<LF-B1>
家庭内LAN上からインターネット接続可能なこと。
<持ち出すパソコン>
無線・有線を問わずインターネット接続可能なこと。
<PSP>
無線LAN機能を使ってインターネット接続可能なこと。

会社にお勤めの方や学生さんなら会社や学校からインターネット接続が可能だとは思いますが、特定の組織のネットワークですと接続ルールに縛りなどがあると思いますので、ここでは一般的な公衆無線LANサービスを利用して接続する方法を例にとって説明します。

今回、自分は誰でも無料で使える「FREESPOT」を利用してみました。公式サイトから最寄りで利用できるスポットを探したところ、飲食店が2件見つかったのでパソコンとPSPを持参して行ってきました。サイト情報ではすでにスポットを利用したユーザーの皆さんのレポートが掲載されていて、電波の強度などについても確認できる場合があります。場所によっては電波が届かなかったり、届いても弱すぎてロケフリTVに適さない場合がありますので注意が必要です。

FREESPOTでの接続方法

<パソコンの場合>
無線LANのアクセスポイントを検索して接続します。FREESPOTの場合はWEPキーはオープンです。接続できたらWebブラウザなどでホームページが表示できるか確認してみましょう。
<PSPの場合>
FREESPOT用の「ネットワーク設定」が新規に必要ですが、ロケーションフリープレイヤーを起動してからでも、あらかじめ設定しておいてもどちらでもいけます。基本的な手順は以下の通り。
1.インフラストラクチャーモードで新しい接続を作成
2.接続名は任意(わかりやすくFREESPOTなど)で、ワイヤレスLAN設定は「検索する」を選択して、アクセスポイントを探します。
3.アクセスポイント一覧の中から「FREESPOT」を探して選択、セキュリティ設定は「なし」を選択、アドレス設定は「かんたん」を選択。
4.設定一覧画面で確認後、○ボタンで設定が保存されます。

なお、機器別の設定方法についてはFREESPOTでも独自に解説ページを準備していますので参考にしてみてください。(なんと、PSPでの接続方法の解説ページもありますので、こちらも是非参考に!)

上記の設定ができていれば、パソコンまたはPSPのロケーションフリープレイヤーを起動すれば自動的にソニーのダイナミックDNSサーバーにアクセスして自宅のベースステーション経由でテレビやビデオが楽しめます。

FREESPOTでのロケフリTV体験リポート

最初に行ったレストランは、座った席からアクセスポイントが設置されている場所までの距離が遠かったのと、間に壁が多数存在していたこともあって店内ではほとんど利用できませんでした。実際にはお店の奥にアクセスポイントが設定されているらしく、ためしに店の外に出てアクセスポイントがある場所の見当をつけて建物の横から試したところ、なんとテレビが映るではありませんか…。これが外出先からのロケフリTV初体験。ただ、マンションのエレベーターの目の前だったのでさすがに気が引けてほんの短時間しか試せませんでした。

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2件目の飲食店はオープンな作りなので、どこに座ってもまんべんなく電波が届くらしく強度もそこそこありました。ここにはPSPだけでなく、バイオノートも持ち込んで見ましたが、どちらからでも問題なくテレビが映りました。ただ、電波の強度やFREESPOTの帯域に左右されるのか、どちらも画像レートは中ぐらいが限界のようでした。

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有償の無線LANサービスではトライしていませんが、有償だけに無償のものよりは回線品質などについては期待できるのかもしれません。自宅でごろ寝しながらのテレビも楽しいですが、外でのテレビも楽しいものですね。今の段階では使える場所は限られていますが、無線LAN内蔵のケータイやPHSも増えつつあるので今後アクセスポイントはどんどん増えるはず。So-netも1日350円という「公衆無線LANデイリープラン」サービスを開始して、ロケフリTV用途で使えることをアピールしてますので、お近くにFREESPOTが無い場合などはこちらを利用してみるのも手ですね。(あ、よく考えてみれば、無線LAN環境が整った知人や友人宅を利用させてもらう手もありますね。人の家に遊びに行って、そこで自宅のテレビを見る行為自体問題かもしれないけど…。)

ちなみに、X1とX5が手元にありながらダイナミックDNSが利用できない(というか利用方法がわからないしそのために月額費用を捻出するのはもったいない)自宅の環境のせいで一度も外からロケフリTVを体験できなかったのですが、LF-PK1でついにそれを体験することができました。初めてテレビが映ったときはやっぱり感動しました。それもこれも、ソニーさんが独自のダイナミックDNSの仕組みを用意してくれたからなんですよね。ユーザー目線でここまでのソリューションを提供できる部署は今までのソニーにはほとんど無かった(と思われる)だけに、今回の対応は賞賛に値すると思います。欲を言えば、X1やX5ユーザー向けにも今回の独自のダイナミックDNSの仕組みが利用できるようにしてくれればうれしいのですが、その辺はどうなんでしょうか、ソニーさん。

次回は、X5をLF-B1に登録する方法を見つけたので、それを紹介したいと思います。X5とLF-PK1両方を所有するマニアックな人向けですが、まあいいですよね…。

ロケフリベースステーションパック「LF-PK1」レビュー(4)PSPでロケフリTV雑感

iconiconPSPでロケフリTVに関する雑感をざっくりと箇条書きで。

・画質は最高レートではMPEG-4の384kbps程度の動画再生に近い感じ。スポーツなどの動きのある映像はちょっと厳しいけどテロップもちゃんと読めるし、個人的には全然許容範囲です。番組によっては画面モードをワイドにすると画面上下のテロップなどが切れてしまう場合がありますが、そういうときに□ボタンでリモコンを呼び出すと瞬時にオリジナルの画面になるので見やすくなります。

BB Watchのレビューで清水理史さんが気になると書いていたのはベースステーションのLEDでしたが、自分はPSP本体にある無線LANの接続状態を表すLEDが目にうるさいと感じました。その下にあるメモステ用のLEDもメモステ用動画再生時にいちいちチカチカします。結局、手元にあったシールで両方とも目隠ししてしまいました。

・バッテリーの保ちについては期待以上。使っているPSPが昨年末の初期ロットでバッテリーも適度に劣化しているのですが、2時間ぐらいは軽く持ちますね。これはすごい。PSPはバッテリーの交換もできるし、大容量バッテリーも販売されていますので、いかようにも運用は可能ではないでしょうか。

lfpk1_18.jpg・PSPなら寝っころがってのテレビライフも問題ないし、無線LANが届く範囲ならお風呂でもいけちゃいます。実際にPSPを持ち込んでみましたが全然OK(過去にエントリーしてますが、専用のウォータープルーフケースやジップロックで防水しないともちろんダメですよ)。電波強度が90%前後なので最高レートでいけます。専用のお風呂ジャケットが唯一用意されている「X1」よりもコンパクトで持ち込みやすいので、お風呂でテレビはこれからはPSPが本命になりそうです。

・我が家にはLF-B1以外にX1/X5のベースステーションを含め、6つも無線LANのアクセスポイントがあるのですが、PSPをLF-B1以外のアクセスポイントに接続する設定だとロケーションフリープレイヤーが使えないんですよね…。先述のBBWatchの清水さんのレビューによると、

PSPに搭載されているロケーションフリープレーヤーでは、接続先のアドレスがベースステーションのIPアドレス「172.29.71.1」に固定されているようだ。このため、PCとは違ってLF-PK1以外のアクセスポイントを経由して利用することができない。

らしいです。残念。何か方法はないものだろうか…。

次回は外出先からパソコンとPSPを使ってロケフリTVを楽しむ方法や実体験の感想などについて書いてみたいと思います。

(ちなみに、ソニスタでは現在「LF-PK1icon」が即納みたいです。ボーナスシーズン到来でまた品薄になるとも限りません。欲しいと思っている方はお早めに~!)

スゴ録「RDZ-D90」はPSXとCoCoonのいいとこ取り

デジ・アナ同時録画のスゴ録、ソニー「RDZ-D90」~ CoCoon/PSXのイイトコ取り。新HDスゴ録 ~

小寺信良さんの週刊「Electric Zooma!」にソニー・スゴ録のフラッグシップモデル「[スゴ録]RDZ-D90」が取り上げられています。スゴ録とCoConn、PSXが融合したかのような機能が特徴のようです。

迷走したレコーダ戦略時にあちこちで開発した機能を集めて一本化しようとする動きも感じられる

とのコメントも。デジタル家電チームの一本化に向けた動きがある中、VAIOチームからはXビデオステーションがリリースされ、今後はPS3を代表格としたCell搭載メディアサーバーなどの登場も予想されます。本格的なHD時代到来を前にうまく棲み分けされることを祈ります。

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ロケフリベースステーションパック「LF-PK1」レビュー(3)セットアップ(PSP編)

iconicon10/13に電撃的に発表されたPSPとロケフリTVの連携は様々なメディアにも取り上げられましたね。ただでさえ品薄だったPK1の需要をさらに押し上げたという点で、PSPの普及度と認知度の高さに改めて驚いています。さておき、PK1をPSPで利用するためにセットアップは、すでにパソコンでセットアップ済みの場合と、PSPとの組み合わせだけで初めてセットアップをする場合で異なりますが、いずれも非常に簡単です。

<PSP側の準備>
PSPでロケフリTVを楽しむためには本体のシステムソフトウェアを最新のバージョン(2.50)にアップデートする必要があります。アップデート方法はSCEのサイトに詳しく紹介されているのでここでは割愛しますが、このアップデートによりPSP専用「ロケーションフリープレイヤー」が使えるようになります。

<LF-B1側の準備>
パソコン編同様にイーサネットケーブルとアンテナケーブルをLF-B1に接続する必要があります。特定の設定が必要な時にPSP経由でインターネットにアクセスして必要なファイルをダウンロードする仕様のため、家庭内LANへの接続は必須となります。

また、PSPのロケーションフリープレイヤーを利用するためにはLF-B1本体のシステムソフトウェアが最新のバージョン(2.0)となっていることが条件となります。詳細については、「ロケーションフリーベースステーション本体のシステムソフトウェアバージョン2.000へのアップデートについて」に詳しいですが、アップデート方法は「LFA-PC2」をインストール済みのパソコンで行う方法と、システムソフトウェアを最新のバージョン(2.50)にしたPSPから行う方法の2つで、どちらで行うかはユーザー次第ということになります。ちなみに、自分の手元にあるLF-B1はすでにバージョンが2.0になっていましたので、これから購入する人はその必要は無いかもしれません。

PSPのロケーションフリープレイヤーの基本設定

上記の準備完了後、PSPの無線LANスイッチをオンにして、「ネットワーク」カテゴリーにあるロケーションフリープレイヤーを起動します。初回のみ家の中でテレビを見るための基本設定が自動的に開始され、指示に従うとしばらくしてLF-B1背面にある「セットアップ・モード」ボタンを5分以内に長押してください的なことが画面上に表示されますのでその通りにします(注)。ボタンを押した後、PSPに「しばらくお待ちください」と表示されればOK。LF-B1を自動的に検知して勝手に基本設定を行ってくれます。

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設定完了後、○ボタンを押すと、ネットワーク接続に「LocationFree AP」という名の設定ができあがります。あとは、この設定を選択して○ボタンを押せば、PSPにテレビが映ります。

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ちなみに、上記の設定がすんでしまえば、2回目以降はロケーションフリープレイヤーを起動後、ネットワーク接続で「LocationFree AP」を選択するだけでテレビが映ります。

lfpk1_14.jpg(注)LF-B1のシステムバージョンが2.0よりも古い場合は、登録の過程で「ベースステーションをアップデートする必要があります」と通知する画面が表示されますので、その指示に従いLF-B1のシステムソフトウェアをバージョンアップするようです。その手順はこちらに詳しく掲載されていますので、ここでは割愛しますが、子供も使うPSPだけあって、手順がとても簡単で数ステップで完了するように作られているのはさすがだと思いました。

PSP版ロケーションフリープレイヤーの使い方

上下ボタンでチャンネル送り、□ボタンでリモコン呼び出しぐらいは覚えておきたいとところです。個人的には上下キーよりも□ボタンでリモコンを呼び出して任意のチャンネルを指定する方が使いやすいと感じました。ちなみに、△ボタンを押し、表示される「操作パネル(アイコン)」の一番右にある「?」がヘルプで、これを見れば一目瞭然。なお、チャンネル切り替えが遅く感じますが、これはロケフリ製品すべてに共通する仕様なのであきらめましょう。

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細かな設定などは△ボタンで表示される「操作パネル」から行います。左右キーで選択した時点でボタンの内容が画面上に表示されるので機能はすぐに把握できます。ちなみに、左から、「リモコン(=□ボタン)」、「画面モード」、「音声切り替え」、「入力切りかえ(=SELECTボタン)」、「接続」、「設定」、「レート変更(5段階)」、「接続状態表示」、「画面表示」、「ヘルプ」の順。このうち、最も頻繁に使うと思われるのが「画面モード」でしょうか。PSPで動画を楽しむ場合にも用意されていますが、テレビもワイド画面やフル画面など、自分好みのサイズに変更できます。PSPは無線LANの電波状況によって画像のレートを自動的に設定してくれるようですが、手動で変更したい場合は「レート変更」を使います。また、「チャンネル設定」や外部入力機器用の「リモコン設定」、ベースステーションの詳細設定などは「設定」アイコンから行います。ちなみに、外出先からPSPでテレビを見るための設定変更もここ(「高度な設定」)から行えます。なお、外出先からPSPでテレビを見る方法については別なエントリーでご紹介します。(実はこの原稿を作成中にPSPを持ち出して外出先からテレビを見ることができました!結構感動しました。)

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次回はLF-PK1をパソコンとPSPで使ってみて感じたことを雑感として紹介したいと思います。

ロケフリベースステーションパック「LF-PK1」レビュー(2)セットアップ(パソコン編)

iconiconPK1のセットアップはとても簡単です。パソコンだけでなく、PSPとの連携が可能になりましたので、それぞれのセットアップの手順について、覚え書きをかねてまとめておきます。

パソコンと接続する場合のセットアップ方法

設定をする前に次の内容でパソコンとベースステーションの事前準備を行います。

1.パソコンにロケーションフリープレイヤー「LFA-PC2(お試し版or製品版)」をパソコンにインストールします。

2.ベースステーションに、テレビアンテナと(家庭内LANに接続されたルーター・ハブなどを経由した)イーサネットケーブルを接続後、電源を入れ、背面の「セットアップ・モード」ボタンを長押ししてベースステーションを登録可能状態にします。なお、初めてベースステーションの電源を入れると初期設定が自動的に行われ、IPアドレスなども自動的に割り振られるようです。

1~2のステップが完了後、ベースステーション前面にある「セットアップ・モード」ランプが点滅している間(5分以内)に以下の設定を行います。

3.家庭内LAN(ベースステーションと同一のネットワーク)に接続したパソコンからロケーションフリープレイヤーを起動します。(注)

4.起動後表示される「ベースステーションの選択」からPK1のベースステーションを表す「LF-B1 JP・・・」を選択して、「接続」ボタンをクリック。
(ベースステーションの状態を表す●が緑色の場合のみ機器登録が可能だそうです。)

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5.パソコンのロケーションフリープレイヤーが自動的にベースステーションに登録された旨のアラートが表示され、「OK」をクリックすると接続を開始してテレビが映ります。

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lfpk1_08.jpg注:パソコンをベースステーションと同じネットワークに接続する場合つまりベースステーションを無線LANのアクセスポイントとして使う場合と、すでに敷設済みの家庭内LANに接続する方法の2つがあります。前者の場合は、ロケフリTVを見るための設定とは別に、無線LAN対応のパソコンからベースステーションをアクセスポイントとしてワイヤレスネットワーク接続するための設定を行います。SSIDとWEPキーはベースステーション本体の左側に記載されたものを使用します。後者の場合は、LFA-PC2がインストールされたパソコンとPK1のベースステーションが家庭内LANに接続されていればそれだけでOKです。上記のいずれかの方法でパソコンとベースステーションがインターネット接続可能な家庭内LANに接続されていれば準備はOKということになります。

ロケーションフリープレイヤーの設定

チャンネルの切り替えはテレビ画面のタップで表示されるチャンネルインデックスのクリックのほか、パソコンのキーボードの上下矢印キーでもチャンネルの送りが可能です。また、画面上の音量ボタン以外にパソコンの左右矢印キーで、音量の変更ができます。設定ボタンではチャンネルの設定や外部入力機器のリモコンの設定を行います。また、パソコンならではのウインドウのサイズ変更が可能なので自分好みの環境にしてテレビを楽しめます。

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画質について

画像のクオリティを変更するには「レート変更」で設定を変更します。自動・手動(6段階)で行えますが、XGA(1024×768)程度の画面で6段階の最高のレートでも動きのある画像は荒く感じます。9月に行われたディーラーコンベンションで聞いた話ですが、PK1は常にNetAVモードで動作するため、映像ソースも常にMPEG-4相当で送出されるんだそうです。これはPK1をアクセスポイントにしてもしなくても変わりません。小さい画面だと画像が荒くても詰まって見えるのでかえって綺麗に見えたりします。パソコンでロケフリTVを楽しむ場合は、小さいウインドウ表示でWebブラウジングやメールなど、ながら見の様なスタイルの方が楽しめるかもしれません。

ちなみに、モニター付きのX1/X5は家の中ではMPEG-2相当の画質で送出されているのでその差は歴然です。PK1のコストの問題もあったのかもしれませんが、パソコンで接続したときぐらいはMPEG-2で送出されるようにして欲しかったなあというのが個人的な感想です。なお、X1/X5もNetAVモードではMPEG-4相当の画質になってしまいます。

その他の細かい設定について

lfpk1_09.gifその他、ベースステーションの詳細な設定については、ロケーションフリープレイヤー起動後の「ベースステーション選択」画面にある「ベースステーション設定」ボタンを使って行います。なお、設定は常にベースステーション背面の「セットアップ・モード」ボタンを長押しして登録・設定可能状態にする必要があります。詳細設定はパソコンのWebブラウザを利用する仕組みになっており、初期設定ではベースステーション側面にあるWebパスワードを入力してログインする必要があります。

詳細設定の詳細(わかりにくいですね)については割愛しますが、Webパスワードを変更したり、ベースステーションに登録した機器情報を削除したりするのには詳細設定モードでログインする必要がありますので、細かいことがよくわからなくてもユーザーならばざっと内容を確認しておいたほうが良いと思います。

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次回はPSPのセットアップ編をお届けします。