「ゲーム機」カテゴリーアーカイブ

多機能・多目的化が加速するゲーム機、ケータイ、腕時計

「PSPはカーナビになりました」――GPSレシーバー+カメラで広がるPSPの世界

11/2に発売予定のカメラユニットと、12/7発売予定のGPSレシーバーで広がるPSPの世界を紹介。前者は「ちょっとショット」の機能全般ほか、マイク内蔵による「VoIP電話」への発展の可能性についても触れています。後者はポータブルナビゲーションツール、ゴルフ攻略ツール、星空ナビゲーションツールなどのソフトを紹介しています。

ポップなボディにGPSと320万画素カメラ──「811T」

こちらは、GPS搭載により目的地までの道案内する徒歩ナビ機能を利用可能な東芝製ソフトバンク「811T」。

Windows Mobile搭載のQWERTYキーボード付きPDA、HSDPAにも対応──「X01HT」

同じくソフトバンクが国内投入する台湾HTC製スマートフォン「X01HT」は一般向けにも販売されるとあって注目が集まっています。無線LAN、Bluetooth、赤外線はもはや当たり前。

【Nokia Open Studio Manila】 ノキア、初のHSDPA・GPS搭載端末「N95」を発表

Nシリーズのフラッグシップモデルで、カールツァイス製のレンズを採用した500万画素カメラのほか、GPS機能も搭載。GPS機能の仕様は公開され、サードパーティーがこのGPS機能を利用したサービスを提供することも可能とか。もちろん、無線LAN、Bluetooth、赤外線対応。

Bluetooth付き腕時計、Fossilから登場

米Fossilが、Bluetooth対応の相手先番号表示機能付き腕時計を発表。電話に出られない場合は、ボタンを押すだけで音声を消したり、受信拒否できるとか。なお、同製品の開発に当って、ソニエリの協力を得ているそうです。

サンコー、トランスミッタも内蔵したMP3/WMA腕時計-MP3録音/ボイスレコーダ機能も装備。生活防水仕様

FMトランスミッタも内蔵した腕時計型のMP3/WMAプレーヤー。色物の匂いがプンプンですが、これもまた多機能化の一つ。

ということで、ゲーム機、ケータイ、腕時計にGPSやBluetoothが載っかる時代になってきました。GPSに関して言えば、ガーミンも専用機以外にスポーツ用途のフォアアスリート(腕時計タイプ)、ソニーのGPSユニット「GPS-CS1Kicon」といった専用機が予想以上の人気で品薄状態が続いているというのも印象的です。

目的によって何を選ぶかって話だと思うのですが、GPSだけでもこれだけ色々バリエーションがあると悩んじゃいますね。個人的には、GPS機能であればほぼ四六時中持ち歩くことになるケータイ、または腕時計に載っかってくれるのが良いのかなあと漠然と思いますです。もちろん、そのケータイも腕時計もBluetooth対応で、他の機器とデータ通信可能なのが前提。

色々突き詰めて考えると、もしかして自分にとっての一番の理想は、BluetoothとGPS対応の「WRISTOMO」か?それと、前にも書いたけど、ウォークマンSシリーズにGPSを組み合わせるのも面白そうですよね。む~、難しいなあ…。

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ビザビ開店8周年、恒例の決算セールをスタート

モバイルショップ「ビサビ」は、昨日で開店8周年を迎えるとともに、毎年恒例の「決算セール」を開始しました。主な特典は以下の通り。

1) メール便送料無料(メール便対象商品のみ)
2) 5,000円以上(税込み)送料無料
3) 銀行振込によるお買い上げ時に5%オフ。

このほか、PSP関連アイテムお買い上げの皆様にもれなくOverLay Brilliant for PSPを、DS Lite関連アイテムをお買い上げの方にもれなくOverLay Protector for DS Liteを、iPod関連商品(対象商品のみ)をお買い上げの方にカーチャージャーをもれなくプレゼントするそうです。さらに特価商品も目白押しとのこと。

SCEJのマーケティング部門の人に提案

ソニーのマーケティング部門の人に提案

CNET Japan、中島聡さんの「ネット時代のデジタルライフスタイル」。TGS2006の久夛良木氏の基調講演がネットで公開されていないため自分なりの解釈を加えながら紹介できないとして、ソニーのマーケティング担当に以下のような提案をしています。

次にこの手の基調講演を依頼された時には、「ネットで無料で公開する」ことをショーの開催者に要求していただきたい。相手側がどうしても拒否するのであれば、基調講演は断り、Appleや任天堂のようにプライベートショーを別に開き、そのビデオを自社のサイトで公開した方が良いと思う

同氏のような「ブロガー達が、久夛良木氏のメッセージを直に受けとり、それに自分なりの解釈を加えながら紹介し、それがさざなみの様にネット上に広がることによってこそ、今の時代のマーケティング」であり、「東京ゲームショーの基調講演に何千人が集まろうとも、ネットで公開してブロガーがそれについて語り始めた時に見る人たちの人数には絶対にかなわない」とか。

ソニー製品のマーケティング担当はSMOJだけど、プレステのマーケはSCEの中の人ですよね、たぶん…。もちろん、PS3はソニーグループの戦略商品だけど、ゲームショウに関しては本社がコントロールできる立場にないのでは。あとCESAという組織の成り立ち、ゲームショウの事業としての性格も少なからず影響しているのでしょうね。

という内輪の事情はさておき、中島さんのおっしゃりたい事は自分にもよ~くわかります。メディアが配信するレポートだと、感情の起伏や微妙なニュアンスがなかなか伝わって来にくいし、言い回しも意図的に変えてしまうこともありますからね…。

コンセプトサイトこそブロガー向けにツールを公開していますが言ってもバナーと壁紙程度。PS.comはすでに一般ブロガー向けのアフェリエイトを終了してしまっているという現実もあります。開かれたエンタメコンピュータの世界を体現してくれると思ったPS3でしたが、結局はゲーム機という枠を飛び越えられず、マーケティング面でもテレビCMという最大のマス媒体の枠を飛び越えられないのでしょうか…。Web2.0もどこへらや…>プレステ3はWeb 2.0の理念を踏襲する–久夛良木氏が語る未来像

実際、本体と同時発売のゲームタイトルが少ないのがマーケ的にも心許ないですね。リッジが発売日未定だったとは…。ゲーム機としての年末商戦は本体同時発売ソフトが豊富なWiiに軍配があがるのか…。PS3は、PS2のタイトルがそのまま遊べるのと、ダ・ヴィンチ・コードのBlu-ray版が出るのが救いっすね。にしても、これからどうやってPS3をプロモートするつもりなんでしょうか。SCEのマーケティング担当の手腕が問われるのはまさにこれからです。

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PS2と同じ道をたどるPS3

PLAYSTATION 3 49,980円が意味するSCEの戦略転換

リスクの高い賭けから、よりリスクの少ない穏当なアプローチへ。短期間でコンピュータに育てるスピード戦略から、長期的な移行戦略に。オープンで広汎なアプリケーションへの展開から、よりゲームソフトフォーカスに。対PCではなく、対ゲーム機に。総合的な戦略変更だ

PS3値下げの本当の理由は、ビジネスモデルの変更か?~ 「AVコンピュータ」→「ゲーム機」で49,980円に ~

AVネットワーク・コンピュータ」を実現するような仕組みについても、PS3内のソフト、ネットワークサービスの両面で、まだまだ準備が進んでいない。久夛良木社長が常々言っていた「AVとネットとゲームが一体となって溶け合うような世界」とはならず、PSPと同様の、ウェブブラウザとインスタント・メッセンジャーが組み込まれた「機能の提供」レベルにとどまる

前者は後藤弘茂さんのWeekly海外ニュース。後者は西田宗千佳さんのRandomTracking。結局、PS3をエンタメコンピュータとして訴求できるだけの準備が整わなかったと…。はあ…(溜息)。「PS3はBlu-rayディスクが再生できるゲーム機として船出をすることになりました。Blu-ray再生機としては破格値です。当面はDVD普及の原動力となったPS2と全く同じ道を歩むことになりますが、久多良木の言うエンタメコンピュータ化への夢は5~10年という長いスパンで必ず実現します。それまではハイビジョンTVと組み合わせてキレイな映像をご堪能ください」ということなのか?なんだ、それならもっと早くからそう言ってくれれば良かったのに…。PS2のDVD「マトリックス」同様、当面はBlu-ray「ダヴィンチ・コード」がキラーソフトってことでよろしいですか?これでBRAVIAも売りやすくなるってもんですね。でドラクエ9がPS3で出ると決まれば安泰みたいなことでよろしいですか?

5~10年の間にはPS3以外のCell搭載製品も出てくることでしょう。Cell搭載のBlu-rayレコーダーとか出てきたらどんなことになっちゃうのでしょうか。久多良木氏の夢はPS3というプラットフォームに限定された話ではないですからね。とはいえ、氏の語る夢はどうも頭でっかちで、子供達どころか大人達にとっても難しい内容が多いと感じます。任天堂を真似ろとは言わないけど、半年先には手の届く夢を語ってくれても良いのではないでしょうか。

ちなみに、昨日のPS3価格変更を受けた株式市場の反応は…前日比- 90円だそうです。久多良木氏の基調講演の前後は高値で推移していたのに、午後になってガタッと値が下がったみたいです

東京ゲームショウに行ってきた~ビジネスデイはビジネスデイにあらず

とある方の計らいでゲームショウ初日のビジネスデイに足を運んできました。人が多いことったら、もう半端ではありません。受付が幕張メッセの一番端の1ホールにあり、入場するまですごい時間がかかりました。一般開放の明日、明後日はこんなもんじゃないんでしょうね。SCEブースは6ホール。途中マイクロソフトブースでHD DVDドライブを見たぐらいで、残りは適当にスルーしてしまいました。何しろ人が多くて…。どこがビジネスデイだよってな感じです。(<って、一般人のあんたが言うな)

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で、お目当てのSCEブースですが、どこもかしこも人だらけ。シアターも試遊台も長蛇の列。並ぶ気にもなれず人がプレイしている様子を眺める程度で精一杯でしたが、PS3のゲームはあれだけ言うだけあってさすがにすごいです。面白いかどうかは別にして、あのクオリティでゲームができるだけでも感動かも。

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グランツーリスモHDも、そりゃあもうすごいの一言。もうゲームの域を超えるリアルシュミレーターですね、アレは。個人的にはとりあえずみんゴル5が遊べれば良いかなって感じですが、そのみんゴルコーナーではちょうどマスコミの取材が行われていて、TBSの小倉アナがプレイ中でした。NEWS23で取り上げられるのかな。とまあ、PS3のコントローラーすら触れずじまいなので、PSPコーナーに移動。

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海外だけで販売されると思っていたピンクモデルがどうやら販売されるようで、コンセプト展示が行われておりました。ピンク以外にも迷彩柄や単色のカラバリもありました。ちなみに、赤は3倍高速との記述はありませんでした。インプレスでもニュースになってますのでご参考にしてください>SCE、ゲームショウ2006でPLAYSTATION 3の試遊台を設置-PSPの新カラー「ピンク」が近日発売予定

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個人的に予想外に凄いなあと思ったのが11月発売のPSP専用カメラ「ちょっとショット」。ハードこそ低スペックですが、ソフトがとても良くできてます。撮影した静止画や動画をただ見るのではなく、PSPのハードパワーで様々な演出を加えて楽しむツールなんですね。上の画像にあるように、撮影した動画に自動的にモザイクがかかり、ワイドショーのインタビューさながらな映像に仕立て上げることができたりします。まあ、面白いのは最初だけで飽きちゃうかもしれませんが…。ちなみに、GPSユニットも展示されていたのですが、実機に触ることもできず、おまけに撮影厳禁でしたので詳細はよくわからずじまい。ただ、ユニットそのものはなかなかコンパクトでデザインも良かったです。

その他、SCEブースでPS SpotでPSPゲームの体験版が配布されていましたが、人が多くてネットワークも大混雑。2本ダウンロードするのが精一杯。5本全てダウンロードするのに1時間ぐらいかかるかも…。

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おまけですがマイクロソフトブースの様子を少しだけ。シアターは90分待ちで、もちろんスルー。ブースの奥でHD DVDドライブが展示されていました。

ということで、PS3が世界初のプレイアブル出展されたにもかかわらず、本体には一切触れずに帰ってきてしまいました。展示会のコンセプト的にゲーム以外の機能を紹介しても仕方がないとの判断だったのか、Blu-rayディスクの再生デモもWebブラウザも見ることができずじまいでしたが、ゲームの画面を見ただけでPS3が持つ潜在能力の高さは実感できました。とはいえ、コアなゲーマーではない一般消費者がPS3に5万円を払うだけの価値があるかどうかを判断するには、現段階では情報不足な感は否めませんでした。

Blu-rayプレイヤーやWebブラウザマシンとしての実力、PSPとの連携、ゲームソフトの配信ビジネスについてなど、もう少し突っ込んだ情報を公開してくれれば印象も随分と違うものになるのでしょうが、そんなことを期待するのは自分のようなごく一部の人だけなんですかね…。あとは久多良木氏の語るコンピューティングの未来にどれだけ共感、夢を感じることができるか、でしょうか…。いずれにしても、真価が問われるのはクリスマス商戦後、来年になってからなんでしょうね。とりあえず、個人的には前々から言っているとおり、初期ロットだろうがなんだろうがゲットします。買えるかどうかは運次第かもしれないけど…。

東京ゲームショウ開幕~PS3の詳細がいよいよ明らかに(ならなかったみたい…)

ゲームショウがいよいよ開幕しましたが一足早くこんなニュースが飛び込んできました。

SCE、プレステ3でオンライン販売・ゲームのアイテムなど

SCEがPS3で新しい課金方式のオンラインゲームを本格展開するそうです。ゲームで使うアイテムなどをダウンロード販売。ソフトベンダーの収益機会を増やすことで、ゲームの品ぞろえを強化するとか。同社の「グランツーリスモHD」では、750以上の車種を1台50~100円程度で、レース場は200~500円程度で売るそうです。

ゲームそのものだけではなくアイテムや拡張要素を切り売りしていくのはPCゲームの世界ではすでに当たり前のビジネスモデルなので驚くほどのことではないですね。肝心のPS3については本日開催の東京ゲームショウの久多良木氏の基調講演で明らかになるはず。講演は10時からすでに始まっています。相当数のメディアも押しかけていると思われますので、詳報に期待しましょう。

(以下、気になったトピックを随時追記していきます。なお、自分も午後から会場入りします。感想などは後ほど…)

SCEI、PS3の20GBモデルを49,980円に価格改定。HDMIも標準搭載

久多良木氏の基調講演で20GBモデルの価格改定が発表されたとか。62,790円から49,980円と12,810円も値下げされてます。また、同モデルにもHDMI端子は搭載されるとか。なお、久多良木氏の基調講演は、次世代のエンターテインメントについての言及が多く、PS3の機能については触られなかったそうです>「PS3は低価格版にもHDMI付きます」。SCE久夛良木社長

PLAYSTATION®3 HDD 20GB HDMIを標準搭載 日本国内希望小売価格 49,980円(税込)(SCE)

SCEに正式なプレスリリースが。税込で49,980円になるようです。その後、久多良木氏の基調講演の詳細が各所でアップされました。

【東京ゲームショウ2006】SCE久夛良木氏「今こそPS3がネットに接続するための最高のチャンス」
あり余るCPUパワーと巨大ネットでPS3ゲームは現実を作り出す—久多良木氏が夢を語る
「PS3値下げ」のサプライズに場内拍手・久多良木SCE社長講演――東京ゲームショウから
【TGS2006 Vol.1】PS3に託す“久夛良木氏のビジョン”が披露された基調講演――東京ゲームショウ2006 基調講演レポート
東京ゲームショウ2006・基調講演、久夛良木健SCEI代表取締役社長兼CEO。プレイステーション」の見る夢……いま始まる
これまでより、これからの10年のほうが刺激的――久夛良木氏基調講演
プレイステーション3にプレイステーション2、プレイステーション、メガドライブのゲームも配信する!?

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