「ゲーム機」カテゴリーアーカイブ

うすかるーいPSPの国内発売が9/20に決定~専用ワンセグチューナーも同日発売

新型 PSP®(PSP-2000)全6色にて発売決定 ~「ワンセグチューナー」などの新型PSP®専用周辺機器も同時発売~(PlayStation.com)

SCEが先日発表したPSPの新モデル「PSP-2000」の国内発売が9/20に決定。価格は19,800円で現行モデルよりも安くなってます。カラバリは、「ピアノ・ブラック」、「セラミック・ホワイト」、「アイス・シルバー」の基本3色に、淡い色合いとパール感で花をイメージした『Blume series』(ブルーメ シリーズ)として「ローズ・ピンク」、「ラベンダー・パープル」、「フェリシア・ブルー」の3色を加えた全6色をラインアップ。また、同製品の専用オプションとしてワンセグチューナーも6,980円に同日発売になるそうです。あと、各種AVケーブルは2,200~2,800円になるようです。

ワンセグチューナー、写真で見るとちょっと大ぶりですね~。ちなみに、外形寸法が約55 x 31.8 x 14.2mmで、質量が約17gとか。価格がまあまあ手頃なのはよいですけど、現行機種には対応しないのはかなり残念…。

【追記】ワンセグの視聴にはメモリースティックDuoが必須、データ放送の表示には非対応、録画機能は無し。XMBのテレビ>ワンセグで一発起動とか>SCE、6,980円の新PSP用ワンセグチューナ-9月20日に新型PSPと同時発売

また、スクウェア・エニックスのPSP専用ソフト「CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-」と新型PSP本体が同梱された特別パッケージ「CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- FFVII 10th Anniversary Limited」が、9/13に77,777個限定で25,890円で先行発売されるとか>新型PSP同梱の「CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-」特別限定パッケージが発売に

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安田組(SCE Asia)組長が語るSCEのアジア戦略

SCE Asia統括兼アジア事業統括本部長安田哲彦氏インタビュー PS3時代を迎え多様化するアジアビジネスの今後の展開を聞く

SCE Asiaの陣頭指揮を執る“安田組”の組長こと、安田哲彦氏が語るSCEのアジア戦略。昨年のインタビューも面白かったですが、今回もそれに負けないぐらい面白いです。カオスと化した市場で賢明に活路を見いだそうとする同氏の努力が実を結ぶことを一ゲームファンとしてお祈りしております。

オリンピックを契機にあの国が、また国民がどれだけ変わるのかに注目といった感じでしたが、ダンボール肉まんにはさすがに驚きましたです。PSPが飛ぶように売れるという背景が、これまた面白いというか悲しいというか…>China Digital Entertainment Expo 2007現地レポート 上海ゲームショップ特別レポート 完全保存版 人気ハードはPSP。海賊版の常態化でソフトビジネスは壊滅状態

そういえば、カプコンの偉い人がPS3について、「年末にかけて再び値下げが実施される可能性がある」と語ったそうです。これは、値下げしないと売れないよ、というメッセージなんでしょうかね…>インタビュー:「PS3」は年内再値下げも=カプコン

こちらはE3の各社プレゼンを見た新清士さんの感想。SCEについては後編で言及するみたいです>ゲーム3社のプレゼン対決は任天堂に軍配・E3を読む(上)

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新型PSPは久夛良木氏が直接ディレクションした最後のプレステ

SCE 平井一夫新社長インタビュー 「久夛良木体制」から変わるもの、変わらないもの

AV Watc、西田宗千佳さんのRandomTrackingにSCE平井CEOへのインタビューが掲載されました。新型PSPの詳細と開発背景、PS3の今と今後、そして、平井氏が考えるPSビジネスの全体像=SCEのビジネスの現状と今後についてが非常に克明に語られています。

これは必読。語られる内容は特に言及がない限りは北米での状況をベースにしているとの但し書きこそありますが、その内容は日本人の私たちにも十二分にアピールしていると思われます。以下、個人的に注目した内容をピックアップ。

新型PSPについて
・とにかく驚くほど軽い。「モックアップのようだ」という感想は、嘘偽りのない、素直な気持ちである。薄さもかなり違うのだが、やはりインパクトでは、軽さに軍配が上がる
・「ビデオ出力」については、出力品質がかなり高く、鮮明な画像である
・PSP-2000は、久夛良木氏が「直接ディレクションした製品」だという。久夛良木氏の作った「最後のプレイステーション」は、PS3でなくPSP-2000、ということになるようだ

PS3について
・本体の値段も大事だと思うが、まずは「ソフトがどうなの」ということに注視していきたい
・やはり、まずは「ゲームありき」だと思う(広義には「インタラクティブ・エンターテインメント」)
・次に大事なのは積極的なハードウェアのコストダウン
・サブにあるメッセージとして、(ゲーム以外の)他の機能の部分を総合的に見ていただいて判断いただけたらと思う
・結局はコンビネーション。ダウンロードとパッケージをバランス良くマネジメントする必要はある
・ファーストパーティー(SCE)の使命は、プラットフォームが進むべき方向とマッチングしたソフトを出し、それに加え、ちょっとクリエイティブな可能性を推していく、ということだと思っている
・(西田氏のまとめですが)久夛良木氏の時代、PS3は「エンターテインメント・コンピュータ」でありつつ、その指向はさらに純粋なコンピュータに近かったが、平井氏の語るPS3像は、オリジナルのプレイステーション(PS1)の持っていた、「最高のインタラクティブ・コンテンツ再生機」というビジョンである

新型PSPは久夛良木氏が直接ディレクションした最後の製品なのか~。次世代PSPは新生SCEで開発することになるってことですね。とはいえ、しばらくはPS3の普及が最優先でしょうし、PS3の進化が次世代PSPのあり方というか方向性を決定づけることになるのでしょうね…。

新型PSPといえば、EternalHarvestさんから以下のようなお便りを頂戴しました。

いつも、サイト見させてもらっています。同じSONYファンとしてすばらしいサイトだと思います。ファンだからこそいいところも悪いところも認め、記事にできるわけですからね。

本題に入りますが、次世代PSPで外部出力が対応になったのは、ロケフリ端末を普及させるためだったんですね。PSPを常に携帯して、ホテルのTVにPSPをつないで無線LANでロケフリやPS3ロケフリをできるわけですから。しかし、僕としては、次世代PSPにBluetoothが搭載されなかったことに驚きなんです。PS3のコントローラが使えるわけですし、SONYならやってくれると期待していたのですが。PS1もプレイできるようになって、PS3ロケフリとかも実現してPSPのボタンの少なさに不便さを感じる機会が増えているので、なんとか対応してほしいですね。昨日早速SCEのサポートにUSB拡張でもいいからBluetoothに対応するよう言ってきました。SONYには頑張ってほしいですね。

いつもご覧いただき、ありがとうございます。ソニーファンにも色々な方がいらっしゃるので、内容によっては不快に感じていらっしゃる人も多いとは思うのですが、それを気にしていたら何も書けなくなっちゃうので、自分が思うことや感じたことを素直に書かせてもらってます。という前置きはさておき、

新型PSPのロケフリですが、AVケーブルを持ち歩く必要もあって、シチュエーションが限られるというか、そこまでして使いたいかみたいなツッコミも出てきそうですよね。ビデオアウトも、ゲームの場合はプログレッシブ対応のD2以上の入力に対応したテレビにD端子またはコンポーネント端子ケーブルで接続しなければならないんですよね。我が家がそうですが、自宅のテレビの端子がすでに埋まっているケースも多そうですからね。とはいえ、できるのとできないのとでは大違い。使えるシーンが増えるという意味では素直に歓迎したいです。

Bluetoothは繋ぐ相手のこともあって、時期尚早と判断したんですかね。音声だけならわけないですが、映像を飛ばすには役不足ですし…。繋ぐ相手もヘッドホンやスピーカー、マイク付きヘッドセット、Bluetoothケータイぐらいですし、とりたてて新しい提案も出来ないとなれば、コストアップにつながる要素はとりあえず排除する方向へ、ってことだったんでしょうかね。もちろん、EternalHarvestさん同様に個人的にも音声だけでもいいから対応してくれるとうれしかったのですが…。ということで、ミニUSB対応の小型のBTモジュール期待したいですよね。

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新型PSPで真のPS3版ロケフリがいよいよ実現か~PSPに直接動画をダウンロード可能なSIDE TUBE最新版にも注目

昨日、E3のプレスカンファレンスを皮切りに、日本でも電撃的に発表された新型PSPですが、SCEの今後のビジネスを占う意味でも、ライバル各社の動向にも注目しておきたいですよね。ということで、わかりやすい解説記事がインプレスWatchにあるのでブックマーク。

PSPは薄型へ、Xbox360ではディズニー映画配信開始 E3 2007から見る「ハイデフ世代」ゲーム機のAV
Wiiとホームを意識し始めたMicrosoftのXbox 360戦略後
任天堂、「E3 Media Briefing」Wii向けの新作をメインに展開 「任天堂=未来」が今後のコンセプト

全部インプレスの記事ですが、上から順に、AV Watch(西田宗千佳さんのRandomTracking)、PC Watch(藤弘茂さんのWeekly海外ニュース)、GameWatch(編集部)の順とということで、同じインプレスの中でも取り上げられるメディアが違うのがこれまた面白いです。

マイクロソフトの動きはともかく(日本人なので軽くスルー)、勢いに乗る任天堂はまさに我が道を行くですね。リビングの中心にWiiを置いてもらうため、毎日電源を入れてもらうため、あの手この手で攻めてます。フィットネス用のコントローラーの開発を含め、もはやゲーム機の範疇を超えちゃってますよね。

それはさておき、西田宗千佳さんのRandomTrackingではPSPのUMD Videoの現状についても触れられていますね。新型PSPにビデオアウト機能が付加された理由について、UMD Videoビジネスが相対的に弱体化していることと無縁ではないとおっしゃってます。

UMDビデオのビジネスが小さくなっている以上、そのコピー防止に必要以上に神経質になるのではなく、ユーザーの希望を重視しよう、ということになったのであれば、まことに喜ばしいことである。ちょっと回りくどいやり方ではあるが、PSPをテレビにつなぎ、さらにPS3とリモートプレイでつなげば、世界中どこからでも、自宅内の映像や音楽、写真をみんなで楽しめるわけで、旅行時などに威力を発揮しそうだ。

UMD Videoをテレビに出力して見るならDVD買った方が幸せなんじゃないかという話は別にして、PS3に蓄積したコンテンツをリモートで大画面で楽しめる、いわゆるPSP+PS3の組み合わせによるロケフリの実現が視野に入っているということなんですね。新型PSPの発売に合わせて、リモートでPS3を起動できるようになるんでしょう、きっと。となると、次はPS3側にため込む、もしくはリアルタイムでストリームするコンテンツですね。eyeVioとの連動なども視野に入っているのかもしれませんよね。

動画配信といえば、通勤ドットコムさんのメディア専用ブラウザ「SIDE TUBE」がバージョンアップしました。このバージョンから、動画共有サイト(Youtube、Dailymotion、Stgae6、eyeVioなど合計16サイト)から、連続的にダウンロード・エンコードできる機能が追加されています。さらに、PSPでは直接動画を保存可能とか。なお、エンコード・転送には別途エンコーダの入手が必須とのこと。いやー、素晴らしい。SCEももたもたしていられませんよ~っ!

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うすかるーいPSPが今秋登場~日本では9月発売予定

SCEA、スリムで軽い新型PSPを発表。この秋、発売へ
(その後、「SCEA、スリムで軽い新型PSPを発表 9月に日本、米国、欧州で発売へ」というタイトルに変更されました)

SCEAが「E3 2007」のプレスカンファレンスで新型PSPを発表。4.3インチ液晶や基本性能、デザインは現行機種と変わらないものの、現状280gの重さが189gと33パーセントの軽量化、23mmあった厚さが18.6mmと19パーセントのスリム化を達成しているとか。価格はベーシックなパッケージで169.99ドル。7/12現在の為替で約20,000円強ですので価格的には現行維持っぽいですね。(価格は未定で現行モデルが169.99ドルになるようでした。すいません!)

外観こそ大きな変化はないものの、新たに「video-out port」を搭載。PSPで楽しめるコンテンツを別売の専用ケーブルでテレビに出力して楽しめるようになるそうです。このほか、注目はメモリの強化。UMDからゲームデータを一時格納することが可能になり、ローディングタイムの短縮が可能になるとか。また、PS3やPCのUSBポートからの充電にも対応するそうです。

カラバリは3色用意され、周辺機器としてAVケーブル、リチウムイオンバッテリーパック、リモートコントロール可能なヘッドフォンなどが用意されますが、仕様やサイズの変更により全てが新型PSP専用となるようです。

基本スペックはそのままに、うすかるーいPSPになるようですが、表面積的にはほとんど変わらないのが残念です。詳細が今ひとつわかりませんが、UMDのデータを一時的にでもメモリーに置けるというのは素直に喜びたいです。ただ、これってメモステじゃなくて内蔵メモリーなんですかね。そうだとしたら現行機種のバージョンアップによる対応は厳しそう…。

Videoアウト対応は、まさにどこにでも持ち運べるPS2の実現ですかね。まあ、PS2もどんどん軽くちーさくなっているので自宅内ぐらいならどこでも持ち運べるんですけど…。モンハンファンとしてはMHP2が大画面で楽しめるだけでもうれしいっす。とはいえ、解像度的にどうなんでしょう。繋ぐテレビがハイビジョンだとちょっと厳しそう…。

噂になっていた内容とはほど遠いですが、UMDスロットが無ければこれまで発売されたゲームソフトが遊べなくなってしまうので、これはこれで順当なバージョンアップなんでしょうね。とはいえ、PS3が普及し、PSPの母艦としてのステータスが確立できれば、UMDスロットを廃止することを含め、次世代機では思い切った戦略を取ることも出来そうですよね。PSPの進化はPS3と共にあり。ということで、PS3の拡販がソニーの最大のミッションであることは変わりなさそうです。

って、もちろん日本でも発売されるんですよね、コレ?

【追記】ってなこと書いているうちに日本でも正式発表されておりました。

新型 PSP®「プレイステーション・ポータブル」(PSP-2000) 9月発売決定

「ピアノ・ブラック」、「セラミック・ホワイト」、「アイス・シルバー」の3色展開で発売は9月。価格の記載は今のところありません。UMDからのデータストックは“本体にUMD®から読み出したデータを一時的に記憶する機能”とありますので、やはり本体内のメモリーにという事みたいですね。

また、こちらにニュースにはゲームのビデオ出力について、「480×272ピクセルで出力」、「プログレッシブ出力のみの対応で、使用できるケーブルはD端子もしくはコンポーネントに限られる」とありました>SCE、ビデオ出力に対応した新PSP「PSP-2000」を発表 - 薄型・軽量化も実現

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コナミ幹部がPS3値下げに厳しいコメント~メタルギアの他プラットフォーム展開もありうる

「PS3の値下げ、ほとんど影響なし」とコナミ幹部

北米市場で値下げされたPS3について、コナミの幹部が「たった100ドルの値下げでユーザーの支持を勝ち取れるのか疑問に思う」と発言。さらに、同社の看板タイトルでPS3普及の原動力になると期待されている「METAL GEAR SOLID(4ですよねたぶん)」の開発費回収のため、PS以外のプラットフォームに拡大する必要があるかもしれない」とコメント。

MSX時代はさておいて、10数年以上もの間、常にPSとともに歩み続けてきたメタルギアシリーズ。「METAL GEAR SOLID」の1作目こそゲームキューブに移植されましたが(もちろん買いました)、ハードの普及率からいってPS向けの比重が圧倒的であったことは確実。SCEとコナミ(小島組かな)の間にも相当強い絆もあるのではなかろうかと思うのですが、年月を経てコナミ自体の事業が巨大化(多角化)したため、投資家の目もあってリスクをおえなくなってきているのかもしれません。また、コナミやカプコン、スクエニなどは世界市場を相手に出来る数少ない日本のゲームメーカーでもありますから、特定のプラットフォームに縛られない戦略を取るのは昨今の欧米の動きを見ても当然とも言えますよね。

なんにしても、SCEにプレッシャーを与えるという意味ではこれ以上の発言はないですね。新ハードの普及はキラーソフトが不可欠ですが、なんだかんだとニワトリたまごなところもあって難しいのでしょう。他力本願ではなく、PSの立ち上げの頃のように、まずはSCE自らの力でぐいぐい引っぱっていかないとですね。日本では今月発売の「みんGOL5」発売でどれだけハードが売れるのかに注目です。

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