「業界動向」カテゴリーアーカイブ

Xbox360は299.99、ゲームボーイ・ミクロは99.99

Xbox 360の北米価格は299.99ドル!!

Microsoftが年末に発売を予定している次世代ゲーム機「Xbox 360」の北米、欧州における価格が発表されました。「Xbox 360 Core System」と「Xbox 360」の2モデルが用意される予定で、前者は本体にコントローラーが同梱されたシンプルなパッケージ。価格は299.99ドル(約33,000円)、299.99ユーロ(約40,400円)、209.99ポンド(約41,680円)。このモデルを基本に、必要な周辺機器を買い足していくイメージとか。後者は、本体、ワイヤレスコントローラー、ハードディスクなど、数100ドル相当の周辺機器類をセットにしたパッケージで、価格は399.99ドル(399.99ユーロ、279.99ポンド)。

ドルとユーロで数字が一緒なんですね。となると日本では29,900円って感じでしょうけど、北米、欧州よりも戦略的な値付けが行われる気がしますのであるっちゃあるのかも…。これを受けて、任天堂とSCEがどう動くのか、今後に注目ですね。

ゲームボーイ ミクロは北米で99.99ドル、欧州で99.99ユーロで発売!

また、ゲームボーイミクロの欧州市場での発売日と価格が発表されました。99.99ユーロ(約13,500円)で11月4日発売。北米市場は99.99ドル(約11,000円)で9月19日に発売とのこと。

こっちは9,900円とかは無理かなあ…。NDSの小型化も進んでいそう。

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ハリウッド、DVD不振を次世代DVD規格とネット配信にかける

次世代DVD、ソニー陣営の賛同企業140社突破

米音楽大手のユニバーサル・ミュージックが「ブルーレイ・ディスク・アソシエイション」に加盟したことで、ソニーや松下電器らが推進する次世代DVD規格「ブルーレイ・ディスク」方式への賛同企業数が140社を超えたそうです。

ワーナーなど、年内にも映画ネット配信を開始

映画業界各社にとって関連収入の5割を占める最大の収入源となっているDVDソフトが不振で、それに代わる新たな収益源を模索する動きが出てきたというニュース。SPEはデジタル化した作品をコンピュータに保存する事業計画を打ち出し、ネット配信への対応力を高めるほか、ワーナー・ブラザーズも、5000に及ぶ所蔵作品の多くをデジタル化して年内にネット配信を始める見通しとか。

ハリウッドでは現行DVDが頭打ちということで単純に次世代にかけるという動きと、ネット上で配信という2軸の展開になっていくみたいです。次世代のSTBなどで両方がうまく絡み合うと面白そうですが、そういえば日本も放送と通信の融合を旗印に、VODサービス開始に踏み切るテレビ局が増えてきましたね。フツーにTVがあって、HDDレコーダーで録画して、DVDがあって、次世代DVDももうすぐ出てきて、VODもあって、レガシーだけどVHSもあって、PSPではUMD Videoまであって…。とどめに、こんなニュースもありました。

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SME元社長が音楽業界に風穴を開ける?

元ソニー・ミュージック社長の会社、ネットで新人発掘・配信

SME元社長の丸山茂雄氏が設立した独立系レコード会社「247MUSICく」がアーティストの発掘から宣伝、楽曲配信までをインターネットで完結させる音楽事業を始めるそうです。佐野元春氏を含む著名ミュージシャンも協力するほか、年内にポータルサイト「mF247」を開設。中抜きのない音楽配信ということで、同社の動向が「音楽流通の構造変化を加速しそう」とか。

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公衆無線LANサービスに関するアンケート結果

公衆無線LANサービス戦争開幕!? “どこでもインターネット”の時代を切り開くのはどこか?

ASCII24の今週の特集。「公衆無線LANサービス」に関するアンケートの結果から、同誌読者が公衆無線LANサービスについてどのように感じているのかを分析しています。サービスそのものの浸透具合もかなりあるようで、90%弱が“使ってみたい”と考えているそうです。中でも「料金次第」と「アクセスポイントが適当なところにあれば」という回答が最も多かったとか。

サービスを使ってみたい機器では、ノートPCが80.1%とダントツトップながら、PDAが31.1%で2位につけている点に注目。一方で、携帯電話機や、PSPなどの無線LAN対応携帯ゲーム機は、現時点では高い期待は受けていないそうです。ただ、「PSP自体の普及と公衆無線LANサービスの普及がうまく歩調を合わせられれば、近い将来は公衆無線LANサービス端末としても有望なものになるのではなかろうか」というコメントもありました。

音楽配信ビジネスに必要なのはエルダー層の開拓と旧譜の活性化

音楽配信は、レンタルや中古CDの代替として普及する—普及の目安は1曲100円以下、80円くらいが妥当では

対価の支払われるディストリビューションである、音楽配信こそがレンタルを駆逐していくと考えたのです。正当な対価の支払われないもののリプレース、旧譜活性化、エルダー層の開拓というのは、音楽業界のテーマでもあるんです。これを掲げれば多くのレーベルの賛同を得られるはずだという確信があります。そうすれば、われわれが最もラインナップの充実した音楽配信になるとも思います。

オリコンの音楽配信ビジネスへの取り組みについて同社社長、小池恒右氏へインタビューしてます。個人的にはオリコンのランキングもさることながら、WalkmanにもiPodにも対応しない同社の音楽配信サービスとは縁遠い生活を送っておりますが、「エルダー層の開拓」、「旧譜の活性化」という観点は正しいと思いました。というか、自分ぐらいの年代の音楽ファンなら誰もが口を揃えて言ってることですけど…。

音楽配信がレンタルや中古ビジネスを駆逐できれば、最低でも1000億円のマーケットになるそうです。音楽配信が普及するための課題として、まずは価格がレンタルのレベルに近づく必要があるとして、1曲100円から最終的には80円くらいまで下がらないとダメとコメント。実際それぐらいになってくれないと競合は難しいですよね。レンタルにしても店舗の物理的な面積から、どこもかしこも回転率の高いチャート至上主義な品揃えになってるような気もしますので、まずは競争力のある価格に近づける努力を、そして新旧タイトル織り交ぜて、マニアにも喜ばれるラインナップの拡充という流れに持って行ければ、面白いことになるのではないでしょうか。

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Network WalkmanがiPodを、bitmusicがiTMSを認知度で上回る?

音楽配信サービスの利用経験者は3割-ネットワークウォークマンの認知度でiPodを上回る

日本能率協会総合研究所のポータブルオーディオと音楽配信に関する調査結果によると、ネットワークウォークマンの認知度がiPodを上回り、bitmusicの認知度がiTMSを上回るという結果になったようです。

・音楽配信サービスの利用経験がある人は全体の31.5%で、プレイヤーを1年以内に購入した人では50.3%。なお、有料サービスを利用したことがある人は25.9%。
・音楽配信サービスの認知度は、「TSUTAYA online」が37.4%で1位、ソニーミュージックの「bitmusic」が32.4%で2位、iTMSは日本でのサービスイン以前の調査から18.9%に。
・利用したことがある音楽配信サービスでは「bitmusic」が14.4%で1位、以下、「Yahoo! music」の8.6%、「TSUTAYA online」の8.3%と続く。
・プレーヤーの認知度では、ソニーのネットワークウォークマンが最も多く82.0%、以下、アップルコンピュータの80.2%、パナソニックの55.7%と続く。

う~ん、ソニーファンとしては素直に喜びたいのですが、結果が意外すぎてすごく違和感があります。そもそもネットワークウォークマン購入者であれば今は必然的にMoraへ誘導されるはずなのに、上位10位にすら入ってません。Webベースの調査で有効回答14,808サンプルってことで数も多いのですが、そこはかとなくうさんくささが漂っているように感じます。LabelGate系が上位に名を連ねているのも気になります。何か裏で操作されているのではないでしょうね~。ってなんの根拠もない偏見なんですが…。

RIAJ、2005年上半期の有料音楽配信売上を発表-着うたを含む「モバイル」が96.0%を占める

こちらは、日本レコード協会が発表した2005年上半期(1月~6月)の有料音楽配信売上実績に関するニュース。「インターネット・ダウンロード」が215万2,000回で5億3,879万3,000円。「モバイル」が1億890万3,000回で135億9,146万5,000円。構成比を見ても、「インターネット・ダウンロード」が3.8%に対して、「モバイル」が96.0%と圧倒的。ダウンロードから課金まですべてを単体でおこなえるケータイの強みが数字に表れてますね。こちらもiTMS上陸前の調査でしょうけど、これが日本の音楽配信事業の実態なんですね。ビットレートの低い楽曲が高額な価格で提供されていても、便利であれば利用するという人がたくさんいるんですね…。

「1曲99セントの状況は長く続かない」:ソニーBMG幹部

Sony BMGの幹部が、「Music 2.0」というカンファレンスの講演で、携帯電話利用者を考慮した場合、デジタル音楽市場はすでに多様な配信モデルへ移行していることから、1曲99セントの状況は長く続かないみたいなことをコメントしたそうです。同社ではすでにモバイル端末向けデジタル音楽販売が増加しており、売上高に占める割合も米国で10%、中国と韓国では20%を超えているとか。

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