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有料音楽配信の市場規模が900億~9割近くが携帯電話向け

国内音楽ダウンロード市場、900億円規模に–9割近くをモバイルが占める

2008年の年間有料音楽配信の売上実績。市数量ベースでは微増ながら金額ベースでは前期比20%増の905億4700万円。内訳は、インターネットダウンロードが同52%増の90億1500万円、モバイルダウンロードが同17%増の798億5400万円、サブスクリプションを含むその他カテゴリが同8%増の16億7900万円で、モバイルが全体の88.2%。08年の音楽ソフト生産実績金額は、前年比8%減の3617億7500万円。今回の有料音楽配信売上実績との合計で4523億2200万円。

いまや、携帯電話の「着うた」が有料音楽配信の売り上げの9割近くを占めるんですねー。パッケージとの合計でも全体の17%以上を占めることになり、業界全体の売り上げに寄与していることがわかります>ケータイで人気の楽曲がわかる–日本レコード協会、着うたフルの週間チャートを公表

いまだにケータイの「着うた」とか買ったこと無い自分ですが、ここ数年のCDシングルのぼったくりとも言える価格設定を目の当たりにしていると、シングル300円なら安いかなーと感じてしまう不思議…。つーか、市販のCDシングルっていまや完全にレンタルCDショップ向けの価格設定になっているような気がします。

ちなみに、昨年、国内で最も売れたDVDは「ヱヴァ 新劇場版:序」だそうですー>08年で最も売れたDVDは「ヱヴァ 新劇場版:序」 -GfK発表。ワーナーが映画/ドラマ部門でシェア1位

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世界に認められた日本ブランド御三家は仮名表記で3文字のトヨタ、ホンダ、ソニー

世界で認められた日本発ブランドは? 3位「SONY」、4位「Canon」、5位「Nintendo」

国際展開する日本ブランドの価値ランキング「Japan’s Best Global Brands 2009」のトップ30。トップ10は「TOYOTA」、、「HONDA」、「SONY」、「Canon」、「Nintendo」、「Panasonic」、「LEXUS」、「NISSAN」、「TOSHIBA」、「SHRAP」。30ブランドの内訳は自動車関連が30%、エレクトロニクス関連が50%で、30ブランドのうち昨年9月発表の世界ランキングトップ100に入ったブランドは7社のみとか。

単なる思いつきでやってみましたが、30ブランドを日本語仮名表記にして文字数をカウントしてみたところ、30ブランド中20社が3~4文字でトップ10にいたっては8社が3~4文字、トップ3は全部3文字です。

[tegaki]「トヨタ」「ホンダ」「ソニー」[/tegaki]

ちなみに、3文字が11社、4文字が9社、5文字が3社、6文字以上が7社でした。また、ローマ字表記で文字数が一番少ないのが「SONY」の4文字。だから何?的な結果ですが、日英関係なく文字数が少ない方が覚えやすいような気もしますー。

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VAIO type PがミニノートPCの市場構成比を拡大

ネットブックの構成比は今後高まるのか?

大河内克行さんのコラム。BCN発表の08年年末商戦におけるミニノートPC需要動向調査をベースに同市場の今後を考察。

平均単価下落によるPC市場全体への金額ベースでの影響、「大画面化や大容量化」「オフィスソフト搭載比率の増大」などのトレンド、国産勢の苦戦、売り場での実態(A4ノートを薦める店員)などがこれまでの動向。

今後は、プロセッサの進化による高速、高性能、多機能化が実現され、モバイルWiMAXのようなインフラ整備が整えば、可搬性に優れるミニノートやネットブックだけでなく、さらに小型なMIDの利用を含めた1人PC3台時代が到来との話題も。

仕様が決まっているネットブックはともかく、VAIO type Pのような高付加価値な製品の投入は、A4/B5ノートユーザーを取り込み、ミニノートPCの市場構成比が拡大する可能性があるとのこと。

Sony Style(ソニースタイル)ソニーにしてみれば諸刃の剣なところもありますが、長い目で見ればtype Pからtype Tやtype Zへのステップアップや買い増しだって期待できますもんね。

そういえば、Windows 7とAtomプロセッサの相性もなかなかみたいです。Windows 7がネットブックやミニノートに正式対応すれば、皆が諸々の呪縛から解き放たれるのかも…>「Windows 7」ベータ版、ネットブックで快適に動作

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2009年のネットブック、「低機能、低価格」から「高機能、低価格」へ

Netbook、今年の動向は 国内大手、さらに参入も

2009年の低価格ノートPC(ネットブック)の動向を占うというコラム。昨年末から始まった機能やデザイン強化で消費者の裾野も拡大。「低機能、低価格」から「高機能、低価格」へ。付加価値増で市場を牽引するのは間違いないとか。

「ソニーとパナソニックは参入を表明していない」との記述もありますが、来週にはパナだけになるのかな…。ソニーの後出しじゃんけんに良い意味で期待っすー>ソニー VAIO Pの仕様流出、Atom Z520 + 2GB RAMで9万円前後?ソニーの革命的な新しいVAIOは「VAIO type P」か、詳細も明らかに

【追記】大河原さんはソニーがネットブック市場へいよいよ参入と明言なさってますー>BD、ネットブック、Windows 7、夜家事家電――2009年に注目したいデジタル製品はなに?

こちらのコラムも必読。やっぱネットブックはモバイルで使われこそ、ですねー>【2009年展望】ミニノートに“魂”を、モバイルを“正夢”に

ネットブック絡みではこんなニュースも。Androidを搭載するのはケータイだけにあらずかー。こういう展開もあるんですね。今後が楽しみかも…>米フリーライターら、AndroidをASUS Eee PCに移植

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2008年最もお世話になった家電は「パソコン」で最もお世話になったメーカーは「ソニー」

今年最もお世話になった家電製品「パソコン」6割半でトップ  ~お世話になった家電メーカーは「ソニー」がトップ

今年1年で最もお世話になった電化製品の調査結果だそうです。トップは「パソコン」の65.1%で、2位以下は「テレビ」が9.7%、「携帯電話」が9.0%、「録画機器」が6.8%。また、今年1年で最もお世話になったと思う家電メーカーについては、トップが「ソニー」の14.5%で、パナソニック(13.8%)、東芝(10.7%)、シャープ(9.7%)と続きます。最もお世話になった「パソコンメーカー」でも「ソニー」が「DELL」と並び13.8%でトップ。テレビは「ソニー」と「パナソニック」がそれぞれ27.5%でトップ。なお、年代別では「ソニー」「パナソニック」がトップ2で、男女別の男性で「ソニー」が14.7%でトップだそうです。

確かに、個人的にもパソコンには一番お世話になっているし、ソニーのVAIOをメインに使っているから、おのずと最もお世話になっていることになりますね。こうしてサイトを更新できるのもVAIOが、もといパソコンがあればこそ。ま、実際はそれだけじゃないんですけどね。Windows XP、Firefoxのような優秀なWebブラウザ、WordPressのような素晴らしいCMS、Googleが提供する各種サービスがあってこそ、パソコンは便利に使えるのです。

ということで、来年、最もお世話になった家電が「低価格ミニノートパソコン」で、それを作ってくれた「ソニー」に最もお世話になりましたと、皆に言ってもらえるようがんばりましょうよ>VAIOチームの皆さん。くれぐれも見誤ること無かれ、「VAIO New Mobile」の仕様。

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(今年の後半、とりわけ出先でということなら、個人的に一番お世話になったのは、アップルのiPhoneかもしれない…)

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アップル製品に全方位で対抗できるのはソニーとマイクロソフトだけ?

アップルとライバル企業の戦略を調査分析(シード・プランニング・本家)
iPodなどのアップル製品とライバルの市場動向調査が発表-ソニー、MSが5分野で対抗。シード・プランニング調査

アップルのiPhone/iPod/Apple TV/iTunes Store/MacBook Airの5つの製品/サービスを、スマートフォン/ポータブルオーディオプレーヤー/IPTV(VOD)サービス/音楽配信/ノートパソコンに置き換え、その5分野を扱う15企業(ソニー、東芝、パナ、ドコモ、KDDI、ソフトバンク、イーモバ、ウィルコム、RIM、HTC、ソニエリ、iriver、マイクロソフト、ASUS、レーベルゲート)を対象に市場動向を調査。その結果が公開されています。

・競合製品が最も多いのはポータブルオーディオプレーヤーで13企業。次点はスマートフォンの12企業。5分野すべてで対抗しているのはソニーとマイクロソフトだけ
・日本におけるポータブルオーディオプレーヤー分野はアップルとソニーの2強体制が固定化されつつある
・国内の音楽配信は携帯電話向けが約80%のシェアを占め、今も積極展開中。そのほとんどがソニー系のレーベルゲートと提携しており、アップル包囲網が構築されつつある
・08後半~2009年にかけ全キャリアがスマートフォンの新製品を投入。KDDIやドコモは発売と同時に音楽配信をスタートさせると予想

などが注目トピックでしょうか。切り口が面白いのですが、比較対象の顔ぶれには違和感を感じますね。SCEや任天堂も入ってしかるべきのような気もします。ソニーやMSが5分野すべてで対抗できるといっても、両者もしくは15企業同士の連携によって実現している製品やサービスがほとんどですしね…。アップルの強みは、これらすべての製品・サービスを自社で開発できる力を持っていること。ニュアンスは違うかもしれないけど、アナログ全盛時代のソニーが持ってた強みそのもののような気がします。

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