「業界動向」カテゴリーアーカイブ

米Amazon、音楽ストリーミング再生可能な無料のストレージサービス

米Amazon、クラウド上に音楽ファイルを保存・再生できるサービスを開始

米Amazonが5GBのオンラインストレージを無料で利用できるサービス「Cloud Drive」と、同ストレージに保存した音楽ファイルをWebブラウザやAndroidアプリで再生できる無料の「Cloud Player」を正式発表。対象は現時点で米国の顧客のみ。「Cloud Drive」は、音楽ファイルのほか、動画、写真、文書の保存が可能。利用にはAmazon.comのアカウントが必要で、ファイルはWebブラウザ経由でアップロード可能。「Amazon MP3」で楽曲を購入したユーザーは、ストレージ容量が自動的に20GBに増量。また、Amazon MP3で購入した楽曲は自動的にCloud Driveに保存され、規定の保存容量にはカウントされないとか。ストレージ容量を有料で拡張できるサービスも用意されており、20GBが年20ドル、50GBが年50ドル、マックスの1000GBが年1000ドル。

WAVやリアルPCMでCDをリッピングしているコアな音楽ファンにとってたのもしいバックアップサービスになりそうだけど、最大1000GB(1TB)で年間82,000円強(月額約6,800円※本日現在のレート)の維持費を安いととるか高いとるか…。ちなみに、WebとAndroidプレイヤーが対応するのはMP3とAACファイルのみらしい。日本でも「Amazon MP3」がサービスインしているので、是非とも利用できるようにして欲しいっす。それと、こうした流れを受けて、アップルとグーグル、そしてソニーがどう動くかにも注目したいところ。

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Reader Storeの新たな本との出逢いをサポートするサービスとは


電子書籍、これからどうなる?(2) シャープとソニーが目指す端末とサービス(2/2)

Sony ReaderとReader Storeのサービス発表時に提供すると言っていた新たな本の出逢いのサポート(演出)がようやくスタートしたらしい。

・「好奇心の本棚」では、画面上に表れた本棚に「クラシックカメラ」「サボテン」「ぬいぐるみ」など好きな小物を置くと、関連する書籍が表れる。
・「PetaMap」と連携して提供する「本の地図」では、作品中に登場する地名を地図上に表示する。ユーザーは、自分にゆかりのある地名を含む作品や、これから予定している旅先に関連する地名を含む作品を読むことができる

久しぶりにStoreを覗いてみたらその本棚があった。Flashベースのコンテンツなのね。どこかの誰かさんが作った本棚が1ページに30個。それがなんと40ページ近くも。どんなアルゴリズムか知らないけど、小物に対して選ばれる本のダブりが多いように見える(上の画像のクマのぬいぐるみが良い例)。小物にしたしてヒモ付けしている本が少なすぎるのでは?

Petamapの方もデータベースが少なすぎ。「中央区銀座」で検索すると3件、「東京駅」で3件、「港区六本木」で2件、「港区高輪」で2件。林真理子の「anego」関連ばかりがヒット。これから増えるのかどうかわからんけど、現段階ではかなり中途半端な印象。

そもそも、どちらもPCが無いとまともに使えないのがなんとも…。後者はスポット情報をPDF変換してReaderで持ち歩ける仕組みがあれば印象も変わるかもしれないけど、どちらにしてもモノクロじゃあ見づらいしなあ。“小脇に「本の地図」を携えて”というにはちょっと無理があるサービスのような…。

記事では“ユーザーがある程度選ぶことができるボリュームは必要だが、それよりも、端末やサービスの利便性、何より「使っていて楽しい」とユーザーが思うような仕掛けをどのように提供していくかが、今後、問われていく”とまとめているけど、とにもかくにもまずはラインナップの充実が先でしょ。Readerだって「2,000万人の『読書好き』のための読書専用機」なんじゃなかったっけ?ターゲットはわざわざお薦めしてもらわなくても読みたい本は山ほどあるってば…。

以下、電子書籍関連のトピックスをついでにクリッピング。

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ソニーのGoogle TVは進化する前に死んでしまうのか…

ソニーのGoogle TV早くも値下げ 「失敗確定」の評価も

ソニーのSony Internet TV(Google TV)が米ソニスタで早くも25%値下げされたとかで、米国のテクノロジー系サイトでは「失敗確定」の評価が既に上がっているとか。テレビ局サイトからのアクセス禁止設定を受け、消費者が買い控えたことが売れ行き低下に繋がったのだろうかと疑問符で終わってます。

Google、「Google TV」に関して米放送局との協議を継続中–米報道

こちらはThe Walt Disney Companyが、「Google TV」について、Googleと話し合いを続ける予定と報じていますが、一部の放送局幹部や映画業界からのGoogleへの不信感についても取り上げてます。

これから進化するはずのテレビが、こんなことで大丈夫なんだろうか…>やっぱりGoogle TVなんていらないよ(いまのうちは

ソニー、電子書籍事業&製品発表会を11/25の15時からライブ中継

電子書籍事業および製品 発表会中継のご案内(Sony Japan)

ソニーが明日、2010年11月25日(木)の15:00から行う国内向けの電子書籍事業および製品の発表会の様子を、Ustreamを利用してライブ配信すると発表。登壇予定者は米ソニーの野口不二夫氏とSMOJの栗田伸樹氏。

電子書籍配信事業準備株式会社が株式会社ブックリスタとして事業会社化

ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社が7月に共同設立した電子書籍配信事業準備株式会社を、11月4日付で株式会社ブックリスタとして事業会社化したこともあわせて発表。代表取締役社長には事業準備株式会社の代表取締役だった今野敏博氏が就任。

ブックリスタでは、コンテンツの収集・電子化および管理、顧客認証や課金システム、プロモーション業務など、コンテンツ販売に関連するサービスのためのオープンなプラットフォームを構築。これにより、端末メーカーおよびストア事業者は、オンライン上に各社のストアを設置し、各種端末向けに魅力的なコンテンツを提供することが可能になるとか。

今野氏といえば、CBSソニー(SME)畑からレーベルゲート&レーベルモバイルを経て社長に就任した方。同氏個人のことは良く存じ上げませんが、個人的に嫌いなレーベルゲート(Mora)&レーベルモバイル(レコチョク)の影がチラホラしていて非常に嫌な予感がします…。

ともあれ、ソニーの国内向け電子書籍ビジネスの全貌が明日ようやく明らかになるって事で要注目っす。また、My Sony Clubでは購入宣言キャンペーンの予告が掲載されています。通常の製品登録特典「ソニーポイント500ポイント」に加え、ボーナスポイントとして1,000ポイントを加算し、合計1,500ポイントをプレゼントするとか>購入宣言キャンペーン

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TSG2010でついにPSP Phoneの概要発表なるか…

CPUの設計思想の違いが反映されるKinectとPlayStation Move

後藤弘茂さんのWeekly海外ニュース。MSのKinectとSCEのPlayStation Move、両社の新UIの違いを技術的に解説してくださっているんですが、ゲーム機本体にもパワーを要求し、結果的に人とキカイ両方で二酸化炭素をまき散らすことになりそうな体感ゲームの行く末なぞ軽くスルーして、コラムの最後の数行に注目。

SCEは携帯型の方を急いでおり、今年から来年(2011年)はPSP系の攻勢で忙しい。近くPSPにスマートフォン機能を融合させた「PSP Phone」の概要を発表すると見られている。さらに、来年中盤の次世代PSPでも活発に活動している。

TGSの開催も秒読みってことで、いやがおうにも期待が高まりますねい…。

「ソーシャルな刺激」にお金を払う時代 人が交流する時に面白さが発生する

野安ゆきおさんの今年のTGSの動向予想。今年は、体感、ソーシャル、3Dの3つが中心になるようです。携帯ゲーム機関連ではNINTENDO 3DSへの注目が高そうですが、次世代PSPやPSP Phoneが発表されれば風向きが少しは変わるかな…ってもちろん内容いかんだけど。

【ドラマ・企業攻防】ゲーム界“下克上” 交流型が勃興、王者・任天堂ピンチ!?

一方で、「任天堂やソニーは、人間でいうと還暦を過ぎている」とのモバゲータウン運営会社社長の下克上発言が話題に…なってんですか?よくわからんけど、「消費者の限られた時間を奪い合う」という意味では、うかうかしていられないのはゲーム業界に限ったことでも無さそう…。

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2人に1人がソニーのタブレット端末投入を期待

アスキー総研、「iPad購入層は年収/デート率が高い」

アスキー総研の「iPad購入実態調査」結果に関するニュースですが、新タブレット端末を発売してほしいメーカーとして、ソニーが46.8%とトップになっています。以下は、アップル(44.3%)、東芝(19.9%)、パナソニック(19.9%)、NTTドコモ(19.4%)、マイクロソフト(17.4%)、アマゾン(16.4%)の順。

ほぼ2人に1人ってものすごい期待値だな…。何でもかんでも期待されるソニーもかわいそうだよね。てか皆さんシャープを忘れてません?

米ソニー、電子書籍端末「Sony Reader」の新モデルをまもなく発表か

米ソニーがまもなくSony Readerの新製品を発表する可能性が高いと米SonyInsiderが報じているとか。新モデルは「PRS-350」「PRS-650」の2モデルで、電子ペーパーの画面表示性能改善、大容量メモリー内蔵、本体デザインと操作UIの変更、低価格などが主な特徴らしいです。

日本の電子書籍は、ガラケーと同じ道をたどるのか?

プラットフォームとフォーマットの統一が日本の電子書籍の課題の1つ。縦書きへの固執など、日本ならではの要因もあるようですが、このままだと電子書籍もガラケーのようになってしまうと危惧する声もあるようです。

現行の電子書籍フォーマットについてはこちらの記事が参考になります>Kindle/iPad対応!電子書籍の作り方

【追記】こんな記事もありました。「ソニーが電子書籍リーダー戦争において、特にマインドシェアで後れを取っているのは明らか」で「強固な意志も積極的なマーケティングもなくもっと強力なライバルとの戦いに飛び込めば、混乱を招き、犠牲を生む」と言われてます>Kindle、NOOK、iPadが電子書籍市場からGoogleを締め出す?

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