「業界動向」カテゴリーアーカイブ

最も賞賛される企業は5年連続Apple~50位内から脱落し賞賛から遠ざかるSony


アップル、5年連続で「最も賞賛される企業」1位に

Fortuneが毎年実施している「最も賞賛される企業」の1位は5年連続Apple。3855人のビジネスプロフェッショナルに最も賞賛する企業10社を選出する形で決定。トップ50社の顔ぶれは以下の通り。

Top 50 – Most Admired Companies – FORTUNE

Apple, Google, Amazon, Coca-Cola, IBM, FedEx, Berkshire Hathaway, Starbucks, Procter & Gamble, Southwest Airlines, McDonald’s, Johnson & Johnson, Walt Disney, BMW, General Electric, American Express, Microsoft, 3M, Caterpillar, Costco Wholesale, Nordstrom, J.P. Morgan Chase, Singapore Airlines, Wal-Mart Stores, Target, Nike, Exxon Mobil, Whole Foods Market, UPS, Boeing, Nestle, PepsiCo, Toyota Motor, Samsung Electronics, Volkswagen, Intel, DuPont, Deere, Goldman Sachs Group, Marriott International, eBay, Cisco Systems, Accenture, Daimler, Wells Fargo, AT&T, Ralph Lauren, St. Jude Medical, Oracle, General Mills, Honda Motor, Unilever

日本企業ではToyotaが33位、Hondaが50位にランクイン。Sonyは完全に圏外。ちなみに、過去のSonyは、2011年は46位、2010年は38位、2009年は39位。ソニーに限ったわけではないけど、日本企業が賞賛の対象からどんどんはずれてきているんですねい。。

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FeliCa応用の次世代認証コンセント~挿すだけで人・機器認証


電力を利用者や機器ごとに管理、利用する提案 「認証型コンセント」を開発~非接触ICカード技術と新開発「電力線重畳通信技術」により実現~(Sony Japan)

ソニーは、電気を利用する際に必ず通るインフラである「コンセント」に着眼し、ユーザーが能動的に電力管理や電力制御をしながら利用できる「認証型コンセント」を開発したと発表。

開発したのは、非接触ICカード技術NFC/FeliCaを応用して電気機器認証を行う「認証型コンセント: FeliCaタイプ」と、新技術「電力線重畳通信技術」により、電源ケーブルを介して電気機器認証を行う「認証型コンセント:電力線重畳通信タイプ」の2つ。

こうした「認証型コンセント」が普及すると、電気機器の所有者の認証、機器ごとの電力管理・利用、電力利用の許可、過去の電力利用履歴の記録や、電子マネーとの組み合わせによる電力課金・決済などが可能になるとか。

ソニーは、利用者ごとに最適な電力利用を実現するために必要な機器やシステムについて実用化を図り、各種サービスのトライアルや検証と、技術・サービス仕様の策定を賛同頂けた事業者と共に推進。

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ソニー新社長は平井氏~ストリンガー氏は取締役会議長、副社長は吉岡氏


ソニーグループの新経営体制について(Sony Japan)

ソニーがグループの新経営体制について正式発表。代表執行役副社長の平井一夫氏が、2012年4月1日付で社長兼CEOに就任。代表執行役会長兼社長CEOであるハワード・ストリンガー氏は、2012年6月に取締役会議長に就任。今回の人事はストリンガー氏より取締役会に提案され決議されたもの。氏は2012年6月の定時株主総会まで代表執行役会長職を継続。株主総会をもって退任する現取締役会議長の小林陽太郎氏を引き継ぎ、株主総会直後の取締役会の決議を経て、取締役会議長に選任される予定。平井氏は6月の定時株主総会において、取締役に選任される予定。

2012年4月1日付の人事
ハワード・ストリンガー:取締役 代表執行役 会長
平井一夫:代表執行役 社長 兼 CEO
吉岡浩:執行役 副社長、メディカル事業及びイノベーション推進担当
斎藤端:業務執行役員 EVP、チーフ・ストラテジー・オフィサー(CSO)

ストリンガー氏によると、平井氏はゲームビジネスとネットワークエンタメビジネス領域で大きな実績をあげ、これからのソニーの経営をリードしていくのに相応しい人物であることを実証。グローバルな視座を持ち、テクノロジーやクラウド、コンテンツやデジタルの領域にも精通。意志の強さと統率力は、これからのソニーおよびソニーのお客様に大いに資するものであると考えており、今が適切なタイミングであると考え、推薦したとのこと。

平井氏は、「ハワードの強いリーダーシップで陣頭指揮をとってこなければ、ソニーはもっと困難な状況に置かれていたのではないか」とストリンガー氏の7年間をフォローした上で、重点課題としてデジタルイメージング、ゲーム、スマートモバイルの各領域の強化、テレビビジネスの立て直し、イノベーションの加速と新規事業の創出を掲げこれらを実行、多様なエレキ商品と、豊富なエンタメ資産、成長するネットサービスを徹底活用し、世界中のユーザーに楽しい新体験をいち早く届けられるよう邁進するとしています。

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BCN AWARD 2012、携帯オーディオでソニーがアップルを抜き1位に~新設のタブレットは入賞すらせず


「BCN AWARD 2012」受賞社決定、新設の「スマートフォン」はアップル、「携帯オーディオ」はソニーが初受賞

BCNが1年間の累計販売数量が最も多かった企業を部門ごとに表彰する「BCN AWARD 2012」の受賞社を発表。対象期間は2011年(2011年1月1日~12月31日)で、対象部門はハードウェア74部門、ソフトウェア33部門の計107部門。市場の変化に合わせ、タブレット端末、タブレット端末アクセサリ、三脚・一脚、スマートフォンの4部門を新設。

記事タイトル通り、アップルは7年連続で獲得していた携帯オーディオ部門でソニーがついに1位を獲得。販売台数シェアはソニーが54.1%、アップルが38.6%とか。ちなみに、スマートフォンとタブレット端末部門はアップルが受賞。ソニーが3位以内にランクインした部門は以下の通り。

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ソニー、東芝、日立が中小型ディスプレイ事業を統合~新会社「ジャパンディスプレイ」設立へ

中小型ディスプレイ事業統合に関する正式契約の締結について

産業革新機構(以下INCJ)、ソニー、東芝及び日立は、INCJを中心として設立及び運営される新会社の下、ソニー、東芝及び日立の子会社等の中小型ディスプレイ事業を統合することについて、正式契約を締結したと発表。

正式契約に基づき、INCJと、ソニー、東芝、日立の4社が出資する新会社「ジャパンディスプレイ」(予定)に、中小型ディスプレイ事業を行うソニー、東芝及び日立それぞれの対象子会社(ソニーモバイルディスプレイ他一社、東芝モバイルディスプレイ、日立ディスプレイズ)の全ての発行済株式等が譲渡され、新会社には、INCJを割当先とする第三者割当増資により2,000億円を投入。関連当局の承認の取得等を条件として、2012年春の事業開始を目指すとか。

新会社では対象子会社の世界最高水準の高付加価値技術を生かし、INCJから投入される成長資金を最大限活用することで新規生産ラインを立ち上げ、高付加価値市場における需要に対応することを目指ほか、対象子会社の生産能力をより有効に活用することでコスト競争力を高め、中小型ディスプレイ事業におけるグローバルリーディングカンパニーとしての地位を強固なものにしていくとか。

「ジャパンディスプレイ」で中小型液晶世界一へ ソニー、東芝、日立ら中小型液晶統合で正式契約

AV Watchの記事には、「ソニーが大型有機ELの研究開発をやっており、その特許ライセンスを受けて中小型の生産開発ができる」との表記も。

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FeliCaを含む3つの非接触IC技術対応のモバイルNFC無線通信LSI登場


業界初、モバイルFeliCa対応NFC無線通信LSIを商品化~複数の非接触IC技術に対応し、スマートフォン向けのソリューションを提供~(Sony Japan)

ソニーが、近距離無線通信規格NFCにおいて、モバイルFeliCaに加え、近接型非接触通信規格 ISO/IEC14443 Type A/Type Bにも対応したモバイル向け無線通信LSIを業界で初めて商品化したと発表。

今回開発のLSI『CXD2235AGG』は、3つの非接触IC技術に対応した通信データの送受信を実現するもので、国内外のNFCを使用した端末でのモバイル決済に対応が可能になるほか、リーダー/ライター機能も搭載しており、NFC Tagを埋め込んだポスターからの情報取得や機器間通信、BluetoothやWi-Fiなどの認証機能としての使用が可能になるとのこと。また、LSIに搭載したFeliCa/Type A/Type Bの自動判別機能によって、決済前の操作が不要なユーザーインターフェースと、FeliCaで要求される高速応答処理を実現。

サイズは5.5mm×5.5mm。今月中出荷でサンプル価格は600円。日本の携帯電話向けに、国内外のスマートフォンメーカーへ広く販売していくとのことですが、次世代iPhoneに採用されたらいいなあ。ソニーにとってもかなりのビッグビジネスになるそうですが、果たして…。

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