「Walkman」カテゴリーアーカイブ

ウォークマンよりも話題になるニホンザルの死

1987年にウォークマンのCMに「瞑想する猿」として出演し、話題を呼んだニホンザルの「チョロ松(初代)」が老衰で亡くなったそうです。29歳で人間なら約100歳とか。(ご丁寧にお知らせ感謝です>もんもんもんさん)

cyoromatsu_wm.jpg右の画像は「Sony Chronicle」に掲載されていたものですが、チョロ松の人間よりも人間らしいこの表情、覚えている方も多いのではないでしょうか。しかし、あれからもう20年なのか。ちなみに、88年当時の広告のキャッチコピーは、「また一歩、進化を続けるウォークマン」。21世紀に入ってからは、「また一歩、iPodに後れをとるウォークマン」みたいな状況でしたけどね…。自分も1988年に発売されたワイヤレスウォークマンは速攻で飛びついて購入して通勤時に相当使い込んだ記憶があります。もしかしたら実家にまだ転がっているかなあ…。

ところで、この話題をGoogleニュースで検索してみると、実にたくさんのメディアで取り上げられていることがわかります。一般紙、経済誌あわせてこれだけの数になるウォークマン絡みのニュースもある意味珍しいですよね。これをもってして、ウォークマンの凋落と関連づけるのは間違っているのかもしれませんが、個人的にはなんというか、ひとつの時代の終わりのようなものを感させるニュースなのでありました…。

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2007年にはポータブルオーディオ機器の生産が2億台に

携帯音楽プレーヤー世界生産、パソコンに肉薄・07年2億台に

米ガートナーが、2007年の携帯音楽プレーヤーの世界生産台数が2億台を超える見通しを発表。台数ではパソコンとほぼ肩を並べることとなり、半導体やメモリーの需要のけん引役として存在感が増してきたとしています。国内のシェアについては、アップルに次ぐ2位のソニーが、「騒音を打ち消す新機種で出荷を伸ばしている」としていました。

iconiconノイキャンウォークマンはそれなりに売れたようですが、ネットでもリアルでも売り切れ続出とまではいかなかった感じがします。ノイキャンについては、オリンピックで荒川選手が試合直前に使っていたBOSEのヘッドホンから始まり、松下のD-Snapをはさんでウォークマンという流れが自分の中では印象的。どちらかといえばポータブルオーディオ製品そのものよりもノイズキャンセリングヘッドホンicon自体の認知が広がったような気もします。自分もウォークマンNW-S700シリーズiconでノイキャンを初体験。その実力には感動した口ですが、当のソニーにしてみれば、別な騒音を打ち消してくれるキカイが欲しかった一年だったかもしれませんね…。

そういえば、こちらでは報告してませんでしたが先月に「NW-S705F」を入手した後、あまり時間をおかずにもう一つのウォークマンをゲットしていたのでした。右の画像をご覧いただければおわかりかと思いますが、そうです、CDウォークマンです。

cd_walkman.jpgポータブルのCDプレイヤー購入はたぶん10数年ぶり。S705Fを購入してから、いい音をできるだけでいい音で聞きたいと思うようになったのが理由で、オリジナルCDの原音忠実再生がベストと考えての事でした。購入したのは2005年生産の「D-NE830icon」。デジタルアンプ内蔵で音も良さそうだったのと、愛用中のヘッドホン「MDR-D777SLicon」の実力を試したかったこともあります。D777のヘアラインもキレイですが、NE830のシルバーヘアラインも美しいっすね…。

今年に入ってからウォークマンはATRAC3plusの256でずっと運用していましたが、やっぱりPCMにはかないませんね。じっくりと音楽に浸りたい時は、NE830とD777SLの組み合わせが定番のスタイルになってしまいました。ラックから昔のCDを引っ張り出しては、CDに刻まれた本当に音を再確認するという、ある意味時代と逆行するような行動にまで出ております。再発されたTOTOのCDとか、めっちゃ音が良くて改めて感動してしまいました。リバーブの残響感が全然違いますね。

これを揺り戻しと言って良いのかわかりませんが、気まぐれというか、なんとも勝手な奴ですね、自分。ということで、来年はいよいよSACD再生環境の構築か…ってオイ!

それはそうと、このニュースは結構衝撃的でしたね。これからどうなるんだろう、ビクター…>松下、ビクターを売却へ

【追記】その後、ぴろしきさんから以下のようなお便りを頂戴しました。(感謝です!)

クリクラ時代からお世話になっています。ぴろしきと申します。突然のmailお許しください。06.12.26の記事にあった、良い音を求めての時代と逆行するリスニングスタイルに、いたく共感し筆をとってしまいました。私もたまにPCやクリエでmp3を聞くことがあるのですが、家族が寝静まった深夜に、居間のCDプレーヤーとアンプを起こして、じっくり音楽に没入するのが楽しみです。1度アンプとスピーカーを通してmp3を聞いたのですが、あまりの音質に愕然としました。仕事や移動中の、ながら聞きならいいのですが、音楽と真剣勝負するような聴き方や、心身共に身をゆだねるような聴き方は、現状ではまだCDがベストのように思えます。

レコードからCDへという一大変革があった頃のアナログとデジタルの音質大論争が懐かしいですが、CDが登場したのが1982年前後。それから24年もの間、CDに変わる音楽メディアは育ちませんでしたね。送り手も消費者も音質に関してはCDクオリティで十分みたいなことになっちゃったんでしょうね。SACDといったCDを超えるパッケージメディアが今後普及するのか、はたまたネット経由でPCM配信が実現するのかわかりませんが、大好きな音楽を最高の音で、しかも手軽に楽しみたいという欲求は誰にでもあると思うので、それをソニーには追求してもらいたいですよね~。

オーディオ絡みですが、PS3との相性の良さで話題の「TA-DA3200ESicon」の開発者インタビューが掲載されています。「顧客にとっての評価点は音質」とのコメントが目をひきますね…>ソニー「TA-DA3200ES」がアナログアンプに立ち返った理由

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お気に入りのヘッドホンがあるならS600シリーズを選ぶのが良い選択?

愛用のヘッドフォンがあるならば

ITmedia +D LifeStyleのポータブルオーディオ販売ランキング(11/27~12/3)。iPodが1~5位を、6~10位をウォークマンが独占してますね。コラムでは9位に初登場した「NW-S603(1GB)icon」を取り上げ、ノイズキャンセリング機能が非搭載でも音作りについてはS700シリーズとほぼ同じとして、お気に入りのヘッドホンがあるならあえてS600シリーズを選ぶのも良い選択とまとめていました。

iconiconS600シリーズですが、値下げも手伝ってか、今はS700シリーズとの価格差も3,000円しかありません。その金額でノイキャンヘッドホンが買えると考えれば、S700を買ってTPOでヘッドホンを使い分ける方が良い選択に思えますけど…。

自分は電車での移動がある場合はもうS705しか持ち歩かなくなりました。家ではノイキャンをオフにして「MDR-D777SLicon」と組み合わせて使うことが多いです。

ところで、S200シリーズはどうなっちゃったんですかね。発売当初の勢いはどこへやら。個人的にはデザイン的にはこちらの方がS700/600よりも好きなんですけどね…。S600の方が安くなっちゃっていることも影響しているのかな…。

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現在のウォークマンはAシリーズが原点~今後も伝えたいメッセージは変わらない

デザインから見るデジタルプロダクツ第2回:ソニー「ウォークマンNW-S700F/S600シリーズ」

CNET Japan、「デザインから見るデジタルプロダクツ」第2回に「NW-S700F/S600シリーズicon」が取り上げられていました。デザイン担当の森澤氏、コネクト事業部の伊藤氏などお馴染みの面々が登場し、今回のウォークマンへの想いやこだわりを語っています。

iconiconS700S600ではダイキャスト部分の表面処理が異なり、同じ色でもS700とS600では濃度を微妙に変えているとか。また、パネルの表面にはサングラスにも使われるハードコーティング技術を使っているため傷もつきにくくなっているそうです。さらに、次世代機のデザインについて森澤氏は、現在のウォークマンはAシリーズが原点になっており、伝えたいメッセージは変わらないとして、基本部分を継承しつつ新しい形を提案していきたいとコメントしています。

デザインポリシーの追求とは別に、もっともっと充実させて欲しいものがあるのですが、それをウォークマンに求めるのは難しいのかな。まあ、その辺についてはmyloに期待するとします。それと、ネットジュークiconに興味のある方は、鈴木圭水さんの「NETJUKEのある生活」の第2回「セットアップ開始!改めて気が付いた色んなこと」と第3回「さあ!いよいよラジオを録音しよう」もどうぞ。

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ウォークマンS700/600シリーズとメモステが値下げ

ソニスタが、ウォークマン「NW-S700F/S600シリーズicon」を一斉値下げ。価格は全て税込・送料別。

『NW-S706F/T』(4GB・ソニスタ限定):30,800円 ⇒ 27,800円
『NW-S706F』(4GB):28,800円 ⇒ 25,800円
『NW-S705F』(2GB):22,800円 ⇒ 19,800円
『NW-S703F』(1GB):17,800円 ⇒ 16,800円
『NW-S605』(2GB):20,000円 ⇒ 16,800円
『NW-S603』(1GB):15,000円 ⇒ 13,800円

一番値下げ幅が大きいのがS605で3,200円。iPodとの価格差を意識した値下げなんでしょうかね…。なんにしても、検討中だった人にはラッキーな値下げですね。ちなみに、アマゾンでも大半が同様の値下げ価格で販売されています>ウォークマン(アマゾン)

【追記】その後、ソニスタでは黒いメモリースティックiconも値下げされました。

『MSX-2GS(2GB)』:9,980円 ⇒ 8,980円
『MSX-1GS(1GB)』:6,280円 ⇒ 4,980円
『MSX-512S(512MB)』:3,980円 ⇒ 3,480円

ウォークマン「NW-A1000」攻殻機動隊S.A.C.モデル

1インチHDDウォークマンに「攻殻機動隊S.A.C」モデル

iconiconバンダイネットワークスとソニスタが、「ウォークマンA「NW-A1000」攻殻機動隊S.A.C.限定モデルicon」を12月下旬より発売するそうです。350セットの限定販売で価格は26,040円。ソニスタでは22日からすでに予約受付中のようです。

背面に攻殻機動隊のロゴが刻印された本体に専用ケース、ストラップ、ヘッドフォンをセットにした製品。ヘッドフォンは「MDR-E931LP/B」だそうです。「CONNECT Player」も同梱されますが、サイトでは「さらに使い勝手の良いSonicStage Ver.4.2の利用をお勧めします」との記述があります。

ノーマルモデルの価格は15,800円なので約10,000円8,000円分がロゴ刻印とケース&ストラップ代って感じでしょうか。コアなファン以外は飛びつかないでしょうね…。にしても、なぜ今A1000なのか。これもひとつの在庫活用方法なのでしょうかね…。

【追記】まさあかさんからMDR-E931LP/Bの存在を忘れているとのご指摘をいただきました。ソニスタモデルはヘッドホンレスなので、MDR-E931の2,079円がマイナスとなり、約8,000円分が攻殻機動隊のプレミア費用になるとか。おっしゃるとおりですね。大変失礼しました&感謝です!