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ビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10」は神録画機器 【再追記あり】

昨日、手元に届いたウォークマン専用ビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10icon」。インプレ執筆のために、色々と検証中なんですが、その前にどうしてもお伝えしたいことがあってエントリーします。

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コンポジットオンリーで、アナ>デジ変換されてしまいますが、それに伴う自由度がなんとも驚くべき結果を生み出してくれてます。BRAVIAのAVアウトと接続すると、地デジもなんなく録画可能。しかも、録画ファイルはPCやPS3で再生可能なほか、コピーフリーです。録画したウォークマン以外の動画再生対応ウォークマンはもちろん、PSPなどでも再生可能。

もう、コイツは“神”です。

iconiconちなみに、A800でも全く問題なし。BDレコの新機種「BDZ-A70
icon」はA820シリーズしかデジタル放送の転送に対応していないですが、「VRC-NW10」はそんなの関係ねーです。マクロビジョンさえかかっていなければなんでも録画できちゃうってことなんでしょうか。もう、ダビング10の延期もなんのその。

なんというか、一昔前のソニーには考えられない製品ですね。ま、ウォークマン専用録音用ケーブル「WMC-NWR1icon」も同じ考え方なんでしょうけど。にしても、色々な意味で大丈夫なんでしょうか、この製品。各方面からのおとがめは無いのでしょうか…。

まだまだ検証中ではありますが、あまりにも感動したのでまずはご一報。

【追記】A800での動作ですが、液晶ベガに繋いで試してみたところ、録画途中でエラーが発生することを確認。1分半でエラーが出る場合もあれば、30分以上たってからエラーが出ることもあり、何が原因かが今ひとつわかりません。なので、「A800でも全然OK」というコメントは撤回させていただきます。ごめんなさい。、

【再追記】A800でうまくいかない件ですが、メモリーの初期化を行ったら問題なく動くようになりました。なにが原因でエラーが出たかはわからずじまいですが…。ということで上記の撤回コメントそのものを撤回させていただきます(<なんじゃそりゃ)。二転三転してごめんなさい!

BluetoothウォークマンA820シリーズを試す(9)~録音機能編

ウォークマンA820シリーズのインプレ9回目は録音機能編。まあ、よくもこれだけ続けてきましたが、それもこれもA829がことのほか気に入ったから。どうか最後までおつきあいください。

さてさて、ウォークマン本体でCDやMDなどのポータブルオーディオプレーヤーやコンポなどから音楽を直接録音できる「ダイレクトエンコーディング」機能搭載は2006年10月に発売されたスティックタイプのS700/600シリーズ(以後A700と呼びます)が元祖。クレードル(+オーディオケーブル)や専用録音用ケーブル「WMC-NWR1icon」に接続することで同機能が利用可能でした。A700は「WMC-NWR1」を接続した時のみ録音メニューが現れるのに対して、A820はケーブルが未接続でも録音メニューにアクセス可能な点が違いでしょうか。些細な違いこそありますが、A820の録音機能そのものはA700のそれとほとんど同じみたいです。

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何はともあれ、実際に録音してみようということで色々と試してみました。なお、録音前にビットレートの設定をしておきます。設定はHomeの「録音」メニューからでなく、Homeの「各種設定」メニューにある「録音設定」で行います。選択できるビットレートはATRACの256/128/64kbpsとPCM(1411kbps)の4種。最終的にCD化するならPCMを選択したいところです。録音の手順は実に簡単。シンクロ録音の場合は、

  1. コピー元となる機器とA820をNWR1で接続
  2. 録音メニューからシンクロ録音を選択
  3. 録音開始ボタンを押すと録音待機状態に
  4. コピー元の機器から再生開始
  5. コピー元の音声信号を検知し、自動的に録音がスタート

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マニュアル録音は言葉通り、手動でダビングするモードってことですね。シンクロ、マニュアル共に注意すべきは録音レベル。A820側にはピークメーターの類はありません。なので、自分の耳でコピー元の音量を調整する必要があります。シンクロ、マニュアル録音ともに、そのモードにするとA820のヘッドホン端子からNWR1で接続したコピー元がモニターできます。

音割れがしない程度まにコピー元の機器のボリューム調節をするという感じですが、先日購入したVestaxのレコードプレイヤーやカセットウォークマンでは再生音に様々なノイズが含まれるためか、無音を検知して曲を区切る機能が効かない場合がほとんどでした。取説には無音は4.8mV以下の入力レベルと記載されています。結局、レコードプレイヤーやカセットウォークマンでは、自分好みのレベルで録音しようとすると曲区切りの機能が働かず、いわゆるA面で1ファイル、B面で1ファイルで録音されてしまうことになりました。

なお、録音されたファイルは録音を開始した日時がファイル名になります。A820の内蔵時計が常に正確であれば、録音ファイルは常にユニークになるためファイル名が重複することは無いです。シンプルな考え方ですね。また、録音データはSonicStageで転送した音楽ファイルとは別に管理され、内蔵メモリーの「\MUSIC\NWWM_REC」フォルダ内に拡張子「.OMA」(OpenMG Audio)で格納されます。また、再生はHomeの「録音」メニューにある「録音した曲」から行います。

先述の通り、A820には波形解析やファイル分割機能はありませんので細かい編集は基本的にはPCアプリ「SonicStage」で行うことになります。SonicStageがインストールされているPCに、録音ファイルがあるA820を接続すると、転送されている音楽ファイルのリストの下に「取り込み」ボタンが表示されるようになります。このボタンを押すと、Atrac Audio Device、つまりA820で直接録音したデータをSonicStage、つまりはPCに取り込めるわけです。

SonicStageへはA820で録音した時点で自動的に設定されたフォルダ名がアルバム名に、ファイル名が曲名として取り込まれます。SonicStageで使われているCDDBで楽曲名を取得することも出来るのですが、上記のようにA面全曲が1ファイルで録音されているデータでは取得も不可能ということで分割編集を先に行います(細かい手順は割愛します)。

分割後に改めてCDDBにアクセス。録音データの波形がデータベースと一致すれば、ソースがレコードでもカセットでもCDアルバムの情報が取得できるということなんですが、自分の場合はほんの数曲マッチングしただけでほとんどがNGでした。やはりノイズを含んだ波形だとマッチングが難しいのでしょう。

結局、あきらめてアルバム情報はほとんど全て手打ちしました。そんなこんなで、SonicStage上で編集後は、A820に通常通り転送が可能になるほか、CDへの書き込みも可能になります。ちなみに、SonicStage Mastering Studioでの編集・CD化も可能です。同ソフトバンドルのバイオユーザーやPCMレコーダーユーザーなら、さらに高度な編集が可能です。

リアルタイムなので録音には実時間が必要ですが、曲単位なら短時間ですみますね。例えば、iTunesで購入した楽曲が入ったiPodと繋いで、AACのFairplayファイルをウォークマンで録音できちゃいます。音源はデジ>アナ>デジ変換されてますが、外で普通に聞いている分には違いはわかりません。また、ソースがデジタルだと波形が正しく認識できるらしく、SonicStage経由のCDDBからの正しい曲データの取得も確率が高かったです。

iconiconということで、意外に重宝するウォークマンのダイレクトエンコーディング機能。1,200円ちょっとのケーブル一本でここまでできるとは驚きでした。アナログ音源のデジタル化だけでなく、デジ>アナ>デジ変換でも重宝するのが驚きでした。録音機能、便利です!

(個人的に心配なのが昨今話題の私的録音録画補償金問題。ケーブルこそ必要ですがウォークマン単体で録音機能を実現できているだけに、iPodとは違った観点で語らないとまずそうな…。あと、ビデオレコーディングクレードルが到着。後日インプレをお届けしたいと思います。)

ビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10」のQ&A

VRC-NW10のQ&A

ウォークマンのサポートページに5/25発売のウォークマン専用ビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10icon」のQ&Aが掲載されました。Q&Aは全部で19個。マクロビジョン信号が含まれている番組は録画不可ということと、放送波がどんな種類であっても予約録画時間のみアナログの映像信号が出力される機能または設定のあるテレビやレコーダーと接続している場合のみ録画が可能とという点に注意すれば良さそうな感じ。

iconiconまた、録画したビデオファイルはウォークマンの[VIDEO]>[VRC]フォルダ内に格納されPCへも保存可能とか。ただ、Q&Aでは保存が可能ということだけ説明があって、デジタル放送の場合にムーブになるのかコピーになるのか書かれていないので実機で試してみないとわかりません。

ちなみに、昨日注文した自分の「VRC-NW10」は本日14:30頃にソニスタから発送通知が届いています。我が家には20インチのBRAVIAがあるので、届いたら色々と検証してみようと思います。

ソニスタでビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10」の受注スタート

ビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10icon

iconiconソニスタで、5/24(土)発売のウォークマン専用ビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10icon」の受注がスタートしています。

カートに入れてみたところ、お届けの目安が2008年05月15日頃となっていました。出荷が早まるのかな。なんにしても買おうと思っていた方は速攻ポチっとなですね。

【追記】買いました。15%オフクーポンやソニーポイント駆使で1.2万強でゲット。やはりお届けは5/15です。てことは明後日には手元に来るんですね。今から楽しみっす!(あー、また散財…)

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携帯AVプレーヤーの所有率は約半数、携帯電話の所有率は9割超えるがAV機能を使いこなしている人は3割程度

日経マーケット・アクセスが携帯音楽プレーヤー(以下DAP)と携帯電話(以下ケータイ)という2つの携帯機器の所有状況と音楽や映像の視聴状況を調査。その結果、回答者の9割以上がケータイを、約半数がDAPを所有するまでになっているそうです。メルマガ経由で調査結果を転載。

・動画対応機を所有 →DAP:13.0%、ケータイ:48.9%
・動画機能のない機器を所有→DAP:30.9%、ケータイ:32.3%
・機器を所有しているが動画対応かどうか分からない→DAP:2.8%、ケータイ:12.1%
・機器そのものを所有していない→DAP:53.3%、ケータイ:6.7%

iconiconDAPやケータイでの動画の視聴頻度は、DAPは「1週間に2~3回以上」が15.6%で「1カ月に数回以上」を加えると48.4%なのに対して、動画対応ケータイは「1週間に2~3回以上」が12.1%で「1カ月に数回以上」を加えても3割に満たなかったとか。音楽も同様で、ケータイをマルチメディア・プレーヤーとしてある程度使いこなしている人は3割程度と見ることができるとのこと。なお、DAPでの音楽再生は「1週間に2~3回以上」が63.9%で「1カ月数回以上」と合わせると8割を超え、DAPが身近な存在になっていることが分かるそうです。

この記事は「携帯音楽プレーヤーで音楽を楽しみながら、携帯電話機でゲーム。こんな通勤スタイルをよく見かけるようになりました」という書き出しで始まるんですが、最近の自分はもっぱら“ウォークマンで音楽を聞きながらPSPでゲーム(モンハン)”です…。

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リニアPCMレコーダー市場が急拡大~新たな生録トレンド形成か

「生録」ブーム再来、麻倉怜士がいち押しのリニアPCMレコーダー

現在、意外なほど注目を集め、参入が相次ぎ、市場も急拡大しているとして、麻倉怜士氏がオススメのリニアPCM対応ICレコーダーを紹介。

iconicon現在のPCMレコーダー市場の盛り上がりの背景やそれを支えるデバイスや技術の他に、ソニーの存在感抜きにPCMレコーダーは語れないとして、ウォークマンやプレスマン、DATの登場背景も解説してくださってます。実機インプレではソニーの「PCM-D1icon」と「PCM-D50icon」を真っ先に紹介。後者は麻倉氏をして「名器」と言わしめております。最終的にはリニアPCMレコーダーが「新たなナマロクトレンドを形成する」との締めくくりです。

iconicon自分も2月にみんぽすさんからD50をお借りしてレビューをアップしましたが(下にリンクしておきます)、その使いやすさには感動しました。デザインも素晴らしく所有する喜びを感じさせてくれる一品だと思います。麻倉氏が「名器」と呼ぶのもわかるような気がします。生録も良いですが、ライン録音も優秀ですのレコードのCD化などにも一役買ってくれるのではないかと思います。

(手軽な生録マシンとしては、いまだに売れ続けるHi-MDウォークマン「MZ-RH1icon」の存在感も忘れちゃいけませんね。)

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